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Pixel 7aの実機レビュー!買う前に注意点や検証結果、評価をチェック!

価格はミッドレンジ、中身はちょっとハイエンド。それがPixel 7a。Pixelってなんやって人に簡単に説明すると、AndroidスマホのiPhone的な立ち位置のスマホである。迷ったらコレ買っとけばOK。

でだ、GoogleがインフルエンサーにPixel 7aをばら撒いていたが、ガルマックスには話が来なかった。なんでや。こんなにクリーンなメディアなのに。ってことで、自腹で買って1週間ほど使い込んだから自由にレビューさせてもらうぞ。

様々な比較・検証を行っているのでご自身の使い方に合うか、許容できるかなど、是非照らし合わせながらチェックしてくれ!

Pixel 7aの外観・デザイン

Pixel 7a
サイズ 152 × 72.9 × 9mm
重量 193.5g

▼ディスプレイは6.1インチで中央上部にパンチホールのあるタイプ。ベゼルは太めで野暮ったさを感じる。ベゼル太すぎてエントリースマホかよって思った。↓

▼背面はガラスじゃないけど質感は高い。カメラユニットは6aのガラスから金属製に変更された。ガラスはしょっちゅう割れただの聞いてたのでこの変更は良いんじゃなかろうか。すぐに傷だらけになりそうだけど。↓

ちなみに赤色のは限定パックに採用されたカラーだったから結構早い段階で完売してた。執筆時点では在庫なしになってるが、4カラー展開ってことでそのうち赤も在庫復活するかもしれん。

▼iPhone SE(3世代)と並べるとこんな感じ。まあまあデカく見えるけど6.1インチだから片手でもそこそこ使いやすい。↓

▼左側面にSIMスロット。厚さ9mmは流石に分厚く感じるな。↓

▼右側面は上から音量、電源ボタンが並ぶ。いつも通り一般的なAndroidスマホと逆配置。もう慣れたわ。↓

▼上部はなんかの穴。↓

▼下部はスピーカーとUSB-C。↓

パッと見はPixel 6aと変わらん。サイズも重量も持った感じ、違いがよく分からん。ただ、質感は先述通り非常に良い。

デザインがカッコいいかダサいかは人それぞれなのでよく分からんが、デスクに置いた状態で使っても全くガタガタしないのは気に入ってる。

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Pixel 7aの性能・パフォーマンス・スペック

Pixel 7aはSoCにTensor G2を搭載していて、レビュー機はメモリ8GB+容量128GBである。MicroSDは非対応だから容量アップは不可。128GBで何とかするしか無い。

▼メモリ・ストレージのバリエーションは以下の通り。↓

Pixel 7a メモリ8GB+容量128GB(レビュー機)

詳細スペックをチェック!

製品情報
端末名 Pixel 7a
型番/別名 G82U8
発売年 2023年5月
発売地域 日本:SIMフリー、ドコモ、au、ソフトバンク
メーカー・ブランド Google
備考 Pixel 7シリーズ
Pixel 7 Pro
Pixel 7
Pixel 7a
対応バンド・周波数・ネットワーク
3G W-CDMA:1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
4G LTE FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 28 / 32
TD-LTE: 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 66
5G NR Sub6:n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n20 / n25 / n28 / n38 / n40 / n41 / n66 / n75 / n77 / n78 / n79
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth バージョン:5.3
コーデック:非公表
SIMサイズ・スロット NanoSIM×1
ネットワーク関連備考 eSIM対応
本体仕様
ディスプレイ サイズ:6.1インチ
材質:有機EL
画面占有率:非公表
形状:パンチホール(中央)
最大リフレッシュレート:90Hz
最大タッチサンプリングレート:非公表
解像度 解像度:2,400×1,080(FHD+)
画面比率:20:9
画素密度 431ppi/高精細でドットの粗さは気にならない
サイズ 高さ:152.0mm
横幅:72.9mm
厚さ:9.0mm
重さ 193.5g
本体色 ブラック系、ホワイト系、ブルー系、オレンジ系
システム仕様
OS Android 13
CPU(SoC) Google Tensor G2
Titan M2
AnTuTuベンチマーク

