Xperia 10 Ⅳ(SO-52C)のレビュー!買う前に伝えたい不満だった点、良かった点と評価まとめ!
どうも!ガルマックスのナオキです!
Xperia 10 Ⅳの試用機会を頂きました!ありがとうございます!それではXperia 10 Ⅳを購入前に知りたい不満だった点、良かった点を言いたい放題お伝えしながら評価していきたいと思います!
今回お借りしたのはドコモの「Xperia 10 Ⅳ(SO-52C)」です!
大容量なバッテリーを搭載しながら160g台と超軽量!美しい21:9の有機ELディスプレイ、パワフルなSoC、メイン+超広角+望遠の扱いやすいカメラ構成など魅力満載で、めちゃくちゃ売れてるみたいです!
価格や最新の割引情報などは記事の最後に書いているので是非チェックしてみて下さい!
▼Xperia 10 Ⅳのレビュー動画も公開しています!写真じゃ伝わりづらい動きある映像でお楽しみ頂けますので是非チェックしてみて下さい!↓
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Xperia 10 Ⅳの総合評価まとめ!
Xperia 10 Ⅳの総合評価は以下です!
良かった点
- スリムで持ちやすい軽量ボディー!
- 日常使いも快適なサクサク動く性能!
- 21:9で映画コンテンツと相性が良い!
- 縦長ディスプレイでマルチウィンドウが使いやすい!
- メイン、超広角、望遠の使い勝手が良いカメラ構成!
- 光学手ブレ補正対応で夜景も動画も綺麗!
- イヤホンジャック搭載!Bluetoothコーデックも充実!
- 大容量バッテリー搭載!バッテリー持ちが良い!
- 安心の防水防塵仕様!便利なお財布ケータイ対応!
不満点・注意点
- 重量級ゲームは画質を犠牲にする必要がある!
- 指紋センサーは押して認証する設定が無い!
- ドコモ版は他社で扱いづらいバンド構成だった!
- 画面は60Hzまでしか対応していない!
- シングルスピーカーで音の広がりがいまいち!
- 望遠カメラは光学2倍!もっと高倍率が良かった!
- 大容量バッテリーなので充電が長い!
- ワイヤレス充電に対応していない!
▼個人的に使ってみた総合評価は以下の通りです!↓
総合満足度 | ★4.0 |
デザイン | ★★★★☆ |
持ちやすさ | ★★★★★ |
総合性能 | ★★★☆☆ |
ゲーム性能 | ★★★☆☆ |
ディスプレイ | ★★★★☆ |
サウンド | ★★★☆☆ |
カメラ | ★★★☆☆ |
バッテリー | ★★★☆☆ |
それではXperia 10 Ⅳの付属品、外観やデザイン、パフォーマンス、機能や仕様、ディスプレイ、スピーカー・サウンド関連、カメラ、バッテリーの項目に分けて不満点、良かった点などを解説しながらレビューしていきます!
Xperia 10 Ⅳの付属品・同梱品のレビュー!
Xperia 10 Ⅳを購入したら何が付属するのか、一緒に買ったほうが良いものがあるのか、開封して付属品をチェックしてみましょう!
▼Xperia 10 Ⅳの付属品は以下の通り!↓
- クイックガイド
Xperia 10 Ⅳのドコモ版は本体以外にクイックガイドしか付属していないので保護ケースや保護フィルムは本体購入に合わせて準備しておきましょう!
充電器や充電ケーブルは使い回しでOKなんですが、これらアクセサリーを色々と買い揃えると高く付くんで本体は安い時に買いたいですね!
Xperia 10 Ⅳの外観・デザインのレビュー!
ここからはXperia 10 Ⅳの外観やデザインをレビューしていきますよ!ちなみに上の写真の一番右(ラベンダー)はドコモオンラインショップ限定カラーですよ!
▼6型のディスプレイはパンチホールや切り掛けのないタイプで映像コンテンツやゲームと相性良さそうですね!↓
▼背面はサラッとした質感。ガラスではないマッドなパネルはポップな印象が強いです!↓
▼6型なので思っていたよりもコンパクト!iPhone 13 miniと比較するとこんな感じ!↓
ホールド感の良いスリムボディー!
