CHUWI UBook XPro 2023のレビュー。2 in 1 Windows PCのマイチェンモデルを試す
CHUWIから新型2in1PCである「CHUWI UBook XPro 2023」をメーカーさんからのご好意でご提供頂きました。以前ガルマックスで紹介したんですが、結構売れてます。実機レビューを待っていた方は是非チェックしてみて下さい!
▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で確認して下さい!↓
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CHUWI UBook XPro 2023の外観・デザイン
CHUWI UBook XPro 2023 | |
サイズ | 307.4 × 217.3 × 9.2mm |
重量 | 955g |
CHUWI UBook XPro 2023の筐体はサイドが丸みを帯びたデザインで、前モデルと殆ど変化は無し。個人的には好みのデザインなので、変更が無くて一安心だったり。
▼ディスプレイのベゼルはタブレットとしては細くもなく太くもなくな標準的な太さ。↓
▼背面部分の中央部にはカメラが配置。Core i5のステッカーも搭載モデルの関係で第10世代Core準拠となっています。あと背面には技適マークもありますね。↓
▼カメラリングの赤がデザイン上のアクセントとしてよく映えます!ダイヤモンドカット部はシルバーなのもワンポイントアクセントとして良いですね〜。一瞬「赤色の塗装が剥げてるのかな?」と思ったのはここだけの話にしておいて下さい。↓
▼iPhone 6と並べるとこんな感じ。やはり大型サイズのタブレットとiPhone SEと同等サイズのスマートフォンでは、そもそもの本体サイズが全然違うので、親ガメと子ガメ以上のサイズ差がありますね。↓
▼重量は実測で955gでした。手で持つには少々ずっしり来る重さですね。↓
▼左側面はイヤホンジャックとUSB-A 3.0端子が搭載。↓
▼右側面にはDC端子、Micro HDMI端子、USB-A 3.0端子、USB-C端子と左側面よりも端子類が密集しています。↓
▼上部の左側には電源ボタンと音量調整ボタン、右側にはMicroSDスロットが配置されています。↓
▼下部はキーボードカバー用のPOGOピンが配置されています。↓
▼付属品はこんな感じで超シンプル。ACアダプターは24Wとそこまで大きな出力のものではないですね。あと、ACアダプターの先は昔のAndroidタブレットでよく見かけた細い丸型なので、何だか懐かしい気がしますねぇ。↓
CHUWI UBook XPro 2023の性能・パフォーマンス・スペック
CHUWI UBook XPro 2023はCPUにCore i5-10210Yを搭載。レビュー機はメモリ8GB+容量512GBです!
▼メモリ・ストレージのバリエーションは以下の通り。↓
CHUWI UBook XPro 2023 | メモリ8GB+容量512GB(レビュー機) |
詳細スペックをチェック!
CPU | Core i5-10210Y |
メモリ | 8GB |
容量 | 512GB(SATA SSD) |
ディスプレイ | 13インチ(2,160×1,440) |
Wi-Fi | 802.11a/ac/b/g/n |
Bluetooth | 4.2 |
インターフェース | 全機能Type-C ×1 USB-A 3.0 ×2 3.5mmヘッドフォンポート ×1 TFカードスロット ×1 Micro HDMI ×1 DC充電ポート ×1 |
サイズ | 307.4 × 217.3 × 9.2mm |
重量 | 955g |
OS | Windows 11 Home |
拡張 | – |
ベンチマーク結果をチェック!
▼各種ベンチマーク結果は以下の通りです。CHUWI UBook XPro 2023の性能の確認にどうぞ!↓
▼標準で内蔵していたSSDの情報はこんな感じ。ブランドは「AirDisk」とのことなので、以前にガルマックスでもレビューしたCHUWI LarkBox X 2023と同じメーカーのSSDっぽいですね。↓
▼ストレージ速度は読み込みが557.35MB/s、書き込みが497.51MB/sと、SATA接続のSSDとしては普通の速度。特筆すべき点もありませんね。↓
普段使いの動きチェック!
実際にCHUWI UBook XPro 2023を日常的によく使うコンテンツで試してみました!以下の4段階で評価します!
- 快適・サクサク
- 普通・十分実用的
- イマイチ・妥協が必要
- モッサリ・カクカク
CHUWI UBook XPro 2023 | |
WEBページ閲覧 | 快適・サクサク |
YouTube | 快適・サクサク |
CHUWI UBook XPro 2023が搭載するCore i5-10210YはTDPが7Wと超省電力モデルではありますが、過去のハイスペックCPUと同等クラスの性能があるので、軽い作業などは楽にこなすことができます。
メモリも8GB搭載と快適動作に必要な最低限の基準は満たしているので、ウェブ閲覧もタブを開き過ぎない限りは大丈夫かと思われます。
YouTubeなどの動画視聴も支障も無く快適に行えたので、高解像度なディスプレイと相まって動画視聴機としても良さそうですね。
ゲーム性能をチェック!
