LG G8X ThinQのレビュー!実機を使って気にいった・気になったポイントまとめ!
ソフトバンクが2019年12月6日に発売した最新スマートフォン「LG G8X ThinQ」が編集部にやってきた!LG G8X ThinQの性能や2画面での使い勝手などをレビューでお届けしますよ!
そうそう、ソフトバンクでは端末単体での購入が可能となり、一括支払いの場合は即SIMロック解除も出来るんで本体だけ欲しいって方も要チェックです!
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LG G8X ThinQはハイエンドなのにメッチャ安い!2画面ユニットやケースも付いているのでコスパ良し!
大手キャリアでリリースされる一番性能の高いスマートフォンは大体10万円前後。で、LG G8X ThinQも2019年ハイエンドSoCであるSnapdragon 855を搭載しているんだけど、なんと、税込み55,440円。ほぼ半額くらいで買えちゃう。
▼これ、長期契約での価格じゃ無いのよ。端末価格が55,440円。トクするサポートプログラム(利用料月々390)円を利用して25ヶ月目に買い換えると端末代金は27,720円と破格。これ、国内ハイエンドスマホの中ならトップクラスの高コスパ機種。↓
▼付属品を確認すると、本体以外にケースにもなる2画面ユニット、単体で使う場合のクリアケース、イヤホンが付属するなど大手キャリアからリリースされるスマホの中ではメッチャ充実した内容。↓
正直、この価格でこの仕様、セット内容は国内キャリアスマホの中ではダントツにコスパが良い!
LG G8X ThinQを購入するならこれも合わせてゲット!
保護フィルムはPDA工房がオススメ!
▼保護フィルムはPDA工房さんから画面内蔵指紋センサー対応の保護フィルムがリリースされてるのでLG G8X ThinQを購入する方は合わせて購入しておこう!ちなみに僕の手元にある実機で寸法測定や検証してます!↓
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
LG G8X ThinQの詳細スペックも確認しよう!
製品情報 | |
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端末名 | LG G8X ThinQ |
型番/別名 | 901LG |
発売年 | 2019年12月 |
発売地域 | 海外:SIMフリー 日本:ソフトバンク |
メーカー・ブランド | LG |
備考 | 日本語対応 Googleサービス対応 日本のスマホと変わらない使い心地 |
対応バンド・周波数・ネットワーク | |
3G | 1/2/4/5/6/8/19 |
4G LTE | 1/2/3/4/5/7/8/11/12/17/18/19/21/25/26/28/38/39/40/41/42 |
5G NR | Sub6: ミリ波: ●対応(詳細非公表) 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
SIMサイズ・スロット | Nano SIM |
ネットワーク関連備考 | DSDS対応 ※ソフトバンク版は非対応 |
本体仕様 | |
ディスプレイ | ↓本体↓ 6.4インチ/有機EL ↓デュアルスクリーン↓ 6.4インチ/有機EL |
解像度 | ↓本体↓ 2340×1080/FHD+/画面比率19.5:9 ↓デュアルスクリーン↓ 2340×1080/FHD+/画面比率19.5:9 |
画素密度 | ↓本体・デュアルスクリーン↓ 403ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
サイズ | ↓本体のみ↓ 高さ160mm 横幅76mm 厚さ8.4mm ↓デュアルスクリーン時↓ 高さ166mm 横幅164mm 厚さ15mm |
重さ | ↓本体のみ↓ 193g ↓デュアルスクリーン時↓ 331g |
本体色 | オーロラブラック |
システム仕様 | |
OS | Android 9 |
CPU(SoC) | Qualcomm Snapdragon 855 |
AnTuTuベンチマーク | AnTuTu ver.7(参考値):総合スコア約360000点、GPUスコア約157000点 |
メモリ/保存容量 | |
組み合わせ | メモリ6GB+容量64GB |
ストレージカード | MicroSD対応/最大512GB/片方のSIMスロット共用 |
カメラ | |
背面カメラ | 12MP+13MP 特性:広角+超広角 AI:対応 手ブレ補正:対応 |
インカメラ | 32MP 特性:広角 AI:対応 |
カメラ備考 | 4K動画撮影対応 |
機能仕様 | |
GPS | GPS |
生体認証・ロック解除 | 指紋認証:対応 非対応 非公表● 顔認証:対応 非対応 非公表 |
センサー | 指紋認証(画面内蔵) |
防水/防塵・タフネス等級 | ↓本体↓ 防水:IPX5 / IPX8 防塵:IP6X ↓デュアルスクリーン↓ 防水・防塵非対応 |
イヤホンジャック | あり |
NFC | ↓ソフトバンク↓ FeliCa(おサイフケータイ対応) |
その他機能 | デュアルスクリーン化可能 ワンセグ・フルセグ対応 世界対応ケータイ ハイレゾ対応 赤外線通信対応 |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 4000mAh |
充電 | 有線充電:USB-PD対応(5V/3A) ワイヤレス充電:対応 |
ポート | USB Type-C |
スペック表のソース | |
参照元 |
性能はハイエンド!普段使いからキレイなグラフィックのゲームまで快適!
