Alfawise S420レビュー。災害時の停電問題は60000mAhのポータブルバッテリーで対策
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僕の家族は北海道出身でして、2018年に発生した北海道胆振東部地震で被災。幸いにも物が落ちたくらいで被害は大きくなかったのですが、1番困ったのが「長期的に停電したこと」だったみたいです。
あの時に話題となったのがキャッシュレスサービスを利用されている方。スマートフォンを充電できないのでキャッシュレス決済サービスが利用できず大変な騒ぎとなっていたのを覚えてます。
僕たちの住む日本は”地震大国”です。そして、スマートフォンの普及率も非常に高い国なので、災害時の”停電対策”は本格的に考えなくてはなりません。
▼追記:日本語説明書が完成しました!順次、日本発送品は日本語説明書に差し替わりますが、切り替えのタイミング的に英語や中国語の説明書が入っている可能性もあるので、そんな時は以下から日本語の説明書をダウンロードして下さいね!↓
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モバイルバッテリーじゃ災害時の長期的な停電には耐えられないと思った
僕も災害時用として防災バッグにモバイルバッテリーを突っ込んでいるのですが、北海道胆振東部地震の長期的な停電の情報を聞いて「モバイルバッテリーじゃ不安だな」と感じました。
そこで、気になっていたのが最近人気が高くなっている大型バッテリーを搭載した「ポータブルバッテリー」です。
Alfawise S420のサンプル機を試すことに
そんな事を考えながら海外ネットショップのGEARBESTに相談したところ「地震時に停電で困っているというニュースを見て日本向けに改良した」というAlfawise S420の日本市場向け改良型サンプル機を頂きました。
AlfawiseはGEARBESTの独占ブランドで、僕も深センのGEARBEST本社に行った時に様々なAlfawise製品を自分の目で見てきましたが、品質の高さ、仕様の良さが光る製品を多数リリースしている印象を受けたブランドです。
元々、Alfawise S420は日本以外の国でリリースされ高い人気を誇っていたポータブルバッテリーなのですが、届いた製品はしっかり”日本国内向け”にチューニングされていた筐体でした。
Alfawise S420の価格
まず気になるのが価格。大型大容量バッテリーを搭載するポータブルバッテリーは、まだまだ市場規模が小さいので高価格になりがちで500ドルを超える製品が多いのですが・・・。
Alfawise S420の価格は通常価格で318.78ドル。市場価格よりもグッと手の届きやすい価格に収まっています。
GEARBEST日本倉庫に在庫がある場合は迅速な発送が可能
GEARBESTは日本に(しかも僕のオフィスから近いところに)倉庫を持ってます。なので、日本倉庫に在庫がある場合は迅速な発送が可能となってます。
Alfawise S420の開封と付属する同梱品のチェック
まず、はじめにお伝えしたいのですが、僕の手元にあるAlfawise S420は筐体を日本向けに改良したサンプル品です。なので、パッケージや付属する説明書などはまだ日本向けに調整されてませんので、その点はご了承下さい。
▼結構大きめな箱で届きました。↓
▼パカリと蓋を開くとこんな感じ。梱包も丁寧で運輸時の衝撃から製品をしっかり守ってくれます。↓
▼付属品を並べてみました。↓
本体、通常充電器、シガーソケット用充電器、シガーソケットケーブル、説明書が基本のセットです。
▼追記:日本語説明書が完成しました!順次、日本発送品は日本語説明書に差し替わりますが、切り替えのタイミング的に英語や中国語の説明書が入っている可能性もあるので、そんな時は以下から日本語の説明書をダウンロードして下さいね!↓
充電器のケーブルは日本のプラグを同梱
▼日本向けに本体を改良したAlfawise S420は、付属する充電器のケーブルも日本のコンセント形状に合うコードを同梱しています。なので、よくあるプラグ変換アタッチメントも不要です。↓
車のシガーソケットからも充電可能な充電器が付属
▼通常の充電器以外に自動車のシガーソケットから充電できる専用充電コードも付属。↓
取扱説明書は英語と中国語のみ→日本語版出来ました!