実際にCHUWI UBook XPro 2023でゲームを遊んでみました!以下の4段階で評価します!
- 快適・サクサク
- 普通・楽しめるレベルで遊べる
- イマイチ・妥協が必要
- モッサリ・カクカク
Core i5-10210Yの内蔵GPUは第10世代 Core向けのUHD Graphics(24コア)なので、Iris Xeよりも性能は低め。性能の目安的にはUHD Graphics 630が近いですね。
検証は以下の通り、2種類のゲームで行いましたが、どのゲームでもお察しレベルでした。
Rainbowsix Siegeは表では18〜30FPSの間で推移しているとしましたが、訓練場プレイ時は常時20FPS以下でゲームにならなかったですね。メニュー画面ですらキツかったですし。
Muse Dashといった2D主体のリズムゲームでも発熱の関係からか安定して動作しないため、全く快適に遊べませんでした。軽めのゲームなので、ある程度は遊べるかなとは思っていましたが、FPS通りにはいかないものか…
タイトル | 評価 | FPS |
Rainbowsix Siege(HD、低) | イマイチ・妥協が必要 | 18〜30FPS |
Muse Dash(FHD) | イマイチ・妥協が必要 | 70〜80FPS |
ということで、本機はゲーム機代わりとしては一切期待してはいけないので、「PCゲームで遊びたいなら相応に性能が良いマシンを購入しようね」という結論になる旨は心に留めておきましょう。
CHUWI UBook XPro 2023の仕様、特徴をチェック
CHUWI UBook XPro 2023 | |
OS | Windows 11 Home |
通知ランプ | ○ |
指紋認証 | ✕ |
顔認証 | ✕ |
冷却システム | ✕ |
MicroSDスロット | ○ |
備考 | キーボードカバー有 |
キーボードカバーは結構良かった!ペンはメモ用途なら十分使えそう!
CHUWI UBook XPro 2023は純正アクセサリーとしてキーボードカバーとスタイラスペンが用意されています。
今回のレビューではキーボードカバーとスタイラスペンもメーカーさんが提供してくれたので、併せて紹介していきます。
▼キーボードカバーはこんな感じ。今回の試供品では英語配列のようです。↓
キータッチは質素ではありますが、キチンとした打鍵感があるもので、文字入力は満足して行うことができました。
もう少し欲を言わせてもらうとすれば、タッチパッドのクリック感が思ったよりも固かったので、もう少しスムーズだと操作しやすいかも。
▼キーボードカバーの裏側は触り心地の良いファブリックになっていました。Surfaceのタイプカバーよりもすべすべとしていましたが、個人的にはこっちのが好みですねぇ。↓
▼キーボードカバーは以下のようにベタ置きもできますが….↓
▼Surface Proのキーボードのように傾斜を付けることも可能になっているので、タイピングも快適に行えるようになっています。↓
▼なお、キーボードカバーを装着した際は1,323gと結構重量級になってしまうのは人によっては注意点かもしれません!↓
▼スタイラスペンはこんな感じ。↓
追従性も専門のペンタブと比べるとやや遅れているのは感じるものの、致命的な遅延は感じなかったので、イラストレーターの方にとっては作業用としてキツいでしょうが、ちょっと手書きのメモを取るなどの用途では十分実用的だと感じました!
キックスタンドは無段階調節可能!
CHUWI UBook XPro 2023が内蔵しているキックスタンドは無段階調整が可能。ユーザーやシチュエーションに沿った角度を自由に決めることができちゃいます。
▼キックスタンド部は細いのでちょっと不安に感じるかもしれませんが、思った以上にしっかりと支えてくれるので、不安定な場所に置いたり無理に力をかけない限りはしっかりと支持してくれます。↓
▼最小角度はこんな感じ。これより少ない角度も調整できますが、スタンドがしっかりと止まらない為、実質的に写真の角度が最小角と言っても差し支えはないはず。↓
▼最大角度はこんな感じ。筆者が想定していたよりもしっかりと倒れているなというのが第一印象です。↓
というように、CHUWI UBook XPro 2023のキックスタンドは華奢な見た目とは裏腹にかなり使い物になるので、無理をしない程度にガンガン活用しちゃって下さい!
型落ち超省電力プロセッサだけど普段使いは快適
CHUWI UBook XPro 2023が搭載するCPUはCore i5-10210Yと超省電力モデルですが、ウェブブラウジングや動画視聴、文書作成といったライトな用途は快適にこなせました。
もちろん、ベンチマークや動作テストで紹介したようにゲームで遊ぶのは正直言ってしんどいので、ゲーム目的でこういったモデルが欲しいならハンドヘルド型UMPCやASUSのROG Flowといったゲーミングモデルを選ぶことを薦めます!
