ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEの実機レビュー!NetflixもWidevine L1に対応した8.4型タブレットを試す!

大ヒットした8.4型の「ALLDOCUBE iPlay 50 mini」がちょっぴりパワーアップ!NetflixもWidevine L1で再生できるようになった「ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFE」が登場しました…!試す機会を頂いたのでレビューをお届けします!

ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEはこんなモデルでした!

  • 筐体の質感はGood
  • 持ち運びにちょうど良いサイズ
  • 片手で持っても疲れづらい重量
  • ゲーム以外なら割りとストレス無く使える
  • 画面はめちゃくちゃ綺麗
  • シングルスピーカーは音質がチープ
  • カメラはオマケ程度の画質
  • NetflixがWidevine L1で再生できるのが最高

▼ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEのファーストインプレッション動画も出しているので、まずはチェックしてみて下さい!↓

▼もう少し性能の高いモデルが欲しい!って方はHelio G99を搭載する上位モデルのALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro NFEもレビューを出しているのでチェックしてみて下さい!↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro NFEの実機レビュー!8.4型でHelio G99!Widevine L1対応!これを待っていた!

スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧

スペック表を表示
対応バンド早見表を表示
ベンチマーク結果を表示
各種検証結果を表示

デザイン:軽くて薄くて持ち運びにちょうど良い!

ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEは「iPlay 50 miniシリーズ」の一つで、ガルマックスは他バリエーションを何台か触ってますが、ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEもデザイン自体は一緒…!

▼ディスプレイは8.4型でタブレットでは小型な部類のモデル!重量も292gと軽量なので持ち運ぶにもちょうど良いサイズです。↓

▼筐体の質感はGood!めっちゃシュッとしてます。↓

▼インカメラは短辺ベゼルに埋め込まれているので、縦持ちに最適化されているんですかね?↓

グルっと周りも見てみましょう!

▼上部にはUSB-Cポート。↓

▼下部にはスピーカー。↓

▼左側面はSIMトレイ(NanoSIM×2またはNanoSIM×1+microSD)にイヤホンジャック。↓

▼右側面には電源と音量ボタンが並んでました。↓

▼ついでに付属品もチェック!↓

  • 保護フィルム(貼付け済み)
  • 保護ケース
  • 充電器(10W)
  • SIMピン
  • クイックガイド
  • 保護ケース

充電器は日本の穴あきタイプではありませんが、形状的に日本のコンセントにも挿すことが出来ました。が、日本向けでは無いし10Wの充電器だったんで、僕はそのへんに転がっていた充電器を使ってます…!

製品が届いた時に保護ケースが別梱包だったんですが、AliExpressに確認したところ保護ケースは付属するとのことでした!

▼こんな感じでスタンド代わりにもなりますが、使い始めは反発して倒れることもあった(動画を見ると分かります!)ので、少し柔らかくなってからスタンドを使うとと良いかも!あと、蓋を閉めてもスリープ状態にならないようです…!↓

性能:ゲーム以外の用途に向いたパフォーマンス

スマホやタブレットの性能は中に搭載されているSoC(頭脳のようなもの)というパーツで決まってきます。ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEが搭載するSoCはUnisoc T606というもので、執筆時点だと性能は一番下っ端クラス。

▼動作は見てもらったほうが早い!WEBサイト閲覧、動画視聴、SNSなど一般用途ではこのくらいで動きます。皆さんは許容範囲でしょうか…?↓

WEBサイト閲覧では画像が表示されるまでワンテンポ遅れる場合がありますが、この程度であれば僕は普通に使えるかなという感じ…!よく利用するであろう動画の視聴では特に不満が無かったので、ゲーム以外であれば割りと使えるなという印象です。

ゲームは動けばラッキー

ゲームの性能もSoCのランクで決まってきます。ってことで、ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEのゲーム性能も一番下っ端クラス。

結果は大体予想はつきますが、いつもの検証いってみましょー!

