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【実際の使い心地は?】楽天モバイル(MNO)の海外データローミングを使ってみた!

2020年10月より無料サポーターに限定してサービスを開始した楽天モバイル(MNO)の海外ローミングを使う機会があったので使い心地などをお届けしたいと思います!

ローミングで使えるのはデータ通信だけ

楽天モバイルが第4のキャリアとして参入するにあたって基地局の準備など急ピッチに進めているらしいのですが、国際ローミングに関しては1つ1つの国のキャリアと交渉するような時間はさすがになかったようで、フランスのOrangeというキャリアと提携する形で提供されています。

▼海外ローミングが使えるのは64の国と地域で、アメリカや中国など主要な国は使用できますが、3大キャリアでは150カ国以上で使えるので対応地域がちょっと少ないですね↓

また、3大キャリアのサービスと大きく異なるのは「データ通信だけ」ということです。SMSや電話は使用できません。ただ、先月無料サポーター向けに公開された楽天Linkというアプリを使うと電話やSMSの機能を使うことができます。

楽天Link(ベータ版)

楽天Link(ベータ版)
開発元:Rakuten Mobile, INC.
無料
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現在は無料サポーターの期間なので国際ローミングも無料で使い放題なんですが、4月以降正式プランになったらどれくらいの料金になるのか気になるところです。3/3に正式プランの料金が発表されるらしいのでそのときに国際ローミングに関しても何か案内があるかもしれません。

筆者が訪れたのは台湾(中華民国)

ぼくが行ったのはASUSのお膝元、台湾です。家族旅行で訪れたので家電屋やケータイショップには入っていないのですが、街中の広告なんかを見た感じASUSとOPPOの存在感が強かったように思います。

余談はさておき、国際ローミングを使うのを楽しみにしていたので空港に着いたらまず機内モードをオフにしてどこに繋がるか試しました。

今回検証で使用するのは楽天モバイル無料サポータープログラムの対象スマホ「OPPO Reno A」と対象外のスマホ「iPhone XR」です。

実機レビュー!OPPO Reno Aの気にいった、気になったところ

どちらも台湾で3番手の通信キャリア「Far EasTone(遠傳電信)」というところに繋がりました。

▼Reno Aのスクショです。NET  Operaterの部分がFar EasToneとなっています。

▼iPhone XRのスクショ。遠傳電信の文字が出ています。副回線の方はIIJ mioのeSIMサービスなので海外ローミングの提供はなく圏外です。

台湾では中華電信という会社が最大手らしいのですがそこに接続されることはありませんでした。

通信速度は格安SIM並み

旅行中何回かスピードテストを実施しましたが速度は5〜10Mbpsくらいでした。

▼こちらは空港でテストしたときのものです↓

現地で有名なレストランを検索したりするのをメインに使っていたのでウェブページの表示をする分には大きな不満はありませんでしたが、お世辞にも速いとは言えないですね。

Orange社と提携してのサービスということで現地キャリアに直接接続していないのが影響しているのかもしれません。

まあ無料だから使わせてもらえるだけありがたいんですけどね。

ガルマックス編集長 NAOKI
確かに台湾でこの速度は遅く感じるかもね。現地のSIMだと数十MBはザラに出てたからな〜。ま、旅行でマップ見たりLINEで写真送ったり無料通話したりする分には十分だけどね。

▼某ジブリ映画の舞台として知られる観光地、九份では圏外になったり3Gになったりしました

感じた問題点

今のところ楽天回線に対応しているのは一部のAndroidスマホだけで、iPhoneは動作保証の対象外です。

現状データ通信しか利用できない海外ローミングで電話機能を使えるようにする要となるのが楽天Linkというアプリ。こちらもiOS向けには提供されていないので日本で根強い人気があるiPhoneに対応させるのは急務だろうと思いました。

もう一つ不安になったのはコスト面です。海外のキャリアと直接取引をしてないので他社と比べて海外ローミングを提供するためのコストが多くかかっていることが想像されます。

▼auでは事前予約をすれば海外ローミングが1日490円〜で使えるようになったりしています↓

他社にしっかり対抗できる料金で海外ローミングを提供できるかが少し心配な点です。また使った感じを定期的に情報発信します。

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