Xiaomi Black Friday 2024 1100x150

Insta360 Flowの実機レビュー!買う前に注意点や検証結果、評価をチェック!

Insta360から初のジンバル「Insta360 Flow」が登場した。

ジンバルといえばDJI一強な感じであったが、そこへ殴り込みをかけてきたのがInsta360 Flowである。その実力とやらを見ようではないか。なお、本機はメーカーから借りてレビューを作っていたが、遊びすぎていたら返却期限がきてしまい、個人的にジンバルが好きなこともあったので購入した。

▼執筆時点での価格は20,900円。クーポンが発行されていたりセールで安くなる場合もあるので、リアルタイム価格は以下からチェックしてみてくれ!↓

■Insta360 Flow■
初出荷時価格→20,900円

Insta360 Flowの外観・デザイン

▼これが持ち運び時の形状。長方形っぽい形なのでカバンとかにも入れやすい。↓

▼スマホを取り付けるとこんな感じ。↓

▼自撮り棒のように伸ばせるので、ハイアングル・ローアングルも撮影できるようになっている。↓

▼コントロールパネルには各種機能ボタンが備わっており、中央にはカメラ角度などを変更できるスティックが備わっていた。↓

このスティックの周囲(ボタン印字のあるブラックのラバーっぽい部分)はタッチでの回転操作ができるようになっており、撮影モードの切り替えができる。

さらに操作パネルの周囲(ギザギザしている部分)は回転ダイヤルが備わっている。この部分は360度回るのではなく、一定距離を動かせるようになっており離せば0位置に戻るようになっていた。機能によって動作は変わるが、ズームであったり角度調整ができる。

▼グリップの反対側にはポジションリセットや追尾解除の役割を担うトリガーを搭載。↓

▼下部にはグリップ延長兼三脚が内蔵されている。三脚は割と大型でクッション性もあり安定しているが、屋外で風が吹いている状況だと煽られて倒れることがあるので注意せよ。↓

▼背面はクリアになっていて、専用のカスタムインサートを入れるとオリジナリティーを出せるよう工夫されている。ちなみにこのアーム部分にバッテリーが内蔵されている。↓

▼この部分の下部はパカッと開くようになっていて、アクセサリーシューが備わっているのもGoodである。↓

▼気になるのは重量。実測値でホルダー&付属のラバーグリップ込みだと431gであった。大容量バッテリーと三脚を内蔵しているので仕方ないが、競合品と比較して60〜80gほど重い。↓

advertisement

Insta360 Flowのメリット・良いところまとめ!

実際にInsta360 Flowを使ってメリットや良かったと思ったところは以下の通り!

メリット・良かった点

  • 強力な手ブレ補正が手に入る
  • スマホの取り付けが簡単
  • 三脚内蔵は想像以上に便利。仮置しやすい
  • カスタムインサートで個性を出しやすい
  • スマホを充電しながら使える
  • 片手で簡単にズームできる
  • アクセサリーシューを使える
  • カメラをちゃんと切り替えられる
  • 追尾フォーカスが強力
  • バッテリー持ちが良い

では、良かった点を何点かピックアップする!

強力な手ブレ補正が手に入る

ジンバルという点で当然っちゃ当然だが、Insta360 Flowを利用することで強力な手ブレ補正が手に入る。最近はスマホの手ブレ補正も強化されてきたが、可動範囲の広いジンバルの手ブレ補正性能は、スマホ如きの手ブレ補正とは次元が違う。

超強力な手ブレ補正にてスマホでもワンランク高い映像を記録できるのが最大の魅力であろう。

▼テキトーに歩き撮影してもこの仕上がり。さすが3軸ジンバル。↓

スマホを取り付けるのが簡単

筆者が普段使っているジンバルは、折り畳んだ状態から通常状態へ展開後にスマホを取り付けるのだが、展開時に電源が入るのでスマホを取り付けてない状態で動き始めてしまう。

