Windows 11対応の中古PCの選び方をPCコンフルの店長さんへ聞いてみた!
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どうも、ガルマックスのライターをやらせていただいているtatsuです。いきなりですが、Windowsをメインで使われている方は10から11へ移行していますでしょうか?
Windows 10のサポート期限は2025年10月14日と執筆時点で2ヶ月前後しか時間が残っていませんし、いよいよ猶予が迫ってきた印象がありますよね〜。
「Windows 11に正式対応したパソコンを購入したいけど、新品のパソコンは高いから少しでもお安い中古パソコンはどうなんだろう…?」とお考えの方もいらっしゃると思います。
今回は国内の実店舗が多い中古パソコン専門店であるPCコンフルの店長さんへ直接インタビューさせていただく機会を頂きました。本記事ではその時のレポートをしていきます!
目次をクリックすると各項目へ移動します
PCコンフルってどんな会社?
ま最初にPCコンフルという会社についてお伝えしていきます!
神戸三宮店の店長さんにお話を聞きました!
今回お話を聞かせていただいたのは「PCコンフル神戸三宮店」の店長さん。何と店舗の責任者自らお答え頂きました。感謝です!店長さんもとてもお話ししやすい方で、インタビュー時も終始和やかに進めることができましたよ!
PCコンフル神戸三宮店の所在地ですが、兵庫県神戸市の中心部「三宮センター街」のさんプラザ2階に位置しています。三宮駅から歩いてすぐですのでアクセスしやすさは抜群!
以下の項目より店長さんからお聞きした情報を軸にしてまとめていきます!
PCコンフルの概要
PCコンフルは兵庫県伊丹市に本拠地を置いている株式会社TCEというパソコンのリユース業務をメインに行なっている会社が運営しています。
▼会社の規模としては、従業員数が約150名、資本金は10,000千円(1000万円)、売上高は20期で2,575百万円(25億7500万円)と同ジャンルの会社としてはかなり大規模な会社だなという印象。↓
大規模というと、製品の回収からデータ消去・回収した商品の製品化から販売に至るまで、間に業者が入らず中古販売に関係する業務を全てTCEの中で完結できているのも注目すべき点かと思います。
そのお陰で「価格ダウンと豊富な在庫を実現していますよ〜」と店長さんはアピールされておられました!やっぱり在庫が豊富なのは強いです!
また、TCEは法人や公官庁を含めた1000社以上と大規模な納入経験もあるので、実績は抜群ともおっしゃられていたのが印象的でした。具体的な取引先は明言できませんが、知らない人はいないくらいの名前が記載されていて「スゲー!」となったのはここだけの話。
PCコンフルは全国主要都市をサポート!
TCEの販売店舗であるPCコンフルとしての販売拠点は全国で16店舗と中古パソコン専門店としてはかなり広い範囲をカバーしているとのこと。
店舗の分布としては、秋葉原・日本橋・大須など主要な電気街をバッチリカバーしているほか、北海道(札幌)や今回インタビューをさせていただいた兵庫県(神戸)など電気街以外の主要都市も押さえているのが特徴的です。
商材のメインはノートPC
PCコンフルの販売する商品はデスクトップPC、ノートPC、サーバー、PC系アクセサリーなど多岐に渡りますが、商材のメインはノートPC。
というのも、最近のパソコンはデスクトップよりもノートがダントツで主流というのも影響として大きいとのこと。確かに執筆時点でパソコンってどんな見た目?と言われたら「ノートPC!」なイメージが強いですからね。
また、同じ製品(例えばLet’s note)でもバリエーション違いを用意する等、販売する商品の構成の多さにも気をつけているとのことです。この辺の配慮も豊富な在庫状況から来る強みなんでしょうね〜。
PCコンフルの強み
PCコンフルらしい強みは以下の2点。
- 実店舗ベースなので、実物をしっかりチェックできる
- 購入後の保証が最大90日(一部店舗)
1つ目の強みですが、インターネットで中古品を扱っている業者もそれなりに増えてきていますが、PCコンフルでは実物を手に取ることが可能なので、細かい傷や状態などを気が済むまでチェックできるのはネット店舗には無いメリットですね!
