ACEMAGIC M1 13900HKの本音レビュー!7万円切りも狙えるCore i9搭載ミニPCの実力を試す

Intel Core i9 13900HKをしながらお手頃価格のミニPC「ACEMAGIC M1 13900HK」。メーカーさんから試す機会を頂いたのでレビューで紹介していきます!

結論から言えば「出来るだけコンパクトなパソコンが欲しい」「余裕のあるパフォーマンスが良い」「軽めの写真や動画編集もしたい」と考えている人にピッタリなモデル。

■ACEMAGIC M1 13900HK■

初出時価格→73,800円

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スペック、ベンチマーク、検証結果

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7万円切りも狙えるセール時が狙い目

まずは価格から。いつものように価格.comでCore i9 13900HKを搭載するモデルの相場を調べてみました。

▼おー、結構メーカーによってバラツキがありますね。価格帯としては8万円台が多くて相場としては8.5万円くらいですかね?↓

一方、ACEMAGIC M1 13900HKの価格は73,800円。

執筆時点の話ではありますが、今まさに割引クーポンが発行されていて価格はなんと68,800円同じCPUを搭載するモデルが7万円切りはインパクト大!

という訳で購入するならセールを狙い撃ちしたほうが絶対オトク。

本記事の上部と下部に購入先を記載していますが、セールは不定期に開催されるので販売ページもチェックしてみましょう。

ハイパフォモデルとしてはかなり小型

パフォーマンスの高いCPUを搭載するモデルは筐体も大きくなりがちなんですけど、ACEMAGIC M1 13900HKはかなりコンパクト。

▼iPhone 16と比較するとこんな感じ。↓

▼厚みも実測で43mmほどなのでモニター台の下にも突っ込めるサイズ感!↓

パフォーマンスの高いPCが欲しいけれどコンパクトなモデルが良いという人はこのサイズはぶっ刺さりそう。

コンパクトでも比較的ポートは充実

▼フロントにはUSB 3.2(Type‐A)が2つ、USB 4(Type‐C)が1つに3.5mmオーディオポートが1つ。↓

▼背面にはUSB 3.2(Type‐A)が4つ、RJ45 LANが1つ、外部映像出力はDisplayPort(1.4)が1つにHDMI(2.0)が1つ。↓

なおフロントのUSB‐4を使えば外部映像出力は最大3枚までOK。コンパクトながら十分なポート数を備えていて日常使いしてますが扱いやすくてGoodです。

分解は断念した

今まで色んなミニPCを分解してきたけれど、残念ながらACEMAGIC M1 13900HKは断念しました。

▼底面の取り外し方はゴム足を取って4本のネジを外せばアクセスできます。が、ここまでの分解だとメモリやストレージにアクセスできません。↓

さらに分解してみようかと思いネジを探していたら見当たらない…。もしかしたらツメみたいなので固定されているのかも?

▼まあそれよりも断念した決定打がこれです。ガワに配線が直接ハンダ付けされてる部分が2個所あります。↓

いつもミニPCをバラしているような人間が、「これは切れてしまったらまずいぞ」と思ってしまうくらいなので、簡単にストレージやメモリを変更できるとは言えませんねぇ。

そもそもストレージは1TBを搭載していてメモリも32GBと山盛りなのでほとんどの人は十分かと思いますが、データ保存用のストレージを追加したい場合は大人しく外付けSSDを使ったほうが安全かと。

Intel Core i9 13900HK搭載で余裕のあるパワー

ACEMAGIC M1 13900HKが搭載するCPUはモデル名にも入っているようにIntel Core i9 13900HKを搭載!数世代前のCPUですがハイエンド帯なので今でも余裕あるパワーが魅力です。

▼PCMarkのスコアは以下の結果となりました。↓

日常使いやオフィス作業は快適、クリエイティブ軽作業は軽めなら対応出来るくらいのスコアですね。

で、日常使いでは語るまでもなく超快適!キビキビとした動作で、さすがハイエンドCPUといった動きなのでとっても快適に使えてます。

▼ただ結構発熱するなという印象はありますね。↓

また、ベンチマークは上のほうにまとめて貼ってますが、同じ13900HKを搭載するモデルの中では若干スコアは低めかな?といった印象です。

まあ体感で分からない程度のスコア差だったので、13900HKを搭載するミニPCとしてはこんなもんかな?という範疇には入ってます。

クリエイティブ系作業もそこそこ快適

僕はガルマックスを運営しているのもあって、Photoshop、Lightroom CC、Premier Proといったソフトを使って画像制作、写真編集、動画編集を行っているんですけど、これらも実用で十分なパフォーマンスでした。

もちろん、最新CPUを搭載するPCと比べると写真や動画の「書き出し」に時間が少々かかるのは仕方ないですが、以下の使い方なら十分実用的な使い方ができてます!