ディスプレイ品質は良好
CHUWI UBook XPro 2023のディスプレイ解像度は2,160×1,440とFHD解像度よりもワンランク上となっています。視認性も良好で動画視聴にも没頭できました。
ただ、CHUWI UBook XPro 2023のディスプレイはグレア。グレアディスプレイはノングレアディスプレイと比べて映り込みが強いので、気になる方は映り込み軽減の保護フィルムを貼ったりして対処しましょう!
Type-C端子は映像出力を含めたフル機能に対応!
CHUWI UBook XPro 2023が搭載しているType-C端子は全機能とあるように、映像出力などフルサポートしたものになっています。
▼筆者も試してみたところ、Type-Cケーブル1本でモバイルモニターへの映像出力が可能なことが確認できました!↓
また、Type-C端子経由での充電も可能な上に、65Wなどの高出力なACアダプターを使用すれば付属のACよりも早く充電が出来るので、外出時などはそちらを使用した方がいいですね!
CHUWI UBook XPro 2023のデメリットや注意点、気がついたこと
ここまで良かった点は色々と書いてきましたが、製品を購入する場合は良いところだけでなくデメリットも把握してから検討するべきです。個人的に気になった点をピックアップしておくので参考にしてみて下さい。
発熱は大きめ
CHUWI UBook XPro 2023はファンレス設計の2in1タブレットということもあってか、背面部分の発熱はかなり大きめ。
特に背面の左側はプロセッサが配置されているのか、高負荷時にはかなり熱くなるので、両手で握って使う際は注意した方がいいかも。
▼参考までに、以下に発熱部分の温度を記載しておきます。↓
- Rainbowsix Siegeをプレイ中:52.5度
- 20度台後半の室温でSteamでゲームをダウンロード、インストール:50.5度
- 20度台前半の室温で充電中:42.6度
バッテリー持ちは悪め
CHUWI UBook XPro 2023は超省電力プロセッサを搭載しているので、バッテリー持ちが気になるところ。結論から申し上げると「あまり良くない」です。以下のデータは参考までに。
- ガルマックスチャンネルのFHD動画再生(15分ほど):7%消費
- Steamでゲームをダウンロード、インストール(30分ほど):20%消費
やはりWindowsにx86系プロセッサ、高解像度ディスプレイ、少なめのバッテリー(ちょっとしたWindowsタブレットならこんなもんかなとは思いますけど)と複合的な要素が噛み合ってか、バッテリー持ちは悪めな印象を受けました。
筐体の剛性に不安があるかも?
これは個体差の可能性もあるかもしれませんが、CHUWI UBook XPro 2023は手で握った際にギシギシと軽く軋むような感覚があったんですよね。
体感ですが、筐体の半分から下あたりを握った際に軋みが起きるような確率が高いあるので、本体を持ち運ぶ際は片手で持たずに両手でしっかりと持つかケースに入れての運搬をお勧め致します!
CHUWI UBook XPro 2023をオススメできる人
CHUWI UBook XPro 2023は前モデルから筐体ほぼそのままにプロセッサをCore i5-10210Yへと刷新したマイナーチェンジモデルと言えるでしょう。
前モデルはWindows 11非対応のCPUを搭載していましたが、今回はしっかりとサポートしているプロセッサなので、単純な処理性能以外の面でも進化が感じられます。
もちろんCore i5-10210Yは型落ちの超省電力プロセッサなので、Intel N100よりもベンチマークでは性能が劣っていたりと、決して性能が良いわけではないのは事実ですが、消費電力やコストとの兼ね合いを考えるとこのあたりが着地点なんでしょうね。
価格は5万円台半ば〜6万円ぐらいとバーゲンプライスとまではいかないものの、大きめディスプレイの2in1PCと考えると「まぁこんなもんかな」って感じの値段設定。超個人的な意見ですが、5万円を切ってくるとかなりお得感が増すとは思いますけどね!
ということで、CHUWI UBook XPro 2023をオススメできる人は以下の項目に当てはまるユーザーさんが候補に挙げられます。
- 前モデルを愛用しており、新しい2in1PCへの買い替えを考えている人
- そこそこ使える性能のタブレットを安めの価格で購入したい人
- 高解像度のディスプレイを搭載したWindowsタブレットが欲しい人
上記の項目に当てはまるユーザーさんはCHUWI UBook XPro 2023の購入を検討してみてはいかがでしょうか。また、本レビューが購入検討時の参考資料となれば幸いです。
以上、ガルマックスレビューでした!
CHUWI UBook XPro 2023をお得に購入する方法!
CHUWI UBook XPro 2023は以下で購入可能です!割引情報があれば随時追加しますね!
▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で確認して下さい!↓