SHIVRの先行レビュー。ノイズキャンセリング3Dワイヤレスヘッドホンを試す
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クラウドファンディングサイト”Makuake”にて出資を募った瞬間に目標額を達成した快適性を突き詰めたアクティブノイズキャンセリング対応3Dワイヤレスヘッドフォンの「SHIVR」。
現在は目標額100,000円に対し支援者から2,640,000円が集まるなど非常に注目度の高い次世代ヘッドフォンです。
今回、SHIVRの実機先行レビューをガルマックスが担当することになりましたので、気になっている方は是非チェックしてみて下さいね!
※ガルマックスに届いたSHIVRはサンプル機のため製品版とは異なる部分があります。
目次をクリックすると各項目へ移動します
SHIVRの発売時期と価格
SHIVRの一般販売価格は税込み22,000円。既に目標額は達成しているので製品化は確定してまして、発送は2019年6月頃の予定となっています。
現在は出資可能期間となっているので、支援者の方は超割などが利用可能となっています。※出資期間は2019年4月30日まで
SHIVRの特徴を中心にレビュー
SHIVRってどんなヘッドフォンなんだろう。という訳で、SHIVRの特徴を中心にレビューを進めます。
▼ちなみにサンプル機なのでパッケージはブラックボックス。Twitterで見せたら錦糸卵とデッカイおにぎりって言われました。↓
▼持ち運び用のポーチはハードケースとなっていまして、SHIVR本体のほかケーブル類も収納可能です。↓
▼付属品は本体・USB Type-Cケーブル(本体充電用)、3.5mm端子ケーブル。サンプル機なので参考程度でお願いします。↓
長時間使用を前提に設計された極上の付け心地
SHIVRは”快適性を突き詰めた”ヘッドフォン。特に長時間使用を前提に設計されており、数百人に及ぶ耳と頭の形のサンプリングから”誰が利用しても快適”な設計を行いました。
耳が痛くなりにくい高品質なイヤーパッドを採用
▼SHIVRは耳全体を覆う形状のイヤーパッドを採用。表面はプロテインレザーを採用しており、衝撃吸収・低反発に優れるメモリフォームを採用。↓
▼イヤーパッドは楕円形形状で縦が約6cm、横幅は約4cmのサイズです。↓
特に僕はメガネをかけてるのでヘッドフォンは眼鏡のツルがイヤーパッドで挟まれることで”痛み”を感じやすいのですが、SHIVRのイヤーパッドは柔らかく3時間ほど連続で装着していても耳の痛みはなし。
適度な締めつけ感のヘッドバンド
▼ヘッドバンドの上部も柔らかい素材となっているので頭の当たりは悪くありません。↓
▼僕が普段利用しているヘッドフォンのバンドよりも、ややバンド幅が細いので触れる面積が少ない分、例えば寝転んだりすると少々ずれやすいです。↓
ヘッドバンド自体の締めつけ感は適度ですが前述通り寝転びながらの利用では少々ズレが出るくらいにソフトです。
顔の形に合わせて動くイヤーハンガー
▼イヤーハンガーですが、4つの軸が備わっているので耳周りの顔の形にピッタリフィット。なので、装着時の密着度は非常に良好です。↓
質感は上々。剛性も問題なし
▼ヘッドフォンは全体出来に樹脂を採用していますが、素材にSABIC C1200HFを採用することで頑丈な作りとなっています。落ち着いた色合いとシンプルなデザイン・形状。質感的は悪くありませんが、樹脂なのでハウジング部は普段使いしていると傷が少々目立ちます。↓
▼バンド部分など可動部は金属パーツをしっかり採用。↓
操作性の良いコントロールパネル
▼各種コントロールはヘッドフォンのLとRの側面に備わっています。↓
▼L側は電源ボタン、音響効果切り替えのモードボタン、有線接続用の3.5mmジャック。↓
▼R側はボリュームボタン、再生/停止ボタン、充電用のUSB Type-C端子が備わっています。↓
ボタン類は比較的大きくヘッドフォン装着時は後頭部側に配置となるので、親指で直感的に操作が可能で操作性は良好でした。
電源オフでも有線接続で利用できる
SHIVRはワイヤレスイヤホンですが、3.5mm端子を備えるケーブルを挿すことで通常のヘッドフォンとして利用可能。
▼付属の3.5mmケーブルを接続。SHIVRの電源がオフでも音が出るのでバッテリー切れ状態でも使えます。付属していたケーブルは両端がL型でしたが、製品版の写真では片方はストレートタイプになるようです。↓
有線接続時でもSHIVRの音響効果を利用できる
SHIVRは電源オンにすると3Dサウンドなどの音響効果を得ることが出来るのですが、これは有線接続時でも利用可能でした。
ミドルレンジのAAC/apt-X対応なので接続デバイスに注意
SHIVRはワイヤレスヘッドフォンでスマートフォンなどとBluetooth接続することが可能です。公式サイトにも低遅延なapt-X採用を特徴として挙げているいるのですが、少々注意が必要です。
AAC/apt-Xは接続する双方の機器が対応している必要がある
AAC/apt-Xはワイヤレスで接続する方法の1つで”Bluetoothコーデック”と呼ばれてます。このコーデックは様々な種類が有るのですが、共通しているのが”双方の機器で同一コーデックが対応していなければ利用できない”ということです。
Bluetoothで接続する全てのサウンド機器はベースとなる”SBC”コーデックに対応しているので、SHIVRも基本的にはコーデックを気にせず接続可能。
しかしながら、SHIVRはせっかく低遅延のAAC/apt-Xが利用できるのでSBC接続だと勿体無いってことです。前述通り、SHIVRはapt-Xに対応しているので、接続するスマートフォンやタブレットもAAC/apt-Xに対応しているかチェックしましょう。
