2億画素カメラに対応した「Dimensity 1080」が発表されたぞ!

MediaTekの新型SoC「Dimensity 1080」が登場!Dimensity 920よりも高性能かつ省電力化とスペックアップ!さらに2億画素カメラにも対応したハイエンド級のスペックを持つチップセットですよ!

Dimensity 1080の特徴

Dimensity 1080の特徴は以下の通り!

Dimensity 1080のハイライト

  • Dimensity 920の後継チップ。ハイエンドクラスのスペック
  • 最大周波数2.6GHz、Arm A78を2基でGPUはMali-G68を採用
  • AI処理ユニット3.0で電力効率を最適化。電池持ちの良さも期待
  • 最大で2億画素のカメラに対応。4K HDR動画撮影もサポート

Dimensity 1080は、先代Dimensity 920の後継チップセット。ハードウェア・ソフトウェア構造のいくつかが同じとなっているため、完全な新型というより、920のマイナーチェンジモデルという側面が強い印象ですな。

Dimensity 920のスペックは高く、実際AnTuTuの参考ベンチマークは約49万点ほどでミドルハイ~ハイエンドレベルの高いスペックでした。今回はそれよりも性能が高くなっているため、Dimensity 1080のスペックはハイエンド級と期待できますぞ。

CPUはオクタコア式でArm Cortex-A78の2基は最大周波数は2.6GHzとなっており、Dimensity 920より0.1GHzアップ。0.1GHzなので実際は些末ともいえる程度の差ですが、この部分もスペックの向上がみられるものといえますね。

GPUはArm Mali-G68を採用しているほか、製造プロセスは6nmでの設計。さらにAI処理ユニットは3.0を搭載していることで省電力性もあるとのことで、搭載スマホの電池持ちも期待できますね(`・ω・´)。

またカメラは最大2億画素に対応できるようになっており、最高クラスのハイエンドのmoto X30 ProやXiaomi 12T Pro等に並ぶ、超高画素モデルの登場も待ち遠しいですね(もちろん2億画素カメラが搭載されるかはスマホメーカーのサジ加減だけど…)。

また、MediaTek独自ののImagiq画像信号プロセッサ(ISP)をサポートしているとのこと。4K HDRでの動画撮影も可能となっているそうです。4Kの高い画質に加えて逆光に強いHDRでの撮影ができるようになっているのは嬉しいポイントですな。

搭載スマホは結構早く出るかもしれない

Dimensity 1080を搭載したスマートフォンは2022年第4四半期に発売される予定となっており、SoCが発表されてから実際に発売されるまでのスパンは思ったより短いですね。

これは上述にあるように「Dimensity 920と同じハード、ソフトを使っているために、スマホメーカーが新製品を素早く発売できるようにしている」という工夫によるものと思われます!

またRealmeの副社長Madhav Sheth氏は「今年中にDimensity 1080を搭載したRealmeデバイスを発売する予定」とツイートしており、このデバイスがおそらくDimensity 1080を初めて搭載するモデルになるかもしれませんね。

Dimensity 920から大きな違いは少ないですが、6nmプロセス製造でより高性能かつ省電力性も高い、なかなか高性能と期待できるSoC。搭載スマホの登場が楽しみです。

ページトップへ