  • FHDクラスのバナー制作
  • フルサイズで撮影した100枚ほどのProduct Photoの編集と書き出し
  • FHDソースでFHD書き出しの15分尺動画

一方で4Kソース動画の書き出しは結構厳しいですねぇ。

▼以下は4K60FPSで撮影したDVR形式の30分動画をFHD/60FPSへH.264にてMP4形式に書き出した結果です。↓

Intel Core I9 13900HK(オンボードGPU) 1時間16分07秒
Ryzen 7 8745HS(オンボードGPU) 1時間25秒
Intel Core Ultra 7 258V(オンボードGPU) 41分48秒
Intel Core Ultra 9 285H(オンボードGPU) 29分14秒
M4 MacBook Air(オンボードGPU) 33分7秒
Intel Core 9 12900H+RTX3070(外部GPU) 14分4秒

この検証では単純に解像度を変えて書き出しているんですが、それでも元となる尺の倍以上の書き出し時間。例えばエフェクト加工するなど複雑な編集になってくるとエンコードも複雑になりもっと時間がかかっちゃいます。

FHDソースをFHDに書き出すパターンでは撮影時間より短く書き出しができたので、4KよりもFHDソースを扱う動画編集向きかな。

特に本機は外部GPUを搭載しておらず、オンボードGPUもめちゃくちゃ性能が高いというわけではないので、動画編集もチャレンジしたいという人はFHDソースまでなら本機で対応出来るかと思います!

ゲームは動けばラッキーと思っておこう

Intel Core i9 13900HKが搭載するオンボードGPUはIris Xe Graphics!どの程度ゲームが動くのか、検証では1,920×1,080(FHD)で試しています。

まずはモバイル版よりも重い原神のPC版から。

▼以下は停止状態なので55FPSと表示されているけど実際に遊ぶと画質「低」設定で平均40FPSほど。遊べるっちゃ遊べるけれど快適とまではいかない感じかなー。↓

続いてはAPEX LEGENDS。4000時間以上プレイしているガチ勢なので厳し目にチェックしています。

▼以下は射撃訓練場でFPSは出やすいですがそれでも41FPS。実戦だと視野角110の画質「低」設定でも30FPSを切る場面も。FPSでこの水準は無理です。↓

Iris Xe GraphicsはHD画質なら軽めのPCゲームを遊べるというパワーなので、FHD解像度で遊ぶにはパワー不足感は否めません。

でも解像度をHD落としてFHDディスプレイで表示すると滲んでしまうとう弊害もあるし、そこまでして・・・という気もします。

もちろんゲームは星の数ほどあるので快適に遊べるゲームもありますが、ゲーミングパソコンではないのでゲームは動けばラッキー程度に考えておきましょう!

もし、どうしてもPCゲームが遊びたい場合、方法はいくつかあります。

▼本機はUSB 4を搭載しているので、以下のような外部GPUを搭載するマウントを使うことでゲーム性能をパワーアップ出来ます。↓

GTBOX G-DOCK EGPU docking stationでミニPCにグラボを付けてゲーム性能をアップしてみた

また、最近はGeForce NOWといったクラウドゲーミングも実用的になっているので、そのようなサービスを活用するのも良いかと思います!

ローカルLLMも試してみた結果

Intel Core i9 13900HKはNPUを搭載していませんが、LM Studioでgpt-oss-20bを動かす際はGPUをぶん回して処理するので試してみました!

▼特にエラーが出ることもなく検証完了。8.47 tok/secとなりました。↓

個人的には10 tok/secは上回ってほしいので結果はまずまずといったところでしたが、数世代前のCPUのオンボードGPUでもこの程度は動くんだと逆にビックリはしてます。

▼また、裏である程度の作業は出来るくらいの余力もありました。↓

極端に出力が遅いわけではなく、最新世代のIntel Core Ultra 9 258Vでも15tok/secくらいなので許容範囲だよという人は結構多そう。

簡単な分析や要約くらいなら月額払わずにローカルLLMで対応できるくらいのパワーはあるので、購入したら活用してみましょう!

もちろんOSはOEM

搭載するOSはWindows 11 Pro!という訳で、個人で使って良いOEM版なのか確認してみました。

▼結果はもちろんOEM版。ライセンス的にも安心して使えますね!↓

OSのライセンスについては以下で解説しているので気になる方はチェックしてみましょう。

個人向け製品で法人向けのボリュームライセンス版Windowsがインストールされていないか確認する方法と対処法まとめ

ACEMAGIC M1 13900HKのレビューまとめ

相場が8.5万円くらいなのでセールとは言え7万円切りで購入できるACEMAGIC M1 13900HKは、非常にコスパの高いモデルと言えそうです。

数世代前のCPUと言えどハイエンド帯CPUなので、今でも余裕あるパフォーマンスは魅力的なポイントでしょう。

ガルマックスのようなサイト運営でも実用的に使えているので、ライトユースでは快適度を保ちながら長く使っていけそうです。

「ライトユースだけど長期的にキビキビと動くパワーに余裕のあるパソコンが良い。出来れば小型で」という人は、コスパの良いACEMAGIC M1 13900HKはぜひチェックしてほしいモデルです!

▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓

■ACEMAGIC M1 13900HK■

初出時価格→73,800円

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