縦折りスマホを買う前に伝えたい使って分かった注意点

これまで「縦に折れるスマホ」は日本だと高価格なモデルが中心だったが、2024年は安価なモデルが各社から発表されるなど遂に「縦折りスマホの普及期」に突入。国内でもワイモバイルから激安の縦折りスマホが出たので早速購入した。

縦折りスマホってのは開けば普通のスマホになるタイプ。つまり普通のスマホを折りたたむことで得られるメリットもあれば、折りたたむからこその注意点もある。

縦折りスマホの良いところパッと思い浮かべると

  • たたむとコンパクトに持ち運べる
  • 開くと大画面になる
  • アウトカメラで自撮りしやすい
  • スタンド無しで画面を起こして使える

などなど縦に折れるからこその良いところも沢山ある。

一方で折りたたむからこその注意点もあって、普通のスマホでは感じることの少ない扱いづらさも見えてきた。

この記事はこれから初めて縦折りスマホを購入しようと考えている人に是非チェックしてもらいたい。

開いたら普通のスマホだからサイズに注意

スマホっていろんな大きさがあって、俺は6インチ未満をコンパクト、6インチ〜6.5インチ未満をスタンダード、それ以上を大画面モデルと考えているんだけど、縦折りスマホってこの基準だと大画面モデルになってくる。

執筆時点で現行モデルの日本で購入可能な縦折りスマホを見てみると・・・

  • Galaxy Z Flip5:6.7インチ
  • motorola razr 40/40 ULTRA:6.9インチ
  • Libero Flip(買ったやつ):6.9インチ

とまあ、こんな感じで超絶ビッグなのだ。

あと、2024年は縦折りスマホで廉価な普及機が出回ると言っていたが、みんな大好きBlackviewやDOOGEEが投入するモデルも6.9インチ。設計屋が共通しているのか分からんけれど、とりあえず今のところ大型モデルくらいしかない。

折りたたむとコンパクトだけれど使う時は基本的に開いて使うわけで、上記のような画面サイズは確実に人を選ぶ。

▼これは俺が普段使ってるiPhone 15 Proと並べたやつ。デカすぎ↓

俺が日常的に手元で使うスマホはこれまでスタンダードなサイズばかり。なので今の縦折りスマホは俺にはデカすぎる。

まあサイズの許容範囲は人それぞれだから良い・悪いってのは無いけれど、現状だと大画面モデル一択になってくるので、買ってから「あれ、ちょっとデカすぎるかも」となってしまったら大きくて扱いづらいなと感じながら数年使うことになる。

安価な縦折りスマホが出てきて興味が湧いている人も多いと思うが、購入前に開いた時のサイズを改めて確認してほしい。たぶん殆どの人にとってはデカすぎるはず。

ボタンの位置が基本的に高い

▼まずはこれを見て欲しい。左が縦折りスマホで右が普通のスマホ。↓

どちらも大画面モデルだが縦折りスマホは構造上、側面の中央付近にボタンを配置できない。ヒンジがあるからね。

いろんな縦折りスマホをチェックしてみたけれど、上側にボタンが集中しているモデルばかりだった。中央付近にボタンが配置できない&先述した通り縦折りスマホは大型モデルが多いからボタン位置も自然と高くなる。

▼スマホは大体こんな感じで下部側を持つが、俺の場合は6.9インチのモデルだと全くボタンに指が届かない。↓

▼俺が持っている一番大きな折れないスマホは巨大ではあるがボタンは押しやすい位置に下がっているので操作自体はしやすい。↓

折れないスマホは大画面モデルであってもボタン配置の自由度が高いので押しづらさを感じにくくなっているけれど、これが縦折りスマホは上側にボタンが集中しているのでどうしようもない。めちゃくちゃ扱いづらい。

FeliCaの位置も扱いづらく感じた

▼縦折りスマホのFeliCaの位置は大体ここ。下側に備わってる。↓

これ、折りたたんだ状態なら良いんだけど、開いた状態だとFeliCaの部分を握っているから扱いづらくなる。

普通のスマホだと大体はスマホの上部にFeliCaを備えているので、握った状態でもピッとしやすい&どんなシーンでも同一動作で済むけれど、縦折りスマホはたたんだ状態と開いた状態で動作が異なるし開いた状態だと使いづらい。

例えばコンビニのレジ待ちしている時にダラダラとスマホを見ながら順番が来てピッと支払う時は大抵開いている状態だけど、いちいち持ち直してピッとするのが面倒。

それくらい良いじゃんって言われるかもだけど、これまで何も考えずにピッと出来てたんだからアクションが増えるってのは普通に面倒。

本格的なゲームプレイには向かない

性能的な問題ではなくて形状的にプレイの快適度が低い。

▼例えばこんな感じの横持ちでプレイするゲームは相性が悪いと思った。↓

画面中央付近でタップ操作をする場合、指を中央に伸ばすと外側から内側に圧力がかかった状態で中央を押し込むことになる。そうするとヒンジは簡単に曲がろうとする。

▼ちょっと過度だけど分かりやすく写真で撮ってみた。イメージとしてはこんな感じになる。↓

これまで普通のスマホを使っていた俺はめちゃくちゃ気になってしまった。まあスマホでほとんどゲームをしないから良いんだけれど、ゲームには向かんなと思った。これも縦に折れるという構造上、仕方のないことではある。

縦折りスマホの注意点まとめ

ザックリと「縦折りスマホ全体に共通しそうな注意点」をまとめてみたが、これから使っていく中で「縦折りだからこそ」の扱いづらさを見つけたら追加していく予定。

2024年はビックリするような価格で縦折りスマホが沢山でるはずなので折りたたみスマホデビューする人も多くなると思うが、縦に折れるからこその利点もあれば本記事で紹介した注意点もある。

俺の場合は縦に折れる利点よりも「縦に折れるからこその扱いづらさ」が目立ってしまったので今の時点では俺には合わない。

特に巨大サイズ故のボタン操作を含めた全体的な扱いづらさが俺は許容できなかった。なので開けばZenfone 10のようなコンパクトサイズやiPhone 15 Proのようなスタンダードサイズの縦折りスマホがでたらまた手を出してみようかと思う。

というわけで、俺が縦折りスマホを使って感じた注意点をまとめてみた。

みんなも縦折りスマホが自身のライフスタイルに合う形状のスマホか今一度確認してから手を出して欲しい。テキトーに買うと俺みたいに扱いづらいのぅ・・・とブツブツ言いながら数年使う羽目になる。

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