Galaxy Tab S9 FEの実機レビュー!6.9万円でSペン対応!PCのサブモニターも使えて仕事・作業のお供に最高のモデル

柳生です。ギャラタブレビュー第2段。Galaxy Tab S9 FEを購入して2週間ほど使い込んだんでレビューしていきますよ!

上位版S9たちよりも圧倒的に安く、それでいてミドル以上の普段使いにおける快適スペックを両立。仕事とか作業とかそういう用途に適した1台です。当然メリットだけでなくデメリットもありますが‥

▼ほぼ同時期に発売された ミドルレンジモデルのGalaxy Tab A9+のレビューはこちら。こっちはお値段36,000円。↓

Galaxy Tab A9+のレビュー。ミドルタブながら音質とOne UIの完成度が最高レベル!マジでオススメ度高い

良かった点

  • メタル製で本体質感が良い
  • 液晶だが輝度、解像度が高く視野角も広かった
  • Sペンに対応、ハイエンドモデルと遜色なく使っていける
  • 急速充電と逆充電に対応
  • One UIを搭載しており使い勝手がとても良い

悪かった点

  • ミドルハイだが3Dゲームには不向き
  • 6万円とそこそこの価格ながらデュアルスピーカー
  • 4K動画撮影ができない(不具合?)
  • 高いのにSIMに対応していない(キャリア専売のTab A9+のみ)

スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧

スペック表を表示
ベンチマーク結果を表示
各種検証結果を表示

デザイン:ギャラタブ唯一のカラバリ。見た目も質感も抜群

Galaxy Tab S9 FEのデザイン、質感も含め満足クラスに良かったっすよ!FEとはいえ安っぽさは無く触るたびに楽しい。

▼そもそもカラバリ(カラーバリエーション)が3色あって、ピンク、グレー、ミントグリーンの3つも用意されてるってのが良い。選ぶのだけでもちょっと楽しかったレベルです。↓

▼というか、最近出たギャラタブの中で唯一カラバリ持ちなんすよねこれ。S9シリーズも、ミドルのA9+も全部グラファイトことグレー1色しかない。大画面版のS9+ FEも1色だけ。本当に唯一無二ですよこれ。↓

▼で、実機がこいつ。シンプルだけど無駄のない意匠がすんげーカッコいい。今回買ったカラーはミントグリーン‥なんだけど、実機はほとんどシルバーにしか見えない。

▼完全にシルバーってわけではなく反射具合や周りの明るさ次第ではミントグリーン感があるかな?って感じな色合いっす。↓

これシルバーですって言われても気づかねぇよ!もうちょっとグリーン感くれやって思ったけど‥シルバーも好きだし結果オーライ!!

▼流行りのフラット形状で、さらに側面と背面の端に掛けてアンテナラインと思わしき線が入っているのも特徴。↓

▼ちなみに最初は側面に保護用の樹脂フィルムが貼ってあります。剥がしても問題ないけど剥がしてません(手放すときに価値が下がりにくくなるんで)。↓

▼SAMSUNGロゴは印字ではなく彫り込みタイプになっていました。光沢があり、マットなパネルと対比的でキラリと光るのもいいアクセントになっとりますね。↓

▼スピーカーはAKGによるチューニングを施されてるという印字も施されています。↓

▼インカメラのあるベゼルに面する上面は電源キー(指紋センサー)と音量キー。そっから右側面は充電端子。左側にはMicroSDスロットが配置されています。↓

▼底面はキーボードカバーなどアクセサリーで使えるであろうドック端子。↓

▼カメラは飾り気のないシンプルなシングルタイプでした。だがそれが良い(`・ω・´)。↓

▼厚みは目視1mmぐらい。フラッシュライトは非搭載なので注意。↓

▼MicroSDカード用のトレイ。SIMスロットをうめたようなスペースがありますが、これは海外版(SIM対応版)の名残でしょう。↓

本体材質はメタルタイプ。プラスチック感のあるA9+と比較して明らかに質感の高さとヒンヤリ感があってたまらんです。

▼あと防水防塵もIP68に完全対応。水に濡らしてもヘッチャラ。台所周りにおいといても安心ってのも高評価。とはいえ、タフネスタイプの変態モデルたちと違って耐衝撃やIP69K(お湯への耐性)はないので過信は禁物です。お風呂で使うのは非推奨。↓

性能:Exynos 1380‥3Dゲームは微妙

Galaxy Tab S9 FEのExynos 1380はSamsung製の5nmSoC。性能帯区分でいえばミドルレンジの上位帯(ミドルハイ)クラス。メモリ(RAM)の容量も6GBと十分大きいです。