ちなみに多くのAndroidはapt-Xに対応しており、iPhoneはAACに対応してます。
ワイヤレス接続時も通話OK
SHIVRはBluetoothヘッドフォンなので、接続したスマートフォンの着信をヘッドフォンの再生/停止ボタンを押すことで応答出来ます。音質は非常に良かったので長時間通話も問題なし。
3種類のモードを搭載
SHIVRは3つのサウンドモードを搭載しており、モードボタンを押す毎に「アンビエントサウンドモード」→「ANC(アクティブノイズキャンセリング)」→「ANC+3Dサウンド」に切り替えが可能です。
アンビエントサウンドモード
アンビエントサウンドモードは周囲の音をヘッドフォンが拾いスピーカーから流すことで、ヘッドフォンを装着している状態でも周囲の音が聞こえるモード。
このモードを利用している最中は音源が切り替わり周囲の音のみ聞こえるようになります。例えば映画を見ている時に誰かと話す時など周囲の音が聞き取りにくい時に便利。
実機で試しましたが、ヘッドフォンを装着した状態でもしっかり会話が出来たので凄く便利です。
アクティブノイズキャンセリング
モードボタンを押すと周囲の音が少しだけ静かになります。これはSHIVRに搭載されている2つのマイクが周囲の音(雑音)を拾い、雑音と同じ音の波長をぶつけることで雑音を消すアクティブノイズキャンセリング(ANC)という機能です。
アクティブノイズキャンセリングは音を流していない状態でも利用可能なので、例えば周囲の音が気になるシーン(飛行機など雑音の多い環境)などで雑音だけ消すような利用も可能です。この次に紹介するANC+3DサウンドよりもANCの効き方は穏やかです。
ANC+3Dサウンド
SHIVRの最大のウリであるサウンドモードです。
周囲の雑音を強力にカットするだけでなく音がグッと広がる3Dサウンドを楽しめます。特にANCの効き方が強力なので周囲の生活音をガツッとカットすることで没入感がグッと高まります。
▼SHIVRはジャイロセンサーを搭載しているので頭を動かしても”音が動かない”のが特徴。リアルな環境のそれとは若干異なりますが、頭の中で鳴っている音が3Dサウンドにより頭の外で鳴っている感覚となり、その広がりはジャイロセンサーにより頭の動きがあっても常に頭の周囲に音が留まります。↓
このACN+3Dサウンドはゲーム、映画、VRなど映像コンテンツとの組み合わせで没入感・臨場感がグッと底上げされるので非常に相性が良かったです。
定位置感ですが、2chヘッドフォンより音の広がりがあるだけ長けている印象を受けました。
▼スマートフォンゲームとも相性抜群。PUBG mobileも3Dサウンドで足音がよく聞こえます。また、マイク付きなのでボイスチャットもOK↓
40mmドライバ採用で迫力の低音がなる
音質的には忠実性も高いのですが、大型ドライバ採用で低音の密度が濃いです。なので、やはり個人的には映画・ゲーム・VRなど迫力ある映像との相性が良いなと感じました。
音の幅は広いので繊細な音の再現性も高いですが、ANC+3Dサウンド状態だと音の広がりに加え低音が強調されるチューニングとなるので、Hi-Fiサウンド(忠実性の高い音)で楽しみたい場合はANCモードがオススメ。
ヘッドフォンを外すと自動的に一時停止する機能が使いやすい
地味ですが凄く扱いやすかった機能。SHIVRはヘッドフォン内部にセンサーが埋め込まれてまして、ヘッドフォンを外すと自動的に一時停止、再度装着すると自動的に再生してくれます。
例えば、映画を視聴中に来客がありインターホンが鳴ったら、何も考えずにSHIVRを頭から外すだけで一時停止してくれるので凄く便利なんです。もちろん再生/一時停止ボタンでも操作出来るんですが、こっちのほうがスマート。そして、地味に重宝します。
想像以上にバッテリー持ちが良い
SHIVRはBluetoothヘッドフォンなのでワイヤレスで利用する場合はバッテリー駆動となりますが、今のところ満充電から20時間以上は充電無しで利用できてます。
これまでもBluetoothヘッドフォンやANC搭載モデルは利用してきましたが、SHIVRのバッテリー持ちは比較的良いです。
SHIVRまとめ
SHIVRはジャイロセンサー+3Dサウンドアルゴリズムにより、これまでのヘッドフォンとは大きく異なるサウンド体験が出来るヘッドフォンです。
特にウリとなるANC+3Dサウンドは臨場感と没入感が凄い。映画館のような迫力と広がりあるサウンドを手軽に体験できるのは非常に良かったです。
装着感に関しても僕は申し分なし。柔らかな耳当たりで長時間装着していても疲れにくく痛くなりにくいので、時間を忘れてゲームや映画も快適に楽しめます。
僕も沢山のヘッドフォンを触ってきましたがSHIVRの3Dサウンドは新感覚。実際にSHIVRを利用してみて映画やゲームなどと非常に相性が良かったので、映像コンテンツと組み合わせての利用がおすすめ。
出来栄えは良いので次世代ヘッドフォンの音響を体感してみたい方は是非、支援してみて下さいね!
早期出資特典の案内
SHIVRは早期出資された支援者向けに特典を用意しています。既に製品化は決定しているので欲しい方は超早割引でお得に製品が手に入るので早めの出資がオススメ。
▼通常価格22,000円が超早割引きで30%オフの15,400円。残数が無くなり次第、次点の25%オフ割引に切り替わり、後になるほど割引率が下がるので欲しい方は早めに出資しときましょう!↓
SHIVRのMakuakeページは以下からどうぞ!