▼追記:日本語説明書が完成しました!順次、日本発送品は日本語説明書に差し替わりますが、切り替えのタイミング的に英語や中国語の説明書が入っている可能性もあるので、そんな時は以下から日本語の説明書をダウンロードして下さいね!↓
▼今回はサンプル品ということで、取扱説明書は英語と中国語でした。一応、日本語ローカライズの依頼は出しておきますが、暫くは同じ説明書が入っているはずです。↓
Alfawise S420の外観とデザインをチェック
ここからはAlfawise S420の外観とデザインをチェックしています。
思っていたよりもコンパクトな筐体
届いた箱が結構大型だったので本体も大きいのかと思っていたのですが、僕がこれまで見てきた大型大容量ポータブルバッテリーのどれよりもコンパクト。
▼立てかけてるスマートフォンはGalaxy S10+。スマートフォンと比較するとコンパクトであることがよく分かります。↓
▼サイズは24.10 x 12.80 x 12.50 cm。↓
▼重量も約2.3kgなので、ちょっと大きめのノートパソコンクラスの重量に収まってます。↓
Alfawise S420の状態が確認出来るディスプレイ
▼Alfawise S420の本体上部にはディスプレイを備えており、バッテリー残量など状態が分かりやすく確認できます。暗所でも光って表示されるのもGood。↓
持ち運びに便利な取っ手付き
▼Alfawise S420は本体の上部に折りたたみの取っ手が備わっているので持ち運びも楽ちん。↓
DC OUTは4つ搭載
▼DC OUTはフロント側に4つ搭載されてます。個人的に利用頻度が低いので1つ位で良いかも。↓
USBポートを3つ搭載
▼本体の裏側にはUSBポートを3つ搭載。↓
USB Type-C端子を1つ搭載
▼Alfawise S420にはUSB Type-C端子も1つ備わってました。↓
一般的なコンセントが2つ
▼AC OUTは海外モデルではこんな感じの形状となってます。↓
▼今回手元に届いたサンプル品は日本向けに仕様変更したモデルでAC OUTは日本のコンセント形状を2つ搭載してます。片方が少し大きめの穴になってるのでIKEAの電源タップとかも使えますね。↓
便利なデュアルLEDライト付き
▼Alfawise S420の側面には充電用のDC IN端子、冷却ファンのほか、便利なデュアルLEDライトも搭載。↓
Alfawise S420を使ってみての試用レビュー
それでは実際にAlfawise S420を使ってみましょう。
安全・安心のセーフティープロセッサー搭載
▼大容量バッテリーはバッテリーにエネルギーを溜め込みます。なのでAlfawise S420は過充電、過電流、ショート、高温感知などを検知するセーフティープロセッサーを搭載。↓
一般的なスマートフォンなら20回フル充電できるバッテリー容量
まずは肝心のバッテリー容量からチェック。Alfawise S420のバッテリー容量は60,000mAhとなってます。一般的なスマートフォンの平均的なバッテリー容量は3000mAh前後。
という訳で、一般的なスマートフォンなら大体20回くらいはフル充電出来ます。
災害時はスマートフォンのバッテリー消費を抑えるためにディスプレイ輝度を下げたり対策するはずなんで、1回充電すると1日~3日ほどバッテリーが持ちます。無駄な使い方をしなければ1ヶ月くらいは停電が続いてもモバイル機器で通信出来る環境を維持出来ますね。
迅速に充電できるQuickCharge 3.0に対応
▼Alfawise S420のUSBポートはUSB-A×3、USB Type-C×1の計4つを搭載していますが、青いUSBポートとUSB Type-Cポートは超急速充電のQuickCharge 3.0に対応。↓
▼実際にQuickCharge 3.0に対応するスマートフォンを充電してみました。↓
▼充電開始時点が2%でしたので、52%時点(実際には50%充電)だと充電時間は31分。超急速充電に対応しているので短時間で沢山充電可能でした。↓
例えば災害時は常にバッテリーの近くで過ごせるって訳ではありません。なので、短時間でスマホのバッテリーを一気に充電出来るのは嬉しいポイントでしょう。
