「SHINE LITE」性能評価と知っておくべきデメリット
Alcatelが新機種である【SHINE LITE】をの性能を評価。低価格なミドルスペックスマートフォンでau回線も利用出来るのでランニングコストを下げたいユーザー向けの端末。
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SHINE LITEの価格と発売日と予約開始日。
SHINE LITEは2016年12月16日発売開始で予約は12月9日からとなってます。
価格は21,800円。UQmobileなどでも販売されますが、格安SIMとセット購入の場合、本体価格は11,800円と格安スマホとしては手が出しやすい価格に収まります。
最初に言ってしまいますが端末価格の安さがSHINE LITEの最大の魅力です。
SHINE LITEの性能表
項目 | スペック |
---|---|
OS | Android6.0 |
SoC | MediaTek MT6737 4コア1.3Ghz |
メモリ | 2GB |
保存容量 | 16GB |
SDスロット | 搭載 最大128GB |
液晶 | 5型HD (1280×720) |
背面カメラ | 1300万画素 |
前面カメラ | 500万画素 |
対応バンド | LTE Band1(2100MHz) Band3(1700MHz) Band7(2600MHz) Band19(800MHz) Band26(800MHz) 3G Band1(2100MHz) Band5(850MHz) Band6(800MHz) Band8(900MHz) Band19(800MHz) TD-SCDMA Band34(2100MHz) Band39(1900MHz) GSM 850MHz 900MHz 1800MHz 1900MHz |
Simサイズ | NanoSIM×2 (スロットは MicroSDと共用) |
DSDS | ☓ |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n |
センサー | 指紋認証/ Light センサー/加速度センサー/ 近接センサー/コンパス/トーチライト/FMラジオ |
au VoLTE | ○ |
CA | ☓ |
防水 | ☓ |
防塵 | ☓ |
おサイフ機能 | ☓ |
バッテリー | 2460mAh |
サイズ | 縦141.5mm 横71.2mm 厚さ7.45mm |
重量 | 156g |
カラー | ホワイト系 ブラック系 ゴールド系 |
性能はミドルスペック。
SoCにはMediaTekのMT6737を搭載。SoCの型番的にローエンドよりのミドルスペックSoCなので性能に過度な期待は禁物。
メモリは2GB搭載しているのでミドルスペックとしての最低ラインの搭載量はクリア。SoCが貧弱なので画面解像度は1280×720を搭載しており妥当な選択です。トータル的なバランスは悪くないです。
SHINE LITEの特徴。
SHINE LITEの特徴的な部分や利用できる機能をチェックしましょう!
指紋認証ユニットを搭載しているのでロック解除も簡単。
SHINE LITEは使い勝手の良い指紋認証ユニットを搭載しています。
前回、IDOL4の性能評価で「今時、指紋認証ユニットが付いていないのは時代遅れ」とディスっていましたが、ようやく搭載してくれました。
Androidも6.0を搭載しているので、アプリ側がSHINE LITEに対応していればアプリのログインパスワードなども全て指紋で認証可能です。
更にSHINE LITEでは指紋を複数登録可能で指紋により起動するアプリなども選択可能となっています。
流石Alcatel!デザインが最高に美しい。
Alcatelのスマートフォンは本当に外観が美しいです。
SHINE LITEも高級機で多数採用されるサイドのメタルフレームをガラスでサンドイッチした非常に美しい外観に仕上がっています。
前面ガラスも端が丸い2.5Dガラスを採用しているので指あたりが良く、低価格なスマートフォンでここまで上質な仕上がりの端末はSHINE LITEくらいじゃないかな。所有満足度は高そうな端末です。
電波はドコモに加えauのVoLTEにも対応!
ドコモのLTEでは全国区をカバーするバンド1、東名阪の高速通信バンド3,地下郊外山間部を左右するプラチナバンドの19にフル対応。
ドコモの3Gも主力バンドの1、農村地区や山岳をカバーするバンド6/19にしっかり対応しているのでドコモ系回線を利用する格安SIM等で快適&安心に使えます。
au回線では通信も通話もLTE回線を利用する「au VoLTE SIM」に対応。
LTE回線では主力となるプラチナバンドの28、補助的バンドの1が利用できるのでau回線を用いた格安SIMのUQmobile等でも端末取り扱い予定で安心して利用できることが伺えます。
低価格でau回線とドコモ回線を利用できるのもSHINE LITEの魅力の1つです。
SHINE LITEを購入前に知るべきデメリット。
大手キャリアからの乗りかえでSHINE LITEを検討されている方はしっかりデメリットも把握しましょう。
SoCがMediaTek。ゲームは苦手
現在、大手キャリアでは殆どのAndroid端末でQualcomm社のSnapdragonシリーズのSoCを搭載しています。
MediaTekはいわゆる低コスト路線で突っ走っているので、コストを徹底的に下げたいローエンド端末やローエンドよりのミドルスペック端末で採用されている事が多いです。
また、MediaTekのSoCはゲーム性能が弱いのも特徴です。ですので、冒頭でお伝えした通り性能に過度な期待は禁物です。
ソフトバンク&ワイモバイルの回線では繋がりにくい場所あり。
SHINE LITEでは残念ながらソフトバンク(ワイモバイル)で利用する地下や山間部、郊外をカバーするプラチナバンドに対応していません。
主力バンドの1と3は対応していますが、「携帯電話の信頼性」が下がるのでソフトバンクやワイモバイルでの使用はオススメしません。
[修正]センサーが貧弱。ジャイロセンサーが非搭載。
ジャイロセンサーはポケモンGOで話題となったセンサーです。
ポケモンGOではARモードを利用することで上の画像のように現実世界にポケモンを表示して遊べます。が、SHINE LITEはジャイロセンサーを搭載していないので、上の画像の右側の様な仮想空間でのプレイとなります。
また、コンパスも非搭載ですので徒歩ナビ系は影響が大きそうです。
コンパスは搭載していました。ご指摘いただきありがとうございます!
流行りのデュアルスタンバイは利用できない。
SHINE LITEは2枚のSIMを挿すことが可能ですが、利用できるのはどちらか一方です。
最近では2枚のSIMを同時待ち受けできる「デュアルスタンバイ機能」が格安スマホのトレンドですが、SHINE LITEでは利用できないので注意しましょう。
デュアルスタンバイ機能が気になる方は以下の記事で詳しく解説しているのでよろしければどうぞ。
【公式】ZenFone3のデュアルスタンバイを使ってみたのでメリット・デメリットまとめ。
SHINE LITEはau回線を利用したい方で、端末代金を徹底的に下げたい方向けの端末。
SoCのランク的に性能はそれほど高性能で無いことは容易にわかりますが、「スマホに多くを求めない」方にとって基本性能は十分です。スマホではWEB閲覧、通話、LINEやメール、軽いゲームくらいなら問題無いでしょう。
ただ、スマートフォンは長期的に利用する機器ですので徹底的にコストを下げたい方以外はオススメしません。
au回線で長期的に利用するのであれば、Snapdragonの最新ミドルスペックSoCを搭載したZenFone3 Laser辺りがおすすめ。au回線も利用可能で価格は27,800円。SHINE LITEとの差額は約6,000円。
【公式】ZenFone3 Laserスペック詳細と購入前に知るべきデメリット
というわけで、SHINE LITEは「デザインが気に入った」だとか、「低コストでau回線を利用できる端末が欲しい」方向けの端末です。