ワイモバイルのAndroid One S8は何が進化したか。S7との違いを比較
ワイモバイルからAndroid One S8が発売されました。前機種であるAndroid One S7とは何が違うのか比較。価格も含めると買いなのかどうか。
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Android One S8とS7のスペック比較
Android One S8(京セラ)がワイモバイルから発売されています。去年の今頃に前機種であるAndroid One S7(SHARP)が発売されたので1年ぶりの新機種。
Android Oneシリーズの特徴は2年間に渡り最低一回以上の最新OSへのアップデートが保証されている事、そして3年間に渡りセキュリティパッチの配信が確約されている事。つまりソフト的には最新の機能と安全性を保てると言う事です。
反面、安価な代わりに性能は抑えられているという点には注意です。具体的に言えば画面を横にして両手操作するようなゲームは厳しいと思っておきましょう。グラフィックやパワーを使わないパズルとか将棋とかなら大丈夫。
製品情報 Android One S7(Snapdragon 630) : Android One S8(Helio P65) | ||
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端末名 | S7 | S8 |
型番/別名 | S7-SH | S8-KC |
発売年 | 2019年12月 | 2020年12月中旬 |
発売地域 | 日本:ワイモバイル | 日本:ワイモバイル |
メーカー・ブランド | SHARP | 京セラ |
備考 | AQUOS Sense3(Lite)の廉価モデル | |
対応バンド・周波数・ネットワーク Android One S7(Snapdragon 630) : Android One S8(Helio P65) | ||
3G | W-CDMA:1 / 5 / 6 / 8 / 19 | W-CDMA:1 / 2 / 4 / 8 |
4G LTE |
FDD LTE:1 / 3 / 5 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 28 TD-LTE:41 |
FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 8 / 28 TD-LTE:41 |
5G NR | 非対応 | 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 | 5.1 |
SIMサイズ・スロット | シングルスロット(Nano SIM+MicroSD) | シングルスロット(Nano SIM+MicroSD) |
ネットワーク関連備考 | デュアルSIM不可、SIMロックあり(解除可能) | デュアルSIM不可、SIMロックあり(解除可能) |
本体仕様 Android One S7(Snapdragon 630) : Android One S8(Helio P65) | ||
ディスプレイ |
サイズ:5.5インチ 材質:液晶 画面占有率:非公表 形状:シンプル |
サイズ:6.26インチ 材質:液晶 画面占有率:非公表 形状:ノッチ(台形) |
解像度 |
解像度:2,160×1,080(FHD+) 画面比率:18:9 |
解像度:2,280×1,080(FHD+) 画面比率:19:9 |
画素密度 |
439ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
403ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
サイズ |
高さ:147mm 横幅:70mm 厚さ:8.9mm |
高さ:162mm 横幅:76mm 厚さ:8.7mm |
重さ | 167g | 169g |
本体色 | ブラック系、シルバー系、ブロンズ系 | ブラック系、ホワイト系、ブルー系 |
システム仕様 Android One S7(Snapdragon 630) : Android One S8(Helio P65) | ||
OS | Android 10 | Android 11 |
CPU(SoC) | Qualcomm Snapdragon 630 | MediaTek Helio P65 |
AnTuTuベンチマーク |
総合スコア約115,000点 |
総合スコア約156,000点 |
メモリ/保存容量 Android One S7(Snapdragon 630) : Android One S8(Helio P65) | ||
組み合わせ | メモリ3GB+容量32GB | メモリ4GB+容量64GB |
ストレージカード |
MicroSDカード対応(最大512GB) ※専用スロットあり |
MicroSDカード対応(最大1TB) ※専用スロットあり |
カメラ Android One S7(Snapdragon 630) : Android One S8(Helio P65) | ||
背面カメラ |
シングルカメラ 画素数:12MP(メイン) AI:非公表 ナイトモード:非公表 手ぶれ補正:非公表 センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
デュアルカメラ ①16MP(メイン) ②8MP(超広角、135°) AI:対応 ナイトモード:非公表 手ぶれ補正:対応 センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
インカメラ |
ベゼル内蔵式インカメラ 画素数:8MP(メイン) ビューティーAI:非公表 手ぶれ補正:非公表 センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