DC OUT用のシガーソケットケーブルを利用してUSBポートを拡張出来る
Alfawise S420はUSBポートを4つ搭載していますが、それでも足りない!って時にはDC OUTに接続するシガーソケットケーブルでUSBポートを拡張出来ます。
▼自動車を持っている方はシガーソケット用の充電器を持っている方も多いので、流用してUSBポートを増やせます。僕の使っているシガーソケット用のUSBポートデバイスはQuickCharge 3.0に対応しているので、超急速充電出来るポートも増やせました。↓
コンセント直結でも使えて便利
大手キャリアで販売しているスマートフォンの充電器はケーブルとコンセントに挿すプラグが直結されているものが多いです。これだとケーブルだけ引っこ抜いて使うことが出来ません。
▼でも、ご安心を。側面にはコンセントが2つ備わっているので直接挿すことが出来ます。今回は沢山のUSBポートを備える充電器を接続。問題なく利用できます。↓
▼また、MAX200W(各100W)まで対応しているのでノートパソコンも充電OK。↓
100Wのコンセントが付いていることで、これだけではなく様々な用途で活用出来ます。
- 加湿器や除湿機
- 扇風機
- 簡易冷蔵庫
100Wコンセントで利用できる製品は星の数ほどありますが、災害時に避難場所で利用できたら嬉しい機器も電源がなければ使えません。そんな時にAlfawise S420は非常に重宝するはずです。
ライトは点灯以外に点滅モードもある
▼Alfawise S420は側面にライトを搭載しているんですが、点灯以外に点滅(2種の点滅モードが備わってます。)も利用可能です。停電時の夜間は非常に暗いので、自分の居場所を知らせたりする際にも役立ちます。また、大容量バッテリーを利用する&省電力なLEDを搭載しているので非常に点灯出来る時間も長いです。↓
様々な充電手段がある
Alfawise S420もバッテリーなので充電しなければ利用できません。災害時に停電した場合、通常のコンセント経由の充電ができなくなるのですが、Alfawise S420なら複数の充電手段があります。
コンセントからの充電
▼コンセント経由から充電出来る場合は付属の充電器を利用して充電できます。↓
車のシガーソケットから充電
▼付属のシガーソケット用ケーブルを利用することでも充電可能です。↓
別売りのソーラーパネルから充電
▼これは別売りになるのですが、ソーラーパネルを利用することで、一般的な電源確保が難しい状況でも自然光を利用するソーラー充電が可能なので最悪のケースでも電気を日中に貯め込む事が可能です。↓
災害時以外はレジャー用にも良いよ
ちょうど記事を書いているのがお花見シーズン。レジャーも楽しみやすい季節となりました。Alfawise S420は個人的に災害用のポータブルバッテリーとして見てますが、非常に性能が高いので普段はレジャーなどに利用しようかと思います。
例えば、照明機器を繋いだり、プロジェクターを繋いだり、100Wコンセントが付いているからこそ屋外でも様々な用途に利用できます。
Alfawise S420まとめ
僕は北海道にブロガーの知り合いや妻の家族・親戚が住んでいるので北海道胆振東部地震での生の声を聞く機会があったのですが、口々に「停電」に関する問題がでてきました。みんな、停電で電気が利用できなくなって被災後に大変な思いをされてます。
僕たちの住んでいる日本は世界的に最も地震の多い地域です。そして、1人1台はモバイル機器を持っている国です。
”災害時の長期的な停電対策”は真剣に考えなければいけません。ポータブルバッテリーは現代において防災グッズで必要なアイテムだと感じます。
備えあれば憂いなし。皆さんも僕も明日は我が身状態です。
なので、事が起こってから慌てるのでは無く、今のうちに備えておくことが大切です。
Alfawise S420の購入先
まず、購入先ですが、Alfawise S420はGEARBEST独占ブランドなのでGEARBESTでのみ取り扱いがある限定モデルです。購入先は以下からどうぞ