総合スコア:約800,000
GPUスコア:約317,000
(AnTuTu v9参考値)

メモリ/保存容量
組み合わせ メモリ8GB+容量128GB
ストレージカード 非公表
カメラ
背面カメラ デュアルカメラ
①6,400万画素(メイン、f/1.89)
②1,300万画素(超広角、120°、f/2.2)
手ぶれ補正:光学式
センサーサイズ:1/1.73(メイン)
PXサイズ:0.8μm(メイン)、1.12μm(超広角)
インカメラ パンチホール式インカメラ
画素数:1,300万画素(メイン、f/2.2)
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:1.12μm
カメラ備考 超解像ズーム最大8倍
機能仕様
GPS GPS、GLONASS、BDS(BEIDOU)、GALILEO、QZSS
生体認証・ロック解除 指紋認証:対応
顔認証:対応
センサー 赤外線センサー:非公表
加速度センサー:対応
近接センサー:対応
ジャイロセンサー:対応
電子コンパス:対応
光センサー:対応
その他:気圧センサー
防水/防塵・タフネス等級 防水/防塵:IP67
耐衝撃:非対応
イヤホンジャック なし
NFC NFC:対応
FeliCa/おサイフケータイ:対応
その他機能 デュアルスピーカー搭載
バッテリー
バッテリー容量 4,385mAh
充電 有線充電:18W
ワイヤレス充電:対応
逆充電:非公表
ポート USB Type-C
スペック表のソース
参照元

【公式サイト】Google Pixel 7a – store.Google.com

ベンチマーク結果をチェック!

▼Pixel 7aの実機AnTuTu(Ver9)スコアは総合が705,455点、GPUが278,541点。↓

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

Tensor G2はハイエンド帯ではあるが、最近の最新ハイエンドSoCと比較するとかなり性能が低い。

スコア的にSnapdragonで言えば888や870程度といったところで、性能は3〜4世代落ちと言ったところだ。まあ、AnTuTuスコアがすべてでは無いし日常使いで困ることはないが、性能が飛び抜けて高いと言うわけではない。ただ、チャッキチャキの最新ハイエンドと思って買うと泣く羽目になる。

▼Geekbench 5、PCMark for Android、3DMarkのスコアは以下の通り。

▼ストレージ速度は読み込みが1,881MB/s、書き込みが1,177MB/s、ランダムは読み込みが200.7MB/s、書き込みが235.4MB/sなので中々に速い。↓

普段使いの動きチェック!

実際にPixel 7aを日常的によく使うコンテンツで試して以下の4段階で評価する。

  • 快適・サクサク
  • 普通・十分実用的
  • イマイチ・妥協が必要
  • モッサリ・カクカク
Pixel 7a
WEBページ閲覧 快適・サクサク
YouTube 快適・サクサク
Twitter 快適・サクサク

筆者の日常的な使い方は大体こんな感じ。WEBサイト見て動画見てSNSする。こんな程度ならなんにも心配ない。サックサクのヌルヌル気持ちいいである。

個人的にTwitterアプリとの相性が気になっていた。相性が悪いとスクロールが盛大にカクつくからだ。試してみたが普通に快適。はい合格。

ゲーム性能をチェック!