ガルマックス編集長
ガルマックスでは高負荷時に下限30FPSを維持できれば「ゲームを楽しめるレベルで遊べる」と評価しています…!

▼まずは重量級ゲームの原神から。ゲーム側が決めたALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEのグラフィック設定は「最低」となりました。↓

▼上記の設定からフレームレートを60に変更して検証します。高負荷状態では下限16FPSとなりました。

残念ながら下限30FPSは維持できず。また、デフォルトの画質設定が「最低」なので、これ以上負荷を軽くすることも難しいです。また、原神では美しいグラフィックもウリの一つなので、個人的には画質「中」設定以上で遊びたいところ…!というわけで、ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEで原神のプレイは厳しいですね…。

▼続いては軽めの3DゲームとしてPUBGモバイルを試します。フレーム重視の設定ではスムーズ+高(上限30FPS)までOK。↓

▼PUBGモバイルではスモークを4つ投げて負荷を高め、スモークが消えるまで突入を繰り返します。この時の下限フレームレートは18FPSでした。↓

PUBGモバイルも高負荷時に20FPSを割ってくるので、一番軽量な設定でも快適にプレイすることは出来ませんでした。このクラスのゲームでも厳しいので、多くの3Dゲームで動作の鈍さやカクツキを感じるかも。

こんな感じでALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEはゲームに向いた性能ではありません…!が、これはALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEだからという訳ではなく、搭載するSoCのパワーによるものなので、Unisoc T606を搭載する製品は大体こんなもんです。

もちろん、Unisoc T606で快適に動くゲームもあると思いますが、そもそものパワーが低いので「ゲームは動けばラッキー」程度で考えておくのが良さそうです…!

画面:めっちゃ綺麗!

ALLDOCUBE iPlay 50 miniも画面がめちゃくちゃ綺麗だったんですが、ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEも同様にめっちゃ綺麗!

画素密度は300ppiに近い水準なので、個人的にドットの粗さは全く気にならないレベルでした。ちょっと輝度が低いんですが、室内で使うには十分って感じ…!

ちなみにディスプレイは高リフレッシュレートではありませんが、ちゃんと60Hzは出てました!褒める部分ではありませんが、ちゃんと60Hz出てたので一安心。(モノによっては55Hzとかもあるんです…。)

スピーカー:音質がチープ!動画見るならイヤホン推奨

スピーカーはNFE無しモデルと同様にシングルスピーカー。ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEはマイナーアップデートモデルなので仕方ないですが、ステレオスピーカーはやっぱり欲しくなっちゃいますね…。

音質自体も良くはありません。チープです。YouTubeくらいならOKなんですけど、Netflixなどで映画を見るには物足りない!

▼それを分かってなのか、付属品にはイヤホンが入ってました。確かに映画などでサウンドクオリティーを求めるならイヤホン使うのが手っ取り早いです。なお、付属のイヤホンは音質があまり良くなかったです…!↓

ちなみにBluetoothイヤホンを利用する時は対応するBluetoothコーデックにより音質に差が出てくるんですが、ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEは対応するBluetoothコーデックが少ないのが残念ポイント。検証では基本コーデックのSBCしか繋がらなかったので、イヤホンやヘッドホン使うなら有線が良いと思います!

OS・機能:NetflixもWidevine L1で再生できる!

OSはAndroid 13で特に目立った独自機能も見当たらないシンプルなものですが、安価なタブレットは多くが独自機能を搭載する余力もないので、大体はこんなもんです。

ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEで一番の注目点はNetflixもWidevine L1に対応したこと!

ベースモデルのALLDOCUBE iPlay 50 miniもWidevineはL1でしたが、NetflixだけL3でした。

Widevineは対応するレベルによって画質が決まってくるんですが、L3はSD画質(4K>FHD>HD>SD)になってしまうんです。

で、ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEは「NFE(Netflix Editionってことですかね?)」印が付いてNetflixでもWidevine L1で再生できることを最大のウリとして登場!

