Amazfit GTR 2eのレビュー!実機を使って気にいった・気になったポイントと評価まとめ!
Amazfit GTR 2eをメーカーさんより提供頂いたので実機を使って気にいった・気になったポイントをレビューでお届けします!
有機EL搭載で常時表示ができる高級モデルのスマートウォッチ。品質はもちろんですが、ソフトウェアの作り込みが予想以上にクオリティ高くて驚きでした!不満に感じる部分もあったけど、多機能で電池もちもバッチリで満足度高かったぜ!
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Amazfit GTR 2eの発売時期と価格!
Amazfitは中国のウェアラブルメーカー。日本では見かけないメーカーさんですが、2015年に設立しておりそこそこ歴があるメーカーっす。
ちなみに名前は似てるけどAmazonとは特に関係はありませんし、Amazfit GTR 2eって名前も某日産のスポーツカーとは無関係す。
で、今回レビューするAmazfit GTR 2eは2021年2月発売のスマートウォッチ。現在楽天市場で発売中で、価格は20,800円となっております。2万超えゆえにスマートウォッチの中では結構高い印象。
購入先や割引情報は記事下部に記載しているのでチェックしてみて下さい!
Amazfit GTR 2eの詳細スペック!
主要スペックをまとめると以下の通り。
寸法・重さ | 高さ46.4×横幅46.4×厚み10.8mm・32g(ストラップなし) |
ディスプレイ | 1.39インチ・有機EL・強化ガラス |
防水等級 | 5ATM(5気圧防水) |
バッテリー容量 電池もち(公称値) |
471mAh 24日 |
充電時間 | 2.5時間 |
センサー | BioTracker 2 PPG、バイオトラッキング光学式心拍センサー、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、3軸地磁気センサ、環境光センサ、気圧センサ、温度センサ |
Amazfit GTR 2eの付属品・同梱物をチェック!
- 本体
- 充電ケーブル
- 説明書(日本語非対応)
▼充電ケーブルは専用品なので紛失注意!マグネットでカチョ!って楽に付けられるタイプです。↓
▼説明書はマルチランゲージ式ではあるものの日本語記載はありませんでした。ただ、本体とアプリは日本語対応なのでそれほど困ることはなかったっす(`・ω・´)。↓
Amazfit GTR 2eのデザイン・外観をチェック!
▼デザインは非常にシンプル!2万円超えの高級クラスとしては物足りない印象を受けますが、無駄のないデザインなのでファッションの観点から言えばシンプルさゆえに様々なコーディネートと合わせられるのが利点ともいえます。↓
▼バンド部分は不満が残ります。触った感じはサラサラで汚れにくいのは利点ですが、留めの部分も含めて形状は四角いため、腕にぴっちりつけるように締めると跡は残りますし、体勢次第では感触が気になることもありました。↓
「気になるかな~」ってぐらいでまったく使い物にならんわけではないんですが、見た目も地味なのでAmazonでAmazfit GTR 2eの替えのバンドを買うことも検討すべきでしょう。
▼ボタンは側面に2つ配置されており、上は電源キーとアプリ一覧画面を、下はショートカットを開く役割となっています!押し心地はちょうどよく、ボタンのぐらつきもほぼなく、しっかりしてる印象。↓
▼裏面はマグネット式充電ポートと、各センサーが配置。出っ張りはありますがそれほど気にはならなかったです。↓
Amazfit GTR 2eを使ってみた使用レビュー!
ここからは実際にAmazfit GTR 2eを使ってみて気がついたことなどをレビューします!