実際にPixel 7aでゲームを遊んで以下の4段階で評価する。

  • 快適・サクサク
  • 普通・楽しめるレベルで遊べる
  • イマイチ・妥協が必要
  • モッサリ・カクカク

PUBGモバイル

▼PUBGモバイルの設定幅は以下の通り。軽量設定はスムーズ+極限、グラフィック重視はFHD+超高(旧ウルトラ)だった。↓

実際にプレイしてみての評価は「快適・サクサク」。

90Hzディスプレイを備えているのに90fps設定できない点は残念だが、このパターンは結構多い。ゲーミングスマホじゃないから甘んじて受け入れよう。

軽量設定ではスムーズ+極限設定も可能なので、プレイ自体は快適でサクサク。ゲームは高FPSじゃないととか言ってるガチゲーマーでもなければ十分だろう。

原神

▼Pixel 7aはデフォルトで「低」。検証はフレームレートを60に設定して行う。↓

▼デフォルト(低)設定/60FPSで元素爆発時の最低FPSは28だった。数値はあくまで目安なので実際の滑らかさ・カクつき・読み込み速度は動画を見てみてくれ。↓

原神での評価は「イマイチ・妥協が必要」。

SoCのランク的にはハイエンド帯に属するが性能は最新世代とは程遠く、現行だとミドルハイスペック帯のSoCにすら劣る。

日常的な利用や軽めの3Dゲームなら全く問題ないが、原神は快適とは言えない。グラフィック品質を下げたりすることでプレイは可能だが、高画質&高いフレームレートで遊ぶには明らかにパワー不足である。

グラフィックを重視するガチゲーマーはSnapdragon 8 Gen 2搭載機が良い。Pixel 7aは原神だと相当妥協する必要があるし泣く羽目になるぞ。

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Pixel 7aの回線・ネットワーク

技適について
Pixel 7aは技適を取得している製品なので日本で安心して利用できる。

▼Pixel 7aは5Gに対応。SIMトレイはNanoSIM×1でMicroSDは非対応。eSIMに対応しているからDSDS使いたければ片方のSIMをeSIMにする必要がある。↓

前モデルのPixel 6シリーズや現行のPixel 7/7 Proはドコモでしか使っていないニッチな5Gバンドn79が非対応だった。公開市場版といえどドコモ回線を利用する上でベストな構成ではなかったのである。しか〜し、Pixel 7はドコモでも売られることになったので遂にn79に対応したのだ。

検証した結果、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの全てで通話・データ通信出来ることも確認した。長くスマホを使っていると回線変更する場合もあるが、そんな時でも安心して乗り換えられる。そう、Pixel 7aならね。

対応バンド早見表を見る!

Pixel 7aの機能・仕様

Pixel 7a
OS Android 13
通知ランプ
指紋認証
顔認証
アプリクローン
システムクローン
PCモード
戻るボタン入れ替え ✕:デフォルトは左
ジェスチャー操作
クイックランチャー
冷却システム
MicroSD
内部ストレージ化
MicroSD非対応
備考 IP67
FeliCa

便利機能をチェック!

Pixel 7aが対応している便利機能をピックアップしてみた。

リアルタイム翻訳 英語の動画などをリアルタイムで翻訳してくれる。有能
文字起こし ボイスレコーダーで録音している音声をその場で文字起こししてくれる。有能。
消しゴムマジック 写真に写っている消したいものを消せる。うまくいく場合といかない場合がある。有能
この曲なに? 周囲で流れているBGMを調べられる機能。設定からオンにする必要がある
カモフラージュ 写真に映り込んだものを周囲と同色化して目立たなくできる。消しゴムマジックでは不自然になる時に重宝する。

Pixel 7aはGoogleスマホってことで、Pixel向けのリッチな機能を沢山搭載しているのが魅力である。また、今後のアップデートでGoogleスマホ向け最新機能を真っ先に体験できる優位性もある。

独自機能は魅力的だが普段使いは今ひとつ。というのも、OS自体はピュアなAndroidを搭載しているので、痒いところに手が届かないのである。

例えば、アプリ履歴を一発でクリアするボタン。Galaxyだったら独自のカスタマイズでアプリ履歴を開くと下部にクリアボタンが表示されるが、Pixel 7aは一番左までページを移動する必要がある。

とまあ、他メーカーは痒いところに手が届く独自カスタマイズUIを採用しているが、Pixel 7aだとそういったものがほとんどない。だるい。

また独自機能についてはPixel特有の機能が使える点は良いが、他メーカーも同様にその機種でしか使えない機能がある。例えばXiaomiスマホに搭載されるセカンド・スペースやデュアルアプリ機能である。こういったメーカー独自の機能はPixel 7aだと使えなくなるので注意せよ。

指紋認証と顔認証の速度をチェック!