Xperia 10 ⅣはXperia伝統の21:9ディスプレイを搭載!縦に長いタイプなので画面サイズの割にスリムです!横幅は67mmと70mmを切るのでめちゃくちゃ持ちやすい!これは是非とも店頭で触ってほしいです!
▼片手でも画面の端に指が届くのでキーボードは打ちやすい!ただ、縦にめちゃ長いんでバンカーリングをつけても画面の上側はタップしづらいかも。↓
▼重量は実測で162g!5000mAhバッテリー搭載機としては世界最軽量とのこと!とっても軽いんで長時間Xperia 10 Ⅳをイジっていても疲れにくい!↓
Xperia 10 Ⅳは6型クラスでありながらスリムボディーでホールド感もよく、長時間使っても疲れづらい軽量ボディーがとっても気に入ってます!最近のスマホは大きすぎる、持ちづらいと感じる方へもオススメできる仕上がりでした!
押しやすく使いやすい配置のボタン
Xperia 10 Ⅳのボタン配置はオーソドックスではあるんですが、押しやすく扱いやすい配置なので不満に感じることはありませんでした!
▼左側面にはSIMピン不要で取り出せるSIMスロットを搭載!↓
▼右側面には音量ボタンと電源ボタン一体型の指紋認証センサーを搭載!↓
▼上部は嬉しいイヤホンジャックも備えていますよ!↓
▼下部はUSB-Cとスピーカーが備わっていました!↓
▼ドコモ版のSIMトレイはNanoSIM×1+MicroSDスロットとなっています!↓
明るい色でも割と油脂が目立つ!
今回お借りしたXperia 10 Ⅳは比較的明るい色のグリーン。背面もマッドな質感だし油脂の付着も目立ちづらいだろうと思っていたんですが、結構目立っちゃいます…。
▼たぶん保護ケースを付ける方が大半だと思いますが、グリーンは油脂が目立つので裸族の方はご留意を!↓
Xperia 10 Ⅳの詳細スペックと性能のレビュー!
ここからはXperia 10 Ⅳの性能・パフォーマンスをレビューしていきます!
Xperia 10 ⅣSoCにSnapdragon 695を搭載していてレビュー機はメモリ6GB、ストレージ128GBです!詳細スペックは以下をどうぞ!
Xperia 10 Ⅳのベンチマーク結果
▼Xperia 10 Ⅳの実機AnTuTu(Ver9)スコアは総合が390,980点、GPUが101,950点でした!↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
▼Geekbench 5のスコアは以下の通り!↓
▼PCMark for Androidのスコアは以下の通り!↓
▼3DMarkのスコアは以下の通り!↓
▼ストレージ速度は読み込みが519.2MB/s、書き込みが448.2MB/s。もう少し速度は欲しかったところですが、実用では困らないレベルです!↓
Xperia 10 Ⅳの発熱はどんな感じ?
ゲームをプレイしながら発熱をチェックしてみました!
▼発熱部は上部中央あたりです!最も熱を持ったのがApex Legends Mobileのプレイ中で、背面表面の温度は41度前後となっていました。ちょっと温かく感じるくらいで個人的には許容範囲です!↓
▼AnTuTuベンチマークを3回連続で測定したスコアは以下の通り!熱によるサーマルスロットリングも発生していない感じで安定的にパフォーマンスを発揮できていますね!↓
ただ、これらの検証は26度の室内で測定した結果です。カメラの検証で晴天時に屋外で撮影していると発熱による機能制限も発生したので、夏場などは本体の熱にちょっぴり気を使ってやりましょう!
Xperia 10 Ⅳの動作とゲーム性能をチェック!
実際にXperia 10 Ⅳを日常的によく使うコンテンツで試してみました。個人的な印象は以下の通りです!
WEBページ閲覧 | ○:不満なし!快適! |
TikTok | ○:不満なし!快適! |
YouTube | ○:不満なし!快適! |
スマートニュース | ○:不満なし!快適! |
○:不満なし!快適! |
搭載するSoCは超人気のSnapdragon 695!このSoCはミドルレンジの中でも上位に位置するランクで、2022年のミドルレンジスマホでは多くのモデルで採用されている人気SoCです!