LG G8X ThinQはSnapdragon 855を搭載するハイエンドスマートフォン!検索、動画、SNS、ニュースアプリなどライトな使い方はもちろん、美しいグラフィックがウリのハイグレードゲームも快適にプレイできる性能を持ち合わせている!
ハイエンドゲームもサックサク動く!
▼100人ものプレイヤーが同時に対戦するPUBG Mobileもプロゲーマーが好むスムーズ+極限の設定でプレイ可能!故意にスモーク10個をばらまいても特にカクつきもなく快適。↓
▼大人気のCOD Mobileもフレームレートを最高設定で遊べる!↓
というわけで、LG G8X ThinQは5万円台のスマートフォンなんだけど、中身はチャッキチャキのハイエンドスマートフォンなので性能について心配する必要はナシ!
AnTuTu、Geekbench、PCMark、3DMarkのベンチマーク結果!
AnTuTuバージョン8のスコア!
▼AnTuTuバージョン8のスコアは総合スコアが430,818点!GPU性能が172,581点!↓
▼以下は2024年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
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総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]
Geekbench 5のスコア!
▼Geekbench 5のスコアはシングルコア性能が747点、マルチコア性能が2,712点!↓
PCMark for Androidのスコア!
▼PCMark for Androidのスコアは9,453点!↓
3DMark
▼3DMarkのスコアはOpen GL ES 3.1が5,537点!Vulkanが4,860点!↓
A1SDでストレージ読み込み速度をチェック!
▼ストレージの読み込み速度は705.86MB/s!これくらいの速度ならストレージからデータを読み込むゲームでも快適ですね!↓
LG G8X ThinQは普通のスマホとしても利用できる!
LG G8X ThinQって「2画面」がウリなんですが、「2画面なんて必要ねーよ」とか、「思っていたほど2画面使わんかった」って方もご安心を。
▼LG G8X ThinQは手帳型ケースに2つ目の画面が埋め込まれている感じ。2画面目はユニット化されているんで本体単体を取り外して普通のスマホとしても利用可能っす!↓
これまで2画面スマホの多くは一体型が多かったんだけど、LG G8X ThinQは2つ目の画面がユニット化されているのが良いよね。2画面も1画面もそれぞれ使い勝手に大きな違いがあるけれど、それを任意でチョイス出来るのはグッドだわ。
LG G8X ThinQの機能や仕様は充実している。注意点も合わせて紹介
機能的にはSIMフリースマートフォンよりも充実していて満足。
SIMロック解除しても「ソフトバンク系」しかバンドが対応していないから注意な!
LG G8X ThinQはソフトバンクでリリースされたモデルなので、ソフトバンクの息が掛かった製品。対応バンドの一覧はソフトバンクが公開している(PDF)んだけど、見る限りソフトバンク系回線のみしか対応していない。
つまりですね、ソフトバンクからLG G8X ThinQだけを購入してSIMロック解除したとしても、満足に通信できるのはソフトバンク(ワイモバイル)系回線のみなので注意して欲しいのです!
ソフトバンク系の回線を利用する通信サービスは
- ソフトバンク本家
- ワイモバイル(てか、ソフバンのサブブランドなので電波一緒)
- ソフトバンク回線を利用する格安SIM
って感じ。なので、ドコモ系回線やau系回線では必須となるバンドに対応していないので、電波の掴みが悪くなったり、そもそも使えなかったりする可能性が高いっす。というわけで、端末だけほしいわーって方は「ソフバン系回線の利用が前提」なので知っときましょう!