Pixel 6aは顔認証に対応していなかったが、Pixel 7aは顔認証に対応した。速度はまあまあ早いがインカメラを利用する顔認証なので暗所では使い物にならない。また、マスク着用時も解除不可である。

指紋認証は光学タイプなので超音波式と比べてしまうと速度は遅く感じるが、ちゃんと認証できれば不満を感じるほどの速度ではなかった。十分実用的である。

Pixel 6シリーズは指紋認証の出来が散々だったが、Pixel 7aはネット上だと良くなったという意見もあれば、変わらないという意見もあった。どっちやねん。

かく言う筆者は・・・認証失敗しまくり。やっぱ指紋認証終わってんな。と思いながら悪あがきで指紋を再登録したり重複登録するも改善されず。5回に3回はミスる始末。

ぶん投げたい気持ちを鎮めて1日寝かせていたらあら不思議。なんか調子が良くなった。全然ミスらない。それ以降は絶好調である。

結果的に使い物になった感じだが、他のスマホだとこの様なことはない。指紋認証如きであーだこーだと言う事すら稀なのである。なので、もしかしたらアナタとは相性が悪いかも知れん。

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Pixel 7aの画面・ディスプレイ

Pixel 7a
画面 6.1インチ/2,400×1,080/有機EL
Widevine L1
リフレッシュレート 最大90Hz:60Hzまたは90Hzの固定式

ディスプレイで最も進化したのは高リフレッシュレートに対応したことであろう。Pixel 6aは60Hzだったが、Pixel 7aは90Hzへアップした。

普段から高リフレッシュレートディスプレイを備えるスマホを利用している筆者は、60Hzだと残像感に耐えられない身体になってしまったので、Pixel 6aの60Hzという点は大きな妥協点だったが、Pixel 7aは見事クリアしてきた。素晴らしい。

ただし、良いことばかりではない。高リフレッシュレートは画面の更新回数が多くなるのでバッテリーの減りが早くなる。が、リフレッシュレートはユーザーが任意に設定できるので、電池持ちを重視するのであれば60Hzにすると良い。

画面の輝度もパワーアップしたのも良いところである。試しに5月の日差しが強い晴天時の屋外で使ってみたが十分な視認性で不満は感じない。合格である。

ディスプレイで気になった点は自動輝度調整だ。

筆者の場合は横持ちでゲームをプレイしている時に勝手に画面が暗くなってしまう症状が頻繁に起こった。輝度センサーの位置が悪いのか知らんが、こんなことは他のスマホでは無い。今も横持ちでゲームする時は輝度が勝手に下がってしまうことがあるので、自動輝度調整をオフにしてプレイしている。正直めんどくさい。

他のメーカーだとなんちゃってゲームモードを搭載しているので、ゲーム中は輝度調整をオフにするようなこともできるが、Pixel 7aはそういった項目もなし。やっぱり純正OSはこういった痒いところに手が届かない。

対応するWidevineをチェック!

NetflixやAmazonプライムビデオなど著作権コンテンツを「高画質」で視聴するにはWidevineのレベルが「L1」であることが必須。

実機で確認したところPixel 7aは「Widevine L1」に対応していた。

AmazonプライムビデオはWidevine L1でも高画質再生できない場合もあるが、実機で高画質再生できることも確認した。

Pixel 7aのスピーカー・音質

Pixel 7a
スピーカー デュアルスピーカー
イコライザー
有線イヤホン接続方法 3.5mmイヤホンジャック

スピーカーの音質をチェック!