本体もアプリも日本語に対応してるし技適付き
▼中華メーカーながらAmazfit GTR 2eは日本語にバッチリ対応していました!日本発売モデルと遜色なく扱えますし、フォントもキレイで見やすい!技適マークも入っていました。↓
ただ、あくまで中華メーカーのためか、一部の漢字フォントは簡体字で表示されることはあり気になることはありました。といっても気になる部分はそれだけで、気にしない人だったら完璧といえる部分でしょう(`・ω・´)。
▼Amazfit GTR 2eはスマホアプリの「Zepp」を使ってペアリングする必要があります。初回起動時はQRコードが出てくるんでそれを使ってアプリをダウンロードし連携します。連携自体は結構アッサリ終わって手間もかかりません。↓
▼当然ながらアプリも日本語フル対応でした!UIデザインはシンプルで使いやすく好印象。Amazfit GTR 2e内アプリの並びを変えたりといった細かい設定も組めます。↓
画面がキレイ!文字盤も種類豊富
▼Amazfit GTR 2eのディスプレイ材質は有機ELを採用!「スマートウォッチは有機ELでないとイヤじゃ派」な筆者にとって嬉しい部分。色合いはよく出ており、黒の引き締まりはやはり別格。「白っぽさ」は一切皆無。↓
▼文字盤のバリエーションも合格点。文字盤によっては天気、気温など様々な表示に対応しているものもあり、普段使いにおいて申し分のない機能性の良さ!情報量が多いので、見ていてテンション上がるぜぇ。↓
デフォルトの文字盤は「表示内容」もカスタマイズできた
▼有機EL画面が美しいので文字盤選びも楽しくなるもんです。スマホアプリ上で文字盤も選ぶことができて種類も豊富!自前の写真を使うこともできました。↓
▼文字盤デザインだけでなく文字盤の表示のカスタマイズもできるのが素晴らしい!カスタマイズはデフォルトで搭載されているものに限られますが、心拍数やバッテリー残量、消費カロリーなどの表示を切り替えられるんす。↓
筆者は電池もちと心拍数、ストレスメーターをよく見るのでそれに合わせて組んでおきましたが、いちいち画面を切り替える手間なしに状態確認できて大変良かったっす。
ゴリラガラスを使っているのでキズつきにくい
スマートウォッチはその特性上スマホよりも傷つきやすいので、生半可なガラスだと1~2週間程度でもすぐにキズついてしまいます(´×ω×`)。筆者の場合は、いつの間にかセロテープのギザギザしている刃でひっかかれたようなキズが付くことが多かったんすよ。
Amazfit GTR 2eは丈夫なゴリラガラスを採用したためか、レビューでつけっぱなしにしててもキズがつくことはありませんでした!フィルムやケースに頼らなくてもきれいな見た目を維持できるのはモチベあがるってもんです。
ただあくまでガラスであることには変わりないですし、表面積がデカいのでキズつくリスクはあります。保護フィルムも買おうか検討中。
常時表示対応!しかもバリエーションあり
Amazfit GTR 2eは嬉しいことに常時表示に対応していました!電池もちは悪くなるけど、本物の腕時計のようにチラ見でも時刻が把握できて非常に便利!
▼さらに文字盤スタイルに合わせての常時表示もできるのが素晴らしい!画面を復帰させるときも違和感なく表示してくれますし、マンネリさも感じません。アプリ経由でインストールする文字盤にも対応していました。↓
豊富な運動測定に対応
▼Amazfit GTR 2eは高級モデルだけあって、対応できる運動メニューが豊富なのが魅力!うち九割は筆者がやったことないやつばっかりですが。自由トレーニングにも対応しているので、リングフィットなどのゲームタイプの運動にも使えます!↓
さらに、運動時間や消費カロリーでワークアウトゴールを設定することもできるので、決まった運動時間だったりカロリー消費を調整することもできるのが魅力!思った以上に本格的ですなぁ。運動やってない筆者視点でもこれはワクワクするわ!
できることが予想以上に多かった!