2つ目の強みの保証に関しては、基本的に最大30日間ですが、「秋葉原2号店」「プレミアムなんばマルイ店」の2店舗では特例として最大90日間と3倍もの期間延長となっています。したがって上記の2店舗に欲しいものがある場合はコチラで買うのがお得とのこと。
インターネットメインのショップによっては1年保証もあったりしますが、PCコンフルでは実物をくまなく確認できるので、買う側も納得した上で買えるのは上記の2つのメリットを組み合わせ可能な故のアドバンテージと言えるでしょう。
オススメなWindows 11搭載パソコンの選び方!
PCコンフルの概要はここまでとして、神戸三宮店の店長さんに「で、ぶっちゃけWindows 11搭載の中古PCってどんなのを選べばいいの?」と直球で聞いてみた際の回答は以下の通りでした。
- Let’s noteかThinkPadのどちらかを選ぼう
- Let’s noteを選べば間違いない
中古のパソコンって様々な種類があるのにここまで特定のモデルを力説されると気になるのが人情。ということで詳しく深掘りしてみました。
なお、以下に掲載している商品の写真に関しては取材時点(2025年7月〜8月)での価格となりますので、時期によって価格が変動している可能性があります。あらかじめご了承ください。
何故Let’s noteをここまで推してくるの?
ここまで店長さんがLet’s noteを推奨してくるのか。その辺の理由を聞いてみた結果を以下にまとめてみました。
- 頑丈・堅牢・扱いやすい
- 何より本体重量が軽い
- 機能が豊富、端子も多い
- バッテリーも着脱可能
Let’s noteはそもそも扱いがハードな法人や教育現場も視野に入れた筐体設計がなされているので、頑丈さはピカイチ。実際にボロボロな状態のLet’s noteを見たことがありますが、ボロい見た目でも機能面は死んでいなかったりとかもザラにありますもんね。
堅牢性が高いとなると本体重量の増加も気になるところですが、Let’s noteの軽量なモデルでは1kg切りを悠々と達成していたりと軽量なのも魅力的。取材時でも実際に持たせてもらいましたが、ゴツい見た目に反して軽々と持てるのは感動モンでした!
そして、最近売れ筋のSVシリーズではレガシーなVGA端子に加えて、PD充電対応のThunderbolt端子の他にSDカードスロットも完備。モデルによってはDVD/BDドライブまであったりと至れり尽くせりな体験ができるのもLet’s noteならでは。
そしてバッテリーは着脱可能な方式ですので、予備バッテリーを持っておくなどの使い方が可能なのも執筆時点では珍しい点だったりします。こういう痒いところに気が効くのも日本メーカーの良い点を継承しているなぁと感じましたね〜。
ThinkPadはどうなの?
Let’s noteが素晴らしいのは分かった。じゃあ先ほど候補に出てきたThinkPadならどうなのか。その点も店長さんに聞いてみました。
▼ThinkPadの特徴は以下の通り。Let’s noteとはまた違った傾向が伝わるでしょうか?↓
- 上質なデザイン(特にプレミアムラインのX1シリーズ)
- キーボードの打ちやすさ
ThinkPadはビジネスユースのノートPCなので耐久性が担保されているのはもちろんですが、Let’s noteとの大きな違いはデザイン。特にプレミアムなフラッグシップ帯であるX1シリーズなどはビジネス向けPCとは思えないくらいにスタイリッシュなデザインで仕上げられています。
また、キーボードの打ちやすさは昔からThinkPadの好評である大きな要素の一つでもありますので、快適に文字入力をしたいのであればThinkPadが第一の候補に上がりそうです。余談ですが、店長さんはThinkPad派だそうです。
Let’s noteやThinkPadはどのモデルを選べば良いの?