機種/項目 特性
LRバランス LRの音量バランスはほぼ同じ
LR位置 可変

スピーカーの音質はかなり上質。

ハイエンドになるほどスピーカー音質も向上するが、この価格でこのサウンド品質はなかなか無い。なんなら上位モデルをも上回っているのでは無いかと思うほどである。全く不満はなく音質も好みなので◎。

Bluetoothコーデックをチェック!

最近はワイヤレスで利用できるBluetoothイヤホンやヘッドホンが主流になったが、これらは「接続する方法(Bluetoothコーデック)」で音質や音の遅延が変わる。

▼主要なBluetoothコーデックで接続してみました。結果は以下の通りである。↓

Pixel 7a
SBC ○:基本コーデック。全てのBluetoothサウンド機器が対応している。遅延(大)
AAC ○:CD音質を飛ばせる。遅延(中)
apt-X ○:CD音質を飛ばせる。やや遅延あり。遅延(中)
apt-X HD ○:ハイレゾ音質を飛ばせる。遅延(小)
LDAC ○:ハイレゾ音質を飛ばせる。遅延(小)
apt-X Adaptive ✕:低遅延特化のコーデック。遅延(極小)

検証ではapt-X Adaptiveは非対応だった。まあSoCがSnapdragonじゃないから仕方ない。

個人的に動画を見るなら音の遅延が少ないLDACがオススメ。apt-X HDって選択もあるが、あれは対応機種が少なすぎるからな。あと最近はLDAC対応のやつも結構安いのがあるし。

Pixel 7aのカメラ・画質

Pixel 7a
構成・画素数 アウト:6,400万画素(メイン)、1,300万画素(超広角)
イン:1,300万画素
撮影モード 夜景モード、長時間露光、ポートレート、カメラ、動画、パノラマ、360°写真、レンズ
ズーム 2倍にワンタップ切り替え可で以降はピンチ操作で最大10倍まで対応
シャッター音の消音
マニュアル設定幅
動画解像度 4K/30FPS、4K/60FPS、1080P/30FPS、1080P/60FPS
手ブレ補正 光学手ブレ補正対応

Pixel 6aからPixel 7aは、メイン+超広角とカメラ構成は変わってないが、中身は完全刷新された。まあ、とやかく言うよりも写真見たほうが早いので見てくれ。

実機で撮影した写真

今回もスマホらしい使い方を重視するために全部手持ちで撮影してきた。

▼まずはメインカメラで撮影した写真。Xiaomi系はAIで即SNSアップもいける鮮やか系の写真を撮影しやすいが、Pixel 7aは良い言い方だと見た目に近いナチュラル、悪い言い方だと地味。まあ、見た目なんて加工でどうとでもなるけど。↓

画質自体は悪くない。自然な色味と精細感で基本は素晴らしい。ただ、先述したように華やかさはイマイチである。筆者は見た目よりも色鮮やかな写真のほうが好きなので今ひとつ。

▼Pixel 7aと同価格帯のiPhone SE(第3世代)と比較するとこんな感じ。↓

▼続いては超広角、1倍、2倍、最大の8倍で撮影してみた。2倍はロスレスズームらしい。確かに2倍はかなり綺麗だ。↓

超広角と1倍はカメラが異なるが、色味の違いは大きく変わらないのでシーンに合わせて切り替えながらガンガン使える。2倍も先述通り綺麗なので実用範囲だ。

最大8倍のズームはデジタルズームなので粗い。まあ遠くのメニューや看板を見る様な使い方なら十分だが、Galaxyのフラッグシップモデルのように10倍でも鮮明クッキリという感じでは全く無い。まあ所詮廉価モデルなので望遠性能は諦めたほうが良い。

