Blackview MEGA 3のレビュー!12.1型で高解像度パネルを搭載するエントリータブの実力を試す

大画面・高解像度の綺麗なディスプレイでサクサク動く安めのタブレットが欲しい!という人はBlackview MEGA 3がピッタリかも。

メーカーさんに実機を試す機会を頂いたのでレビューでまとめていきます!

■Blackview MEGA 3■

初出時価格→199.99ドル

▼AliExpress:189.99ドル!↓

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スペック、ベンチマーク、検証結果

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実際にBlackview MEGA 3使った所感

ここからは実際にBlackview MEGA 3を使って変わった良いところや注意点をピックアップしています!

海外版も技適付きなので日本でも使える

Blackview MEGA 3は日本でも発売するとは思うんですが、今回はひと足お先にってことで海外版が届きました。

Blackview MEGA 3はWi-FiやBluetooth、モバイル通信に対応するモデルなので海外版は技適を取得しているか気になっていましたが・・・

海外版も技適付き!なので日本で安心して利用できます。↓

Blackview MEGA 3は過去モデルの販売実績から日本でも売られるはずですが、AliExpressなどで手に入る海外版も日本で使える技適付きだったので、安い海外版を手に入れるという選択も全然ありですね〜。

スタイラスペンや保護ガラスも付属してて豪華

▼同梱品は以下の通り。↓

  • 本体
  • 保護フィルム(貼付け済み)
  • 保護ガラス
  • 保護ケース
  • スタイラスペン
  • 45W充電器(海外プラグ)
  • USB-C to Cケーブル
  • SIMピン
  • クイックガイド類

充電器は45Wタイプが付属(本体は33W充電に対応)なので余裕のある出力の充電器が付属していますが・・・

海外版はプラグも海外仕様なのでそのまま使えません。↓

▼付属の充電器を使いたい場合は以下のようなプラグ変換アタッチメントが必要なのでご用意を。↓

あと保護フィルムが付属している製品は多いですけど、保護ガラスまで入っているのは最近だと珍しいですねぇ。買うと結構高いのでありがたい!

▼そうそう、スタイラスペンは先端が平たいタイプでした。タップしやすいんですよこれ。キャップは反対側に差し込めるようになってます。↓

Helio G100で動作は軽快。ゲーム用途には不向き

Blackview MEGA 3が搭載するSoCはMediaTekのHelio G100!格安系タブレットで一世風靡したHelio G99の後継SoCなんですが、基本的な性能はほぼ変わりません。

ベンチマークの項目でスクショを掲載しているんですけど、AnTuTuは総合スコアが約42万点、GPUスコアが約6.5万点なので、執筆時点でガルマックス基準だとエントリー水準と言ったところです。

とは言え、ゲーム以外の動作はサクサク軽快!日常的な利用で動作にストレスは感じないので、そもそもサブ用途のタブレットだと筆者は十分ですねぇ。

▼以下は2025年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約200万点以上
GPUスコア:約70万点以上
(ハイエンド)ヌルヌル。動作に不満なし
総合スコア:約150万点〜200万点
GPUスコア:約50万点〜70万点
(準ハイエンド)サクサク、重いゲームもOK
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約30万点〜50万点
(ミドルハイ)重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約10万点〜30万点
(ミドルレンジ)軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜10万点
(エントリー)必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
(ローエンド)サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

一方でゲーム性能は低いのでそこそこの画質で遊べたらラッキーレベル。

▼原神では画質「中」設定で高負荷時に下限フレームレートは24FPSでした。↓

ゲーム性能が低いので遊べる水準に画質を調整すると大画面ってこともあり粗さが際立ちますねぇ。

原神もなんとか遊べるっちゃ遊べるけれど、動作を軽くするには画質を最低設定にする必要があるし、そうなるとジャギジャギでちょっと見てらんない。

なのでそこそこの画質で遊べたらラッキーって感じ。ゲーム用途ではオススメしません。

大型12.1型ディスプレイは高解像度パネルで綺麗

Blackview MEGA 3は12.1インチの大画面モデル。上の写真はiPhone 16と並べてます。デッカイ…!

大画面モデルできになるのが精細さ。

Blackview MEGA 3は大画面且つ2,560×1,600という高解像度パネルを搭載していて画素密度も249ppiに達するなどタブレットの中では高精細な水準です。

なので大画面でも綺麗な映像で楽しむことができる点がGood!

▼高精細なので写真もめちゃくちゃ綺麗に表示できてますねぇ。↓

▼YouTubeは1080pではなくワンランク画質の高い1440pで楽しめるのもGoodでした。↓

NetflixやAmazonプライムビデオを高画質で再生できるWidevine L1にもバッチリ対応するなど、動画再生能力の高い点が気に入ってます。素晴らしい。

90Hzの滑らか表示対応が嬉しい!

