Galaxy A7(楽天モバイル版)のレビュー!実機を使って感じた良いところ、イマイチなところ
楽天モバイルからリリースとなったミドルレンジスマートフォンの「Galaxy A7」。実機を早速手に入れたのでレビューをお届けしますよ!現在セール中なのでこの価格ならアリ!
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Galaxy A7の発売日と価格
Galaxy A7の発売日は2019年10月頃で価格は税別38,000円(税込41,800円)でございます!日本での取り扱いは現時点で楽天モバイルのみとなっております!
Galaxy A7の詳細スペック表
製品情報 | |
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端末名 | Galaxy A7 楽天モバイル版 |
型番/別名 | SM-A750C |
発売年 | 2019年10月 |
発売地域 | 日本:SIMフリー/楽天モバイル |
メーカー・ブランド | Samsung |
備考 | 日本語対応 Googleサービス対応 |
対応バンド・周波数・ネットワーク | |
3G | 非公表 |
4G LTE | 非公表 |
5G NR | 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
SIMサイズ・スロット | シングルSIM Nano SIM+MicroSD |
本体仕様 | |
ディスプレイ | 6インチ/有機EL |
解像度 | 2280×1080/FHD+/画面比率18.5:9 |
画素密度 | 420ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
サイズ | 高さ159.8mm 横幅76.8mm 厚さ7.5mm |
重さ | 168g |
本体色 | ブラック系/ブルー系/ゴールド系 |
システム仕様 | |
OS | Android 9 Pie |
CPU(SoC) | Exynos 7885 |
AnTuTuベンチマーク | AnTuTu 7(参考):総合スコア115000点、3Dスコアが25000点 |
メモリ/保存容量 | |
組み合わせ | メモリ4GB+容量64GB |
ストレージカード | MicroSD対応/最大512GB/独立スロットあり |
カメラ | |
背面カメラ | 24MP+5MP+8MP 広角+超広角(120°)+深度 F値:1.7 AI:対応 |
インカメラ | 24MP F値:2.0 |
機能仕様 | |
GPS | GPS、GLONASS、BDS、GALILEO、QZSS |
生体認証・ロック解除 | 指紋認証:対応 顔認証:対応 |
センサー | 加速度センサ、近接センサ、ジャイロ、コンパス |
防水/防塵・タフネス等級 | 非対応 |
イヤホンジャック | あり |
NFC | NFC(FeliCa非対応/おサイフケータイ非対応) |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 3,300mAh |
充電 | 有線充電:10W(5V/2A) ワイヤレス充電:非対応 |
ポート | Micro USB |
スペック表のソース | |
参照元 |
Galaxy A7の付属品をチェック!
▼付属品は本体以外に充電器、充電ケーブル、MicroUSB→USB-A変換アタッチメント、SIMピン、取扱説明書が付属しております。↓
保護ケースやフィルムは購入しておこう
Galaxy A7には保護フィルムや保護ケースが付属していなかったんで、端末購入時は別途用意しておきましょう!保護ケースはAmazonで沢山売っているのでお気に入りのケースをどうぞ!
保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!【割引クーポンあり】
▼保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!↓
▼Galaxy A7のディスプレイは角が丸くなっているんですが、曲面まで貼ることが出来る新フィルムの「Flexible Shield」も対応!↓
▼Flexible Shieldは曲面まで貼ることが出来るので非常に薄く、貼付け時の難易度が少々高いので、別途「WET貼り付けキット(水張りツールキット)」も揃えておいたほうが良さげです!※Galaxy A7は防水防塵仕様ではないので、水張りツールキットを使う場合は自己責任です!そこんとこ宜しく!↓
▼新フィルム以外に様々なフィルムタイプがリリースされているのでベストなフィルムを選んでくださいね!↓
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
Galaxy A7の外観をチェック!