また、同価格帯では全く使うことの無いマクロカメラを搭載するモデルも多いが、Pixel 7aは非搭載である。

▼なので、1倍で被写体に最も近づいてもこの程度。もう少しアップで撮りたい場合は2倍に切り替えるとちょっとだけアップで撮れる。↓

▼ポートレートは優秀で人物以外に物撮りもOKである。適当に撮影しても良い感じに被写体を認識して背景をボカしてくれるので、撮影自体も非常にイージーだった。↓

続いては夜景撮影。

夜景モードでの撮影ではシャッターを切ってから一定時間の処理が発生するのでレスポンスはまあまあ。仕上がった写真は光量の多い看板などはしっかり調整されており白飛びや黒つぶれが少ない写真に仕上がる。

画質も精細でかなりクオリティーが高い。手持ちでこれだけ綺麗に撮影できるなら不満に感じる人も少なかろう。これで文句あるなら20万円のスマホを買えばいい。

▼テキトーに手持ちで撮影してもこのクオリティー。ラフに撮影できるスマホカメラとしては十分過ぎる画質である。↓

▼左がPixel 7a、右がiPhone SE(3世代)。こうやって並べると明るい看板など白飛びしがちな被写体もしっかり捉えられていることが分かる。精細感もPixel 7aはワンランク高い。↓

▼最後は動画撮影。手ブレ補正は割と優秀で歩き撮影でも手ブレをかなり軽減してくれた。流石にiPhone 14 Proには敵わんかったが、これだけ綺麗に撮影できたら十分って人がほとんどじゃなかろうか。↓

Pixel 7aで様々な被写体を撮影してきたが、多くの人にとって大満足できるレベルに仕上がっている。最近は1インチセンサーを搭載するフラッグシップ機が増えてきたが、20万円ほどのスマホと7万円ほどのスマホの画質比較は流石に野暮である。

というわけで同価格帯のiPhone SE(3世代)と比較してみたが、同価格帯では間違いなくトップクラスの画質。もっと言えば、筆者が普段使っているiPhone 14 Proぐらいは喰える画質である。

ガルマックス以外にも沢山のユーザーがPixel 7aで撮った写真をSNSなどでアップしているので色々見ると良い。この価格だと十分以上のコスパカメラを搭載しているってのが分かるはずだ。

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Pixel 7aのバッテリー

Pixel 7a
バッテリー容量 4385mAh
有線充電 ○/最大18W
ワイヤレス充電
ワイヤレス逆充電

バッテリー関連では待望のワイヤレス充電に対応したことが最高に嬉しい。

筆者を含めすでにワイヤレス充電を利用しているユーザーも多いはずだが、非対応の場合は買い揃えたアクセサリーなどが全て無駄となる。それが乗り換えを見送る足枷に少なからずなっていた。

しか〜し、Pixel 7aならそのままスマホの使い方を変えずにワイヤレス充電を使い続けられる。つまり、いまワイヤレス充電を便利に使っているユーザーも乗り換えやすい。

個人的にはiPhoneのMagSafeを便利に使っていたから、何処かでMagSafeみたいに使えるケースなんかを買ってみようかと思う。良いのあったら教えてくれ。

バッテリー持ちをチェック

約2時間の映画を全画面で再生した場合(Wi-Fiオンでストリーミング再生/輝度75%)のバッテリー残量は以下の通り。

  • 100%→89%

動画視聴に関しては結構バッテリーが持つ。筆者はYouTubeやTikTokを結構見てるので、動画視聴に関しては満足である。

ただ、日常的に様々なことで使っていると決して電池持ちが良いとは言えない。日によってはバッテリー切れになりそうなこともあったので、筆者としては長時間外出する場合はモバイルバッテリーは必須だと感じた。あとゲームは普通にバッテリーはガンガン減る。まあゲームは燃費悪いから仕方ない。

Pixel 7aのメリット・良いところまとめ!

