DVDが見れるタブレット「Creato DVT101B」を買って使ってみた結果・・・!
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Creato DVT101Bを購入したので実機を使って気にいった・気になったポイントをレビューでお届けします!
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Creato DVT101Bの発売時期と価格!
Creato DVT101Bの発売日は2021年4月。希望小売価格は22,800円に設定されています。購入先や割引情報は記事下部に記載しているのでチェックしてみて下さい!
Creato DVT101Bの詳細スペック!
Creato DVT101Bの付属品・同梱物をチェック!
- 本体
- ACアダプター
- シガーソケットタイプDC電源アダプター
- USBケーブル
- イヤホン
- 車載取付用ストラップ(固定用バンド)
付属品は最近のタブレットにしてはかなり多め。車載プレイヤーとしての用途も考慮に入れているからか、シガーソケットタイプのACアダプターや固定用のバンドなど車載用のアクセサリーが多めに入っています。
イヤホンも入ってはいますが、100均イヤホンと同レベル(というか見た目もほとんど同じ)のものですので、使わなくても大丈夫かなと思います。オマケ程度ですね。
▼ちなみに箱のデザインはこんな感じ。これでもかとばかりにデカデカと書かれた製品の特徴が印象的です。すっごい安っぽい感じが漂っていますけど。↓
Creato DVT101Bのデザイン・外観のレビュー
▼Creato DVT101Bの筐体に関しては、「デカい、ゴツい」の一言に尽きます。背面加工も滑り止めのためかザラザラしているのですが、何だか安っぽいです。↓
▼背面を触っていると、玄人志向の安物外付けHDDケースを思い出しました。これと大体似たような感じの見た目と触り心地です。↓
ただ、チャチいとはいえ背面に自立用のスタンドが用意されているのは商品コンセプト的には歓迎すべき要素です。
また、車載プレイヤーとしての使用も想定されているからか、付属のバンドを通すための穴も設けられているのもポイントです。
▼ディスプレイ側には、ステレオスピーカーが画面下に配置されています。↓
このスピーカー配置なら置いて視聴するとき以外にも、手で持って動画鑑賞をする際に手で覆い被せにくいのでナイスに感じました。
ただし、肝心のディスプレイパネルは叩いた感覚では昔の格安タブレットのようなアクリル製の可能性が大。アクリルパネルの裸運用はめちゃくちゃキズがつく上に指滑りも悪いので、サッサと保護フィルムを貼ってしまうことをオススメします!
▼数が少ないながらも保護フィルムの取り扱いがあるようですので、購入された方は一緒にいかがでしょうか?↓
ボタン・ポート類の配置は以下の通り!端子やボタン類は全て右側に集約されているのが特徴的です。
▼上部にはイジェクトボタンが配置されています。↓
▼下側には何もありません。↓
▼左側にも何もありません。↓
▼右側には端子類が集結されています。左からマイク、電源ボタン、音量調整ボタン、MicroUSB端子、MicroSDスロット、イヤホンジャック、リセットボタンになっています。↓
▼上部のイジェクトボタンを押すとこんな感じで開きます。↓
開閉可能な最大角が写真の通りなので、割と狭め。駆動モーター部もチャチそうなので、ディスク取り替えは細心の注意を払って行うようにしましょう!
Creato DVT101Bの性能・パフォーマンスのレビュー
Creato DVT101BのSoCはMT8167Bです。端末の処理性能を数値化するベンチマークをチェックしてみましょう。
Creato DVT101Bの実機ベンチマーク結果
▼Creato DVT101Bの実機でAnTuTu(Ver9)を測定しました!総合スコアは44993、GPUスコアは5298です!↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
▼その他、Geekbench 5、PCMark、3DMarkでのスコアは以下の通り!3DMarkのWild LifeやSling Shot Extremeは対応していなかったので今回は計測できていません。↓
▼ストレージ速度は読み込みが101.1MB/s、書き込みが78.9MB/s。読み込み速度、書き込み速度ともに遅いです。↓
Creato DVT101Bの普段使いの動作をチェック
上記のベンチマークスコアが軒並み低いことから察せるとは思いますが、快適さとは無縁の存在です。
比較的負荷の低いブラウジングでも、Wi-Fiが2.4GHz帯までしか対応していないのと相まって(悪い意味で)すごくまったりした動作を披露してくれます。これじゃガルマックスも快適に視聴できないよ!
