ASUS Chromebook Tablet CT100PAのレビュー!Playストア対応で軽快な動作が魅力!
こんにちは、ガルマックスのtatsuです。今回は以前記事で取り上げたASUS Chromebook Tablet CT100PAをレビューしていきます。
日本ではあまり聞きなれたものではないChromebook。触ってみると結構面白いものだったので実機レビューで是非ご確認下さい!
目次をクリックすると各項目へ移動します
- ASUS Chromebook Tablet CT100PAの詳細なスペック表
- ASUS Chromebook Tablet CT100PAの価格と購入先
- ASUS Chromebook Tablet CT100PAの開封と付属品のレビュー!
- ASUS Chromebook Tablet CT100PAのデザイン・外観のレビュー
- ASUS Chromebook Tablet CT100PAの性能・パフォーマンスレビュー!
- ASUS Chromebook Tablet CT100PAの機能・仕様レビュー!
- ASUS Chromebook Tablet CT100PAのカメラをレビュー!
- ASUS Chromebook Tablet CT100PAのディスプレイをレビュー!
- ASUS Chromebook Tablet CT100PAのサウンド関連をレビュー
- ASUS Chromebook Tablet CT100PAのバッテリーをレビュー
- ASUS Chromebook Tablet CT100PAのレビューを終えての所感
ASUS Chromebook Tablet CT100PAの詳細なスペック表
- OS:Chrome OS™ オペレーティング システム
- 表示機能:9.7型 2,048×1,536ドット (QXGA)
- 対応CPU:OP1, Made for Chromebooks, Hexa-core(Dual ARM® Cortex®-A72, Quad Cortex®-A53 big.LITTLE™ configuration) Processor, /2.0 GHz
- メインメモリ:4GB LPDDR3-1866
- グラフィックス機能:Mali-T860MP4
- ストレージ機能:eMMC32GB
- 無線機能:無線LAN IEEE802.11ac/n/a/g/b、Bluetooth® v4.0
- カメラ機能:192 万画素Webカメラ(前面)、503 万画素Webカメラ(背面)
- オーディオ機能:ステレオスピーカー内蔵、デジタルマイク内蔵
- インターフェースUSB3.1 (Type-C/Gen1)×1、microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
- センサ:加速度センサ、ジャイロスコープ
- 電源:ACアダプターまたはリチウムポリマーバッテリー (2セル)
- 本体カラー:ダークグレイ
- サイズ:幅 238.8 × 高さ 9.98 × 奥行き 172.2 mm
- 質量:約510 g
ASUS Chromebook Tablet CT100PAの価格と購入先
ASUS Chromebook Tablet CT100PAの価格は税別44,800円。ASUS日本の公式ストアから購入可能です。
ASUS Chromebook Tablet CT100PAの開封と付属品のレビュー!
ASUS Chromebook Tablet CT100PAの開封及び、付属品の紹介をしていきます!
外箱は段ボール製の簡易的なもの。でも遊び心もあります
▼ASUS Chromebook Tablet CT100PAの外箱は、ASUSのスローガンである「IN SEARCH OF INCREDIBLE」が書かれたいかにも段ボールチックなもの。しかし、箱を開けたら見開きでも「IN SEARCH OF INCREDIBLE」と書かれているところがあり、簡易的ながらも遊び心が垣間見えました。↓
付属品は書類とACのみとシンプル
▼ASUS Chromebook Tablet CT100PAは本体以外にクイックガイド系の書類と少し大きめのACアダプターが付属していました。↓
▼マニュアルは結構しっかりとした厚さで、ChromeOSについてしっかりと説明されていました。↓
▼ACアダプターは最大15W出力。もう少し小型化出来なかったかな?という印象です。↓
しっかりした保護フィルムはPDA工房製がオススメ
ASUS Chromebook Tablet CT100PAの付属品には保護フィルムが含まれていないので、ディスプレイをしっかりと保護したい方は別途購入しましょう。
▼ASUS Chromebook Tablet CT100PAのPDA工房製フィルムが到着。↓
▼ASUS Chromebook Tablet CT100PAの実機から測定しているので、サイズ感もバッチリ。タフに使いたい方にはマストアイテムですよ!↓
ASUS Chromebook Tablet CT100PAのデザイン・外観のレビュー
ASUS Chromebook Tablet CT100PAの外観について紹介していきます!
