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CHUWI RZBOX(2022)のレビュー!使って分かったメリット・デメリットと評価まとめ!

CHUWI RZBOX(2022)

CHUWI RZBOX(2022)の試用機会を頂いたので実機を使って分かったメリット・デメリットをレビューでお届けします!

メリット・良かった点

  • デザインが無骨でカッコいい
  • 発熱は思っていたよりも抑えられている
  • ミニPCとしてはパワーのあるプロセッサ搭載

デメリット・注意点

  • 内蔵SSDの読み書き性能がイマイチ
  • Type-C端子は映像出力に非対応
  • 重めの3Dゲームは荷が重いので、性能面での過信は禁物

RZBOX(2022)の発売時期と価格!

RZBOX(2022)の価格は699ドル(約9.3万円)で設定されており、Amazon.co.jpでは96,800円と海外での価格設定よりも少し高めに設定されているようです。

購入先や割引情報(あれば)は記事下部に記載しているのでチェックしてみて下さい!

RZBOX(2022)の詳細スペック!

クリックしてスペック表を表示

▼ガルマックスでもRZBOX(2022)の特徴を取り上げているので、あわせてチェックしてみてください!↓

CHUWI RZBOX(2022)発表!Ryzen 7 5800H搭載のハイスペックなミニPC!

RZBOX(2022)の付属品・同梱物をチェック!

CHUWI RZBOX(2022)

  1. 本体
  2. ACアダプター
  3. 冊子類

RZBOX(2022)の付属品は上記の通りかなりシンプル。

▼ちなみにACアダプターは約90Wとノート向けプロセッサのものとしては出力が大きめなのも特徴です。↓

CHUWI RZBOX(2022)

ただし、電源側の端子はよく見かけるメガネ型(二穴)ではなく、ミッキー型(三穴)ですので、別途ケーブルを購入する予定の方はご注意を!

また、今回レビューしたものは3ピンAプラグなので2ピンAプラグ変換アタッチメントが必要な人は用意しておきましょう。

RZBOX(2022)のデザイン・外観をチェック!

▼正面からのデザインはこんな感じ。個人的に端子類が配置されている部分のメッシュ素材が好みなんですよね〜。↓

CHUWI RZBOX(2022)

▼背面はこんな感じ。排気口とみっちりと凝縮された端子類に圧倒されますね。↓

CHUWI RZBOX(2022)

▼天板はこんな感じ。天板側にも通気口が搭載されていますね!↓

CHUWI RZBOX(2022)

▼底面はこんな感じ。底面は触れた感触では金属素材のようでした。↓

CHUWI RZBOX(2022)

▼側面はこんな感じ。左右ともに同じデザインでしたので詳細は割愛します。↓

CHUWI RZBOX(2022)

▼本体重量は実測値で1252gと大きさの割には軽く感じましたが、手に持って移動するには地味にクる重さです。↓

CHUWI RZBOX(2022)

RZBOX(2022)の性能・パフォーマンスのレビュー

ここからはRZBOX(2022)の性能をチェックしていきます!

ベンチマークで性能をチェック!

▼Geekbench 5での実機スコアはこんな感じ。シングルコアが1419、マルチコアが6813でした!↓

CHUWI RZBOX(2022)

▼Geekbench 5(OpenCL)のスコアは以下の通り!↓

CHUWI RZBOX(2022)

▼PCMark、3DMarkでのスコアは以下の通り!PCMark10のスコアが5808、3DMark(Time Spy)が851でした!↓

CHUWI RZBOX(2022)CHUWI RZBOX(2022)

▼CINEBENCH R23でのスコアは以下の通り!シングルコアは1366、マルチコアは11293でした!↓

CHUWI RZBOX(2022)

▼CrystalDiskInfoにて内蔵SSDをチェック。BIWINというメーカーのSSDのようです。↓

CHUWI RZBOX(2022)

ちなみに、BIWIN(バイウィン)社は中国深圳市に拠点を構える企業のようで、eMMCやSSD関連の製品が主力とのことです。

▼CrystalDiskMarkにて内蔵SSDのスペックをチェック。読み込みが2534.49MB/s、書き込みが1204.44MB/s(どちらもシーケンシャル)とPCIe接続のSSDにしては少し物足りなさを感じるスコアでした。↓

CHUWI RZBOX(2022)

幸いにもRZBOX(2022)はSSDの増設や換装が可能ですので、速度面で不満がある場合はいっその事取り替えてしまうのもテですね。

以上、あらゆるベンチマークを計測してみました。確かにRZBOX(2022)はミニPCとしては実用レベルでかなりパワフルではあります。

しかし、Ryzen7 5800Uを搭載したONEXPLAYER mini Ryzen版と比較すると、省電力モデルであるU型番と高性能モデルであるH型番との比較のはずなのに似通ったスコアでなーんか物足りない印象を受けましたね〜。期待値が大きすぎたのかな?