同じようにエントリー帯のMediaTek製SoCを搭載したLAVIE Tab E(TE507/KAS)と比較すると、ベンチマークスコアでは何とか勝っているものの、体感では「ちょっとマシかも?」程度に留まっているんですよね。
まだ動作がまったり程度で壊滅的になっていないのはGo Editionとメモリ2GBの組み合わせのおかげもあるかもしれないと思ったり。
商品コンセプト的にはゲームがバリバリ動くことは想定していないので、価格を抑える意味でも仕方がない…のかな?
Creato DVT101Bのゲーム動作をチェック
▼PUBG:Mobileでの画質・フレーム設定上限は以下の通り。↓
PUBG:New StateはPlayストアの一覧にも出てきませんでした。動きすらしないってことかもしれないですね。
ゲームの動作はもう何も言うまい…で済むレベルです。Creato DVT101Bでゲームを遊ぶことは考えない方が身のためです。なぜならそれよりももっと有効活用できる場面が用意されているのだから…
Creato DVT101Bの機能・仕様のレビュー
以下はCreato DVT101Bの主な機能・仕様です。
通知ランプ | ✕ |
指紋認証 | ✕ |
顔認証 | ✕ |
ツインアプリ (デュアルアプリ) |
✕ |
PCモード | ✕ |
戻るボタン入れ替え | ✕ |
ジェスチャー操作 | ✕ |
クイックランチャー | ✕ |
ゲームモード | ✕ |
冷却システム | ✕ |
MicroSD 内部ストレージ化 |
○ |
備考 | – |
DVDが再生できる!
Creato DVT101Bのアイデンティティーは「DVDビデオが再生できる」こと!この1点に尽きると言っても過言ではないでしょう。
▼DVDを再生するにはプリインストールされているDVDPlayerを起動しましょう!↓
▼DVDの読み込みが始まるまでしばらく時間がかかりますので、気長に待ちましょう。↓
たまーに「読込中」の文字が出ないままの場合があったりするので、その際はディスクを取り出してみたり再起動をかけたりしましょう。
ちなみになんですが、このDVDロゴが出ているときはステータスバーが引き出せない関係上、タスク画面でDVDPlayerから切り替えることがかなり難しくなっています(ほぼ不可能)。
DVDを入れていないのに起動してしまった時などは大人しく電源ボタン長押しで再起動をかけた方がいいかもですね。
▼操作メニューは下に並んでいる形式。表示しきれていない部分は横にスクロールすれば表示できます。↓
早送りや停止、メニューなど機能面は普通のポータブルDVDプレイヤーと同じですので、特に不都合は感じません。
余談ですが、画像では手元に転がっていたDVDを再生していますが、DVDの内容は一切ガルマックスとは関係ありません。本当です。作品が古いとかも言わないでください。筆者が泣いちゃいます。
▼ただし、メニューの操作は「はい」ボタンを押して右側に出てきたボタンを操作する形になっています。ちなみに操作ボタンの位置は変更できないようです。↓
ただ、はい(決定)ボタンを押す度に操作ボタンが消えるので、メインメニューからチャプターを選ぶ時など、複数回決定ボタンを押さないといけない場合は何回も操作メニューの呼び出しをしないといけない点は凄く面倒だなと感じました。
もう一つの注意点はディスクの交換時。ディスクの回転を止めるには、DVDPlayerを終了する、イジェクトボタンを押す、停止ボタンを選択するなどがありますが、ディスクが回り終わるのが結構遅いんですよ。
ですので、ディスク交換の際はしばらく待たないといけないのはちょっともどかしく感じましたね。
ディスプレイ解像度は低いが、DVD再生程度なら十分
Creato DVT101Bに搭載されているディスプレイは解像度が1,024×600と一般的なHD解像度未満。サイズも10インチですので、かなり荒め。画素密度を計算すると119ppiでしたので、当然っちゃ当然ですね。
ただし、標準的なDVDへ収録される動画の解像度は720×480ですので、DVDを鑑賞するには不足無いレベルではあります。
とはいっても、YouTubeやストリーミングサービスの動画を鑑賞するには役不足であることには変わりありません。その点はご注意を!
ストレージ容量はエントリータブレットにしては少し多め
Creato DVT101Bの隠れた利点として、ストレージ容量がエントリークラスにしては多めの64GBも搭載されている点が挙げられます。
先述の画面解像度の低さといい、高画質な映像を見るのには向いていませんが、低解像度に落とした動画を詰め込むには最適な仕様ではないでしょうか。
筆者は使うかどうかは別としてストレージ容量は多いに越したことはないと考えているので、この仕様は歓迎すべきだと感じました!
MicroSDはMicroSDXCカード(64GB)でも使用できた!