稀にアンバランスなパーツ構成でSnapdragon 695の本領を発揮できないスマートフォンもありますが、Xperia 10 ⅣはSnapdragon 695らしい動作で僕が日常的によく使うコンテンツではどれも「快適」レベルでした!
最新の3Dゲームはなんとか遊べるレベル
僕が遊んでいるゲームで試した個人的な印象は以下の通り!
PUBGモバイル | ○:楽しめるレベルで遊べた。 |
Apex Legends Mobile |
△:なんとか遊べるレベル。 |
原神 | △:なんとか遊べるレベル。 |
PUBGモバイルは比較的古いゲームなので動作要件も低め!なので「楽しめるレベル」で動作しました!
▼PUBGモバイルはスムーズ+ウルトラでプレイOK!ハイエンドのように超滑らかって訳ではありませんが、ゲームは十分楽しめました!↓
Apex Legends Mobileは2022年にリリースされた新しいゲームで動作要件は中レベルです。グラフィック設定で画質を下げるとなんとか遊べるかなって感じです!
ただ、混戦時などシーンによっては動作が重くなることもあって、「カクつかなければ勝てた!」と思うような場面も。負けたらXperia 10 Ⅳのせいにしましょう!
▼Apex Legends Mobileは標準設定のノーマル+ノーマルだと動作の鈍さが気になったのでスムーズ+最高のFPS稼ぎ設定に変更。画質を犠牲にすればゲームはなんとか遊べるレベルで動作しました!一応、チャンピョンも取れた!↓
原神は僕の中ではベンチマークソフトです!
肝心の動作なんですが、デフォルト設定でもフィールドを動き回るだけで動作の鈍さを感じることも…。戦闘になればその頻度も多くなり、なんとか遊べるって感じですが、本格的に遊ぶならよりハイパワーな上位モデルをオススメします!
▼原神のデフォルト設定は以下の通り!↓
Snapdragon 695はミドルレンジの中でも上位クラスのSoCですが、ゲーム性能も同じくミドルレンジクラス。重量級の3Dゲームは画質を下げてなんとか遊べるという感じが多かったので購入前に知ってほしいポイントです!
動作の軽い2DゲームやPUBGモバイルのような比較的古めの3Dゲームなら楽しめるレベルで動作するタイトルも多いですが、いろんなゲームを快適レベルで遊びたい方は上位モデルを検討しましょう!
Xperia 10 Ⅳで使える回線キャリアを検証!
ここからはXperia 10 Ⅳで使える回線キャリアを実機でチェックしていきます!
今回お借りしたのはドコモ版のXperia 10 Ⅳですが、試しにau、ソフトバンク、楽天モバイルのSIMを入れてみたところ、全てのキャリア回線で通話・データ通信が可能でした!検証ではSIMを挿入するだけでピクトアンテナが立ち、APN設定は不要で通信できましたよ!
ただし、ドコモ版のXperia 10 Ⅳなのでドコモ回線に最適化されているチューニングとなっています!一応、他のキャリアでも通信はできますが、一部バンドが対応していなかったりするので以下の早見表を見てみて下さい!
Xperia 10 Ⅳの機能と仕様のレビュー!
ここからはXperia 10 Ⅳの機能と仕様をレビューしていきます!
Xperia 10 Ⅳの便利機能ピックアップ!
いくつか気に入ってる機能をピックアップしてみます!
サイドセンス | 素早くアプリや機能にアクセスできるショートカット機能! |
ポップアップ表示 | アプリをポップアップで表示できる機能。ゲームしながら攻略情報を魅了な使い方もできる! |
21:9マルチウィンドウ | 縦長ディスプレイを活かした2分割表示機能! |
片手モード | 縦長ディスプレイでも上部を押しやすくするモード! |
▼サイドセンスは画面端っこに表示されているバーをダブルタップすると展開するショートカットランチャー!素早くアクセスしたいアプリなんかを登録しておくと便利ですね!↓
サイドセンスはアプリを「全画面」で表示したり「ポップアップ」で表示したり選択可能なのがグッド!
