Windows 11の更新プログラムに含まれている新機能を無理矢理有効化する「Vivetools」を紹介します

Windows 11の更新プログラムに含まれている新機能をすぐに有効化することが出来るツール「Vivetools」を紹介いたします

近年Windows 11向けに毎月提供されている月例更新プログラム、および後半に任意で適用という形で配信されているプレビュー更新プログラムにはセキュリティアップデートや脆弱性、不具合の修正だけでなく、新機能が含まれている場合があります。

例えば2026年6月8日に配信が開始された定月更新プログラムにはアプリ起動やスタートメニューの展開など、一部の操作で一時的にCPUのクロック数を引き上げることによってシステムの全体的な応答速度を向上させる「Low Latency Profile」が新たに実装されています。

ただし、最新のアップデートを適用すれば最新機能をユーザーが利用できる・・・というわけではなく、準備が出来たユーザーから順次利用できるようになっているため、環境によっては新機能を利用できるまでかなり時間がかかってしまうケースもあります。今回はそんな新機能を強制的に有効化できるコマンドラインツール「Vivetools」を紹介いたします。

ViveToolsについて

Vivetools公式サイト

Vivetoolsは前述の通り毎月配信されている定月・オプション更新プログラムや、開発者・パワーユーザー向けに展開されているWindows Insider Programで配信されている開発版OS(Beta、Experimental)に含まれている新機能を強制的に有効化するためのツールとなります。

ただし、後述しますがWindows Insider Programで配信されている開発版OSについては最近の方針展開で設定アプリから新機能の無効化・有効化を任意で切り替えることが可能になっているため、Vivetoolsを導入する必要は無くなっています。

コマンドラインツールとなりますが、基本的に新機能を有効化するためのIDを指定するだけなので、今回紹介する手順通りに導入を行えば初心者の方でも比較的簡単に利用できます。また、万が一新機能を有効化したことによって不具合が発生した場合も簡単に無効化して元の状態に戻すことが可能です。

導入手順

ダウンロードするファイルを間違えると実行できないので注意!
ダウンロードするファイルを間違えると実行できないので注意!

Vivetoolsの導入手順は非常にシンプルです。まずGitHubのVivetools公式プロジェクトページよりIntel/AMD製CPUを搭載しているPCの場合は「vivetools-vx.x.x-IntelAmd.zip」を、Qualcomm Snapdragonや今後販売される予定のNVIDIA Sparkなど、ARM版Windows 11を実行している場合は「Vivetools-vx.x.x-SnapdragonArm64.zip」をダウンロードします。旧バージョンをダウンロードしてしまうと最新の更新プログラムに含まれている新機能に対応していないため、必ず最新バージョンを選ぶようにしてください。

インストールは任意のフォルダにコピーするだけで完了
インストールは任意のフォルダにコピーするだけで完了

ViveToolsはインストーラーが用意されておらず、圧縮ファイルを任意の場所に展開すればそれだけでインストールが完了となります。

ただし、この状態だとコマンドプロンプトからVivetoolsを実行する際、毎回インストール先のフォルダに移動する必要があるため、「システムのプロパティ」の「環境設定」からシステム、またはユーザー環境設定にある「Path」の項目にVivetoolsのインストールフォルダを追加します。

パス設定1

パス設定1
すべてのユーザーアカウントで実行する場合は「システム環境変数」、現在ログイン中のユーザーのみ利用できる状態にする場合は「ユーザー環境変数」のPath設定にVivetoolsのインストールフォルダを追加する

これでVivetoolsの導入は完了です。

実際に「Low Latency Profile」を有効化してみる

前述の通り、「Vivetools」はGUIベースではなく、コマンドラインツールとして提供されているため、利用するにはコマンドプロンプト、またはWindowsターミナルなどから実行する必要があります。

Vivetools実行例

とは言っても上記導入手順通りにパスの指定まで完了していれば打ち込むコマンドは一行のみとなっているので、特に難しく考える必要はありません。今回は実際に「Low Latency Profile」を有効化してみます。

打ち込むコマンドは上記画像で表示されている「vivetools /enable /id:(有効化する新機能のID)」となります。機能の有効化に必要なIDはVivetools公式配布サイトでは公開されていませんが、Google等の検索サイトで「Vivetools ID」などのキーワードで検索すれば比較的容易にヒットします。

Low Latency Profileを有効化するために必要となるIDは「58989092」となるため、「vivetools /enable /id:58989092」と打ち込んでからエンターキーを押下し、「Succsifully set feature configuration(s)」というメッセージが表示されれば作業完了となります。Windowsの再起動後、新機能が利用可能となります。

逆に無効化する場合は「Vivetools /disable /id:(無効化する新機能のID)」を打ち込んでから再起動することで新機能が無効の状態に戻ります。

まとめ

Windowsの更新プログラムに含まれている新機能は場合によっては有効化したことで不具合が発生する場合もあるため、一気に展開するのではなくある程度問題が無い環境から順次有効化する形で提供されているので、基本的にはそのまま自動的に有効化されるまで待った方が安全です。

ただし、前述の通り環境によっては機能が有効化されるまでかなり時間を要する場合もあるので、必要なファイルのバックアップを行った上でリスクなども受け入れられる方であればVivetoolsを導入することで新機能をすぐ利用することが可能になります。今すぐ新機能を試してみたいという方であれば導入する価値はかなり大きいツールなのでおすすめです。

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