スマートフォンで搭載されているセンサー類と役割まとめ
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スマートフォンには様々なセンサーが付いているので、各センサーがどの様な役割を担っているのかまとめておきます。
搭載されるセンサーの有無により「出来ること・出来ないこと」が違ってくるのでスマートフォンを購入する際はチェックしてみて下さい。
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スマートフォンに搭載されているセンサまとめ。
センサー類も進化を続けているので追記更新しながら各項目に分けてまとめます。
GPSセンサー
A-GPS
スマートフォンに搭載される最もベーシックなGPS。
A-GPSでは携帯電話基地局を補助として利用します。おおよその位置を「何処の携帯電話基地局と通信しているか」で把握しながら衛星を利用して正確な位置情報を割り出します。
ある程度の位置を携帯電話基地局で把握出来るので位置情報の取得が高速です。
GLONASS
ロシア版のGPSが「GLONASS」と呼ばれています。
スマートフォンにGLONASSが搭載されている場合、GLONASSでの測位情報はGPSの測位情報を手助けるデータとして利用されます。
通常はGPSの衛星のみで測位するのですが、GLONASSの衛星も利用するので位置情報の誤差が非常に小さくなります。
磁気センサー
地磁気センサー、磁力センサー、電子コンパスとも呼ばれています。
磁力を検知して方角を示すセンサーですが、例えばスピードの出る自動車での方向はGPSで測位出来るのでカーナビなどではそれほど重要ではありませんが、いわゆる徒歩ナビや山岳ナビではコンパスが付いていないと使い物にならないアプリがあります。
加速度センサー
重力加速度を検知するセンサーです。
スマートフォンがどちらに向いているのかを検知するセンサーで、スマートフォンの縦向き、横向きを検知して画面が自動回転するのは加速度センサーが検知しているからです。
ジャイロセンサー
スマートフォンの回転スピードを検知するセンサーです。
VR(バーチャルリアリティー)やAR(ポケモンGOの様に現実世界にキャラクターを表示させる技術)を利用する場合に必須のセンサー。
VRやARではスマホの回転する速さに合わせて映像やキャラクターの描写位置を決めるので、ジャイロセンサーが搭載されていない端末ではVRやARが楽しめません。注意しましょう。
環境光センサー
光センサー、輝度センサー、照明センサーなどと呼ばれることもある環境光センサーは周囲の明るさを検知するセンサーです。
スマートフォンの画面輝度を自動調整する場合に、環境光センサーが周囲の明るさを検知して画面の明るさを調整します。最近だと周囲の明るさを検知して夜間でも視野性の高いカラーへ自動的に推移する製品もあります。
近接センサー
その名の通り、近接するものを検知するセンサーが近接センサーです。
通話する時に画面に顔を近づけると画面が反応しないように消えますが、これは近接センサーがスマホと顔の距離を検知しているからです。
指紋センサー
指紋パターンを検知するセンサーです。
Googleの提供するAndroid6.0から正式に指紋認証が採用されたので、現在では多くの端末が指紋センサーを搭載しています。
一部端末では指紋センサーを搭載していないモデルもあり、それらの端末ではスマホのロック解除やアプリでのログインなどで指紋認証を利用できません。
格安スマホでは搭載されているセンサーの有無も要チェックです。
格安スマホでは低価格な故、センサー類がコストダウンのシワ寄せとなる場合があり、少し前ではジャイロセンサーが非搭載の為ポケモンGOのARやVRが利用できないと話題になりました。
また、スマートフォンに限らずタブレットでもGPSが搭載されていない製品もあり、カーナビとして利用できないという事もあります。
これから格安スマホ(SIMフリースマートフォン)やSIMフリー又はWi-Fi専用タブレットを購入する際はセンサー類も要チェック項目です。