海外旅行時の国際ローミング。ahamoと楽天モバイルどっちがいいか比較。違いと設定手順まとめ
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追加料金がかからず国際ローミングが使えるahamoと楽天モバイルの違いをまとめました。たっぷり30GB使えるけど14日間までのahamo、2GBまでだけど追加購入もできる楽天モバイル。ローミング設定は簡単です。
目次をクリックすると各項目へ移動します
ahamoと楽天モバイルの国際ローミングを使ってみた
この間フィリピンのセブ島に行ってきました。往復で20,000円もかからない激安の航空券でしたが、帰国便が早朝で時間の使い方が難しくなかなかハードな行程でした。以下はJパークアイランドリゾート&ウォーターパーク。
普段は現地の空港でSIMカードを契約するのですが、2泊3日の短期旅行だったのでahamoと楽天モバイルの国際ローミングで済ませました。
国際ローミングは日本の通信会社のSIMのまま海外現地で通信できる仕組みです。日本のキャリアが海外のキャリアと通信の取り決めをしており、現地のキャリアとわざわざ通信契約をしなくても日本のスマホがそのまま使えます。
ひと昔前は1日3,000円とか高額なローミング料金がかかっていましたが、現在はキャリアによってもっとお安く使えたりします。詳細は使っているキャリアのHPを見てみて下さい。
ahamoと楽天モバイルは追加の料金や申し込みの必要もなく日本の契約内容の通信容量をそのまま使えるので、本当に日本にいる時と同じような感覚で利用可能。今回はその情報をまとめてみました。
重要な点は以下の通り。これを抑えておけば大丈夫です。
- ahamoも楽天モバイルも日本で契約さえしておけば現地でどうにかなる
- ahamoは端末設定のみで通信可能、楽天モバイルはさらにWeb手続きも必要
- ahamoは2週間&30GBまで、楽天モバイルは期限なし&2GBまで
- ahamoは30GB以降追加購入不可、楽天モバイルは1GB500円で追加可能
ahamoの国際ローミング設定手順[Androidにて]
ahamoは基本契約だと月間30GBまでで2,970円、大盛りオプションを契約すると月間110GBまでで4,950円のドコモ系通信会社です。ローミング対象国などの情報はこちら。
海外の通信可能容量は上限が30GB、期間が14日まで。これを超えると128Kbpsの低速通信に切り替わります。
ahamoはラクラクです。スマホのローミング設定をオンにするだけ、以上。AndroidスマホのGoogle Pixel 8での設定手順を載せておきます。他のAndroidでは似たような項目を探してください。
▼設定から「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「ahamo」をタップ↓
▼「ローミング」のトグルスイッチをオンにするだけ。左がオフで右がオン状態です↓
ahamoは端末のローミング設定をオンにするだけであっさり現地のネットワークに繋がります。接続してすぐにSMSが届くのでそれで設定完了。フィリピンではGlobeというキャリアに繋がりました。
容量も30GBと十分ですし2週間という期間も留学や周遊でない限り問題はないはず。ただ大量に使う方には注意点もあります。30GBまでという表現はかなり厳密。
具体的に問題になりうるのは2パターンで、一つ目は大盛りオプションがなかった場合(月間30GB)。ahamoの契約自体が30GBなので、その月内に日本で10GB通信をしていたら海外で使える分は20GBとなります。この場合は1GB550円でプラス10GBまで追加購入は可能。
そしてもう一つは大盛りオプションをつけていた場合(月間110GB)。ahamo自体の容量は増えても国際ローミングの海外通信分は30GBまでなので、現地で使える分は変わらず30GBです。そして30GBを使い切ったあとの追加購入はできません。
30GBが厳密と書いたのはそういう意味で、まあほとんどの人は問題ないとは思いますが細かい仕様は意外と調べても見つからなかったりするので頭の片隅に入れておいて下さい。
楽天モバイルの国際ローミング設定手順[iPhoneにて]
楽天モバイルは月間3GBまでで1,078円、20GBまで2,178円、20GB以上は3,278円という通信キャリアです。ローミング対象国などの情報はこちら。
海外の通信可能容量は上限が2GBで、これを超えると128Kbpsの低速通信に切り替わります。追加容量は1GB500円で購入可能。
楽天モバイルは端末の設定だけでなく一手間必要です。my楽天モバイルにログインして下さい。現地で設定する場合はこのための回線が必要になるのでご注意を。基本的には日本で設定していき、忘れていたら到着後の空港のWi-Fiに繋ぎましょう。
▼右上のメニューをタップ後に「契約プラン」をタップ↓
▼国際という見出しの中の「海外ローミング(データ通信)」のトグルスイッチをオンにしましょう。左がオフで右がオンの状態です↓
▼そして端末の設定。こちらはiPhoneで試しました。「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信のオプション」と進みます↓
▼あとは「データローミング」のトグルスイッチをオンにして完了。左がオフで右がオンの状態です↓
楽天モバイルもSMSが飛んできて設定完了となります。Webでの手続きが必須なので、日本出国前にもうオンにしておく事をおすすめします。日本にいながらローミングがオンになっていても特に不利益はありません。
フィリピンではSMARTというキャリアに繋がりました。楽天モバイルは容量が2GBまでなのでライトな使い方限定です。海外で外にいながらリアルタイムでSNSに画像を上げたりすると1日1GBくらいは使うと思うので、まあ2泊3日でギリギリという感じ。
ただ現地情報を検索したりニュースアプリとメールチェックくらいなら数日でもいけるでしょう。出先でない時はホテルのWi-Fiを活用すれば容量消費も抑えられるので、単身ならこれで十分という方も多いはず。
海外旅行の日数とやりたい事でキャリアを選ぼう
通信速度は国/地域/キャリア/端末/環境によって異なります。普通に現地のネットワーク品質という感じですが、日本に比べると遅いのは仕方ありません。
国際ローミングのメリットは通信量によっては契約内の料金で済む事、そして何より現地のSIMカード屋はどこだとかレンタルのWi-Fiの受け取りの時間も考えなきゃとか煩わしい作業が一切ない事。eSIMで申し込めばさらにラクラク。
ahamoは容量的にはかなり余裕がある反面、2週間&30GBという厳格な制限があります。逆に言えば制限に問題がないならahamoを契約していくと便利ですよ。30GBあればテザリングを使って同行者全体をカバーする事もできます(テザリング元のスマホは電池に注意)。
楽天モバイルは2GBという容量が心許ないので、宿のWi-Fiなど別口での通信手段はあった方がいいですね。ホテルではWi-Fiで仕事、出先ではマップを開くのとチャットアプリとメール返信、くらいの使い方なら楽天モバイルで賄う事もできるはず。
いずれにせよ追加の契約や料金がかからないahamoと楽天モバイルは海外渡航時に重宝します。期間が長い留学なら現地の通信会社のSIMを買った方がいい場合が多いですが、旅行の時は活動内容に合わせて前もって用意しておくとGoodです。