Ryzen 7 5800H特有の性能なのか、それともRZBOX(2022)が性能を抑えているのか気になったので、GeekbenchBrowserを調べてみると、Ryzen 7 5800HとRyzen7 5800Uの性能差は大差がつくようなレベルではなく、多少変わってくる程度の模様。

ハイスペックなH型番を冠しているので、もっと劇的に変わるものだとばかり思っていたので、この結果は筆者自身も意外でした。

ゲームの動作をチェック!

RZBOX(2022)でのゲームの動作をチェックしていきます。

競技性の高いFPSであるRainbowsix Siege(シージ)でテストしてみました。ただ、最低画質に落とさないとほぼ動作(最高画質だと2FPSくらいしか出なかった)しなかったので、以下のテストは全て最低画質で行うものとします。

▼まずはベンチマークでチェック。FPSは50台後半で推移していましたが、爆発の場面や表示キャラクターが多い場面では50FPSを割ったりしていました。↓

CHUWI RZBOX(2022) CHUWI RZBOX(2022)

▼訓練所のエリミネーションをファベーラでプレイ。全体的に40〜50FPS台で推移しており、プレイできなくはないですが快適ではなかったです。↓

CHUWI RZBOX(2022) CHUWI RZBOX(2022)

シージのメインゲームモードである爆弾やエリア確保、人質モードでは対人戦ゆえに更に負荷がかかる可能性があります。

そもそもシージは対人戦メインのゲームなので、この動作では相手に遅れを取る以前に味方の足を引っ張る可能性もありますし、RZBOX(2022)でシージは厳しいかもしれないですね。

古めの3DレースゲームであるGRID:AUTOSPORTでテスト。

▼最初はベンチマークをチェック。最高画質では30FPSを下回りコマ落ち状態になることも多々あり、全然快適ではありませんでした。↓

CHUWI RZBOX(2022)

▼最低画質では100FPSを常に超えている状態でメチャクチャ快適。ただ、画質は見るからに落ちるので、画質を取るか快適さを取るかで悩ましいところですが、画質はミドルくらいでちょうどいい塩梅になるかも。↓

CHUWI RZBOX(2022) CHUWI RZBOX(2022)

▼最低画質でレースをしてみましたが、クラッシュシーンでも100FPSを下回らず快適。↓

CHUWI RZBOX(2022)

2Dですがタイミングや動作の滑らかさが重要なのがリズムゲーム。その中でもとっつきやすいゲームデザインが魅力的なMuse Dashでチェック。

▼実際に曲をプレイしている時でも200FPS半ば付近を推移しており、動作に全く不都合は感じませんでした。2Dであればリズムゲームも快適に遊べそうですね!↓

CHUWI RZBOX(2022)

ちなみに、一連のスクリーンショットにも表示されていると思いますが、CPU温度は最高でも70度前後で、想像していたよりも発熱が大人しい印象を受けましたが、動作に関してはベンチマークの時と同じような拍子抜け感もありましたね。

とはいえ、動作が重いのは3Dゲームを高画質でプレイした時に感じるのが多いのは事実ですが、画質を落としてみたり、2Dゲームだと快適に遊べるのもまた事実。

実際にゲームを複数遊んでみて、RZBOX(2022)はあらゆるゲームがバリバリ快適に遊べるわけではありませんが、カジュアルに楽しむくらいならできるという印象でしたね!

RZBOX(2022)を使って分かったこと!

CHUWI RZBOX(2022)を実際に使って分かったこと、良かった点、注意点をまとめておくので購入前の参考にしてみて下さい!