Amazfit GTR 2eの機能一覧をご紹介!スマートウォッチに欲しい機能はほぼほぼ網羅しており、機能性の良さは随一。
ただし連携スマホのシャッターを遠隔で操作できる機能は残念ながら非対応でした。三脚を使って凝った撮影をする場合は力になれません。セルフタイマーを使うか、別のスマートウォッチを使うかの工夫は必要でしょう。
タッチ操作 | ○ |
振動機能 | ○:ほどよく強め |
スピーカー、マイク | マイクのみ |
ディスプレイの常時表示 | ○:デフォルトの文字盤にも対応 |
歩数/距離/カロリー | ○ |
心拍数測定 | ○:常時測定もできる |
睡眠データ測定 | ○ |
ストレスデータ | ○ |
周期データ | ○ |
血中酸素濃度測定 | ○ |
天気予報 | ○ |
連携スマホの通知の表示 | ○:アプリごとのON/OFF切り替え可 |
Bluetooth切断時の通知 | ✕ |
タイマー/アラーム/ストップウォッチ | ○ |
探す機能 | ○ |
長時間着座の警告通知 | ○ |
その他 | Amazon Alexa 温度測定 気圧高度計 音楽コントロール |
ショートカットキーが便利。多機能で相性抜群
▼Amazfit GTR 2eの下のボタンはショートカットキーとなります。本体設定で起動するアプリを選択でき結構便利に使えます。初期設定ではアクティビティメニューとなっていました。↓
▼アクティビティ活動はとくにやらない筆者なので速攻で設定変更。よく使う音楽コントロールにしました。音楽コントロール画面はシンプルなんですが、再生ボタンの周りが丸形シークバーとなっており、どこまで再生しているかがわかるので便利!↓
AIアシスタントはAlexaを内蔵
▼Amazfit GTR 2eにはAIアシスタントのAlexaが内蔵されています!ご存知Amazonのアレです。Googleアシスタントとは別人ですが、音声入力で天気予報だったり買い物をサポートしたりと役立つ存在。↓
使うにはスマホアプリからセットアップが必要!また、Amazonアカウントを作成する必要があります。支払い方法にクレカを設定しておけばスムーズに買い物をすることもできるんでオススメ。
スマートスピーカーとは異なり、Alexaと言っても自動で起動し音声認識モードに以降はしてくれません。メニューのAlexaマークを押して起動させる必要がありちと面倒な印象っす(もっとも、Apple WatxhのSiriのように誤作動されても困るけど)。
▼たとえば「米を買いたい」って話しかければ、米で検索して一番上に出てきた候補を自動でリストアップし買い物かごに突っ込んでくれます。確認メッセージが出てくるんでこの状態で「今すぐ購入」って話しかければ、スマホを使わずにお買い物ができるんす!こりゃすげーや!↓
表面温度を測定できるぞ!
▼スマートウォッチでは初めて見る機能として、Amazfit GTR 2eは表面温度を測定できるんですよ!これはびっくりした。触れている部分の温度が可視化できるんすよね。↓
ストレスや睡眠、血中酸素濃度測定対応とスマートウォッチはどんどん進化していますが、直接の温度測定もできるモデルを見たのはAmazfit GTR 2eが初めてです。落ち着きつつあるとはいえ油断できんコロナ対策にも使える。
ちなみに表示温度がやけに低いのですが、これが手首の平均体温なのか筆者が冷えているだけなのかは不明。手首の平均体温でググっても出てこなかったっす。これが普通の体温であることを願う(´×ω×`)。
体温測定は常時測定にも対応しており、グラフ式でしっかり推移を出してくれるので、Amazfit GTR 2eの精度が腐っているわけではなさそう。なお、筆者が左手首で使った場合は平均32.4~32.6℃ほどでした。
アプリ通知もバッチリ対応
▼スマートウォッチに欲しい機能トップ3に入るであろう「連携スマホのアプリ通知の表示」もバッチリ対応!スマホ内のアプリすべてに対応してくれるのも優秀!ただしアプリ自体のアイコン表示は非対応で、「APP」と書かれた青アイコンで一律表示となります。↓
腕から外すとパスワードロックすることもできる