SIMはNanoSIM×2が挿入できるけど、SIM 2の認識はしないのでシングルSIM運用となる。MicroSDの内部ストレージ化はできない
▼SIMトレイはNanoSIM×2が挿入できる形状。↓
もしや!と思ってSIM2枚を挿入したんだけれど、ま、大手キャリアスマホってことでデュアルSIM機能は潰されてる。ネットワーク設定でもシングルSIMでの設定項目しかないのでデュアルSIM環境が欲しい方は注意な!
で、SIMトレイなんだけど、MicroSDも対応している共用タイプ。内部ストレージ化できるかなーって試してみたんだけど外部ストレージとしてしか認識しなかったんで、データ保存用としての活用範囲。
おサイフケータイ対応は嬉しい!
▼おサイフケータイもバッチリ対応。↓
最近はQRコード決済も人気だけど、モバイルSuicaを利用している身としては「おサイフケータイ対応」はメッチャ嬉しい。
メッセンジャー系のみだけどアプリのクローン化も出来たよ
▼デュアルアプリ機能はメッセンジャー系のみだけどLINEを2アカウントで運用も出来るしiPhoneとはまた違った使い方が出来て良い。↓
ワンセグ見れちゃう
▼有線のイヤホンやヘッドホンのケーブルをアンテナ代わりにして電波をキャッチすることでワンセグも視聴可能。SIMフリースマホではほとんど対応していないからありがてぇ。↓
ディスプレイめっちゃキレイ
▼LG G8X ThinQのディスプレイは6.4型で基本的なディスプレイ仕様はメイン画面もサブ画面も変わらん。↓
そういやLGってディスプレイいっぱい出しているよね。まさに今、僕の目の前にある4KディスプレイがLG製。
で、LG G8X ThinQに搭載されているディスプレイは液晶ではなく、映像の美しさから高級テレビも挙って採用する「有機EL」なんですよね。実機触ってても発色いいなーって感じる。
▼これはサンプル写真なんだけど、有機ELは黒色=消灯なので黒色の沈み方が半端ない。液晶って黒色でも裏からバックライトで照らすんで少々グレーっぽくなってるのが分かるはず。↓
あと、黒色=消灯なので、LG G8X ThinQの画面設定にあるナイトモードを利用すると表示全体が黒基調となりバッテリー持ちが長くなりそう。
先進的な「画面内蔵指紋センサー」を搭載。仕上がりはイマイチ
LG G8X ThinQは指紋でロック解除出来るんだけど、サイドや背面に指紋センサーが備わっていない!どこにセンサーがあるのかといいますと、画面の中っす。
▼スリープ復帰するとこんな感じにふわっと指紋センサー位置にアニメーションが。ここに指を乗せるだけでロック解除OK。↓
使った感じだけど、僕の汚い指だとなかなか認証してくれないことも。ロック解除速度も僕が使ってきたスマホの中では速いってわけではなく及第点レベル。同じ指で指紋を重複登録することが出来るんで、認証精度が悪いなーって感じたら同じ指で指紋登録してみよう。
個人的に出来栄えはイマイチだなーって印象っす。
サウンド関連機能も充実
▼サウンド関連は他のスマホよりも充実している印象。スピーカー状態でもDTS:X 3D surroundにてサラウンド設定出来たり、イコライザー調整できる。↓
▼備え付けのスピーカーはデュアルタイプで音の広がりもグッド。↓
▼ヘッドホン接続時にHi-Fi Quad DACをオンにして音楽聴いてみたんだけど、出力される音質が抜群にで低音もしっかり出力してくれるので厚く迫力あるサウンドを楽しめた。ゲーム、映画視聴時にもオススメ。↓
▼でも、2画面ユニットを取り付けるとイヤホンジャックが引っ込んだ状態になるので、僕の持っているイヤホンは上手く差し込むことが出来なかった。2画面ユニットを取り付けてイヤホンジャックを利用したい場合はジャック先端の形状に注意。あまり太いのだと挿し込めない。↓
バッテリー持ちはそんなに良くない。ワイヤレス充電に対応しているのはグッド。
▼2画面ユニットはバッテリーを内蔵していないので、メインのLG G8X ThinQから電力供給するんだけど、画面が2つになると消費電力も多くなるんでバッテリー持ちは良くない。特に僕はバッテリー持ちの良いiPhone 11をメインに使ってるんで、その差がより大きく感じたのかも。↓