排気温度は思った以上に低め。ファンの音は気になるかも

RZBOX(2022)はノートPC向けとはいえパワフルなRyzen 7-5800Hを搭載していますし、発熱が気になるのは当然のことだと思いますがご安心を。

室温を22度ほどにし、3DMarkのベンチマーク中に温度計測をしたところ、一番熱い背面部分で38度〜43度ほどと、思ったよりも温度は抑えられているようです。

PUBGをプレイしている際は背面部分は46度〜50度とソコソコ温度は上がっており、それに伴って少し暖かい風が流れてきてはいるものの、触れないくらいの爆熱とまではなっていませんでした。

ファンも常時回りっぱなしというわけではなく、温度に応じて回転させているようなので、負荷がかからない限りは風切り音がしないのも良い点でしょう。

ただし、高負荷時のファン駆動音は静かな部屋では気になるくらいには大きいので、サイレントなミニPCを求めている方はその点ご留意ください!

分解は容易。SSDはSATAでもOK!

RZBOX(2022)はミニPCらしくメモリ・ストレージの換装が可能となっているので、実際に確認してみました。

▼メモリ・ストレージへのアクセスは底面に配置されているネジを外せばOKとかなり分かりやすくなっています。↓

CHUWI RZBOX(2022)

ただ、フタはきっちりと止まっているからか外す際は力が多少いりますので、ネジは全て取ってしまったほうがいいです。最悪フタが取れた時に勢い余ってネジを無くす事態になるので!

▼メモリ・ストレージの配置はこんな感じ。思ったよりも密な配置ではなかったです。↓

CHUWI RZBOX(2022)

▼標準搭載のメモリはこれ。16GBのDDR4 2,666MHzメモリが1枚搭載されていました。てっきり8GBメモリが2枚搭載されているとばかり思っていたので意外でしたね。↓

CHUWI RZBOX(2022)

▼標準搭載のSSDはこれ。Silicom Motion製のDRAMキャッシュレスのエントリーモデル向けコントローラーであるSM2263XTを搭載したモデルのようです。↓

CHUWI RZBOX(2022)

▼SSDの空きスロットにSATA接続のSSDを追加してみたところ、無事に認識。↓

CHUWI RZBOX(2022)

ただし、メーカーページにも記載がある通り2.5インチストレージには対応していないので、大容量HDDを増設できないのは注意すべき点。どうしても大容量HDDなどのストレージを使いたい場合は外付けのものを使用しましょう!

Type-C端子は映像出力に非対応!

RZBOX(2022)の前面にはType-C端子があるんですが、映像出力が可能なのか確かめたところ、映像はどうしても出力できなかったので非対応のようでした。

まぁ製品ページにもType-C端子から映像出力が可能との記載はされていなかったので予想通りではありますが、念のためにテストを行ったのでご報告させていただきます!

RZBOX(2022)のメリット・デメリットと評価まとめ

CHUWI RZBOX(2022)

RZBOX(2022)はCHUWIらしいカッコいいデザインの筐体にミニPCとしてはパワフルなRyzen 7 5800Hを搭載しており、ハイレベルにまとまっているPCではあります。

ただ、パフォーマンスが想像よりも伸びなかった点やType-C端子が映像出力できるような所謂「フルスペック」ではなかったところは少し気になった点でしたね。

パフォーマンスの面に関しては筆者がRyzen 7 5800Hの性能を高く見積りすぎていたというのもありますし、きちんとファンを制御しているおかげで高負荷時でも十分許容範囲内の発熱に留まっているのは評価すべき点だと思います。

また、Ryzen7 5800Hの性能自体も重めのゲームなどを高画質で遊ぶ際にはキツいなぁという話で、画質を落としたりすればソコソコ遊べるレベルにはパワーはあるので、普段使いには十分以上のポテンシャルは秘めています。

価格もAmazon.co.jpでは9万円台半ばとミニPCでは高価な部類に入りますが、クーポンなども配布されているようですし、上手く割引を受ければ8万円台も夢ではありません。

以上より、カッコよくてなおかつパワーのあるミニPCをお探しの方はRZBOX(2022)、オススメですよ。筆者も記事中では色々と文句も言いましたが地味に気に入ってます!

CHUWI RZBOX(2022)の割引情報・購入先まとめ

■CHUWI RZBOX(2022)■
初出時価格→699ドル
過去最安値→599ドル
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▼実はAmazonのほうが安かったりする↓

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