▼ガルマックスではブルーをゲット!ディスプレイ側はノッチのない昔ながらのディスプレイって感じで嫌いじゃありません。背面は光沢ある美しいパネルですがかなり指紋が目立つ。↓
▼カメラはトリプルカメラを搭載!どんな写真が撮影できるのか楽しみですね!↓
▼本体側面には各種ボタンが並んでおります。電源ボタンは指紋センサーが埋め込まれているタイプ!ボリュームボタンはちょっと高い位置にあるので押しやすくは無いな〜。↓
▼イヤホンジャックの搭載は嬉しいんですが、充電端子がMicroUSBなのはコストカットのしわ寄せ?この価格帯ならUSB Type-Cを搭載している端末が多いんで少々残念なポイント。↓
▼SIMスロットの形状はトリプルスロットに見えますが・・・NanoSIM×1+MicroSD×1のシングルSIMタイプとなっております。あー、ここはデュアルSIMだと最強スマホのベースとして活用できそうだっただけにこれも残念。↓
Galaxy A7のレビュー!
楽天モバイル以外で使えるの?
ちょっとネットを見ていたら楽天モバイルで購入した端末が横流しで売られていたんで、気になって通信テストを行ってみました!
- 楽天モバイル以外のドコモ回線→問題なく通信できた!(LINEモバイル)
- 楽天モバイル以外のau回線→問題なく通信できた!(mineo au VoLTE SIM)
- ワイモバイル→問題なく通信できた!
- ソフトバンク→問題なく通信できた!(LINEモバイル)
ドコモ回線とau回線は楽天モバイルで提供しているんでフル対応しているんですが、ソフトバンクやワイモバイル系に関しては、楽天モバイル版のバンド情報が公開されていないのでフル対応しているか不明。一応、ソフトバンクやワイモバイルの回線でデータ通信・通話は問題なく出来たってことで参考程度にどうぞ!
楽天モバイル以外で利用する時は通話アプリで楽天でんわをOFFにしよう
楽天モバイルは多くのSIMフリースマートフォン(家電量販店でも購入できるモデル)を扱ってるんですが、Galaxy A7は楽天モバイルのチューニングがガッツリ入ってます。
▼例えば、起動時に思いっきり楽天モバイルのロゴが表示され、楽天モバイルがソフトウェアまでチューニングしてることがよく分かります。↓
で、通話アプリも楽天モバイルのチューニングが入ってまして、楽天でんわ経由で発信する設定がデフォルトとなってるんです。
▼なので、楽天モバイル以外のSIMで通信する場合は通話アプリ→設定から「楽天でんわ」をOFFにしときましょう!↓
普段使いは全く問題ない性能。PUBG Mobileクラスのゲームは厳しい
Galaxy A7は ミドルレンジに位置するSoCを搭載してまして、普段使いでは全く動作の鈍さを感じず快適に使えております。
例えば・・・
- 通話・メール・LINE
- 動画視聴
- ネットサーフィン
- SNS
など、ライトな使い方なら不満を抱くことはなくサックサク動いてくれます!
一方で、ゲーム性能はそれほど高くないので、「綺麗なグラフィックがウリの3Dゲーム」は苦手。
▼例えば、PUBG Mobileだとスムーズ+高までしか設定できず、実際の動作もフレームレートが低いので凄く快適って訳ではありません。暇つぶしに遊ぶくらいなら良いんですが、本格的にスマホFPSをプレイするならGalaxy A7はパワー不足。↓
▼もちろん、大多数のゲームは快適に動いてくれます。以下はAsphalt 9ですが鈍さを感じず快適にプレイ可能。他にもマインクラフトやポケモンGoなど多くのゲームでは快適レベルで遊ぶことができてます。スマホゲームは暇つぶし程度に遊ぶって方向けですね!↓
【各種ベンチマーク】AnTuTu、Geekbench、PCMark、3DMark
各種ベンチマーク結果も掲載しときます!
▼AnTuTuのバージョン8のスコアは以下の通り!総合スコアが140,926点、GPU性能が25,922点!↓
▼AnTuTuのバージョン7スコアは以下の通り!2019年10月現在、日本ではこちらのバージョン 7が主流でございます!総合スコアは96,259点!GPU性能は22,313点!↓
▼Geekbench 4のスコアは以下の通り!シングルコア性能が1,535点!マルチコア性能が4,382点!↓
▼PCMark for Androidのスコアは5,620点でした!↓
▼3DMarkのスコアはOpenGL ES 3.1が769点!Vulkanが780点!↓
おサイフケータイ機能が備わっていないので、キャッシュレス決済はコードタイプがオススメ
Galaxy A7は残念ながらおサイフケータイ機能に非対応。おサイフケータイに対応するモデルがほしいなら、楽天モバイルだとやっぱりOPPO Reno Aあたりがオススメ。
おサイフケータイ機能が利用できないので、モバイルSuicaなどを既に利用してる方は注意したいポイントでございます。
キャッシュレス決済ですが、最近流行りのPayPayなど「コード決済」はもちろん利用可能。話題のキャッシュレス決済を利用したい方はGalaxy A7を手に入れたらコード決済で快適なキャッシュレスライフを送って下さい!