▼動画、電子書籍においてはもはやサクサク快適。WEBページのブラウジングもミドル以上にきびきび動きます。↓

とはいえアプリの読み込み、ファイルの読み書き速度は凡庸なミドルのそれで、AnTuTuとかベンチマークソフトで見た感じメモリ(RAM)はDDR4で、ストレージ規格もUFS2.xとなっていました。オイオイUFS2.xだったんかコイツ。

一応ライトに使うぶんには問題こそないですが、筆者はレビューやデータ検証にあたってPCにスクショとか写真とかモリモリ転送してたもんで、そういう大容量のデータ転送では遅さが気になるところもありました(´・ω・`)。

FEで廉価とはいえハイエンドたるSシリーズの名を持つモデルってこともあるし、この点はUFS3.0を搭載してほしかったなって不満はあります。そもそもライトに使って問題ないタブレットってゴロゴロ転がってますしTab A9+がその役割ですからね。

あとミドルハイといえば「画質とかの設定次第で3Dゲームも遊べる」という性能帯なんですが、言い換えればガチゲームには完全に向きません。タブレットでゲームしたけりゃハイエンドなS9 Ultra買うか新しめなiPad買ったほうが良いです。

▼AnTuTuスコア的にはXiaomi pad 5にかじりつくぐらいはあるんですが、あちらと違ってハイエンドSoCではないためか車ゲーのAsphalt 9では60フレーム表示に非対応。30FPSでレースゲームはキツいぜ。↓

▼Minecraftはデフォルト推奨チャンク10、最大18チャンクまでの表示に対応していました。Galaxy Tab A9+と同じくデフォ設定なら難なく動きますがそれを超えるとカクつきと発熱がかなり気になります。↓

▼原神はデフォルトで低プリセット。ゲームとしては動くけどやはり快適ではありません。↓

画面:高精細、輝度も明るくとてもキレイ

ディスプレイは10.9インチ、液晶タイプで90Hzにも対応。この点はほとんどGalaxy Tab A9+と同じ。

▼ただあちらに比べて明らかに視認性が上がってます。最大輝度は600ニトと明るく、解像度は2,304×1,440。そのため文字のクッキリ感が非常に感じられて見栄えの良さは満足!

▼90Hzなもんでスクロールの残像感も感じにくいし指への吸い付きも良く操作性も良好。安いモデルではここも鈍くてイライラしがちですが、そんなネックは皆無です。↓

▼動画は1080pまででフルスクリーンで見ても精細さは普通なんですが、WEBおよび電子書籍といった細かい字を見るのなら最適。文字のツブレ、ドットの粗というものを感じにくく、そういう意味でも使っててニヤリとさせられます。↓

▼さらにこのモデル、Tab A9+と同じく液晶ですが視野角も広く感じます。ナナメから見ても色のくすみを感じにくい!不思議。↓

OS・機能:One UI搭載!PCのサブ画面も対応してた

Samsungスマホがなぜ市場においてトップクラスを得られるのか?ハイエンドモデルの作り込みやスペックもさることながら、筆者はソフトウェアことOne UIの完成度が良いからってのも大きいと思ってます。

Galaxy Tab A9+でもそうだったんだけど、やっぱOne UIめっちゃ良い。あと個人的にはタスクバーが使えるってのもデカいっす。自分のよく使うアプリとか気に入ってるアプリを下部においておけばすぐ起動できるのが良いんすよ。↓

▼またそいつをグーッとドラッグ&ドロップすればすぐに分割起動できるってのはスッゲー便利。大画面だしマルチタスクもはかどるんすよね。↓

▼スマホよりも多い同時に3画面も対応しているのもGood!↓

ただしこのタスクバー、デフォルトのランチャーのみで動作し、Novaとかサードパーティアプリでのランチャーでは動作しなくなるので注意です。

▼アプリ履歴画面も最適化されており、一覧に表示される数が多く全て閉じるボタンが常時表示されてるってのがとても便利。↓

▼BixBy Routinesで時間やアプリ起動、Bluetoothデバイス起動などの条件で好きなアクションを自動化することもできますし、充電中はデイリーボードつって時刻、天気予報や予定などを常時表示させる機能も対応しています。↓