▼Amazfit GTR 2eはパスワードロックを掛けることもできます。しかも画面オンで毎回入力するウザいタイプではなく、腕から外した場合それを検出してロックしてくれるという賢い仕組み!再度腕から外すまでパスワード入力は不要になります。↓
ただ不満もあり、パスワードは6文字のPINしか選べないのはちょっと柔軟性に欠ける印象っすね。パターンだったり、4文字のPINにできたらもっと良かったなあと感じました(´・ω・`)。
睡眠センサー対応だが、スマホからでしか確認できない
▼睡眠測定の出来栄えもバッチリ!就寝時間の精度も良く、睡眠時のアドバイスがあるのはもちろん、手動でその時の状態、気分の記録を行うこともできる仕組み。↓
▼さらに執筆時点ではベータ版ですが睡眠時の呼吸を測定することもできる仕様になっていました!筆者は呼吸困難の疑いだそうです。朝だるいなーって思ってたらここが原因なのかな?↓
素晴らしい睡眠センサーですが、不便でムカつく部分もあり、何故かAmazfit GTR 2e本体から睡眠記録を見ることができません。
▼アプリからでしか睡眠記録とアドバイスを見ることは出来ないので、朝起きた時に睡眠チェックをする場合はスマホを持ってアプリ起動して睡眠チェック項目に移動する…という地味に長い工程が必要。本体からチェックできれば便利なんだがなぁ。↓
振動がほどよく強いのがお気に入り!カスタムもできる!
地味な部分ながら、このバイブレーションの強さも気に入っています。HUAWEIのGT 2 ProやOPPO Watchといった様々なスマートウォッチを触ってきましたが、Amazfit GTR 2eの振動はこれまで触ってきたなかで一番強い!
▼さらにアプリでは振動パターンを自由に作ることができるのもGood!座りすぎ警告や通知お知らせなど様々なシーンのバイブパターンを個別に作れて割り当てられるというカスタマイズもできるため、振動でどんなお知らせがわかるので超便利!↓
多機能で高スペックだが電池もちも優秀!
Amazfit GTR 2eはスマートウォッチの中でも結構いろいろできる優等生なんですが、それに加えて電池もちも優秀!
「常時心拍数・睡眠などの測定」「手首を上げて画面オン」「AoD表示」をすべて有効にして電池消費を増やした状態でも一日で10%~15%ほどしか減りません。おそらくこれに加えてAlexaやフィットネス測定をすればもっと減るかもですが。
Apple WatchやOPPO Watchのように多機能だけど電池もちが犠牲…というわけではありませんでした。めっちゃ良かった。
▼充電速度は公称値通り、2時間ほどでほぼ満充電できる速さ。基本的にスマートウォッチを充電するタイミングは帰ってすぐか寝る前かのどっちかなので電池周りで悩まされることはなかったです(`・ω・´)。↓
Amazfit GTR 2eのメリット・デメリットと評価まとめ
実際にAmazfit GTR 2eを使ってみて分かったメリットやデメリットは以下の通り!
メリット・良かった点
- 大きな文字盤サイズで有機ELなので視認性バッチリ
- 文字盤の表示コンテンツをカスタムできる
- 血中酸素、ストレスに温度計など測定も豊富
- バイブレーションが強く通知に気づきやすい
- 機能性豊富ながらバッテリー持ちも優秀
デメリット・注意点
- もうちょっと高級感がほしかった
- 初期バンドの質感がチープ
- パスワード入力は6文字のPINしか設定できない
Amazfit GTR 2eは価格のわりに高い機能性を持ち合わせた上質なモデルといえる1台でした!
外観は無骨で高級感はなくバンドの質感もチープだったんでもう少し高級感が欲しかったところですが、この点においてはバンドを好みのやつに変えれば無問題かなぁって思う。そこそこハデな銀色のバンドとか買おうかね?
電池もちも優秀だったしトータルスペックの高い優等生です!筆者は2万でもこれだったらいい買い物に感じます。
2万円ほどの予算で、確かな性能のスマートウォッチが欲しい!ってお考えであれば有力な選択肢となるでしょう。デカいやつだったり丸形で画面がキレイなスマートウォッチを探している方にもオススメ!