LINEアカウントが2つ設定できて便利
最近は仕事の連絡手段としてもLINE使っている方が多いんですが、LINEって1つのスマホに1アカウントしか設定できないですよね。出来ればプライベート用とは別のアカウントを使いたいものですが、Galaxy A7なら出来るんです!
▼設定→高度な機能→デュアルメッセンジャー機能からLINEアプリのクローンを作成可能なのです!こんな感じにLINEアプリが2つインストール出来ました!それぞれ異なるアカウントを設定OK!プライベート用と仕事用のLINEアカウントを分けたい!って方はかなり便利に使えるはず!↓
指紋認証ユニットの精度と速度がGood!
▼以前使っていたXperiaのサイド指紋センサーが精度最悪だったので、あまり良いイメージが無かったサイド指紋センサー。↓
よく使う機能なだけにシビアにチェックしていたんですが・・・Galaxy A7の指紋センサーは認証精度・速度共に全く不満なし。
タッチするだけでロック解除も出来るんですが、電源ボタンが備わっているのでそのまま指紋を登録した指でプッシュしても即認証。指紋認証が働いていないんじゃないかと疑ってしまうほど高速。もちろん、しっかり指紋認証が働いているので他の指じゃ解除なんて出来ません。
というわけで指紋センサーの精度はGoodでございます。
カメラは通常・超広角に加え美しい背景ボケ撮影もOK!
▼Galaxy A7のカメラはトリプルカメラ!通常の画角以外に、グッと引いたような撮影が出来る超広角カメラ、美しい背景ボケを楽しめるボケ味を補助するカメラを搭載!↓
AI対応で色鮮やかな写真を撮影出来る!
▼Galaxy A7はAIカメラ!僕たちは被写体にカメラを向けてシャッターを切るだけで簡単に色鮮やかな「映える写真」を撮影できる手軽さが魅力的でした!↓
▼案外頑張っていたのが暗いシーン。薄暗い場所でもノイズが少なくクリアな写真を撮影出来たんでちょっとビックリ。↓
▼本当は本物のスカイツリーを撮影したかったんだけど、なんせ僕は愛知の瀬戸市なんでそんなキラキラした被写体がありません。なので、スカイツリーの置物で撮影。こちらもかなりキレイに光源を捉えることが出来ているのでイルミネーションの撮影も満足できそう。↓
120度の超広角カメラで撮影シーンが広がる!
大きな建造物や集合写真、広大な風景を撮影する時に「もうちょっと引いて撮影したい」と思ったことはありませんか?Galaxy A7なら120度の超広角カメラを搭載しているので、ワンプッシュでグッと引いたような画角に切り替えられるのです!
▼カメラ画面に表示されている通常の画角と超広角を切り替えるボタンを押す毎に切り替え可能。使いたい時にサクッと切り替えられる。↓
▼立ち位置変えずに撮影!通常の写真と超広角の写真を並べていますが、どちらも立ち位置は変わっていません!こんな感じでグッと引いたような写真を立ち位置変えずに撮影出来るのが便利ですよね!↓
超広角撮影って思っているよりも便利なんですよ。
例えば飲食店でテーブルに並べられた料理全体を撮影したいとき、スマホカメラだとフレームアウトすることが多くて困っちゃうんですが、超広角カメラだとバッチリフレームに収まります。日常的な利用シーンでも便利に使えるシーンが多いんですよね!
人物だけじゃなくモノでも背景ボケ撮影を楽しめる!
Galaxy A7はライブフォーカスに対応していまして、背景をボカして被写体を際立たせる「一眼レフカメラに単焦点レンズを取り付けて撮影したような写真」を簡単に撮影できちゃいます!