裏の加工がドット調になっており、キズがつきにくい
▼ASUS Chromebook Tablet CT100PAは裏面に細かいくぼみがあるマイクロディンプルテクスチャ調になっており、直に置いてもキズがつきにくいものとなっています。キズつきに対して過度に気を使う必要は無し!↓
耐衝撃性能をアピールするボディデザイン
▼ASUS Chromebook Tablet CT100PAは米国軍用規格(MIL-STD-810G)に対応しており、サイドには衝撃吸収のためのラバーパーツを使用。多少手荒く扱っても大丈夫なボディに仕上がっています。防水防塵は謳われてはいないので水場で使う際の注意は必要ですが、ビジネスシーンでも遊びでも安心してガッツリ使えるのはGOOD!↓
LEDインジケータ搭載で充電状態かわかりやすい
▼ASUS Chromebook Tablet CT100PAには、電源ボタン横にLEDランプが搭載されており、充電中はオレンジに光ります。充電中か一目で分かりやすいのも利点の一つですね。↓
スタイラスペンも内蔵
▼ASUS Chromebook Tablet CT100PAには、付属品としてスタイラスペンを内蔵しています。しかも筆圧検知機能も搭載しているので、線の強弱もつけられる優れもの。ペン自体は少し短めの角ばったデザインとなっていますが、特別持ちにくい訳ではなく、どことなく鉛筆的な要素を感じました。↓
ASUS Chromebook Tablet CT100PAの性能・パフォーマンスレビュー!
この項目では、ASUS Chromebook Tablet CT100PAの性能・パフォーマンス・ゲーム性能について記載しています!
ASUS Chromebook Tablet CT100PAのゲーム性能
PUBG Mobile
最近のバトルロワイヤルゲームの流れを作った立役者がPUBG。元はPC版でしたが、今は誰でも手軽にできるモバイル版が人気です。PC版からモバイル版になったといっても、グラフィック負荷はそれなりに高く、快適に遊ぶ為にはミドルハイ以上の性能がないといけなかったりします。
▼初期設定は「快適画質」。クオリティに関しては標準までしか設定できず、フレーム設定も「中」止まり。プロが好む「スムーズ+極限」はできませんでした。↓
▼プレイ中は快適画質でも少しカクつく場面が多く、快適に遊べるとは言い難い状況でした。↓
Asphalt 8 AIRBORNE
最新作の9が出ていますが、未だにアップデートされているレースゲームがAsphalt 8。少し古めのゲームというだけあって、多少端末性能が低くてもキチンと動いてくれます。
▼グラフィックは綺麗なのですが、強制的にキーボード操作になっているらしくオートアクセルがオフになっていました。設定からオンにしてみましたが、今度はハンドル操作が効かない事態に。Chrome OSではキーボード前提のようです。残念!↓
ASUS Chromebook Tablet CT100PAのベンチマークスコアを検証!
ベンチマーク好きの方、お待たせしました。ASUS Chromebook Tablet CT100PAの各種ベンチマークスコアをご覧ください!
ASUS Chromebook Tablet CT100PAの実機AnTuTuスコア
▼総合スコアは89072点、GPUスコアは21684点。↓
▼各項目の詳細内訳はこちら。↓
ASUS Chromebook Tablet CT100PAの実機Geekbench 4スコア
▼シングルコアが1295点、マルチコアは3214点。↓
▼レンダースクリプトスコアは2473点。↓
ASUS Chromebook Tablet CT100PAの実機3DMarkスコア
▼Work 2.0 performanceが5244点。↓
ASUS Chromebook Tablet CT100PAのストレージ速度
▼いつもAndroid端末で使用しているA1SD benchを使用してストレージ速度を測定してみましたが、測定によってReadが199.12MB/sだったり、89.47MB/sだったりと振れ幅が激しく、Writeに至っては0.00MB/sのままでした。動作も不安定だったので、A1SD benchとChrome OSとの相性問題から起因した現象かもしれません。↓
Chromebook用のプロセッサ、OP1 Hexa-Core搭載
Chromebook Tablet CT100PAはOP1 Hexa-Coreという聞きなれないプロセッサを搭載していますが、実はRockchip社のRK3399というプロセッサをベースにしているもので、ChromeOSのために作られたとのこと。上記のベンチマークスコアではミドルスペック程度のスコアでしたが、ChromeOSの軽快さと相まってしっかりと動いてくれる印象を受けました。
ASUS Chromebook Tablet CT100PAの機能・仕様レビュー!
この項目では、機能や仕様を紹介していきます。
自動更新ポリシーのサポートは2023年8月まで
ChromeOSには、自動更新ポリシーにより、各端末ごとに有効期限が定められています。要はアップデート保証期間みたいなものですね。定められた期間が過ぎた端末は使用はできますが、アップデートできなくなりセキュリティ上のリスクが高まってしまいます。ASUS Chromebook Tablet CT100PAは、2023年8月までサポート。しばらくは安心して使えますね!
スタイラスペンを利用した機能が便利
ASUS Chromebook Tablet CT100PAは、前述の通り付属品として専用のスタイラスペンが付いてきますが、ペンを利用した機能が思った以上に結構便利でした。
▼収納している箇所からスタイラスペンを引き抜くとペン用のメニューが表示されるようになっており、すぐに作業へと取りかかれます。↓
▼その場でメモを取ったり、スクリーンショットを取ったり、説明用のポインターとしても使えますし、選択場所をじっくりと見たい場合は虫眼鏡表示にもできます。ちなみに、メモはGoogle Keepへと保存できるので他の端末でも確認できるってのは大きいですね!そうそう、ペンはペン先の圧力で線の太さが変わる筆圧感知式となっていました。↓
起動、終了がメチャ速い!