Creato DVT101Bの対応するMicroSDの最大容量は32GBとSDHC規格相当で発売当時(2021年)の基準では時代遅れも甚だしいレベルでした。
▼そこで、試しに64GBのMicroSDを複数枚(SONYブランドとサムスンブランドの2種類)を挿してみたところ、最初に「セットアップしろ」とは出ましたが、フォーマット後は問題なく64GBの外部ストレージとして使用ができました。↓
念のためにスクリーンショットなどいくつか画像ファイルを書き込みましたが問題なく転送できました。
▼また、内部ストレージ化にも対応しているようで、内蔵ストレージと合わせると128GBのストレージのタブレットとしても使用できました。↓
以上より、MicroSDXCでもとりあえずですが使用はできるみたいです。ただし、サポートしている容量以上のものを使用しているので、カードによっては認識しなかったりファイルが破損する可能性も0ではありませんので、その点は留意しておきましょう!
スピーカーの音質は100均安物イヤホン以下。別途スピーカーやイヤホンの使用を推奨!
肝心のステレオスピーカーの音質ですが、100均イヤホンと同レベルかそれ以下の酷いもの。
ちょっと音量を上げただけで高音がキンキンしてくるので、音がショボいとか以前に音量を大きめにすると聴き続けるのが苦痛なレベルです。
幸いにもCreato DVT101BはBluetoothにも対応している上に、近年は安価で品質の良いワイヤレスのサウンド機器が沢山出回っているので、動画視聴の際はそちらを使うことをオススメします!
ガルマックスでは様々なイヤホンやヘッドホンなどもレビューや紹介をしているので、あわせてご覧ください!
ちなみに、以前にもメーカーは違うんですが同じようにDVDプレイヤー機能付きAndroidタブレットがリリースされていた模様。
そちらはDVD再生中はBluetooth機器から音が出せない仕様になっていたとの話があったので、気になって試したところ、Creato DVT101Bにプリインストールされているプレイヤーは問題なくBluetoothイヤホンへのサウンド出力を確認できました。
まぁ出来て当たり前と言えばその通りなんですけどね。
バッテリー持ちは悪め
Creato DVT101Bのバッテリー持ちですが、ゴツい見た目に反して思いのほか持たないなって印象です。大体30分ほどDVD再生をすると20%くらい消費しているようです。
▼電池使用量のグラフはこちら。約30分間DVDを再生した後、時間を置いて20分ほど再生した使い方で、満充電状態から65%まで減っています。↓
公称地であるDVD再生3時間も上記のペースではキツイかなというのが正直なところ。もって2時間といったところでしょうね。
ゴツいとはいってもほとんどがDVDドライブユニットで占められている関係上、バッテリーも大容量の物を搭載できなかったことと、DVDドライブユニットを動作させる際のバッテリー消費が激しい点の2点がバッテリー持ちが悪い主な要因と推測されます。
Creato DVT101Bのメリット・デメリットと評価まとめ
実際にCreato DVT101Bを使ってみて分かったメリットやデメリットは以下の通り!
メリット・良かった点
- DVD再生が可能
- エントリータブレットにしては豊富なストレージ容量
デメリット・注意点
- 処理性能がかなり低い
- 筐体がチープすぎる
- スピーカーの音質が底辺レベル
DVDプレイヤー機能付きAndroidタブレットと一発ネタに近い特徴が尖りまくっているタブレットではありますが、用途を考えれば意外と使えると感じました。
もちろん処理性能はかなり低く、ディスプレイの解像度も低いので、ストリーミング動画を快適に視聴したりゲームを楽しんだりという用途には一切向いていないのですが、代わりのDVDが手軽に視聴できるというアドバンテージがかなり大きいです。
とはいえ、ポータブルDVDプレイヤーは1万円ほどで買える製品ですし、2万円台でポータブルブルーレイプレイヤーも買えてしまう時代なんですよね。いくらAndroid搭載とはいえDVDプレイヤーが2万円ちょっとなのは高価に感じるかもしれません。
Creato DVT101Bはすごい中途半端な立ち位置の製品ではありますが、そのお陰で他には無い孤高の存在となっているスキマ需要を狙い撃ちしたタブレットです。
全く万人向けではありませんが、手持ちのDVDコレクションを手軽に鑑賞したい方やゲオやTSUTAYAなどのレンタルショップでよくDVDをレンタルしている方などにはうってつけかもしれません。
■メモリ2GB+容量64GB■
初出時価格→22,800円
過去最安値→15,000円
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