▼カメラモードをライブフォーカスにセットして背景のボケ具合をスライドバーで調整して撮影するだけ!↓
▼人物だけでなく、「モノ」でもバッチリ背景ボケ撮影が楽しめるのはGood!また、ライブフォーカスで撮影した写真は「ギャラリー」で後からボケ味の強度を調整可能です!↓
動画はGalaxy A7で撮影しようとは思えなかった
動画撮影能力は高くないっすね。歩き撮影だと左右がグワングワンと波打ったりするので、このカメラで旅行中の動画を撮影しようとは全く思いません。
▼歩くと映像が波打ったり乱れたりするので出来栄えは超微妙。完全な定点撮影以外は使い物にならない印象です。↓
旅行中の旅動画などをキレイに撮影したい!って方はGalaxy A7を選ぶと後悔しそう。なので、動画は撮らない!って方向けっす。
ディスプレイはノッチなしでスッキリ!有機ELディスプレイで発色が良い!
▼Galaxy A7のディスプレイは高級テレビも挙って採用する有機EL。特にGalaxyシリーズはスマホ有機ELディスプレイをいち早く取り入れてきたブランドなので、ミドルレンジ帯のスマホといえどディスプレイの美しさはピカイチ。↓
有機ELディスプレイは液晶のようにバックライトで画面全体を照らすのではなく、ドットが自発光するので黒色の沈み込みも非常に深く黒の表現力が段違いに良いんです。
▼以下は同じ画像を液晶を搭載するiPhone 11とGalaxy A7で表示して並べてみたところ。iPhone 11は画面全体がうっすらと光っており黒色がやや浮いて見えるのですが、Galaxy A7は有機ELなんで黒=消灯となり黒の表現力は段違いに良いです。↓
また、Galaxy A7はノッチのないスッキリしたパネルデザインなので、映画視聴時も欠けのない迫力ある映像を楽しめてます。というわけで、スマホで映画を見る方はかなり満足度の高い映像で楽しめますよ!
スピーカー音質は微妙だけどイヤホン付けてのドルビーアトモスはやっぱり良い音
▼Galaxy A7のスピーカーは本体下部に1つしか備わっていないのでステレオじゃありません。音質は及第点って感じでYouTubeくらいなら問題ないですが、ゲームや映画では物足りなく感じるかも。↓
▼映画を楽しむなら有線やBluetooth接続のイヤホンやヘッドホンがオススメ!設定→サウンドとバイブ→サウンドの詳細設定からドルビーアトモスをオンにすると・・・ドルビーアトモス作品でめっちゃ迫力あるサウンドで楽しめます!かなり良い音でびっくりした(笑)↓
やっぱり、Galaxy A7は美しいディスプレイでドルビーアトモスの高品質なサウンドを楽しめる仕様なので映画コンテンツと相性抜群。普段からスマホで映画を見ることが多い方にオススメしたい。
モバイルバッテリーは持ち歩いたほうが良い
最後にバッテリー持ちなんですが、思っていたよりも良くないっす。僕の使い方だと十分1日バッテリーが持つんですが、容量が3,300mAhで大容量って訳でもなく、ガンガン使えばバッテリーの減りも速く感じるので、スマホを沢山使うって方はモバイルバッテリー持ち歩いたほうが安心。
Galaxy A7まとめ|マルチメディア用途に強いミドルレンジスマホ
Galaxy A7はスッキリしたディスプレイデザイン、美しい有機ELディスプレイ、ドルビーアトモス対応など映像コンテンツと相性いいな〜って印象が強いスマホでした。
普段使いで困らない性能、キレイに撮影出来るカメラなど全体的に優等生。一方で、防水防塵に非対応だったり、おサイフケータイに非対応だったりと大手キャリアで当たり前な機能や仕様に対応していないのは残念なポイント。
但し、Galaxyは世界トップクラスのブランドなので、細かい使い心地やソフトウェアは一段上手かなという印象でございます。
Galaxy A7以外に楽天モバイルでは
- AQUOS sense3 lite
- Xperia Ace
- OPPO Reno A 128GB
- arrows RX
などGalaxy A7と同時期にラインナップに加わっているので、他の端末もじっくりチェックして検討して下さい!以上、Galaxy A7が気になっている方の参考になれば幸い!