らくらくフォンのFCNT社が民事再生で業務停止予定。ユーザーはどうなる？
2023年5月30日、衝撃的なニュースが飛び交いました。らくらくフォンやarrowsで知られるFCNT社が民事再生手続き開始の申立を行い正式に受理されたとのこと。
FCNTによると、スマートフォン等の携帯端末の企画・開発・販売・修理などを含むプロダクト事業のうち、携帯端末の製造・販売事業に関してはスポンサー支援の意向が表明されていない中での事業継続は難しいとのことで、早急に事業を停止するようです。また、携帯端末の修理・アフターサービス事業についても事業を一旦停止するとのこと。
現在arrowsやらくらくフォンを利用するユーザーは一体どうなっちゃうんでしょうか…。
気になって調べていたら、FCNT社の民事再生手続きに関する発表後にドコモがアフターサポート体制を整えて販売を継続すると発表しました。
弊社では、「らくらくホン／らくらくスマートフォン」および「arrowsシリーズ」などのFCNT社製品を販売しておりますが、当該端末をご利用されているお客さまへご心配をおかけすることがないよう、アフターサポート体制を整え、販売を継続してまいります。
FCNT社の発表内容では「携帯端末の修理・アフターサービス事業を一旦停止」と表現しています。ドコモでは「アフターサポート体制を整える」としているので、現在急ピッチで調整が行われているのかも知れませんね。
まだアフターサポート体制を整えているということで安心とまではいきませんが、ユーザーへの不利益は最小限に留めてくれそうです。
2023/05/31追記：ドコモと同様のアナウンスがauとソフトバンクからも発表されました。
それにしても2023年は日本のスマホ業界は大変な状況になっていますね…。バルミューダの撤退に京セラの個人向け撤退、そしてFCNT。かつては日本メーカーが挙って参入した携帯電話事業も今ではSonyのみ。なんだか寂しいですね。