それではLet’s noteやThinkPadを選ぶと安牌なのは分かったけど、同じLet’s noteとかでも色々と種類があるので、どれを選べばいいのか迷ってしまう方もいらっしゃるはず。
ということで、安牌モデルの中でもどういったところを気をつけるといいのか店長さんに聞いてみたところ、「メモリを16GB以上積んでいるモデルを選ぼう!」の一言が返ってきました。
というのも、Let’s noteは特にですが、メモリが換装できないモデルが基本になっているので、後から増設ができなかったりします。となると8GBよりも快適に使っていける16GB以上がいいってことらしいっす。
取材時に売っていた在庫での話になりますが、店長さんオススメの製品をいくつか紹介していきます。
▼第11世代CoreであるCore i5-1145G7にメモリが16GB、SSDが256GBに加えて指紋認証センサーが搭載されているLet’s note SV1だと79800円。一見すると高価に見えますが、高年式かつスペックもそれなり以上に高いので格安モデルよりも長く使えるとのこと。↓
▼スタイリッシュなThinkPad X1 Carbonの第8世代モデルだと59800円。第10世代CoreのCore i5-10310Uにメモリ16GB、ストレージは256GBとコチラも先ほどのLet’s noteに比べても負けず劣らずに使っていけるシロモノ。↓
新品だと30万円以上にもなってしまうのが法人向けノートPCですが、中古だと少々年式は古くなるものの、今でもバッチリ使っていける製品が買いやすくなるのが魅力的。ビジネスマンを中心に選ばれているのも納得の商品ですね!
メモリが8GBとかCore i3な商品はどうなの?
じゃあ搭載メモリが8GBだったり、Windows 11をサポートしてはいるもののCPUにCore i3を搭載している製品はどうなの?と店長さんへ質問してみました。
メモリ8GBの製品は選んでもいいの?
「Officeを使ったりWebサイトのブラウジングなどのシンプルな使い方なら大丈夫。テレワークでも普通に使えるよ!」
Core i3のパソコンとかはどうなの?
「法人ユースなら導入コストが抑えられる第8世代Core i3搭載モデルが人気。特に15インチサイズのCore i3搭載ノートPCは店に出したらすぐに売れるくらい。事務作業なら普通に動くよ。」
ということなので、ライトな用途であれば購入しても大丈夫。
▼以下のように状態が比較的良好なThinkPadでも、第8世代Core i3搭載モデルとなると2万円ほどとWindows 11対応中古PCとしては安価に購入可能です。↓
むしろ特定のソフトだけ使う仕事用のパソコンを探しているなら先ほど紹介したリッチなモデルよりも値段を抑えて購入できるので、使う用途が明確に決まっているならアリってことですね!
Windows 11対応PCへの需要は確実に高まっている。移行は早めにしておくべし!
最後にまとめですが、店長さん曰く「Windows 11に対応したパソコンに関する問い合わせは多くなっており、需要は間違いなく増えている。」とのこと。
過去にもWindowsの移行騒ぎはありましたが、Windows 7や8の時と違うのはパソコン本体を丸々変えないといけない点が挙げられます。つまり単純にアップデートしたらOKという単純な話ではなく、必然的に新しいパソコンへの買い替えが必須となります。
取材時には十分な在庫があるけど、Windows 11完全移行直前になってしまうと在庫状況がどうなるか分かりかねるとのことで、駆け込み需要によって対応PCの在庫が枯渇気味になってしまう…なんてことにもなりかねません。
実際に取材時でも「今回初めて中古パソコンの購入を検討している」と相談に来られたお客さんもいらっしゃったようで、買い替えへの世間の関心は確実に高まっているとみていいでしょう。
以上のことから、Windows 11に移行するなら絶対に早い方がいいのは確実。もう移行まであまり期間も残っていませんし、夏休みやお盆休みなどの連休・休日に出かけた時にPCコンフルへ足を運んでみるといいのではないでしょうか!