▼ポップアップ表示は、例えば何か作業している時に画面を切り替えずWEBブラウザ見る、なーんて使い方もOK!サイズも自在で見やすく調整できるのも良いですね!↓
また、21:9の縦長を活かしたマルチウィンドウ機能もサイドセンスから簡単に起動できます!
よく使いそうな組み合わせ(ブラウザとクローム、メールとフォトなど)は予め用意されていますが、これらも自身で扱いやすい組み合わせを登録することができるので、お気に入りの2つのアプリを素早く起動して利用できますよ!
▼マルチウィンドウ機能はカスタマイズすべし!↓
その他、シンプル&アイコンも大きく表示できる「かんたんホーム」にも対応。らくらくホンは嫌じゃ、Sonyみたいなカッコいいスマホが良い!というウチの親父もこれなら渡して良いかもと思っちゃいました!
▼スタイリッシュなXperia 10 Ⅳでも簡単に操作ができるホームを搭載しているのが嬉しい!↓
Xperia 10 Ⅳの指紋認証をチェック!
Xperia 10 Ⅳは顔認証に対応していませんが指紋認証は対応しています!日常使いで不満に感じることはなく、速度・精度ともに個人的には問題ありませんでした!マスク着用が多い昨今、指紋でロック解除できるのはホントありがたいですね!
「押したら認証」の設定が欲しかった!
▼指紋認証は「タッチ」するだけでロック解除するタイプ!↓
電源ボタン一体型の指紋センサーを搭載している多くのスマートフォンは、指紋センサーの認証を「タッチしたとき」か「押したとき」かを選べるようになってます。タッチだと触れるだけで認証するので誤認証することもあるからでしょう。
このあたりを好みに合わせて変更できるタイプは良いんですが、Xperia 10 Ⅳは残念ながらタッチしか選べません…。なので、タッチするだけで認証するタイプは誤認証することが多いから嫌だ、という方は注意ポイントです!
安心の防水防塵仕様!便利なFeliCaも搭載!
Xperia 10 Ⅳは、防水防塵に対応しているので安心して使えるのも魅力ですね!
防水防塵はIP68の最高等級なので水ポチャしても余裕で耐えられる仕様です!夏シーズンなど水辺に行くことも多くなりますが、安心して使えるのは良いところです!
▼以下は最高防塵等級の6と最高防水等級の8で等級表示を解説。防水と防塵に対応しているならIP○○と表示され、防塵のみ対応の場合はIP○X、防水のみ対応の場合はIPX○と記載される。↓
防塵等級 | 保護の程度 |
---|---|
IP0X | 特に保護されていない |
IP1X | 人体の表面積の大きな部分(手など)が誤って内部の入らない。直径50mmを超える固形物体が内部に侵入しない。 |
IP2X | 指先や長さが80mmを超えない類似物が内部に入らない。直径12.5mmを超える固形物体が内部に侵入しない |
IP3X | 直径または厚さが2.5mmを超える固形物体が内部に侵入しない。 |
IP4X | 直径又は厚さが1.0mmを超える固形物体が内部に侵入しない。 |
IP5X | 粉塵が内部に侵入する事を防止。少量の粉塵の侵入があっても正常運転を阻害しない。 |
IP6X | 粉塵が内部に侵入しない。 |
防水等級 | 保護の程度 |
---|---|
IPX0 | 特に保護されていない |
IPX1 | 鉛直に落下する水滴により有害な影響を受けない |
IPX2 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない。 |
IPX3 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない。(防雨型) |
IPX4 | いかなる方向からの水の飛来でも有害な影響を受けない(防まつ型) |
IPX5 | いかなる方向からの水の直接噴流でも有害な影響を受けない。(防噴流型) |
IPX6 | いかなる方向からの強い直接噴流でも有害な影響を受けない。(耐水型) |
IPX7 | 規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響がない。(防侵型) |
IPX8 | 連続的に水中に置かれる場合でも有害な影響が無い。原則として完全密閉構造。(水中型) |
その他、おサイフケータイ(FeliCa)も当然のように対応!おサイフケータイ機能を普段から愛用されている方はXperia 10 Ⅳに乗り換えても使い勝手を変えず利用ができますよ!