台形ノッチ式インカメラ 画素数:8MP(メイン) ビューティーAI:非公表 手ぶれ補正:対応 センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
カメラ備考 | クイックSNS機能対応(スワイプでSNS投稿画面に共有できる) | |
機能仕様 Android One S7(Snapdragon 630) : Android One S8(Helio P65) | ||
GPS | GPS対応(詳細規格は非公表) | GPS、GLONASS、BDS、GALILEO、QZSS |
生体認証・ロック解除 |
指紋認証:非対応 顔認証:非対応 |
指紋認証:非対応 顔認証:対応 |
センサー | 加速度センサ、近接センサ、ジャイロ、コンパス | 加速度センサ、近接センサ、ジャイロ、コンパス |
防水/防塵・タフネス等級 |
防水/防塵:IP68 耐衝撃:MIL-STD-810H |
防水/防塵:IP68 耐衝撃:MIL-STD-810H |
イヤホンジャック | あり | あり |
NFC | 対応(FeliCa/おサイフケータイ対応) | 対応(FeliCa/おサイフケータイ対応) |
その他機能 | 独自キー搭載(Googleアシスタント専用) | |
バッテリー Android One S7(Snapdragon 630) : Android One S8(Helio P65) | ||
バッテリー容量 | 4,000mAh | 4,100mAh |
充電 |
有線充電:対応(規格非公表) ワイヤレス充電:非対応 逆充電:非公表 |
有線充電:対応(規格非公表) ワイヤレス充電:非対応 逆充電:非公表 |
ポート | USB Type-C | USB Type-C |
スペック表のソース Android One S7(Snapdragon 630) : Android One S8(Helio P65) | ||
参照元 | ||
スペック詳細記事 | Android One S8のスペックまとめ!Android 11搭載!丸洗いもできるミドルスマホ! |
ざっくり言うとこんな感じです。
Android One S8は、
・SoCはHelio P65(S7に比べて処理性能を表すスコアがアップ)
・メモリは4GB(S7は3GB)
・本体容量は64GB(S7は32GB)
・カメラはデュアルカメラ(S7に超広角レンズ追加)
・顔認証に対応(S7は生体認証なし)
・もちろん防水防塵
・もちろんおサイフケータイ対応
Android One S8はSoC(スマホの頭脳とかをまとめたパーツ)がS7よりも進化しています。また作業場所として使われるメモリも3GBから4GBに。Android One S7に比べて基本的な動作が一段階快適になったと言えるでしょう。本体容量も32GBではきついので64GBにアップ。
カメラは1眼から2眼に。Android One S8は最近流行りの超広角カメラが追加されています。自分はこのカメラをデフォルトにして欲しいくらい超広角カメラが好きですね。
またS7が指紋認証や顔認証などの生体認証に非対応だったのに対しS8は顔認証に対応しました。
また本体サイズが5.5インチから6.26インチに大きくなり、文字も動画も見やすくなったのに重量はほとんど変わらないのも嬉しい進化点。
価格はいくら違うか
一年型落ちのAndroid S7と価格がいくら違うか。以下は記事執筆時点の本体価格です。基本的に新規契約を元にした表になっており、機種変更やソフトバンクからの乗り換えだと定価のままなのでご注意を。
スマホベーシックプランSは月額2,178円、スマホベーシックプランMは月額3,278円、スマホベーシックプランRは月額4,378円。各料金プランの詳細やオプション等はワイモバイルを見てみて下さい。
本体価格 | Android One S7 | Android One S8 |
機種代金定価 | 26,640円 | 36,000円 |
スマホベーシックプランS | 12,240円 | 23,760円 |
スマホベーシックプランM | 12,240円 | 20,160円 |
スマホベーシックプランR | 12,240円 | 20,160円 |
機種変更時 | 19,440円 | 28,800円 |
Androidスマホのメモリは最低4GB欲しい
価格情報を出しておいて何ですが、メイン機種としてAndroidスマホを使うならメモリは4GBは欲しいです。メモリ3GB以下の機種はどんなに安くてもおすすめしません。
モバイルルータ代わり・緊急用のサブスマホとしてなら処理性能が低くてもアリですが、メイン機種として使うならメモリが4GBあるかどうかを確認しておきましょう。
もう一つの指標としてAnTuTuベンチマークスコアが10万点以下の機種もおすすめはしません。これを下回るとさすがに日常使いでも動作に不満が出てくる頻度が高くなってきます。ただこのスコアは調べないとわからない多少マニアックな指標なのでそこまで気にしなくても大丈夫。
Android One S8はライトユーザにおすすめ
Android Oneシリーズはスマホに詳しい人にはあまり響かない端末だと思います。詳しい人はハイエンド機・激安機・レア端末に流れがち。
しかし処理性能に特筆すべき点がなくても安心安全で普通に使えればいい、というライトユーザにはAndroid One S8はおすすめできます。そのための防水防塵。耐衝撃。おサイフケータイ対応。大きめのバッテリー。OSとセキュリティパッチの長期間サポート。
スマホの通信費を下げたいからワイモバイルにしたい、ちょうどスマホも古いから新調したい、でもどれを選べばいいのか分からない。特別な事はしないけど安心して使いたい。そんなユーザには今買うならAndroid S7ではなくAndroid One S8がおすすめ。