一方で、Insta360 Flowは折り畳んでいる状態でスマホを取り付け、そこから通常状態へ展開できる。

▼こんな感じで折り畳んでいる状態でセッティングできるのである。↓

このセッティング方法は非常にスマートで、初心者でも簡単にスマホをセットできるので素晴らしい。

三脚内蔵は想像以上に便利

Insta360 Flowは三脚を内蔵しているのが良い。

筆者は撮影時にジンバルで三脚を使うことはないが、出先で「仮置」する時にめちゃくちゃ便利だった。

▼三脚の備わっていないジンバルはちょっと撮影を止めたときの置き場(特に屋外)に困るが、Insta360 Flowならシュパッと三脚を出して仮置できる。↓

地味ではあるが便利である。あと、内蔵されているので持っていくのを忘れるってことも無い。

スマホを充電しながら使える

スマホで動画を撮影していると、想像以上にバッテリーが減る。スマホの動画撮影は思っているよりも燃費が悪いのである。

Insta360 Flowは本体からスマホへ給電しながら使えるのが素晴らしい。

まあ、ジンバルの駆動時間が減ってしまうので諸刃の剣ではあるが、Insta360 Flowは大容量バッテリーを搭載しているので、その点の不安も少ない。

スマホの電池がなくなったら撮れ高も激減するので、モバイルバッテリーのように使えるのはGoodである。

片手で操作しやすい

ジンバルで撮影している時は「ズーム」と「角度調整」を頻繁に行う。これらの操作が右手でも左手でも片手で操作しやすい。

▼角度調整は様々なジンバルで取り入れられているスティック型なので操作性に関して大きな違いはないが、ズームは親指の側面で簡単に操作できる。これは使いやすい。↓

専用アプリでの撮影も超広角・メイン・ズームの各カメラに切り替わる

これは試していたiPhone 14 Proでの話になるが、Insta 360アプリを用いた撮影でも適切にカメラが切り替わった。

ジンバルは基本的にコントローラーでの操作をスマホに反映させるために専用アプリを入れて利用するが、モノによっては上手くカメラが切り替わらない場合があるのだ。

例えば、1倍で撮影して倍率をあげても望遠カメラに切り替わらず1倍カメラのデジタルズームになるってパターンだ。

その点、Insta360 FlowはiPhone 14 Proで試す限り、撮影中も超広角、1倍、3倍の各カメラへ切り替わる。つまり、専用アプリでの撮影であっても各画角の最高画質で撮影できるのである。

ちなみに操作パネル周囲のリングは、回し続けると細かく倍率を上げ下げできるが、一瞬だけ回すと各カメラのデフォルト倍率にパパっと切り替わる。この操作もイージー且つ直感的で良かった。

AI追尾フォーカスが優秀

とにかくAI追尾フォーカスがめちゃくちゃ優秀。ずっと食らいつくし、フレームアウトしていても追尾している被写体がフレームインすると速攻食らいつく。素晴らしい。

追尾フォーカスは人物や動物だけでなく、物体も指定できるのが良い。オブジェを中心に捉えながらの撮影もできるので物撮りも捗る。

追尾フォーカスを使うには追尾したいものを画面上でドラッグするとOK。操作がイージーなのもGood。結構ラフにドラッグしてもAIが追尾サイズを整えてくれるのも偉い。

Insta360 Flowのデメリット・注意点まとめ!

実際にInsta360 Flowを使ってデメリットや注意点だなと思ったところは以下の通り!

デメリット・注意点

  • 付属のラバーグリップを付けないと持ち心地が悪い
  • 先端に重量物が集まっていて重い
  • 少し自撮り棒を引き伸ばさないと角度が浅い
  • 専用アプリはスマホによって撮影制限があった

では、注意点を何点かピックアップする!

