HUAWEIのGoogle非対応スマホにAmazonアプリストアが入った!AppGalleryより日本向けアプリが充実!
- HUAWEI
- ハウツー・紹介・レポート
- ※ 当メディアのリンクにはアフィリエイト広告が含まれています
P30シリーズやMate 30 Pro 5Gなど、魅力的な端末を多数輩出するHUAWEI。しかし現在、アメリカの禁輸措置によりGoogle Playストアを含めたGoogle系サービスが使用できない状況が続いています。HUAWEI自身もAppGalleryを設立し、サードパーティー製のアプリ拡充に努めていますが、やはり日が浅いだけあってアプリの充実度はあまり高くありません。
これからのHUAWEIの努力次第によって徐々にラインナップが改善されるか。それとも禁輸措置が撤廃され、Google系サービスが再び搭載されるか。どうなるのか未だに不透明な状況ですので、当然HUAWEIスマホを購入するのに二の足を踏む方は多いと思います。
そんな中、私は「Amazonアプリストアってあったよな?」とAmazonアプリストアの存在を思い出しました。そして「Google Playストアの代わりにならないか?」と思い至りAmazonアプリストアを導入してみると…結構いいじゃん!となったので共有します!
※本記事はAppGalleryより日本向けアプリが充実しており、野良アプリのようなリスクのないAmazonアプリストアを代替利用できるか?という趣旨の内容です。Google関連アプリは依然として導入できず、Google系サービスを多用されている方の根本的な解決には至りませんので、その点はご留意下さい。
目次をクリックすると各項目へ移動します
今のHUAWEIの機種には、何でGoogle Playストアを初めとしたGoogleサービスが入ってないの?
まず最初に禁輸措置の経緯を説明します。
現在、アメリカはセキュリティ上の脅威とのことでHUAWEIを禁輸措置の対象としており、米国企業の製品やサービスが利用できない状況となっています。その中にはGoogleも含まれており、Google Playストアを含めたGoogle系のサービス(G-Mailなど)が使えない事態になっています。アメリカは制裁を解除するような空気を出しつつも、未だに禁輸措置の制裁期間を逐一延長しており、正直どう転ぶかが分からない状況です。
以上の背景から、HUAWEIは現状Googleサービスを搭載せずにHUAWEI AppGalleryをメインに据えたHUAWEIサービスで固めている形となります。
ただ一つ救いがあるのは禁輸措置対象は制裁後に発売された製品ってこと。つまり、制裁前に発売された製品は規制対象外ですので、今まで通りGoogleサービスを活用できるんです。例えば、最近日本でも新色が発売されたnova 5Tはグローバル版が制裁前に発売された機種なので禁輸措置の規制対象外のスマホになります。ですから、nova 5Tをアップデートしたとしても変わらずGoogleサービスが使える訳なんです!
早速導入してみた!
と、簡単に経緯を解説したところでAmazonアプリストアの導入を解説していきます!導入までの大まかな流れは以下の通りです。
- AmazonアプリストアのダウンロードページでAPKファイルをダウンロード
- Amazonのアカウントを作成またはログイン
AmazonアプリストアのダウンロードページでAPKファイルをダウンロード
▼まず最初にダウンロードページへアクセスし、そのページ内の「ダウンロード開始」をタップしてください。↓
▼または、Amazonアプリストアの紹介ページから使用しているメールアドレスを入力し、「Amazonアプリストア インストール方法」の案内を送ることも可能です。↓
基本的にインストール方法は2種類用意されていますが、今回は手軽なスマホに直接ダウンロードする方法でやっていきたいと思います。
▼「ダウンロード開始」をタップすると「このファイルをダウンロードしますか?」と聞かれますので、「許可」をタップしましょう。↓
ダウンロードされるファイルは「Amazon_app.apk」という名称で、容量は15.14MBでした。容量は今後増減する可能性がありますが、本物かどうかのチェック項目として参考にしてください。
▼ダウンロード中までページに書いてある手順をよく読んでおきましょう。↓
▼ダウンロードが完了すると自動でインストール画面へと変移します。注意をよく読んでから「許可」をタップしましょう。↓
▼「許可」をタップするとインストールできるようになりますので、「インストール」をタップしましょう。↓
▼インストールが完了すると図のような緑色のチェックがついた画面になります。Amazonアプリストアへとすぐにアクセスするときは「開く」、後でアクセスするときは「完了」をタップしましょう。↓
Amazonのアカウントを作成またはログイン
▼初めてAmazonアプリストアを開いた場合、サインインかアカウント作成かを聞かれるので、シチュエーションに応じて選択してください。↓
Amazonアプリストアを利用するにはAmazonアカウントへの登録が必要ですので、お持ちでない方は登録しておきましょう!
