ACEMAGIC AX16 Proの本音レビュー!平凡な見た目だが侮れないRyzen 7 5700U搭載ノートPC!
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変わったミニPCを多数リリースしているACEMAGICがリリースしているベーシックなノートパソコンがAX16 Pro。そんなマジメなノートPCをメーカーさんから直々に試す機会を頂いたのでレビューしていきますよ!
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初出時価格→99,998円
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スペック、ベンチマーク、検証結果
気をてらっていないベーシックなデザイン
ACEMAGIC AX16 Proの外見は特に変わった部分も無いですが、変なクセも少ないベーシックなデザインに仕上がっています。その辺も踏まえて実機の写真と共に紹介していきます!
▼天板には「ACEMAGIC」のロゴがドンと書かれています。↓
▼底面にはAX16 Proの仕様などが書かれたステッカーが貼り付けされています。↓
▼前後はこんな感じ。↓
▼左側には充電用のType-C、USB 3.2、HDMI、フル機能に対応したType-C端子が並んでいます。↓
充電用のType-C端子へディスプレイを繋いでみたものの、映像は出力できなかったので、公式ページの記載通り充電用として使うのが良さそうです!
▼右側にはMicroSD、USB 2.0、USB 3.2、イヤホンジャックが並んでいます。↓
▼ディスプレイのベゼルは狭め。下側のベゼルには「ACEMAGIC」ロゴが書かれています。↓
▼重量は実測で1868g。持ち上げるとズシッと来る重さではありますが、そもそもの話、本体の面積がデカいのである程度はしょうがない点でしょう。↓
▼付属品はこんな感じ。比較的シンプルですが最初からキーボードカバーが用意されているのは珍しいかも!↓
▼ACアダプターは65WのPD対応のType-C充電器でした。給電能力自体は搭載CPUなどを考えると平均的な能力です。↓
キーボードの配列はUS準拠
ノートパソコンのある意味命とも言えるのがキーボードですが、ACEMAGIC AX16 Proはどうなのかをチェックしてみました。
▼まずはキーボードの配列をチェック。キー配列はUS準拠です。地味ながらもテンキーが搭載されているので、数字の入力を頻繁に行う方は嬉しいポイントかも。↓
▼付属のキーボードカバーを装着した際の写真はコレ。Windowsのキーボードも変更するとJIS配列準拠になるものの、キーの形はそのままなので完全なJIS配列にはならないのはご注意ください!↓
矢印右(→)キーこそテンキー内へと食い込んでいるものの、キーピッチが極端に狭いということもなく入力に関しては快適にできました。
キータッチはThinkPadやMacなどの高級モデルほどではないものの、格安モデルにありがちな安っぽいタッチではないベーシックな打鍵感でした。特定機種のキータッチが好きとかそういうのでないなら打ち心地で気になることも少ないと思いますよ!
普段使いでは過不足ないRyzen 7 5700Uを搭載!
ACEMAGIC AX16 Proに搭載されているCPUはRyzen 7 5700UとハイエンドクラスであるRyzen 7ですが、執筆時点ではそれなりに年数が経過したCPUを採用しています。
4〜5年ほど前のハイエンドCPUはどれくらいの動作感なのか。これからチェックしていきます!
ライトな用途では問題なし
最近のエントリークラスCPUでもそれくらいの軽作業であればそれなりに行えるのでここでも改めて言うべきことでもないのかもしれませんが、動画視聴やオフィスワーク・ウェブ閲覧といったライトな用途では全く問題は感じません。
こればかりは型落ちであってもハイエンドクラスのCPUを採用しているからこその利点と言えるかもしれませんが。
メモリは16GBと執筆時点では潤沢とまではいきませんが、よっぽど込み入った作業をするのでない限りは16GBもあれば十分とも思いますし、上記のような使い方であれば困ることは基本的にないと思いますよ!
発熱はそれなり。消費電力は少なめ
▼ACEMAGIC AX16 Pro実機で検証してみた結果は以下の通り。CPUコアの温度はHWInfoでの結果を基準に記述しています。↓
テスト内容 | 消費電力 | CPUコア温度 |
3DMark Time Spy Extreme |
35W | 65度 |
FF15 ベンチマーク 最高設定 |
35W | 65度 |
Cinebench 2024 マルチコア |
30W | 60度 |
YouTube動画再生 | 15W | 50度 |
アイドリング時 | 10W | 45度 |
Ryzen 7 5700UのデフォルトTDP(標準的な消費電力)は15W、設定可能なTDPは10〜25Wと、省電力モデルだけありモバイル向けCPUとしては標準的な消費電力のカタログスペックとなっています。
したがって、高負荷がかかるシーンでの消費電力はおおよそ30W台に収まっており、特に消費電力が多めになりがちなHシリーズなどと比べると控えめな傾向です。
リッチなゲームは厳しいかも
ACEMAGIC AX16 Proの内蔵GPUはVegaアーキテクチャのRadeon Graphicsと現行世代と比べると2世代ほど前の設計になります。
▼FF14ベンチの結果はこちら。最低品質でも「設定変更が必要」判定が出ています。↓
▼FF15ベンチの結果はこちら。FF15ベンチはゲーム系のベンチマークではそれなりに重い事で知られていますが、どの画質設定でも「動作困難」判定が出ていました。↓
▼その他、Rainbowsix Siegeではターゲットドリルをテストプレイしてみました。FHD/低設定ではフレームレートは30FPS付近をウロウロしている感じで、プレイこそできるものの、快適ではありませんでした。↓
▼APEX LEGENDSはFHD/低設定で訓練所内でテストを行いました。フレームレートは30FPS以下で推移していましたが、先述のシージよりも滑らかに動いているように感じました。↓
以上のような感じですので、ACEMAGIC AX16 Proで現在人気のFPSやTPS、リッチな画質のゲームなどを遊ぶのはキツいかなといったところです。
しかし、上記では紹介しなかったですが、2Dのゲーム(例えばMuse Dashなど)などは快適に動いていたりと負荷が軽めのゲームであれば遊べたりはしますので、暇つぶしに簡単なゲームを遊びたい…とかであれば大丈夫ではないでしょうか!