実際にPixel 7aを使ってメリットや良かったと思ったところは以下の通り。

メリット・良かった点

  • 頑丈で卓上でも安定するボディー
  • 独自機能がかなり便利
  • 滑らかな表示ができるディスプレイ
  • Widevine L1対応
  • 高音質のステレオスピーカー
  • 相変わらずお値段以上のカメラ
  • 集めたアクセが無駄にならないワイヤレス対応
  • IP67の防水防塵で日常使いでも安心
  • キャリアを選ばない充実のバンド

では、良かった点を何点かピックアップする。

曲がりにくいアルミ100%フレームで頑丈

Pixel 7aは外観の項目でも伝えた通り、カメラの出っ張りが少なく卓上に置いて使ってもガタつかないのが良い。

筐体は厚さ9mmと最近のスマホとしては非常に厚いが、その代わりに「曲がり」に強い。以前ガルマックスのニュース記事でも伝えた通り、有名な検証系YouTuberから曲げテストでお墨付きを得た。また、Google自身も頑丈さをアピールしている。

実際に触っていても、まあ、この分厚い筐体だと頑丈だよな。という感じである。ちょっと頑丈過ぎてスタイリッシュさは損なわれているが、頑丈で長く使えるほうが筆者はありがたい。

Pixel 7aはめっちゃ硬いらしい。有名YouTuberの曲げテストでお墨付き

唯一無二の独自機能が使える

Androidスマホをリリースするメーカーは独自機能を一つのウリにしているが、異なるメーカーでも似たような機能を搭載しているスマホは案外多い。

一方で、Pixel 7aはPixelシリーズのみ使えるような唯一無二の独自機能が多い。例えばボイスレコーダーで録音中に文字起こしする機能などだ。

これはPixelシリーズが搭載する独自チップのTensorあってこその機能なので他はなかなか他は真似できない。これらの独自機能を利用できる点もPixel 7aの大きな魅力である。

また、PixelシリーズはGoogle純正スマホなので、真っ先に様々な最新のAndroid機能を利用できるのも魅力である。

ナチュラルな写真を撮影したければ傑作なカメラ

Pixel 7aはその場の空間を切り取ったようなナチュラルな写真撮影を楽しめる。

Pixel 7aのカメラは非常に高画質である。画質傾向としては見た目に近いナチュラル系で非常にクリアで繊細な写真撮影を楽しめるた。これだけの品質の写真をシャッターを切るだけで撮影できるのは驚きである。

ベースの写真は非常に高品質なので、「色味など味付けは自分でしたい。」という人にとっても傑作と言えるカメラである。

▼筆者は華やか系が好きだからちょっと物足りなかったが、画質自体はすごく良い。↓

ドコモn79も対応でより扱いやすくなった

これまでのPixelシリーズはドコモ系バンドに弱かった。弱かったと言っても一部ニッチなバンドに対応していないだけで実用ではあまり問題ではなかったけど。

ただ、そういう話ではない。Pixel 7aは遂に自他ともに認める充実バンドを手に入れたのだ。これは長いことPixelをリリースしていなかったドコモがPixel 7aを扱うことになったことで実現した。

これで、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要4キャリアすべてで不足ない最強のバンド構成になったのだ。回線変更してもPixel 7aを使い続けられるのは素晴らしい。

高リフレッシュレートとワイヤレス充電に対応した

Pixel 6aは、上位モデルと区別するために高リフレッシュレートやワイヤレス充電への対応が封印されていた。それらが使いたければ上位モデルを買ってね。という話である。ビジネスとしては正しいやり方だと思う。

一方で、Pixel 7aは何を思ったのか、約2万円も高い上位モデルのPixel 7aと同じ90Hzディスプレイとワイヤレス充電を取り込んでしまった。その結果、上位モデルとの差が非常に少なくなった。

というわけで、随分とリッチな仕様でありながらリーズナブルな価格設定なのでコスパが良い。

Pixel 7aのデメリット・注意点まとめ!