▼AoDは非対応ですがこのデイリーボードで卓上時計代わりになるってのも地味ながら良い!天気予報やカレンダーというオマケもついてるし。↓

▼もちろんSamsung DeXも対応。単体でPCモード表示にも可能で、マウスとキーボードがあればノートPCっぽく操作もできます、エクセルとかの文書作成や、こういう記事の下書きを仕立てるには最適。↓

加えてSoCもミドルハイ性能はあるので、Galaxy Tab A9+ではやや厳しかったマルチタスク場面やSamsung DeXもサクサク動きます。起動自体も4~5秒ほどと早め。

▼またこのモデル、なんとGalaxy Tab S8 Ultraと同じくPCのサブディスプレイとしても使えました。ハイエンドゆずりの機能が廉価モデルでも使えるってかなりありがたい!↓

▼PCとGalaxy Tab S9 FEで同じWi-Fiに接続し、Galaxy Tab S9 FEは「2番目の画面」という機能を有効化(Galaxy BookっていうPCモデル名は出てるんですがそれ以外のモデルでも対応しているようで、筆者のデスクトップPCでも使えました)。↓

▼タブレット側はこの画面のまま待機。あとはPC側でWindowsキーとKキーの同時入力でキャスト画面を出して接続すればOK。↓

▼ちなみに音声出力も対応していました。すなわちパソコンで出したサウンドをGalaxy Tab S9 FEのスピーカーで聞けるっちゅうワケっす。↓

なお今回はGalaxy Tab S8 Ultraとは違って「遅延ありで高解像度か、遅延少なく低解像度か」を選ぶことは出来ませんでした。こちらは遅延のある高解像度のみに固定されるようです。

実際使ってみたところ遅延自体は若干あって気にはなりますが、資料、文書を表示させておいて、これを見ているぶんであれば問題なく使えます。

フォルダやWEBページといったドラッグ操作やスクロールがある場合、この遅延でわずかにモッサリしている印象を受けるので注意。0.1~0.2秒ぐらいの遅延です。使えなくはないです。

▼ちなみに解像度は1,920×1,080まで、フレームレートは30FPSが上限でした。Windowsで見た感じ、24Hz、25Hz、30Hzまでしか選べんかったっす。↓

▼画面比率は残念ながら16:9のみで変えられませんでした。なのでGalaxy Tab S9 FE本体ではこんな感じで上下にベゼルが生じます。↓

Sペン対応、書き心地、精度そして機能面が優秀

▼Galaxy Tab S9 FEはTab A9+にはない大きな要素があり、それがこの純正スタイラスペンことSペンが使えること。タッチの精度、感度はメチャクチャ良いです。これで付属品ですョ。↓

▼書き心地も非常になめらか。上位版のGalaxy Tab S9たちと遜色ないレベルです(あちらは展示機で軽く触った程度ですが)。↓

▼ディスプレイに近づけるとこういう小さな丸ポインタが出てきます。ギャラリーなど一部アプリに対応しており、ギャラリーではタッチせず近づけたままにしておけば、縮小画像の全体プレビュー表示も行うようになっていました。↓

▼こういうスタイラスペンはお絵描きを生業や趣味とする方にとってはもちろん使えるんですが、普通に使うぶんにも中々良いんですよね。圧倒的にペン先が指より細いから、リンク付きテキストのクリックもバッチリ正確に狙えて、ちっちゃい広告の閉じる×ボタンも押しやすい。↓

また指でスクロールしないので指紋で画面が汚れにくいってのも個人的には大きいです。指紋で画面を汚したくないし、かといって指紋低減のマットタイプのフィルムは手触りはいいけど画面が曇ってる感じにも見えてしまうんで‥そういう意味でも良い!

あと画面スリープ時の場合、すぐにメモすることも出来ます。思いついたことをすぐ書き起こしたりするって時に便利(筆者は手元にふせんがあるんでほぼ使わなかったけど)。

ただしGalaxy NoteやUltraと違い「Sペンのボタンを押しながら画面をタッチする」という条件になってます。Noteとかは引っこ抜けばすぐメモできたので、これと比べると若干ですが面倒に感じた。

▼それとプリインカレンダーアプリへの直接書き込みにも対応していました。とはいえこういうアナログな書き込みも出来るんで、サッと予定を直感的に書き込めるってのはデカいっすね。↓

ただ、この書き込みはローカルに保存されるのみのようで、同じアカウントでも別デバイスからは見えませんでした。

▼なおGalaxy Tab S9 FE、上位版と同じく背面にSペンをくっつけることができます。ただあちらと違ってSペンをくっつける場所が区別されていない見た目なのでわかりにくいのは欠点ですが‥マグネットでくっつくので手探りでもいけるんで無問題。↓

