Magic Note Padのレビュー!ペンでの手書きや電子書籍に特化したタブレットが想像以上に良かった

世の中には様々なタブレットが出ていて、ゲームに特化したゲーミングモデルなどもありますが、XPPenの「Magic Note Pad」はペンでの手書きや電子書籍での利用に特化したモデル!この方向性の特化モデルはアリですねぇ。

今回はそんなMagic Note PadをAliExpressさんに試す機会を頂いたので、どんなタブレットなのかレビューでまとめていきます!ちなみに日本での価格は65,990円(執筆時点では59,390円)のお品。

■Magic Note Pad■

日本での価格→65,990円(6/3時点では59,390円)

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Magic Note Padのスペック、ベンチマーク、検証結果

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Magic Note Padのデザイン

▼ディスプレイは10.95インチ。切りの良いところで11インチです。筐体の長編の片側が広く凹みがあるデザインになってます。↓

▼ここの凹みにはスタイラスペンが磁石でペタッとくっつきます。↓

筐体の長編の片側が広いデザインのお陰で、例えば立ち作業で使う場合、ペンで記入する時はどうしても本体を片手で持つことになるんですが、片手でホールドしやすくて良い感じ!

▼重量は500gを切っていて厚さも7mmとスリムボディー!背面はホワイトでサラッとした肌触りでした。背面のシールを見ていただくと分かる通りAliExpressで購入できるお品も技適がちゃんとついてます。↓

上の写真をみると・・・アレがないです。そう、このモデルは背面カメラが省かれています。(インカメラは搭載)

まあタブレットのカメラなんてほとんど使わないので良いんですけど、QRコードの読み取りとかはちょっと苦労しそうかな。

▼長編を上部とした場合、上部にはボリュームボタン、左側面には上から電源ボタン、表示モードを切り替えられるX-Paperキー(後述)が備わってます。↓

全体的にはスマートでスタイリッシュな印象ですね〜!搭載しているSoCはHelio G99と今ではエントリークラスなんですが、筐体の質感などはハイクラスでした。Good。

Magic Note Padを実際に使った所感

ここからは実際にMagic Note Padを使って感じたことをまとめています!

本機で向いていないこと

タブレットと言ってもその仕様はいろいろ。本機で向いてない使い方をピックアップしておきます!

まずはナビ用途。SIMカードに非対応でGPSも搭載していないので、ナビとしても使いたいという人にはオススメしません。

続いてはジャイロ。ゲームなどでジャイロを使っている場合は非対応なので本機は向いていません。

最後はゲーム用途。今となってはエントリー水準のパフォーマンスなのでゲーム用途としてはガルマックスとしては非推奨です。

動作は思っていたよりもサクサク

Magic Drowing Padが搭載するSoCはMediaTekのHelio G99。激安タブレットだと2.5万円前後の製品で搭載されているクラスですね〜。ちなみにメモリは6GB。

AnTuTuスコアは約36万点、GPUは6.5点だったのでHelio G99機としては若干スコアは低めかな。

2025年時点だとウチの基準でエントリー水準ですが、実際の動作はサクサクしてます。あれ?Helio G99ってこんなにサクサクしてたっけ?と思っちゃうくらい。

ただ・・・価格や2025年発売の製品であることを考えると、SoCやメモリ搭載量はもうワンランク上げて欲しかったってのが正直な感想ですねぇ。

非光沢ディスプレイが良い感じ

ほとんどのタブレットは光沢パネルを採用しているんですが、Magic Note Padは非光沢。これがノートを書いたり電子書籍を読んだりするときに実に見やすい!

▼非光沢は光の反射がめっちゃ少ない。↓

▼非光沢なので電子書籍も漫画もめっちゃ見やすい。↓

ディスプレイは1,920×1,200とFHDクラスを搭載しているのでバランスも悪くない。うん、良い感じ。

この非光沢パネルなんですが、ガラス自体に非光沢加工が施されてるようです。油脂の付着しづらく触り心地はサラッサラ。

非光沢や紙のような質感のフィルムって売ってますけど、ギラギラ・ザラザラした質感で見づらくなるじゃないですか。でも本機のパネルは非光沢ながらそういったのは一切なし。めっちゃ滑らか。

インカメラ部分やセンサーが光沢になっているのは表面の非光沢層を削ってるのかな?カリカリしてみましたが剥がれる様子はありません。表面もフィルムと違って普通に硬いのでペンでガツガツ書いても薄い傷すら全く入りませんねぇ。素晴らしい…!