実際にPixel 7aを使ってデメリットや注意点だなと思ったところは以下の通り。

デメリット・注意点

  • 筐体が分厚くベゼルも太い野暮ったいボディー
  • ハイエンドだけど最新世代より随分と性能低い
  • 輝度調整が微妙で横持ちゲーム中に勝手に暗くなる
  • 派手な写真を撮影したいなら物足りない
  • 物理SIMは1枚しか入らんからDSDSは片方eSIM
  • MicroSD非対応で容量の拡張ができない

では、注意点を何点かピックアップする。

見た目が野暮ったい

デザインに関しては好みの問題である。各自好きにあーだこーだ言ってくれ。

筆者の第一印象はPixel 7aって野暮ったいな。である。最近のスマホは低価格なモデルでもスタイリッシュだからな。ベゼルも細いし筐体も薄いし。

一方でPixel 7aは厚さ9mm。全然スリムではない。ベゼルもエントリースマホやろってレベルで太い。だから野暮ったく感じる。スリムでスタイリッシュなスマホが好きなら気に食わん部分になるかと思う。

ゲーム性能がショボすぎる

スマートフォンの性能を決定づけるパーツと言えばSoC。Pixel 7aはGoogleが開発した独自のハイエンドチップ「Tensor G2」を搭載する。Google製チップとしては2世代目の現行モデルだ。

が、他社現行チップと比べるとその性能は明らかに劣る。特にゲーム性能がショボすぎる。ゲームはスマホの中でも屈指の処理性能を必要とするが、ここで他社ハイエンドSoCと比較すると全く太刀打ちできない。ハイエンドやからゲームも快適やろって買うと痛い目に遭う。

派手な写真を撮りたいなら物足りないカメラ

Pixel 7aのカメラは「見た目に近いナチュラルさ」を求めるなら最強クラスだが、XiaomiスマホのようにAIオンでブワッと色鮮やかになるSNSで映えるような画質が好みなら物足りない。もっとも、撮影後の画質調整でどうとでもなるが、この一手間がウルトラ面倒くさい。

筆者は見た目よりも華やかな画質が好みなので、AI画質チューニングを搭載しているスマホは基本AIオンで撮影しているが、Pixel 7aの写真は鮮やかさがイマイチで物足りなさを感じた。派手な色が好みなら同じように感じるはずだ。

Pixel 7aのレビュー・評価まとめ!

本体以外に充電ケーブル、USB-AとCの変換アダプタ、SIMピン、クイックガイドなどが同梱されていた

1週間ほどPixel 7aを触ったが、現時点では2023年ベストスマホ。

誰かに「お手頃価格で良さげなAndroidスマホない?」と聞かれたら、真っ先に筆者はPixel 7aを勧める。

一方で、ガチ系の人にとっては物足りない部分もある。例えばカメラは1インチセンサーじゃないととか言っちゃう人や、原神で高いフレームレートを維持するためにグラフィック設定がどうのこうのと言っている人だ。これらの人はPixel 7aだと物足りなさを感じるだろう。

ただ、そこまでスマホに拘りのある奴は筆者を含め超ウルトラ少数派。多分0.1%くらいだ。世の中の9割以上の人はPixel 7aで良いし、Pixel 7aを持ってたら間違いない。

なので買い替え動機に明確な目的が無く「今使ってるスマホ古くなってきたし、お手頃価格で良さげなAndroidスマホ探してる」という人はPixel 7aにしとけ。これを選んでおけば買い物は失敗しないし後悔もしない。

最後までお読み頂きありがとうございました。ガルマックスでは最新のガジェット情報やレビュー・検証結果を数多くお届けしています。TwitterYouTubeもやってるので登録して頂けると嬉しいです!

Pixel 7aをお得に購入する方法!

Pixel 7aは以下で購入可能!割引情報があれば随時追加する。

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