これに関してはASUS Chromebook Tablet CT100PAだけの特徴ではなく、ChromeOS全般に言えるものなのですが、起動と終了が超高速。コールドスタート(電源オフ)状態から10秒もあればログオン画面が出てしまい、電源オフ時は3,4秒で終了できてしまいます。
これだけ早ければ、使わないときは常にスリープ状態でなくとも、電源オフ状態で保持して使いたい時にサッと電源オンにできすぐに使い始められるので、結果的には省電力に繋がりますね!
編集部コメント
Googleアカウントを設定している状態で電源オフから起動する場合、パスワード入力が必要ですが、パスワード入力画面下部にゲストログインがあるので、そちらからだと即座にChromeからGoogle検索可能です。これらの一連作業でも約10秒ほどで電源OFFから検索までたどり着けるのは凄く速いんですが、前述通り自身のアカウントにログインする場合はパス入力が必要なので使い分けが必要ですね。
Playストアが利用可能
ChromeOSはPlayストアで配信されているAndroidアプリにも対応しています。とは言っても、Chromebookが全部対応しているわけではなく、機種によって対応がマチマチとのことですが、ASUS Chromebook Tablet CT100PAはバッチリ対応。Android用のアプリとも互換性があります。
今回のレビューで使用したアプリなんかもPlayストアからダウンロードして使ったものになりますが、A1SD BenchやAsphalt 8などイマイチ不安定な挙動を見せたものがチラホラありましたので、すべてのアプリが完璧に動くという訳ではなさそう。ちなみに、Androidアプリ上ではASUS Chromebook Tablet CT100PAはAndroid 7.1.1の端末として認識されているようです。
ASUS Chromebook Tablet CT100PAのカメラをレビュー!
ASUS Chromebook Tablet CT100PAで撮影してみました。掲載した物はオートモードで縮小加工、ウォーターマーク追加以外は無編集です。
▼何枚か撮ってみたのですが、実物よりもかなり暗めで青みがかっており、飲食物に関してはいわゆる「メシマズ」になってしまっています。ゴツめのASUS Chromebook Tablet CT100PAで食事の写真を撮る場面は少ないかもしれないですが、少し気になる点ではありました…↓
ASUS Chromebook Tablet CT100PAのディスプレイをレビュー!
9.7インチ、2048×1536の高解像度ディスプレイ搭載
ASUS Chromebook Tablet CT100PAには、9.7インチの2048×1536という高解像度ディスプレイを搭載しています。比率は公式で明言されていませんが、触ってみた感じだとおそらく4:3のはずで、この仕様はiPad(9.7インチ)と一緒の仕様。サイズの割に264ppiとなかなかの精細さを誇っています。
ディスプレイの比率上、動画再生には帯が出る
▼ASUS Chromebook Tablet CT100PAは、先ほども書いたようにディスプレイ比率が4:3と推測されます。大抵の動画は16:9がメインですので、再生の際には帯が出てしまう点は留意しておいてください。↓
ASUS Chromebook Tablet CT100PAのサウンド関連をレビュー
スピーカーはステレオ。音質は及第点
ASUS Chromebook Tablet CT100PAはステレオスピーカー搭載。
側面左右非対称(対角線上)で配置されているので、両手持ちした際にもどちらか片方が覆われないように工夫されています。
▼音質に関してはタブレットとしては及第点。低音は効いてないですが聞けなくはないレベル。↓
イヤホンジャック端子も搭載
▼ASUS Chromebook Tablet CT100PAは、最近タブレットでも省かれがちなイヤホンジャック端子も搭載。音質に関しては使用するオーディオ機器に左右されますが、音楽を聴きながら使用したい方は是非ご活用ください。↓
ASUS Chromebook Tablet CT100PAのバッテリーをレビュー
バッテリー持ちは予想以上に良い
バッテリー持ちの検証では通常操作に近い「WEBページ表示・スクロール・リロード」を自動的に行なってくれるLAB501アプリを利用して輝度50%で測定。
▼連続駆動時間は840分(14時間)。連続でこれだけ動いてくれたら十分以上!使用状況にもよりますが、1日は余裕で持ちそうですね!↓
ASUS Chromebook Tablet CT100PAのレビューを終えての所感
さて、今回筆者自身初めてChrome OS搭載のタブレットを触りましたが、想像以上にしっかりと動いてくれたな。というのが感想です。
カメラはちょっと弱いですが、MIL規格に対応、筆圧感知スタイラスペン搭載、そして完全対応とまではいきませんが、Androidアプリにも対応。
既存のChromebookからの買い増しを考えている方ももちろんですが、初めてのChromebookタブレットとしてChrome OSの魅力を体感したい方にも十分オススメできそうな製品です。