2画面ユニットを利用するときはバッテリー残量が15%以上ないと使えないんで注意ね。バッテリー持ちが気になるなら素直にモバイルバッテリーを持ち歩いたほうが良いかなって印象っす。
▼便利だったのはワイヤレス充電。2画面ユニットを取り付けた状態でもちゃーんとワイヤレス充電出来たのでご安心を。↓
ワイヤレス充電は便利なんだけど、2画面ユニットを取り付けた状態だと結構な厚みがあるので、ワイヤレス充電に対応するカーホルダーの選びには気を使いそう。
▼2画面ユニットのヒンジは360度回転ヒンジを採用しているのでグルリとサブ画面を背面に回すことが出来るんだけど、この状態だとワイヤレス充電できない。つまり、ワイヤレス充電対応のカーホルダーを利用して充電する場合は画面の両端をストッパーで固定するタイプだと、画面を閉じた状態でしか取り付け出来ない。↓
スマホでカーナビを利用しているって方は、2画面ユニットを取り外した状態じゃないと上手くホルダーに取り付け出来ないかも。
LG G8X ThinQのカメラ品質も特に不満なし。iPhone 11みたいな「超広角」撮影も楽しめる
▼LG G8X ThinQのカメラはメインカメラ+超広角カメラを組み合わせたデュアルカメラ仕様。↓
AIはオン・オフ可能。SNS映えする写真を簡単に撮影できてしまう
▼AI補正機能も搭載していてオン・オフもOK。左がAIオンでLG G8X ThinQの写真、右がiPhone 11で撮影した写真。↓
見た目に非常に近いのはiPhone 11なんだけど、映える写真を撮影しやすいのはLG G8X ThinQ。発色はとっても良くて「うわ!きれい!」と感じるような写真をバンバン撮影出来るのはグッド。もちろん、AIをオフにすると見た目に近いナチュラルな写真が撮影出来るので、是非、店頭で試して欲しい!
立ち位置変えずに超広い範囲を撮影出来る超広角カメラが便利すぎる
▼続いては超広角カメラで撮影した写真を紹介。iPhone 11シリーズで話題となったんですが、撮影位置を変えずにグッと引いたような写真を撮影出来る超広角撮影が楽しめます。1枚目が通常撮影、2枚目が超広角撮影。↓
こんな感じで本来なら足を使って被写体から遠ざかって撮影していたことをワンタッチで撮影出来てしまうんです。旅行に出かけて見つけた広大な美しい景色、大きな建造物、集合写真、窮屈になりがちな料理撮影など、想像以上に活用できるシーンが多いので、手に入れたらバンバン撮影してみてくれ!
ナイトモードは自分の目で見ながら明るさ調整できてグッド
最近のスマートフォンは夜景撮影能力を強化しているモデルが多いんだけど、LG G8X ThinQのナイトモードはもう少し「自分好み」に仕上げやすい仕様。
▼ナイトモードでは明るさを簡単に調整できるスライドバーが表示され、これを上下しながらリアルタイムで仕上がりの明るさを確認できる。完全スマホ任せも良いんだけど、夜景って暗くなってしまったり調整が難しかったりするんで、ある程度好みに寄せてから撮影出来るLG G8X ThinQのナイトモードはなかなか扱いやすかった。↓
▼見よ。愛知県瀬戸市の100万ドルの夜景を!ただ、あまり明るく調整しすぎると光量のある看板は光を増幅しすぎて明るすぎる印象。↓
▼フルイルミネーションのスカイツリーも撮影してみたよ。↓
ま、これはお遊びではなくて「光を発する部分の調整力」をチェックするために撮影したんだけど、夜景撮影が苦手なスマホだと白く色飛びしちゃうんですよ。一方でLG G8X ThinQはしっかり色とオブジェクトのデコボコ感まで捉えられているので、仕上がりは上々っす。
背景ボケ撮影は人物向きで物撮りには向いてない
LG G8X ThinQは背景を美しくボカして被写体を際立たせるポートレート撮影が楽しめる。
▼これは人物だけではなく、モノでもOK。1枚目が通常撮影で背景が結構くっきり写ってるんだけど、ポートレートモードだとキレイに背景がボケてるのが分かるはず。↓