Xperia 10 Ⅳのディスプレイのレビュー!
ここからはXperia 10 Ⅳのディスプレイをレビューしていきますよ!ディスプレイの仕様や検証結果は以下をチェック!
映画やゲームも大迫力の21:9有機ELディスプレイ!
Xperia 10 ⅣのディスプレイはXperia伝統の21:9比率を採用!シネマスクリーンに近い比率なので対応コンテンツでは大迫力の映像を画面いっぱいに楽しめたのがグッドでした!
ディスプレイは真の黒色を表現できる有機ELパネルを搭載!Xperia 10 Ⅳを購入したら是非メリハリある映像美を体験してほしいです!
▼ディスプレイは発色も良好でめちゃくちゃキレイ!↓
▼視野角も広いのでスタンドに置いた状態でも見やすかったです!こんなに寝かせても見やすい!↓
▼21:9に対応している映画は画面いっぱいの大迫力な映像で楽しめますよ!↓
▼輝度も割りと高いんで屋外でも結構見やすいスマホです!↓
Xperia 10 Ⅳはディスプレイが長いのでWEBページなどを閲覧する場合も表示範囲が広く、FPSゲームでの4本指操作時も視認性が高くてグッド!マルチウィンドウも窮屈感なく使えるので、一度この比率を使ってしまうと他のスマホが窮屈に感じてしまうかも!
リフレレートが60Hz止まりなのが惜しい!
一般的なディスプレイのリフレッシュレートは60Hzなんですが、Xperia 10 Ⅳクラスの価格帯になると90Hzや120Hzなど、より滑らかに表示できるリフレッシュレートに対応しているモデルも多いです。
普段使いではそれほど気になりませんが、Xperia 10 Ⅳは60Hzまでしか対応していないので、高リフレッシュレートモデルを利用されていた方はスクロール時にちょっと残像感が気になってしまうかも…。
価格的にも60Hzまでしか対応していないのは惜しいと感じた部分で、ここは数少ない妥協点となりそうです。
映像コンテンツと相性良し!Widevine L1対応
YouTubeは関係ないんですが、NetflixやAmazonプライムビデオなどいわゆる著作権コンテンツを視聴するサービスはWidevineの対応レベルで映像の美しさが変わってきます。
▼Xperia 10 Ⅳは高画質で再生できるWidevine L1に対応しているのでNetflixもAmazonプライムビデオも高画質で楽しめたのは良かった点でした!↓
Xperia 10 Ⅳのスピーカーをレビュー!
ここからはXperia 10 Ⅳのスピーカーやサウンド機能についてレビューしていきます!検証結果は以下をチェック!
スピーカーの音質は悪くない!イヤホンジャックも搭載!
Xperia 10 Ⅳはシングルスピーカーを搭載!シングルスピーカーとしては音質も悪くないのでYouTubeやTikTokなどラフに見る動画くらいなら全然OKな音質でした!
▼3D Reality AudioやDSEE UltimateなどSonyスマホらしいオーディオ機能を搭載しているのも魅力でしょう!↓
音質も楽しみたい映画、音の遅延が気になるゲームはシングルスピーカーだと物足りなさを感じることもありましたが、イヤホンジャックを搭載しているので音質を求めたいシーンでお気に入りのイヤホンやヘッドホンを気軽に使えたのは良かった点でした!
シングルスピーカーなのは残念!
この価格帯になると多くのスマホはデュアルスピーカー(ステレオスピーカー)を搭載しているんです。
Xperia 10 Ⅳはシングルスピーカーの中では音質が良いとはいえ、さすがに音の広がりや臨場感は物理的にスピーカーの多いデュアルスピーカーには敵いません…。
Sonyの上位モデルは当然のようにステレオスピーカーを搭載していますが、なぜかXperia 10 Ⅳのようなミドルレンジクラスのスマホはシングルスピーカーが多いんですよね。
映像コンテンツと相性のよい高品質なディスプレイを搭載しているのに、なぜ、スピーカーは頑なにシングルスピーカーを採用し続けているのか・・・うーん、この点はとっても残念に感じたポイントです。
沢山のBluetoothコーデックに対応していた!