▼ちなみに背面でなくても側面にもくっつきます。個人的にはこっちにくっつけると結構使いやすくて良い。↓

指紋センサーは側面式。「横置きだったら」使いやすい

指紋センサー搭載ってのも魅力ですが、上位版S9シリーズ(画面内センサー)と違ってこちらは液晶なので、指紋センサーは電源キーと一体型になっています。

▼なので早い話「机に置いたままでの認証はむずかしい」「スタンドかなんかで立たせていれば認証しやすい」という使い心地。↓

肝心の認証速度と精度に関しては素晴らしいの一言で文句なしです。スペースは小さいので指がズレやすいのは欠点にはなるものの慣れれば外すことはなくなりました。

▼あと「触れるだけで認証」「押してから認証」という切り替えも対応しています。持ってるときにうっかり指が触れてしまい誤認証ってのを防げるのも高評価!さすがOne UI。↓

SIM対応モデルが欲しいよね

いまさらGalaxy Tab S9 FEの実機レビューで書くべきことでもない部分なんですが、やっぱこれSIM対応モデルがほしいなって触っててしみじみ思いましたよ。あれ便利なんだもん。

筆者の場合、たいていPC前に置いて動画か音楽かTLを流して使ってるんですが、これにプラスアルファで固定電話代わりに使えたらなって思ったりしてます。あとクルマがあればカーホルダーでカーナビだけでなくアマプラ視聴もできるし。

あと最近は中華タブで2~3万レベルのモデルでもSIM対応モデルが跋扈しつつありますし、そういう意味でも足りない感は否めませんしね‥まぁ筆者はOne UIやSペン、そしてSamsungブランドが好きってこともあるのでこっちを選んだわけなんですが(`・ω・)。

▼一方、大画面12.4インチモデルであるGalaxy Tab S9+ FEではSIM対応モデルとなってます。しかしあちらはSIMフリー版はなくau版のみ。つまりキャリアモデルなんす。↓

最近はどのメーカーも脱キャリア依存って流れになりつつあるので流れとしては喜ばしいんですが、こうなってるのを見ると道のりはまだ長そうだなとも思わされる‥(´・ω・`)。

なおどうしてもSIM対応モデルが欲しいって場合、海外版をECサイトから輸入して使うって手はあります。技適とかサポートとかの面で言えばオススメはしませんが(建前)(保身)。

スピーカー:デュアルなのは正直惜しい

スピーカーが2基のみ搭載、つまりデュアルスピーカーってのは価格や立ち位置を考えれば欠点。

これは上位版との差別化ポイントかもしれませんが、だとしてもこれより安く立ち位置的にも下ランクとなるGalaxy Tab A9+がクアッド(4基)スピーカーなのでそういう意味でも劣ってる印象は拭えない。

音質自体は申し分なく良いのですが、縦持ちの場合は音が偏ってきますね。音楽流しながら電子書籍をタテ向きで読んでるときやTwitter、YouTubeショート動画を見てるときに気になってくる。↓

このモデルはイヤホンジャックも無いので有線イヤホンでのごまかしもききにくいネックもあります。変換ケーブルはDACに関わらず使えたのは救いか。

▼ちなみにミドルタブのGalaxy Tab A9+と比べると音量はほぼ同じで、音質はA9+のほうがよく感じました。↓

筆者での個人所感ゆえ絶対的な音質の評価は保証できませんが、Galaxy Tab S9 FEのほうが高音域とディテールが鋭く聞こえる印象だけど低音域とバランスにおいて負けてて、総合的にA9+のほうが動画も音楽を楽しむのにも良い、と感じた。

なので‥あくまで仕事、作業用タブレットとして割り切るならOKですが、純粋にサウンド面だけでいえばA9+が総合的に良いですね。あっちはイヤホンジャックもあるし。

カメラ:写真の写りは良好

Galaxy Tab S9 FEのカメラはリアが800万画素、インカメラは1,200万画素となっています。普通逆じゃね?って思ってしまうスペックですが、こいつはタブレット。WEB会議とかインカメラを利用した通話の用途を想定したスペックなのでしょう‥多分。

▼肝心なインカメラの画質‥というか画角なんですがクッソ広いです。こいつ超広角カメラだったんか‥すごいな。↓

▼画角切り替えスイッチもあり、狭い方だとこんな感じ。ポートレート撮影は当然対応(超広角では不可)してますし、写真写りも良いですね。さすがSシリーズ。↓

▼アウトカメラも画質が結構良さげ。800万画素とはいえミドルハイですしAIソフトウェアによる補正もありけりなのでこんな感じです。↓

▼ナイトモードも対応していました。思った以上の写真写り。写真撮影において需要の少ないAndroidタブレットとはいえ、撮ればできる子。それがGalaxy Tab S9 FEです。↓