ライセンスはきちんとOEMだった!
WindowsのProエディションを搭載したPCで気になるのはライセンス。
一部製品では企業内のPCのみでの使用が認められているボリュームライセンスが導入されているものもあり、そういったPCは最悪ライセンスが剥奪されてしまう危険性があります。
▼そのあたりの問題は以下の記事で紹介しているので是非チェックしてみて下さい。↓
▼ACEMAGIC AX16 Proのライセンスのチェックしてみたところ、OEMライセンスと一般的なPCで用いられているライセンスがしっかりと適用されていました!↓
以前にレビューしたACEMAGIC Starship M2Aでもそうでしたが、ACEMAGICはボリュームライセンスではなくOEMなどのしっかりとしたライセンスを用いているのは地味ながらも好感が持てます!
広くて見やすいディスプレイ!
ACEMAGIC AX16 Proは16インチとノートPCとしては大きめのサイズのディスプレイが搭載されているので、広大な作業環境が得られるのはアドバンテージの一つと言えるでしょう。
また、解像度は1920×1080とFHD画質はバッチリサポート。ディスプレイの表面加工もノングレア(非光沢)です。
ちなみにノングレアはグレア(光沢)加工と比べて高精細さではグレアよりも少々落ちるものの、写り込みが少なく目に優しいということで人気が高いんですよね〜。
光沢ディスプレイのノートPCでもあえて非光沢な保護フィルムを貼る方も一定以上おられるくらいには支持されていたりします。ちなみに筆者はどちらでもOKです(聞いてない)。
画質面でも見る角度による色変化もかなり少なく、ノングレアと相まって長時間見ていても目が疲れにくいディスプレイだなと感じました。
情報量が多く取れて長時間使えることを考えると、特にデスクワークなどではかなりのアドバンテージたりえるかもしれません!
▼ディスプレイ部分は写真のように180度まで開閉可能ですので、好きな角度にバチっと決められるのは地味ながらも大きなメリットですね!↓
高価なノートPCでもディスプレイ部分が180度開くものは一部だったりするので、安価寄りの価格帯に位置するノートPCでこういったギミックを採用しているのは素直に偉い!と思います!
流し聴きくらいならOKなスピーカー
ACEMAGIC AX16 Proのスピーカーですが、他社のサウンドに拘ったモデル(音響メーカーとタッグを組んでいる機種など)と比べると劣っているのは確かですが、ネットラジオや実況動画などを流し聴きするくらいならイケるかなといった印象です。
あと、本機はステレオということですが、音楽を聴いている際にはしっかり正面から音が聴こえているように感じたのは良い意味で意外というか、ちょっと驚いた点ではありましたね。
及第点なバッテリー持ち
スマホ・タブレットのバッテリー持ちテスト(特定の輝度で1時間YouTubeのFHD動画を全画面でストリーミング再生)を電力プラン「バランス(3種類あるうちの真ん中)」で行ったところ、100%→86%とおよそ14%の消費となりました。
単純計算だと7時間弱のバッテリー持ちということで、大型のディスプレイを搭載するノートパソコンとして考えると及第点じゃないでしょうか?
▼充電時間に関してですが、バッテリー残量0%から100%まで以下のような流れでした。↓
- 1時間→50%
- 2時間30分→99%
- 3時間→100%
充電時間も満充電まで3時間ほどと特別早いわけではありませんが、特段遅いわけでもない平均的な所要時間です。
何より充電は専用ACではなくPDに対応していればOKではあるので、社外品のコンパクトなACアダプターやモバイルバッテリーからの給電も行えるという汎用性の高さは嬉しいかもしれませんね!
外見は地味に見えるが、ポテンシャルはしっかりと感じることができた!
ACEMAGIC AX16 Proは外見だけを見ると何の変哲もないノートPCだと思われるかもしれません。
しかし、搭載されているCPUはこういったノートPCでこぞって搭載されているIntel N100系よりも断然性能が上なRyzen 7 5700Uに、大きめサイズの16インチディスプレイ、そしてテンキーも備え付けられていたりとオフィスユースで活躍できそうな要素がふんだんに盛り込まれているんです。
筆者は珍しいモデルも好きですが、本機のようないぶし銀的なモデルも好物だったりしますので、触っていて楽しかったですね。地味ながらもしっかり使えるのが特に使っていて良いなと感じた要因なのかもしれません。
価格は次期にもよりますがAmazonでクーポン利用などで5.5万円を切っていることもありIntel N100搭載ノートPCより1〜2万円高いくらいなので、耐用年数というか、長く使いたいのであれば本機を選んだ方が満足度は断然高いと思いますよ!
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