最近はワイヤレスで利用できるBluetoothイヤホンやヘッドホンが主流になっていますが、これらは「接続する方法(Bluetoothコーデック)」で音質や音の遅延が変わります。色々あるんでまとめてみました!
SBC | ○:基本コーデック。全てのBluetoothサウンド機器が対応している。遅延(大) |
AAC | ○:CD音質を飛ばせる。遅延(中) |
apt-X | ○:CD音質を飛ばせる。やや遅延あり。遅延(中) |
apt-X HD | ○:ハイレゾ音質を飛ばせる。遅延(小) |
LDAC | ○:ハイレゾ音質を飛ばせる。遅延(小) |
apt-X Adaptive | ○:低遅延特化のコーデック。遅延(極小) |
シングルスピーカーだった点は残念でしたが、Bluetoothコーデックの対応状況はハイエンドレベル!上記全てのコーデックに対応しています!
音の遅延を簡単に説明すると、映画を見ている時に映像はリアルタイムで目に飛び込んできますが、音が遅延すると後から音が聞こえる音ズレ状態に。なので、演者の口の動きと音声が噛み合わなかったり、ゲームではコマンド入力したあとに音が聞こえたりと違和感を感じやすいんです。
この遅延を完全になくすのであれば有線イヤホンやヘッドホンになるんですが、基本的に動画を見るならAACやapt-Xが最低ライン、予算が許すのであればapt-X HD以上の製品をオススメしています!
Xperia 10 Ⅳは沢山のBluetoothコーデックに対応しているので様々な選択肢から選べるのがグッドですね!
Xperia 10 Ⅳのカメラ・写真・動画のレビュー!
ここからはXperia 10 Ⅳのカメラについてレビューしていきます!
Xperia 10 Ⅳのカメラは1,200万画素のメインカメラ、800万画素の超広角カメラ、800万画素の光学2倍望遠カメラを搭載していてめちゃくちゃ扱いやすい構成です!インカメラは800万画素となっています!
カメラの各種検証結果は以下からどうぞ!
Xperia 10 Ⅳのカメラは基本的にフルオート仕様となっています!上記でピックアップした撮影モードの他にもマクロなどシーンに応じて最適なモードが選択される感じですね!実機で使ってみましたが、割と的を得たモード選択をしていたので扱いやすいなと感じました!
▼事前に設定が必要ですが、カメラアプリでは倍率を上げた時の写り方が可視化される補助ラインの表示もできるので構図を考えるのも楽しかったです!↓
また、Xperia 10 Ⅳは「光学手ブレ補正」に対応しているのも大きな魅力と言えそうです!夜間の撮影や動画撮影などブレやすいシーンも強力にブレを補正してくれるので、手持ちでも撮影しやすかったですよ!
Xperia 10 Ⅳで撮影した写真をチェック!
画質 | 「昼夜問わず綺麗に撮影できる」ので記念撮影でも積極的に使っていきたいと思いました!カメラを切り替えても画質の違いを感じづらい絶妙なチューニングが施されているのでカメラを切り替えながらガンガン撮影出来ます! |
色味 | 色味は全くチューニングされていない訳ではありませんが、どちらかと言えば「見た目に近いナチュラルな色味」でした!夜景を通常モードで撮影するともう少し華やかさが欲しいと思いましたが、ナイトモードを使うと一気に華やかになりますよ! |
ピント | このクラスのカメラとしては「ピントは合いやすい」と感じました!テスト撮影でもピンぼけして困ったことは無かったので、ラフに撮影しても綺麗に撮れやすいです! |
ミドルレンジスマホとしてはカメラ画質はなかなか良い線いってます!
ただ、最近はSNS映えするような画質が好まれる傾向でもあるので、そういった意味では色味はやや地味に感じるかも知れません!このあたりは画質調整で好みの色合いに調整してやりましょう!