▼ひとつ気になるのが動画解像度。公式サイト上では「ビデオ撮影解像度:UHD 4K (3840 x 2160)@30fps」つまり4K/30FPS↓という記載はあるのですが、実機では720Pと1080Pの2つしかありませんでした。調べても出てこないし‥どういうこっちゃ。↓

手ぶれ補正とか動画保存形式とか色々設定をいじってみても4K画質は最後まで出てこず。不具合によるものなのか、そもそも公式の記載ミスなのか‥原因はわかりません。アップデートが来たら対応してると願いましょう。

バッテリー:使えば使うほどゴリゴリ減る。急速充電は対応

▼バッテリー容量は8,000mAhとタブレットとしてはなかなかの大きさですが、電池持ちは特段良いわけではありません。普通に減っていくって感じ。極端な短さこそありませんが、YouTubeで動画を見まくれば2時間で35%消費とゴッソリ消えていきます。↓

▼ただ急速充電対応はA9+にはない明確なメリットで最大15Wの急速充電に対応。急速充電は2時間で75%ほどのペースでした。↓

個人的にはこれWi-Fiモデルだし外に持ち出すことはほぼなかったので電池持ちは良くなくても無問題でしたが、GPSを搭載はしているのでカーナビ代わりとして使う場合は電池持ちにも気を配る必要は出てきますね。

▼あとこのモデルは逆充電も出来るんで、付属のケーブルを使えば8,000mAhのモバイルバッテリーにもなります。なお逆充電は急速充電に非対応でした。↓

Galaxy Tab S9 FEをオススメできる人

Galaxy Tab S9 FEはこんなモデルがほしい方にオススメできるタブレットです。

  • 仕事、作業に使えるタブレットが欲しい人
  • 趣味でイラストをよく書く人
  • Sペン対応Galaxy Tabを試してみたい人
  • 中華メーカーを敬遠する場合

あと、このモデルは上位版のS9シリーズから

  • 有機EL+画面内指紋センサー
  • 120Hzリフレッシュレート
  • 性能、ゲーム適正
  • (Galaxy Tab S9+以上は)超広角リアカメラ

をオミット(除外)したものとなっています。

しかしSペンやなめらかに動く90Hz表示に対応し、One UIによる機能性も優秀。

加えてこいつはサブモニターとしても使えますし本体質感も上質、それでいて価格をGalaxy Tab S9から5万円以上も落としており、機能面と本体クオリティでいえばコスパは抜群ですよ。

なので早い話「Galaxy TabやOne UIを試すには絶好の1台」とも言えます。無論有機ELはじめ様々な性能差はありますが、ハイエンド+ゲーム性能、映像美にこだわらず、しかし機能性を求めるのであれば‥間違いなくベストバイに入る1台でしょう。

しかし、強力なライバルとしてはやはりXiaomi Pad 6が立ちはだかります。Snapdragon 870(AnTuTu80万点)を搭載し、発売当時の価格は5万円(海外だと4.2万円)。つまり性能でも安さでも負けているんですよね。

加えてリフレッシュレート(144Hz)、クアッドスピーカー搭載という付加価値もあり、スペック上で見ればコスパ面で明らかに劣ります。

しかし、上でも書いたようにこちらはSペンや優秀なOneUI、モニター出力機能を持ち、その点においてどこまで価値を感じられるかで評価は分かれるでしょう。スペック的に見たらコスパは悪めには見えますが、触って初めて真価を発揮するタイプ。

「安さとメディア用途だけならGalaxy Tab A9+か中華タブ」「ゲーム性能、有機ELを求めるならGalaxy Tab S9 UltraやiPad Pro」を選ぶべきでしょうが、仕事、作業用途のタブレットを手頃に買うのならこのGalaxy Tab S9 FEが一番理想のモデルでしょう。

これを国内正式投入してくれたのもありがたいし、オススメ度は高いです。買ってよかったぜこれ。専用キーボードカバーも欲しくなるな‥。

Galaxy Tab S9 FEの購入先まとめ

■Galaxy Tab S9 FE■

初出時価格→68,800円

▼Galaxy Tab S9 FEの保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがあるのでおすすめ!↓

ページトップへ