▼今回はアカウントを持っているので、既存のアカウントでログイン。ログインは登録時のメールアドレスとパスワードを入力するだけです。↓
Amazonアプリストアでのアプリ導入の方法
それでは、実際にHUAWEI nova 7iでインストール作業をしてみます。
▼まず、希望のアプリページへ入り「入手」をタップします。今回は電子書籍を読みたかったので、AppGalleryのラインナップにないKindleアプリをダウンロードすることにしました。ダウンロードが完了するまでしばしお待ちを!↓
▼ダウンロードが完了するとインストールを許可するかどうか聞かれますので、許可をタップしましょう。するとインストールができるようになります。また、EMUIではリスク検出するかどうか聞かれますので、お好みでチェックしましょう。↓
▼インストールが完了すると当該アプリのページにて「開く」がタップできるようになります。以上でインストール手順は完了となります。↓
▼Amazon系アプリは事前にAmazonアプリストアでログインしているので、新たに入力する必要はなく、そのままログインできました。もちろんAmazonアプリストアで使用しているアカウント以外でログインすることも可能ですよ!↓
▼Kindleストアで本を探したり、ライブラリ内の本を読んでみたりしましたが、しっかりと動作。HUAWEI nova 7iの画面比率的に全画面表示とはいきませんが、ページめくり含め快適でした!↓
実際にAmazonアプリストアへ入ってみた!
さて、Amazonアプリストアはどんな感じなのか。実際にログインしてみて確認していきます!
▼まずはトップページ。同じAmazonアプリストアのサービスだけあってFireタブレットでアクセスできるストアとデザインが似ています。↓
ゲームはどんなのがある?
▼Amazonアプリストアでもゲームに力を入れているようで、細かくカテゴリごとに分かれています。↓
▼アーケードカテゴリーにはTemple Runなど有名ランニングゲームを含むゲームなどがあります!シンプル系のゲームが多い印象ですね。↓
▼アクション・シューティングカテゴリーには現在でも高い人気を誇る「モンスターストライク(略称:モンスト)」などが揃っています。↓
▼アドベンチャーカテゴリーにはPUBGのフォロワーゲームである「荒野行動」や箱庭系ゲームでおなじみの「Minecraft」など有名どころが盛りだくさん!↓
▼カードゲームカテゴリーにはフリーセル、ソリティアの他に大富豪などおなじみのカードゲームがずらりと並んでいます!↓
▼カジノ・パチスロカテゴリーなんかもあるので、実機に向かう前にイメージトレーニングしてみてはどうでしょうか。↓
▼キッズカテゴリーには子ども向けのゲームアプリが用意されています。AmazonはやはりFireタブレットのキッズモデルを発売しているだけあり、子ども向けアプリがしっかりと用意されているようです!↓
▼スポーツカテゴリーには「プロ野球スピリッツ」などのスポーツを題材としたゲームがまとめられています!↓
▼パズルカテゴリーには「妖怪ウォッチ ぷにぷに」、「ディズニー ツムツム」、「キャンディークラッシュソーダ」をはじめとしたパズルゲームで構成されています!↓
▼レースカテゴリーには息の長いAsphalt 8をはじめとしたラインナップで構成されています。↓
▼ロールプレイングカテゴリーには一時期メッチャCMを入れていた「放置少女」や「ドラゴンクエスト」などが勢ぞろい!有料にはなりますが、リメイク版のドラクエIIIもラインナップにありますので、じっくりとRPGで遊びたい方も見逃せないですよ!↓
▼音楽・ダンスカテゴリーは他のゲームカテゴリーとは打って変わり、ヒプノシスマイク以外はインディーズ系がメインで構成されています。↓
▼学習カテゴリーには知育系ゲームが盛りだくさん。これがあれば子どもさんも「コレ、ゲームじゃないんだよ。勉強だよ!」と言い張って堂々とスマホを触れますね!(ゲームはほどほどに!)↓
各カテゴリーのアプリを紹介!