3つの表示モードをサクッと切り替えられる

▼Magic Note Padは側面に備わっているX-Paperキーを押すと以下のように表示モードをサクッと切り替えることが出来ちゃいます。↓

▼ネイチャーカラーモードは普通のカラー表示。通常利用時はこれ!↓

▼ライトカラーモードは色が淡くなり目に優しい色味に。色付き漫画やノート書きはこれ!↓

▼インクペーパーモードでは紙のような質感で表示してくれます。電子書籍や漫画にピッタリ!↓

どのカラーモードも本機のコンセプトとバッチリ噛み合っていて大変よろしいです。

そもそもが非光沢パネルなので、ネイチャーカラーモードでも見やすく目の疲れが少ないんですが、インクペーパーモードだとさらに目の負担が軽減されるので、長丁場になる読書や漫画も実に快適。

また、ノート書きでは色付きペン・マーカーを使うことも多々あるので、目の負担を軽減しながらも色が分かるライトカラーモードが相性抜群。カラーの漫画もこのモードと相性いいですよ〜!

このようにノート書きや電子書籍に最適な表示モードを簡単に切り替えられる機能は、他ではなかなか無い特化モデルとしての強みですねぇ。

▼そうそう、X-Paperキーは長押しすることでよく使うモードへ素早く切り替えることが出来ます!↓

動画視聴とも相性が良かった

ガルマックスではタブレットで動画視聴を重視する人に、「FHDクラスのディスプレイ」「ステレオスピーカー」、NetflixやAmazonプライムビデオなどを高画質で再生できる「Widevine L1」が揃っている製品をオススメしていますが・・・

Magic Note Padは全て揃ってる!

というわけで、ガルマックスで動画視聴機としてオススメできる水準を満たしております。

▼ディスプレイが非光沢なので映像も見やすくてGood。↓

映像って光沢パネルのほうが綺麗に見えるので使うまでは、「画質はどうなんだろう?」って思ってたんですけど普通に綺麗ですねぇ。

もちろん映像美にトコトン拘るなら光沢・有機EL一択ですが、普段使いでYouTubeやNetflixを見たりする分には何も不満なし。

あとスピーカーの音質が思っていたよりも良かったです。低音は若干籠もっている感じもあるんですが、音の広がりや音量も十分で平均点以上。

パッと使えるノートが便利すぎる

Magic Note Padで最大のウリは手軽にノート書きが出来ること!使い勝手を中心の紹介していきます!

スクリーンオフから一発でノートが起動できて便利

▼スクリーンオフの状態でスタイラスペン側面のボタンを押しながら画面をタップすると即ノートが起動して書き込みが出来ます。

イメージが湧いた時はもちろん、パッとメモしたいときにもスクリーンオフからの一発ノート起動はめちゃくちゃ使いやすかったです。ペンを筐体にくっつけておけるので、サッとペンを取ってパッと書き込む。まさにノートな感覚。

あと凄いなーって思ったのが定規が使えること。

タブレットのディスプレイって斜めにゆっくりと定規で線を引くとガタガタになることが多いんですが、Magic Note Padではスパッと真っ直ぐに線が引けました。凄い。

▼定規を使う場合は線を引きたい位置より1mmほど下げて引くと狙った箇所に引きやすいです。↓

このように外部ツール(かっこよく書いてますが定規のことね)を使えるのは、まさにノートな感覚。

「ノート」に特化した純正アプリが使いやすい

ノートアプリは純正のXPPen Notesアプリがインストール済み。もちろんAndroid機なのでお気に入りのノート・お絵描きアプリも使えます。

▼XPPen Notesはその名の通りノート機能にフォーカスしたアプリなのでお絵描き用途のアプリと違って「ノート」に特化されております。↓

ペンや鉛筆、文字の太さの変更はもちろん、書き込んだ文字を移動したり、ペンだけで真っ直ぐの線を書いたり、手書きをテキスト化できたりとノート書きに特化した機能群はとっても扱いやすくてGoodでした。

▼また、紙のノートとは違ってタブレットなら「拡大」もできるので、本来なら小さく書く必要がある文字も楽々書けちゃいます。↓

写真や画像を取り込んだり、テキストボックスを表示して普通のテキストをパパッと入力したり等など、手書きのアナログな部分とデジタルな部分が良い感じに融合しているので、慣れるとめちゃくちゃ使い心地が良いですねぇ。

▼そうそう、テンプレートも複数から選べるようになっていますよ!↓

プリインストールのテンプレートはA3〜B5サイズで用意されているんですが、A4サイズ以外は上の種類のみ。えー、テンプレ少ないじゃん!っと思ったアナタ、大丈夫。

A4サイズだと58種ものテンプレートが使えるようになってます。

ただ、それでも求めているテンプレがない場合は・・・PDFファイルをインポートできるので取り込めばOK!