ベースモデルもNetflix以外はL1対応だったのにわざわざNetflixでもL1に対応したモデルを出すあたり、結構な需要があったのかも?かくいう僕もNetflixユーザーなので、今回のアップデートは地味ですが凄く嬉しかったポイントです!

タブレット向けUIは使えなかった

▼個人的に気になっていたタブレット向けUIは無し。スマホのようにナビゲーションボタンが表示されるか、ジェスチャー操作のみです。↓

▼ちなみにタブレットUIってのはこれ。お気に入りアプリが表示され、簡単に2画面表示にも出来るんです。これが結構使いやすいんですよね…!↓

で、ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEはタブレット向けUIに対応していなかったんですが、8.4型のディスプレイだと2画面表示では窮屈すぎたのもあって、「まあタブレットUI無くてもあまり困らないな」というのが正直なところでした。

電子コンパス非対応!ナビ用に買おうと思ってる人は注意

▼個人的に電子コンパスに対応しているか気になってましたが、残念ながら非対応でした。↓

電子コンパスに対応していると、普通のカーナビやスマホのように進行方向に合わせてマップがクルクル回る機能が使えるんですが、非対応の場合は回りません。GPSを搭載しているのでナビアプリ自体は使えますが、ちょっと使い勝手が悪くなるのでご注意を…!

カメラ:オマケ程度の低画質

タブレットはスマホのようにカメラをあまり重視しない傾向なんですが、ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEも同様に画質は微妙でした。

▼実際に撮影してみましたが、低画質そのものって感じです。↓

僕はタブレットでカメラを使うのはQRコードを読み取るくらいなんで十分っちゃ十分。画質は良くないので気になるようなら写真とかビデオチャットはスマホを使いましょう…!

バッテリー:電池持ちは悪い

輝度75%でYouTube動画を2時間ストリーミング再生してみたら、NFE無しのALLDOCUBE iPlay 50 miniと同じく100%→70%という結果となりました。

スマホも最近は5,000mAhが一般的になりましたが、画面の大きなタブレットで4,000mAhは少ない…。

まあ持ち出すとしても新幹線で映画を数本見るには十分なので良しとしてますが、結構ガッツリとタブレットを使う!って方はモバイルバッテリーなどを持ち歩くのが良さそう…!

ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEまとめ

ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFE自体は気に入ってます…!Netflixユーザーとしては、やっぱりWidevine L1で再生できるのが一番刺さったポイントです。

ちなみに本記事で紹介したALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEはSoCにUnisoc T606を採用したミドル帯(SoCが古いので今ではエントリー帯のような性能)のモデルですが、別途、上位モデル(SoCにミドルでも性能高めのHelio G99を採用したモデル)をベースとしたNFEモデルのALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro NFEも発売が控えてます。

どちらもゲーム用途では微妙ではあるので、ゲームを全くしないのであればALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEでも十分、もっとキビキビと動いてほしいなら上位モデルのALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro NFEって感じで選んで良いと思います…!

価格は1.5万円より安ければ検討して良いかなって感じ!それ以上になると上位モデルとの価格差が小さくなってしまうので、セールなどで1.5万円を切っていればお得感が増すと思います!

とにかくこのサイズ感は持ち運びにもちょうど良いので、NetflixもWidevine L1で視聴できる小さめのタブレットが欲しい方は是非レビューを振り返りながら検討してみて下さい!

ガルマックス編集長

あと最後に。

ALLDOCUBEは同じモデルでちょろっと仕様を変えたモデルを出しすぎ。

このやり方は初期モデルを買った方から反感を買います。

恐らく、今後出てくるであろう次期モデルでは「もう少し待てばもっと良いのが出るでしょ」と買い控えが起こるかもしれません。

このリリース方法はALLDOCUBE製品に対する不信感を高めるだけ。止めたほうが良い。

ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFEの購入先まとめ

■ALLDOCUBE iPlay 50 mini NFE■

初出時価格→259.98ドル

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