それでは、各カテゴリーのアプリを紹介していきます。
▼クッキング・レシピカテゴリーにはレシピ紹介アプリがメインでまとめられています。料理のネタを増やすのに最適ですね。↓
▼シティガイドカテゴリーには「NAVITIME」などの公共交通機関の乗り換えガイドを含めた旅行が便利になるアプリが盛りだくさんです。この中のアプリは後述する旅行カテゴリーと同じようなアプリが揃っています。↓
▼ショッピングカテゴリーにはAmazonアプリストアだけあって「Amazon タブレット」というAmazonのストアにアクセスできるアプリやヨドバシカメラのストアアプリなど結構充実している印象。↓
▼意外だったのは「AliExpress Shopping App」があったこと。AppGalleryに引き続きAmazonアプリストアでもお目にかかるとは思いませんでした。↓
▼スポーツカテゴリーには「DAZN」や「MLB」などスポーツ観戦やスポーツニュース系アプリが揃っています。↓
▼ソーシャルネットワークカテゴリーには「TikTok」や「Facebook」などの定番SNSが揃っています。「Microsoft Outlook」などのメールアプリもこのカテゴリーに分類されているようですね。ただ、日本では定番のSNSである「Twitter」が見当たらない…?↓
また、怪しい(?)出会い系アプリなんかもソーシャルネットワークカテゴリーに分類されているので注意が必要ですね。
▼テーマ・壁紙カテゴリーには暖炉の火が燃えるアニメーション壁紙などのダイナミックテーマが用意されています。自然系の背景を設定して癒されるのも良しかと思います。↓
▼ニュース・新聞カテゴリーには、なぜかソーシャルネットワークには出てこなかった「Twitter」や「日本経済新聞」、「NHKネットラジオ」などニュース系やラジオ系のアプリが揃っています。↓
ただし、新聞系のアプリは月額登録しないといけない場合がほとんどですので留意しておいてください!