先端に重量物が集まるので疲労感がヤバい

重量バランスに関しては黙っちゃいられない。

ジンバルは大体が300g台なのだが、大容量バッテリー&三脚を内蔵することで筐体重量は400gを超える。

さらに、バッテリーをアーム部分に内蔵しているもんだから、先端にはスマホ+バッテリー+アクセサリーと重量物が集中してしまう。

自撮り棒を伸ばさず撮影していても重さを感じるが、伸ばして使う場合は相当しんどい。先端のカメラがプルプルしてしまうほど保持が難しい。

男の筆者ですら疲労感の溜まり方がハンパないので、女性だともっとキツイはずである。筆者としてはグリップをもっと伸ばしていいから、グリップ側に重量物のバッテリーを配置してほしかったところ。

というわけで、Insta360 Flow最大のデメリットは重量バランスである。これは次期モデルの改善点として欲しいレベル。

advertisement

自撮り棒を少し引き出さないと角度が浅い

大体のジンバルはスマホを取り付けた状態で最も広い角度を撮影できるようになっているが、Insta360 Flowはアームの形状的にデフォルト状態だと下方向への角度が浅い。具体的に言えば、自撮りする時に見下ろしたような撮影がしづらい。

これを解消するには、自撮り棒を1cmほど引き出して根本をぐいっと曲げて角度をつける必要がある

▼こんな感じで角度を傾けてある程度下向きに寝かせる必要がある。↓

これは別に筆者が見つけた使い方というわけではない。Insta360 Flowのチュートリアルでデフォルトの撮影スタイルとして説明されている。

つまり、毎回撮影する時は自撮り棒を1cmほど引き出して角度をつける作業があるわけだ。で、実際に使ってみると自撮り棒を伸ばすのも角度つけるのも硬いし、普通に面倒くさい。なんとかしてほしい。

スマホによって撮影制限のある専用アプリ

Insta360 Flowは手元のコントローラーで撮影や停止、ズームなどを行うため、専用アプリをインストールしたスマホとBluetooth接続状態で利用する。

この専用アプリはカメラの設定なども行えるのだが、どうやら使うスマホによって色々と制限されているようである。

iPhone 14 Proでは、1080P/60FPSなど「60FPS」設定もできたが、Pixel 7aでは1080P/30FPSまでしか設定できなかった。もちろん、Pixel 7aのデフォルトカメラは1080P/60FPSに対応している。つまり、専用アプリだと制限がある。

また、iPhone 14 Proでは撮影中にズーム機能を使うと、超広角、1倍、3倍とそれぞれのカメラへ切り替わるが、Pixel 7aは超広角での撮影ができず、1倍カメラしか使えない。備わっているカメラを切り替えられないのも専用アプリ利用時の制限といえる。

このように、利用するスマホで使い勝手が変わる。iPhone 14 Proでは最高峰の使い勝手を実現できているが、Pixel 7aだと「なんで設定できないんだ」という部分が多かった。アップデートでなんとかなりそうなので、メーカーさん宜しく。

advertisement

Insta360 Flowのレビュー・評価まとめ!

本体とホルダー以外にラバーグリップ、充電ケーブル、持ち運び用ポーチ、クイックガイドが同梱されていた

Insta360 Flowを実際に使ってみたが、ジンバルとしての完成度は非常に高いと感じた。ジンバルで欲しいと思うものがすべて詰め込まれていると言っても過言ではない。

今回はiPhone 14 Proをメインに使ってテストしたが、専用アプリでも各カメラがキチンと切り替わり最高画質で撮影できるし、三脚を内蔵することでいつでも手持ち・据え置き撮影を切り替えられるのも良かった。

全体的に素晴らしい製品であったが、唯一の欠点は重量バランスである。とにかく重い。重量バランスが悪い。ここさえ許容できるのであれば、(iPhone 14 Proなら)Insta360 Flowは最高ランクのジンバルと言って良い。ジンバルが気になっている人は是非検討してみてくれ。

Insta360 Flowをお得に購入する方法!

Insta360 Flowは以下で購入可能です!割引情報があれば随時追加しますね!

■Insta360 Flow■
初出荷時価格→20,900円

ページトップへ