折り畳めるWindows PC!「Lenovo ThinkPad X1 Fold 2022」発表!
Lenovoが「ThinkPad X1 Fold 2022」を発表!折り畳み可能なWindows PCの新モデルが満を辞して登場です!
ThinkPad X1 Fold 2022の特徴
ThinkPad X1 Fold 2022の特徴は以下の通り!
ThinkPad X1 Fold 2022のハイライト
- 第12世代Core搭載
- 折り畳み可能なディスプレイとボディ。MIL-STD-810Hにも対応
- 500万画素のインカメラ搭載。Windows Helloにも対応
- 16.3インチ2.5K有機ELディスプレイ搭載。DCI-P3色域も100%サポート
- 48Whrのバッテリー搭載。65Wの急速充電に対応
▼ThinkPad X1 Fold 2022の最大の特徴がPCでありながら折り畳み可能なこと。従って、パッと見は大きめの折り畳みスマートフォンのように見えますね!↓
▼折り畳み具合によって、クラムシェル、タブレット、ポートレート、ブックの4種類のモード切り替えが可能。↓
▼ノートPCライクに使いたい場合は中央を折り畳むクラムシェルが有効。本体だけで完結するスタイルなので、持ち運びの際はこのスタイルが向いてそうです。↓
▼タブレットやペンを利用した書き込みを行う場合や外部キーボードを使用する際ブックが良さそう。↓
折り畳み可能なPCということで、耐久性が気になるところですが、ThinkPad X1 Fold 2022はMIL-STD-810Hに対応したThinkPad伝統のMILスペック準拠スペックなのも驚くべき点でしょう。
とはいえ、ディスプレイ面を含めたヒンジ面はあまり強くはないでしょうし、過信は禁物でしょうね。
▼ThinkPad X1 Fold 2022は第12世代Coreプロセッサ(i5、i7)を搭載。業務用の機能に対応したEvoプラットフォームも選択可能とのこと。タブレットレベルにコンパクトなサイズを考えるとこちらも超省電力なモデルを採用しているものと思われます。↓
前モデルがCore i5-L16G7というあまり出回っていない超省電力(SDPで7W)のプロセッサを搭載しており、性能もそれに従って通常のUシリーズよりも低めになっていました。
今回のThinkPad X1 Fold 2022が搭載するプロセッサもその流れに従うと思われるので、通常モデルよりも性能は低いとは思いますが、このコンパクトなサイズでもWindowsが動作するのは凄いですね。
メモリはLPDDR5が最大32GB、ストレージはPCIe 4.0接続のSSDが最大1TB搭載されるとのこと。フルスペックだとかなりの盛り具合ですね!ロマン感じるなぁ…!
インカメラには500万画素のレンズを搭載。Windows Helloを利用した顔認証にも対応しているので、ログインの手間が軽減されるのは嬉しい!
▼ThinkPad X1 Fold 2022は16.3インチ(2,560×2,024)の折り畳み可能な有機ELディスプレイを搭載。DCI-P3色域は100%サポートし、SDR輝度では最大400nits、HDR輝度では最大600nitsと明るいのも特徴的です。↓
▼また、タッチ操作以外にもWacomプロトコルを利用したペンの使用が可能なのも嬉しいポイントですね!↓
ThinkPad X1 Fold 2022のバッテリーは48Whrの容量のものを搭載。充電も65Wの急速充電に対応しており、30分の充電で4時間の駆動が可能とのこと。 就寝時の充電を忘れた際でも朝にササッと充電したら実用レベルまで充電可能なのは良さそう!
▼搭載端子は以下の通り。タブレットタイプのPCとしてはかなり充実しているのはGOOD!↓
- Thunderbolt 4×2
- USB-C 3.2 Gen 2×1
- SIMスロット(nanoSIM対応)
純正オプションとして、フルサイズキーボードにトラックポイントが搭載されたThinkPad伝統スタイルの外部キーボードが用意されています。
▼ブックスタイルでキーボードを使用する際はこんな感じ。16.3インチと広大な作業領域がいい感じ。↓
▼タブレットスタイルでキーボードを使用する際はこんな感じ。こちらはディスプレイが縦に長い関係か凄い迫力を感じますね。↓
前モデルからしっかりとブラッシュアップを重ねてきている印象
発売日は第4四半期(北米基準だと9〜12月)頃。 価格は2,499ドル(約35万円)。※執筆時点での為替計算となります!
ThinkPad X1 Fold 2022は次世代的ではあるものの、実験色の強かった前モデルからディスプレイやプロセッサなど様々な点をブラッシュアップして完成度を高めてきた印象です。
為替の影響で30万円オーバーと前モデルの20万円台から大幅な価格上昇の憂き目にあっており、外的要因ですので仕方ないとはいえ、前以上に高嶺の花となってしまった点は残念に感じました。
でも折り畳み端末はまだエンスージアスト向けのガジェットという印象ですので、ある程度高価でもしょうがないかなとも思います。
結論。ThinkPad X1 Fold 2022はワクワクするコンセプトのPCであり続けているのは確かですので、前モデル同様に日本上陸も期待したいところですね!