画面の小さなスマホだと残像の幅も小さいので気になりづらいんですけど、大画面になるほどスクロール時の残像などが気になってきます。

▼でもご安心を。Blackview MEGA 3は90Hzの高リフレッシュレートに対応!↓

一般的なディスプレイが60Hzなので1.5倍滑らかに表示できるんですが、比べてみると60Hzと90Hzではやっぱり全然違いますねぇ。

リフレッシュレートを表示して色々操作してみたところ、しっかり90Hzで動いているので、設定画面だけ90Hzで動くみたいな”なんちゃって90Hz”ではないのもGood。

ちなみにデフォルトは60Hz設定になっているので、滑らか表示で利用する場合は90Hzに変更しておきましょう。

なお60Hzよりも90Hzのほうが消費電力が高くなるので若干電池の減りが早くな流転はご留意を。

90Hz固定だと高リフレッシュレートが不要なシーンでも90Hzで表示するので、スマート設定がオススメです!例えばYouTubeなど60FPSが主流のコンテンツでは自動的に60Hzに変更してくれます。

サウンド品質は良い感じ。でも位相調整は相変わらず非対応

Blackview MEGA 3は横持ちした時に左に2つ、右に2つの計4つのスピーカーを搭載。

ステレオですがスピーカー数が多いので音量や音の広がりは良いですねぇ。サウンド品質も悪くないですよこれ。映画も全然スピーカーでいけます。

筆者が気になっていたのが位相調整(縦持ち・横持ちを認識して適切なLRに調整するやつ)は・・・残念ながら位相調整は非対応でした。4スピーカーなら対応していると思ったんだけどなぁ。

位相調整に対応していたら動画再生マシンとしての格付けがワンランクアップするので、次期モデルではそろそろ強化して欲しいですねぇ。

apt-X系は非対応

大画面のタブレットだと動画や映画を見る機会も多く、イヤホンやヘッドホンを使うシーンも増えそうですが、Bluetoothイヤホンやヘッドホンを使っている人はBluetoothコーデックに注意。

実際に複数のイヤホンを接続してみた結果は以下の通り。

  • SBC:対応
  • AAC:対応
  • apt-X:非対応
  • apt-X HD:非対応
  • apt-X Adaptive:非対応
  • LDAC:対応

お手頃価格で手に入るBluetoothイヤホンやヘッドホンはAACやapt-Xに対応している製品が多いんですけど、例えばSBCとapt-Xしか対応していない製品を接続すると音質の1番低いSBCで使う羽目になるのでご注意を。

PCモードは1アプリ1ウィンドウなので使い勝手はぼちぼち

Blackview MEGA 3はパソコン風のUIで利用できるPCモードを搭載!

タブレットモードだと最大2画面表示までしか出来ませんが、PCモードならアプリをウィンドウ表示できるので複数のアプリを渡り歩きながら使うことができちゃいます。

▼こんな感じ。動作も軽快。↓

ただWindows機やMacなどのガチPCと違って、1アプリ1ウィンドウという制限があります。あとAndroidなのでWindowsやMACのアプリは使えません。

例えばChromeを使って製品比較する時にタブを枠外に引っ張って2ウィンドウ化して並べて比較する、といったことが出来ないんです。これが地味に不便。

もちろん、「Chrome」で情報を見つつ「メモ帳」で記事を書くみたいなことはアプリが異なるのでOKです。

まあ上のような使い方ならタブレットの2画面表示でも出来るんですが、さらにPDFの資料も表示しながら・・・といった感じで3つ以上のアプリを渡り歩きながら使うなら案外使えそうといった感じ。

こんな感じで一般的なパソコンと比べると制限が多いのでご留意を。

SIMカード対応でGPSも搭載してました

Blackview MEGA 3はSIMカード対応!一昔前はソフトバンク系の重要なバンドにしか対応してないことが普通だったんですが、ドコモのバンド19にも対応しているので少し扱いやすくなってます。

GPSテストのアプリを入れてみたんですが、バッチリGPSも対応してました。なのでナビ用途でも使える仕様です。

一点残念だったのが電子コンパスに非対応なこと。

まあGoogleマップは電子コンパスが無くてもナビは進行方向に合わせて回転してくれるので良いんですが、他のナビアプリで電子コンパス必須の場合はご注意下さい。

ちょっと気になったこと

使っていて気になったのはAI関連の機能。AliExpressでの製品説明を見ているとDoke AIとやらに対応していて、様々なAI機能が使えるとの事だったんですが・・・

▼うーん、アプリを見る限りGoogle標準のGeminiアプリくらいしかないんですよね。↓

あと写真の不要なものを消したり、写真の写っていない部分をAI生成で拡張する機能も探し回ったんですが見つからず…。

一応メーカーには問い合わせしているんですが、これらは今後のアップデートで対応する系なんですかね…?問い合わせの返信が来て利用する方法が分かったら追記します!

▼ちなみにメーカーは「Blackview MEGA 3を選ぶ理由」として1位にAI機能をピックアップしてます。いや〜、さすがに1番のウリ機能は試用期間中に試してみたかった…。↓

Blackview MEGA 3まとめ

BlackviewのMEGAシリーズは第1世代モデルがめちゃくちゃ完成度が高くて、第2世代モデルではスペックダウンして若干ガッカリした経緯があるんですけど、本記事で紹介している3世代モデルは盛り返した感がありますね〜。

特に高解像度パネルの採用は大画面モデルなので嬉しい進化点でした。YouTubeも1440pの高精細な映像で楽しめるし、安価なモデルでここまで綺麗に再生できるのか!ってビックリできますよ。

通常価格は199.99ドル(約2.9万円)。この価格で12.1型、2.5Kの90Hzパネル、4スピーカー仕様ならコスパはかなり良いかと。

あとは試せなかったAI機能の出来栄え次第ですねぇ。

タブレットのハード的な部分だとMEGA 1から乗り換えるほどでも無いかな?とも思うんですが、ウリのAI機能の仕上がりが良ければ乗り換える魅力は十分ありそう。

まあこのあたりは過去モデルから上乗せされる機能なので現在の評価からプラスになってもマイナスになることは無いはず。

なので大画面で高精細なディスプレイを搭載する安価なタブレットを探している人は、Blackview MEGA 3を候補に入れてOKかと!レビューを振り返りながらぜひ検討してみて下さい!

▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓

■Blackview MEGA 3■

初出時価格→199.99ドル

▼AliExpress:189.99ドル!↓

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