海外ネット通販が大流行。改めて注意点やリスク、トラブル体験を振り返ってみる

最近、海外ネット通販の人気が止まらない。なぜなら、めちゃくちゃ安いからである。

少し前はSHEINがテレビで取り上げられるほど注目され、最近だとTEMUがCMを流しているので名前くらいは知っている人も多いんじゃなかろうか。

かくいう私もガジェットに強いAliExpressを昔から使いまくっているが、日本ネット通販と比べると海外ネット通販は何かとトラブルが多い。またトラブル時の対応も海外基準。日本ネット通販感覚だとそういった時に面食らう。

という訳で、この記事では海外ネット通販を使う前に知っておくべきこと、実際に体験したトラブル体験談、私が海外ネット通販を使う上で注意していることなんかを紹介しておきたい。

海外ネット通販を使う前に知ってほしいこと

まずは海外ネット通販を使う前に知ってほしいことをまとめておく!

まあ海外ネット通販サイトの構造自体は日本と似た感じで、プラットフォーム(日本で言えばAmazonとか楽天市場とか)の中に無数のショップがあって、そこと取引する感じである。

関税がかかる場合がある

海外ネット通販サイトでの買い物は、「個人輸入」である。なので、品目や金額に応じて関税が発生する場合がある。なので商品価格は安くても関税がすごく高いというパターンもあり得る。

ちなみにスマホの場合は関税ゼロだが消費税とかが別途発生する場合がある。

購入前に関税が気になるなら調べてみよう。

最終価格がコロコロ変わる

海外ネット通販ではショップが変われば同じ商品でも製品価格が違ったり、レジに行ったら勝手にストアのクーポンが適用され割り引かれたり、特別なクーポンが別途配布されていたりと、いろんな要素で最終価格がコロコロ変わる。

なので、表示価格だけで判断せずレジ画面での価格を必ずチェックしてほしい。

外箱がボコボコな場合がある

日本ネット通販だと製品は外箱を含めてキレイな状態で届くのが基本だが、海外ネット通販は雑い。なので製品の外箱が踏んだり蹴ったりされたのかってくらいボッコボコ…なんてことは日常茶飯事である。

外箱が綺麗な状態で届いたらラッキーという心構えで使おう。

クレジットカード払いはリスキーな支払い方法

私は以前、普通にクレジットカードを海外ネット通販で打ち込んで購入していたが、ネット掲示板を見ると不正利用されたと話題になっていて怖くなりPayPal支払に切り替えた。

最近はコンビニ払いなんかも選べるようになってきたが、通販なのに支払で外に出るなんてゴメンだし、私は引きこもって買い物したいのである。

なので海外ネット通販を使う前にPayPalに登録して支払はPayPalで行うのがオススメである。

トラブル時は自ら連絡する

これはショップにもよるが、私の経験としてはトラブルが発生した時は相手側から連絡が来るのではなく、自分から連絡することが多かった。あとこちらが動けば事が早く進むことが多い。

おかしいな?と思ったら自らショップへ連絡するものと考えておこう。

海外ネット通販でビックリしたトラブル経験談

ここからは私が実際に海外ネット通販でビックリしたトラブル経験談をいくつか紹介しておく。

使用済みイヤホン事件

海外ネット通販で購入したスマートフォンの話だが、購入時は新品を購入したにもかかわらず明らかに開封された形跡があった。

なんか嫌な予感がするなと付属品を確認してたんだが・・・付属のイヤホンが完全なる使用済み!!!

あとスマホは何故か初期設定済みでカメラにはどぞこの工場らしきところで撮影したと思われる映像も入っていた。

ショップへ伝え調べてもらったら、「ごめん!社内で使っていたサンプル送ってもた!」との返事が来た。ショップ側の対応として、後日新品が届き誤って送ったやつは破棄するなり好きにしてくれとのことだった。