それでは実際にXperia 10 Ⅳで撮影した写真を見てみましょう!一部の写真はiPhone 13 miniと比較しているのでチェックしてみて下さい!
明るい場所で撮影した写真
▼左がメイン、右が超広角!色味の変化も並べてみないと分からない程度だったので、ガンガン切り替えながら撮影を楽しめました!↓
色味がやや地味とお伝えしていたんですが、こうやって並べてみると分かりやすいですね!iPhone 13 miniは映える派手目の色味になるんですが、Xperia 10 Ⅳは見た目に近いナチュラルな画質です!
▼左がXperia 10 Ⅳ、右がiPhone 13 mini。↓
Xperia 10 Ⅳは逆光にもめちゃ強かったのがグッド!ほぼ直射日光の逆光下でもこれだけ鮮やかに撮影できるので、シーンを選ばずに撮影を楽しめました!
▼Xperia 10 Ⅳで逆光撮影。↓
明るい場所であれば画質も十分以上!パシャパシャとラフに撮影しても綺麗な写真が撮れやすいので「扱いやすいカメラだな」という印象が強かったです!これなら日常使い〜記念撮影までカバーできそうです!
室内で撮影した写真
室内では屋外ほど光量がないのでやや暗めに映る傾向でした!画質自体は悪くはないので撮影時に明るさを調整してやるか、僕みたいに撮影後にちょっと明るさなど画質を調整してやると十分使える写真になります!
▼左が撮って出し、右が明るさなど微調整。ちょっとテコ入れするだけで随分と綺麗な写真になった!↓
暗い場所で撮影した写真
通常の撮影モードでもそれほどノイズも目立たず「思ってたよりも綺麗だな」と感じる仕上がりでしたが、「ナイトモード」のがめちゃくちゃ良い仕事してくれるので、夜景は「ナイトモード」一択って感じです!
▼メインカメラで撮影!左が通常、右がナイトモード。ナイトモードめっちゃ華やか!↓
▼超広角カメラもナイトモードに対応!左が通常、右がナイトモード。↓
▼ちょっと気になったんでiPhone 13 miniで撮影した写真と比較!さすがに華やかさなどは一歩及ばずといったところですが、ミドルレンジのXperia 10 Ⅳも十分頑張っている画質ですね!↓
ナイトモードはシャッターを切ると少しだけ処理に時間がかかりますが、光学手ブレ補正のおかげか、手持ちで撮影してもブレの少ないクリアな写真がバンバン撮れました!このレベルなら大満足な方も多いと思います!
その他のモードで撮った写真
まずは望遠カメラから見ていきましょう!光学2倍ズームはデジタルズームと違い画質劣化が無く綺麗に撮影できるのが特徴です!
▼2倍までは綺麗ですが、その後は画質がだんだんと劣化していきます。よく使う2倍ズームはとってもキレイなので使い勝手は悪くないです!1倍、2倍、4倍、8倍、10倍で並べてます!デジタルズームは「超解像ズーム」ONの状態です!↓
ただ、贅沢を言うと、2倍程度であれば最近のスマホはデジタルズームでも十分綺麗に撮れるようになってるので、望遠レンズは3倍とか5倍とか高倍率のレンズをチョイスしてくれたほうが嬉しかったなと思っちゃった部分でした!
続いてはマクロ。
Xperia 10 Ⅳはマクロ専用カメラを搭載していませんが、被写体にカメラを近づけると「マクロ」と画面に表示されます。これ、光学2倍の望遠カメラでもマクロ撮影ができるので、専用カメラを搭載せずともマクロ撮影が楽しめました!
▼左が通常モード、右が光学2倍でマクロ!どっちもピントが合うギリまで近づいてます!専用カメラが無くても接写できるのがグッドですね!↓
Xperia 10 Ⅳで撮影した動画をチェック!
Xperia 10 Ⅳは光学手ブレ補正を搭載したので、動画撮影のブレも大幅に軽減!歩きながらの撮影でもブレの少ない映像を撮影できました!
