Teclast M50Sのレビュー!使ってわかった注意点と良いところ!

柳生です。Teclastタブレットの10インチ廉価モデルTeclast M50Sをレビューしていきますよ!T606搭載の金太郎飴タイプなモデルですが価格がかなり安め、そんなモデルの実力をみていきましょう。

Teclast M50Sの評価

良かった点

  • ボディの質感は良好
  • まさかの通知ランプ搭載
  • 顔認証対応でロック解除は楽
  • 音質が結構良い。スピーカー配置もGood

注意点

  • 厚みと重みがあり持ちにくい
  • やっぱりベゼル詐欺
  • 解像度が低いのが非常にもったいない

スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧

スペック表を表示

▼Teclast M50Sの実機AnTuTu(Ver10)スコアは総合が231678点、GPUが23155点。↓

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

▼Teclast M50SのGeekbench 6はシングルコアが378点、マルチコアが1353点でした。↓

▼PCMark for Androidは7166点でした。

▼Teclast M50Sの3DMarkはWild Lifeが426点、Sling Shot Extreme OpenGL ES 3.1が976点でした。↓

▼Teclast M50Sのストレージ速度は読み込みが876MB/s、書き込みが187.7MB/s。ランダムアクセスは読み込みが206MB/s、書き込みが187MB/s。↓

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各種検証結果を表示

筐体品質は良さげ

▼Teclast M50S、デザインや触った感じの質感がけっこう良さげでした。カラーはブルーで、側面にかけてはフラットな形状となっており安っぽさは感じない印象を受けた!↓

▼側面はこんな感じです。カメラ側にボタン類。横倒しにした時、右側面に端子が配置されているレイアウトです。↓

▼特色としてはこの電源と音量キー、どっちも高めで位置が把握しやすく押しやすさもありました。↓

▼カメラ部分の土台も若干青みがかかっており、個人的には結構好きなポイント。反射させると青みが増します。↓

▼厚みはこんな感じ。普通に出っ張ってるんでガタつきます。↓

持ち心地はあまり良くないかも

Teclast M50S、見た目自体はなかなか良いんですが持ち心地は微妙な印象もありました。

重さは464g、厚みは8.4mmとなっており、とくに厚みがあるため持ったときの重量感は否めない‥

▼側面もフラット形状なので手に刺さる感じもあり、頻繁に持ち運ぶには結構気になってしまうところですね。↓

ディスプレイはベゼルが太いです

▼ディスプレイは案の定なんですが、公式写真よりもベゼルが厚く、カドもカーブされていないのでイメージ写真とは異なってます。↓

安価なので期待していなかったんだけど、こういう見せ方はフツーに信頼なくすのでやめてほしいもんです。まぁディスプレイ、カーブがないカドがあるタイプが個人的には好みではあるんですが‥

▼それとは別に驚いたのが、このTeclast M50S‥通知ランプを搭載しているんですよ。充電中は赤く、充電完了では緑に、通知受信時では白色に光るようになっています。↓

タブレット含め最近のスマホではこういう通知ランプが搭載されることはほぼなく、またこのベゼルのデザインも相まってかなりクラシカルな見た目って印象を受けました。

性能は最低限ライン

Teclast M50Sの搭載SoCはUNISOC T606。知る人なら知るであろうミドルレンジの底辺クラスのスペックで、普段使いだったら不満なく動かせる、って性能帯。

▼Unisoc T606がどの程度動くSoCなのか以下の記事で解説してるのでどうぞ!↓

Unisoc T606のCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

▼動画を視聴したりするぶんには全然不満はなし。WEBページを見る場合は画像やページ自体の表示やリンクタップ時のレスポンスはややニブめには感じます。使えないレベルではありませんが、ハイエンドやミドルハイに慣れている人からするとこの点が気になるかも。↓

▼分かってはいましたが3Dゲームは厳しいですね。画質は粗いのはもちろんフレームのカクつきはあり安定性も皆無。↓

2D系のミニゲームやパズル系であれば遊べなくはないですが、タッチレスポンスは微妙なのできびきび遊ぶって事自体が厳しく、総じてゲーム向けではないと感じます。UNISOCって時点でゲームは諦めようぜ!

ディスプレイ:解像度が低いのがもったいない

▼Teclast M50Sのディスプレイは液晶ですがIPSタイプで、視野角が広く色の鮮やかさもしっかり感じられたのがGood。ナナメからみても色が暗くなりにくく、動画を流し見するぶんにはバッチリ。↓

▼とはいえ解像度はHDクラス。8型モデルならまだしも10インチモデルでHD解像度はドットの粗さが気になってしゃーない。アイコンとか通知バーまわりの文字のツブレも感じられます。↓

▼Widevine L1は対応しておりプライムビデオでの動画もHD画質で楽しめるのは利点。SD画質だと480p相当なので、それが720p相当になるだけでもなかなか鮮明さが感じられて良いけど‥やはりFHDクラスの解像度は欲しかったところです。↓

音質は価格以上、位置やジャック搭載もGood

Teclast M50Sのスピーカーは2基搭載のデュアル式。タブレットとしてはベーシックなスタイルですが、音質自体は価格を考えると結構良さげでした。イヤホンジャックもあるし満足!

▼低音とダイナミックさはハイエンドのそれには至りませんが、中音域の聞こえは結構良くて、音楽を流しておいたりラジオトーク的な動画を流したり、いろんな使い方に適応すると思わされましたね。↓

▼あとスピーカー自体の位置も非常に良いです。横倒しにした際に左右に配置されるのはもちろん、上部に寄って配置されているため手に持った時でもふさがらないのがGood!↓

カメラは実質シングルカメラ。記録撮影やQR読み取り向き

Teclast M50Sのカメラは1300万画素のメインカメラと補助カメラの2つ。実質シングルカメラです。タブレットのカメラは基本オマケレベルで、この手の安価なものであればなおさら。筆者からすると使う理由はほぼありません。

▼背面カメラはこんな感じ。ホワイトバランスが甘く全体的に暗めに感じます。色もくすみがち。↓

▼インカメラはこんな感じ。なぜか背面カメラではできなかったポートレート撮影に対応しています。背景はボケるけど、ボケ強度は全体的に弱いです(写真は強度最大)。またこちらもホワイトバランスが弱いようで、蛍光灯下だと黄色っぽい色合いになってしまいます。↓

バッテリー持ちは並クラス。動画視聴は充電しながらが吉

Teclast M50Sの電池持ちは並レベル。動画をずっと流してれば4~5時間ぐらいで電池残量が20%を下回るレベルです。充電速度も早いとはいえず、基本的には充電器につなぎながらの運用が基本となるでしょう。

▼2時間ほどYoutube再生(720p画質)した場合だと100→63%。充電した場合はほぼ同じペースで、2時間ほどで40%というペースになりました。↓

Teclast M50Sのレビューまとめ!

Teclast M50Sをオススメできるケースは以下の通り。

  • 安くて大きめ画面のタブレットがほしい
  • 動画、音楽の流し見用途に使いたい場合

画面サイズは十分あり、価格も手頃。それでいて音質は十分よく、ラジオ感覚で使えると考えれば個人的には手頃で買う価値はあるといえます。

一方で、ゲーム性能や画面解像度、動作の快適さといった部分にこだわる方や外出のお供にしたい場合は力不足なので選ぶべきではありません。価格は1.4万円ほどでかなり安く手頃‥ゆえにその点を割り切っての購入をオススメします。

Teclast M50Sをお得に買える購入先まとめ!

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