XPPen Notes専用というわけでは無いんですが、最近は有り難いことに色んなテンプレートファイルがPDFファイルで無料配布されています。

▼今回は試しに配布されていた家計簿のPDFを入れてみました!おー、良い感じ!↓

ちなみにインポートしたPDFファイルはテンプレート登録できるので、ページ追加時にサクッと呼び出すことも出来ちゃいます。めちゃくちゃ使い勝手良い!

こんな感じでXPPen Notesはノートに特化した非常に柔軟性の高いアプリでした。素晴らしい。

スタイラスペンは充電不要。書き心地も抜群

どういう仕組みかサッパリですが、スタイラスペンは充電不要。

▼付属するペンは業界最先端の16,384段階の筆圧レベルを検知できる高感度スタイラスペン「X3 Pro Pencil 2」が付属。物理ボタンは設定からカスタマイズOK。↓

さすが液タブメーカー。付属するスタイラスペンが鬼レベチ。これお絵かき用途でも使える水準のスタイラスペンですからねぇ。メモやノート用としては正直豪華すぎるんじゃ。

書き心地も全然違いますよ。書き心地は文字ではなかなか伝わりづらい部分なんですが、個人的にこの書き心地にお金を払っても良いなと思えるほどのインパクトはありました。

不満点も書いておきます

実際に使ってみて不満に感じたことを書いておきます。次期モデルでは変わってほしいなぁ。

個人的に一番解せなかったのがノートのクイック起動。

スクリーンオフ状態だと先述しているようにスタイラスペンのボタンを押しながら画面をタップすると真っ白なノートを立ち上げられます。が、スクリーンオン状態だと同じ動作でも「スクリーンショットを撮影して落書き」となります。

スクリーンオン時の挙動も設定から変更はできるんですけど、スクリーンオフ時と同じ「真っ白なノートを立ち上げる」という選択肢がないんですよね。なんでだよー!こんな感じなのでスクリーンオン時は独自の円形クイックパネルから起動してます。

という訳で、どんなときでも同じ動作で白いノートを立ち上げられたら良かったなと。これが使っていて一番不満に感じたことですねぇ。

設定は見て回ったのですが見つからなかったので、スクリーンオン時にスタイラスペンのボタンを押しながら画面をワンタップするだけで白いノートを立ち上げる設定を知っている方がいたら教えてもらえると嬉しいです!

Magic Note Padまとめ

ノート書きと電子書籍に特化しているタブレットって初めてだったので、「普通のタブレットでスタイラスペン使うのとなんら変わらんっしょ?」とか思ってたんですが、ごめんなさい。想像していたよりも相当良かったです。触ってみて良さが分かるってこういうことか…。

XPPen Notesは使い始めこそ各ツールの位置や機能を覚える必要はあるんですけど、ノートを書くというアナログな部分とデジタルな部分が上手い具合にミックスしていて、慣れてくると何とも使い心地が良いんですよ。紙のノートにもう戻れないかも。

記事に書いたように不得意な部分もあるけれど、タブレットでよく使う動画視聴もオススメできるレベルだったし、本機のようなノート書き・電子書籍特化モデルは一定のファンができそう。そう思える仕上がりでした。

スタンダードなHelio G99機と比べたら恐ろしく高くてどうなってるんだ?と思ってましたが、特化モデルとしての仕様や機能、最先端のスタイラスペンが付属するなど付加価値モリモリ。使ってみると価格も妥当かなという考えになった製品なので、ぜひレビューを振り返りながら検討してみて下さい!

■Magic Note Pad■

日本での価格→65,990円(6/3時点では59,390円)

▼[AliExpress]以下の2つのコード適用で322.59ドル(約4.6万円)!6月6日まで!↓

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