▼ビジネス・ファイナンスカテゴリーには「Yahoo!ファイナンス」や株取引のほか、なぜかペイント系アプリの「メディバンペイント」などがラインナップに入っています。なぜだ?↓
▼ブラウザカテゴリーには「Operaブラウザー」や「Yahoo!ブラウザ」などがありますので、標準ブラウザ以外を使いたい方は是非ご検討ください。↓
▼ポッドキャストカテゴリーには色々な国のラジオが聴けるアプリが盛りだくさんです。↓
▼ミュージックカテゴリーには楽器系アプリのほかにストリーミングサービスのアプリが揃っています。↓
▼音声入力ソフトの「Amazon Alexa」やAmazon純正の音楽ストリーミングサービスを含めたアプリ「Amazon Music」も勿論ラインナップ入り。Fireタブレット以外でも使えちゃうのは嬉しいところです!↓
▼これまた意外だったのは「AWA」や「Spotify Music」などの他者製ストリーミングアプリがあること。Amazonの直接的なライバルであるApple系やGoogle系のアプリはないのですが、それ以外のライバルアプリもあるとは「なかなか懐が深いじゃないか…」と勝手に感心してしまいました。↓
▼メール・コミュニケーションカテゴリーには「Skype」や「Facebook Messenger」などのネット通話系アプリが揃っています。着信が来てる風に装う「フェイク着信」などのユニークなアプリもありますよ。↓
▼ライフスタイルカテゴリーには「漢検スタート」や「雑学クイズ」などのクイズ系アプリ、手帳やアラートなど便利なアクセサリーアプリがたくさんありますよ!でも、クイズ系アプリは教育・学習カテゴリーに入れてもいいような気がしますけどね。↓
▼教育・学習カテゴリーには、算数や英語のアプリなど子ども向けの学習ゲームなどが勢ぞろい。色々な学習ゲームで遊んで楽しく学べるはず!↓
▼雑誌・カタログカテゴリーっていうのもあり、ガイドなどの解説系アプリが揃っていると推測されますがあまり馴染みのあるようなアプリはないですね。↓
▼仕事効率化カテゴリーには「Evernote」や「Dropbox」などの便利系アプリが勢ぞろい!特にDropboxは使用されている方が多いものと思われますので、ラインナップにあるのはかなり嬉しいポイントですよね!↓
▼辞書・辞典カテゴリーには「NASA」や英和辞典などのアプリがありますが、どちらかというと教育系のアプリが多い印象ですね。実質教育・学習カテゴリーと同じと考えていいと思います。↓
▼写真・カメラカテゴリーには有名配信サービスである「Twitch」などがありますが、なぜかストリーミングサービスである「Amazonプライムビデオ」がラインナップ入り。そして、Youtubeを視聴するための外部アプリがたくさんあるのもポイントですね。↓
▼よく分からないことになっているのが着信音カテゴリー。アラームや通知で使える音源を扱っているんですが、「SONY Button」など「著作権的にどうなん?」と思うものもチラホラ…↓
▼天気カテゴリーでは先ほどの写真・カメラカテゴリーのようなジャンルのブレは少なく、天気関係のものばかり揃っている印象です。↓
▼カオスなカテゴリーのひとつが不動産カテゴリー。住宅購入の費用計算アプリなんかは役立つとは思いますが、海外の物件関係のアプリって日本から出る予定のない方には縁は無いですからねぇ…↓
▼本・コミックカテゴリーにはAmazonらしく「Kindle for Android」がラインナップにあります。そして自炊派には嬉しい「Perfect Viewer」もありますよ!↓
▼旅行カテゴリーにはシティガイドカテゴリーにも登場した「NAVITIME」や「MAPS.ME」など移動に便利なアプリがあります。これも実質シティガイドカテゴリーと同じような感じですね。↓
Amazonアプリストアにはログインボーナス有り!
▼Amazonアプリストアにはログインボーナスがあり、毎日一回ログインするだけでAmazonコインが手に入ります。Amazonコインはアプリの購入やアプリ内課金に使用できますので、ログインしているだけでお得感が増します!↓
HUAWEI端末にはAmazonアプリストアとの併用をオススメします!
最初に書いたように現在のHUAWEI端末はGoogleサービスが導入できない関係上、どうしてもAppGalleryに頼らないといけない状況です。その肝心のAppGalleryのラインナップが心もとない状況です。
ですので、Googleサービスが導入できないHUAWEI端末であっても導入でき、日本向けアプリのラインナップも比較的揃っているAmazonアプリストアはHUAWEI端末を検討している方にとってかなり心強い味方となってくれるはずです。
一方で、Google系アプリはやはり利用ができないので、普段からGoogleサービスを多用している方は根本的な解決には至りません。自身がGoogleサービスをどの程度利用しているかでGoogle非対応端末の使い勝手も大きく変わるので、その点はご留意下さい。
▼以下、PCでもラインナップが確認できますのでアプリのラインナップを見てみるのもいいかもしれないですね!↓