▼実機で動画を撮影してきたのでチェックしてみて下さい!↓
動画撮影中は超広角(0.6倍)、メイン(1倍)、望遠(2倍)に簡単に切り替えられます!ただ、Snapdragon 695は4Kでの撮影には非対応。また解像度などの選択項目は見当たらず撮影した映像は1080P/30FPSとなっていました。
画質も悪くないし手ブレ補正も優秀ですが、もっと動画撮影に拘りたい!って方は上位モデルを検討したほうが良いかもですね!
Xperia 10 Ⅳのバッテリー・充電のレビュー!
ここからはXperia 10 Ⅳのバッテリーや充電をレビューしていきます!各種検証結果は以下をどうぞ!
バッテリー持ちは思っていたより良い!
一般的には4,000〜4,500mAhを搭載するモデルが多いスマホですが、超軽量ボディーながら大容量の5,000mAhバッテリーを搭載している点は大きな魅力ですね!この搭載量になると本体も大きいってモデルが多いので、軽量と大容量を両立出来たのは素晴らしいと思います!
バッテリー持ちに関しては使い方によりけり、という部分でもあるので個人的な使い方で申し訳ないんですが、WEB閲覧、動画視聴、SNS、ニュースのチェック、メールなど普段どおり使ってもバッテリーは丸1日余裕で持ったので、「バッテリー持ちは良いな」と感じました!
ただ、ゲームをプレイしているとバッテリーはガンガン減っていくので、外出時に沢山ゲームを遊ぶ方はモバイルバッテリーを持っていったほうが安心かと思います!
▼僕の使ってるモバイルバッテリーはこれ!ポート位置以外は良いと思います!よかったらチェックしてみて下さい!↓
ポート位置が残念すぎる…。Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000)のレビュー
ワイヤレス充電に非対応!これも惜しい!
このクラスでワイヤレス充電に対応しているモデルは少数派なんですが、だからこそ搭載していたら大きな魅力になったのにな、と思ってしまう部分でした!
特に最近はミドルレンジでも十分な性能を持つようになったので、数年前のハイエンドスマホから乗り換えを検討されている方も多くなってきましたが、ハイエンドモデルは基本的にワイヤレス充電に対応しているので対応アクセサリーを持っている方も多いはずです。
Xperia 10 Ⅳに乗り換えるとそれらのアクセサリーが無駄になるだけでなく、ワイヤレス充電ありきのライフスタイルをも変えなくてはいけません…。ワイヤレス充電を便利に活用されている方からすると無くては困る場合も多いので、ワイヤレス充電に対応していない点は購入前に知ってほしいポイントでした!
Xperia 10 Ⅳのレビューと評価まとめ!
Xperia 10 Ⅳは普段使いで十分なパフォーマンス、扱いやすいサイズと疲れづらい軽量ボディー、使い勝手の良いカメラや美しいディスプレイなど、Sonyらしさの光るミドルレンジスマホでした!
リフレッシュレートが60Hzであったり、シングルスピーカーだったり、気になる人は気になる妥協点も確かにありましたが、個人的にXperiaのミドルレンジモデルとしてはかなり完成度が高くなったな、という印象です!
特に光学手ブレ補正を搭載したカメラは綺麗に撮影できる確率がグッと向上しているので、Xperiaのミドルレンジスマホのカメラはなんだかな〜感が凄く薄まっていました!ミドルレンジでこの画質なら僕は大満足です!
ゲーム性能はそれほど高くないのでゲーム用としてはオススメできませんが、日常使いでストレス無く動き、扱いやすいサイズ感のスマホが欲しいけど高価なハイエンドは不要、という方にXperia 10 Ⅳをオススメしたいなと思いました!
レビューで紹介した不満だったや良かった点も1つの参考材料にして自身の使い方で問題ないか照らし合わせながら是非検討してみて下さいね!
Xperia 10 Ⅳの購入先とお得情報まとめ!
Xperia 10 Ⅳは以下で購入可能です!割引情報があれば随時追加しますね!
■Xperia 10 IV■
▼64,152円!いつでもカエドキプログラム利用時は41,712円!↓
Xperia 10 Ⅳのオススメのアクセサリーはこれ!
Xperia 10 Ⅳの保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがあるのでおすすめ!
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