こういったことも平気で起こる。それが海外ネット通販である。

売れすぎたからキャンセルしたよ事件

海外ネット通販サイトでは定期的に大型セールを行っている。ビックリするような価格になるクーポンが配布されたり、豪華なオマケが付いたりとお祭り騒ぎである。

我々消費者もその超絶お得な割引に群がるわけである。私もビックリ価格で購入して支払も完了、発送はいつかな?と待っていたらいつまでも届かない。

おかしいな?と思って注文履歴を見ると・・・・何故かキャンセルされているのだ。

ショップへ、「ねえ、注文がキャンセルになってるんだけど、なんでなん?」と聞いたところ、「ごめん!想定していたよりも注文が入ったから仕入れ以上の注文はキャンセルしたわ!」とのこと。

まあそうなら仕方ない。「購入時に手数料が発生したんだけど、それどうすんの?」って聞いたらポイントでくれた。

ということも全然あるのだ。それが海外ネット通販である。

価格間違えたからキャンセルしたよ事件

めちゃくちゃ安いタブレットを見つけた。クーポンを適用すると半額以下である。日本だと絶対ありえないんだが、海外ネット通販では稀にこういった価格で買えることがある。

もう即ポチで支払ったんだが、光の速さでキャンセルされてた。

ショップに「キャンセルされたんだけど何で?」と聞いたら、「ごめん!あの価格間違えてたからキャンセルしたわ!」とのこと。まあ間違えたってんなら仕方ない。

例の如く手数料が戻ってこなかったので返せよと伝えたらショップが何故かゴネた。運営元に連絡したら運営元が手数料分よりちょっと多いポイントを送ってくれた。言ってみるもんだなあ。

価格間違いでキャンセルされることもある。またショップが悪いのにゴネることもある。それが海外ネット通販である。

荷物なくなっちゃった事件

セールでスマートフォンを購入。今回はちゃんと発送されたようで荷物の追跡番号も届いた。予定では10日後に届くらしい。

で、注文したことも忘れて20日が経過。まだ荷物は届いていない。

おかしいな?と思い追跡番号を確認すると、追跡ができなくなっている。私の商品は何処へ?

追跡番号をショップに伝え、「頼んだ荷物が届いていないんだけど、どうなってるの?」と聞いたら、「うーん、発送はしたんだけど、配送中に商品が行方不明になったんだよね」という解答。

マジか。私の商品は何処へ。

もしかしたら船便でコンテナが崩れて海の藻屑となってしまったのか、それとも謎の組織に襲撃され荷物が略奪されてしまったのか。

まあそんなことはどうでも良い。「届かないんならお金かえしてよ」と伝えたら返金処理された。まあ、相変わらず手数料分もこっちから言わないと無視されそうだったのでついでに伝えた。手数料分はポイントで返ってきた。

荷物が行方不明になり届かないこともある。そうれが海外ネット通販である。

まとめ

海外ネット通販は日本のネット通販に慣れきってしまっていたら、想定の斜め上の事が起こることもありビックリする場合がある。

箱がボロボロだの、勝手にキャンセルされただの、商品が届かないだの海外ネット通販ではつきものなのだ。また、個人輸入なので関税なども考慮する必要がある。

海外ネット通販は、サービスを提供する企業の地域性であったり、利用者規模が大きく日本のサービス品質とはレベルが違ったりするので、海外ネット通販で買い物するときは”相応の耐性”がないとキツイかもしれん。

あとだな、「トラブル時に自分が動く」ってのも非常に重要である。

日本通販に慣れてると不思議な感覚だが、たぶん、海外ネット通販は利用者数が桁違いに多いので、日本通販のようなキメ細やかな個人対応が難しいのかも知れん。なので、トラブルがあった人は名乗り出てねスタイルが主流なのかな?と思っている。

あと、トラブル時にショップとのやり取りで上手く解決しない場合は、運営元(SHEINやTEMU、AliExpress自体)に連絡して問題解決を促すのも大切である。

まあ普通に頼んだもんが届くうちは気にならないかもだが、トラブルに遭ったときは日本の常識とは考えられない対応だったりするので最初は怒りが湧くかもしれん。でもそれが海外ネット通販なのだ。

まあそういったリスクもあるけど、それでもポチってしまうのは圧倒的に価格が安いからなんだがな!という訳でみんなも海外ネット通販のリスクも知った上で買い物を楽しんでくれ!

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