このポートレートモード、iPhone 11と同じで被写体にあまり近づけない。被写体から一定の距離がないと「もっと離れて撮影しないとボケ味撮影できないよ」と注意される。
iPhone 11 Proは望遠レンズも搭載しているんで被写体に近づいて(ズームして引き寄せて)ボケ味撮影出来るんだけど、通常カメラしか搭載していないiPhone 11やLG G8X ThinQだと被写体から一定距離離れなくてはならず、物撮りでは被写体との距離の関係で撮影物から距離があるような画角で撮影することになり、ええ感じに仕上げるには撮影後にトリミングしてサイズ調整しなければならないことも。
これは物撮りメインの方は扱いにくい部分なんで注意っす。
動画撮影時の手ブレ補正がかなり良い出来栄え
動画を撮影する方に嬉しいお話。LG G8X ThinQの手ブレ補正、かなり良い出来栄え。
▼手持ちでこれだけ安定的な撮影が出来たら文句なし。あまりにも急な動きだと手ブレ補正が追いつかないこともあるんだけど、僕が触ってきた数あるスマートフォンの中でも満足度はかなり高い。定点撮影時の安定性も抜群。↓
流石にiPhone 11クラスではないんだけど、実売6万円前後の価格帯製品として考えるとトップクラスでしょ。動画撮影好きの方は手に入れたらガンガン動画を撮影して欲しい!
LG G8X ThinQの2画面はシチュエーションで役立つのか色々試してみた!
▼これが2画面ユニット。手帳型ケースでLG G8X ThinQをブスッと差し込むと簡単に2画面化出来る。何故かサブ画面の上部にもノッチがあるんだけど、カメラが埋め込まれている訳でもないんでデザイン的なものかな?うーん、センサーらしきものも見えんです。メインスマホのディスプレイを単純に使いまわしてるのだろうか。↓
▼この2画面ユニット使用時の充電は、付属するマグネットタイプのアタッチメントを充電ケーブルに装着して磁力で端子に固定して充電するタイプ。そこそこ磁力強いのでしっかりくっつく。↓
▼ボタン類がヒンジ部分にあるんだけど、うまく段差になるよう設計されているので押せないことは無い。だけど、画面の開き具合が深いとちょっと押しにくいかも。↓
▼背面の開口部は「なんでこんなに大きく開口する必要があるんだろう?」と疑問に思うくらいバックリと穴が空いてる。本体にプリントされてるロゴ見せたいだけちゃうんかと。↓
▼閉じた状態の正面上部は通知とか表示してくれるディスプレイが備わっていて便利。あと、ミラータイプになっているので手鏡として使えるっす。↓
▼但し、スマホは素手でベタベタ触るもんなんで、鏡部分はメッチャ汚くなる。うーん。僕の手が汚いのか。いや、これは素材的なものと信じたい。↓
▼この2画面ユニットのヒンジは360度回転するので、こんな感じにスマホ形状でも使える。分厚くて持ち心地はイマイチだけどね。↓
▼あと、ヒンジ部分はノートパソコンみたいに回転に対し抵抗があるので任意の角度で固定もOK。↓
簡単に「ワイドモード」に切り替えられるアプリをインストールしよう!
LG G8X ThinQは左側と右側のディスプレイに別々のアプリを立ち上げて使えるのがウリなんだけど、2つの画面をくっつけて1画面として使えるワイドモードも備えてるっす。で、このワイドモードは標準だとメッチャ使いにくいんで、ワイドモードへ簡単に切り替えられるアプリ(というかクイックメニューに機能を追加するタイプ)のインストールがおすすめ!
▼僕が導入したのはコレ!↓
▼インストールするとクイックメニュー(画面を上から下にスワイプした時に出てくるクイックメニュー)に追加できるワイドモードボタンが増えてる!↓
▼インストールだけだと機能が追加されただけなので、すぐにアクセスして利用できるようにワイドモードのアイコンをクイックメニューに追加しよう!↓
▼あとは簡単!ワイド化したい時にクイックメニューからワイドモードのボタンをポチッとしてやるだけ!一瞬でワイドモードに切り替わるぞ!↓
LG G8X ThinQの2画面を活用しよう!良かった・イマイチだった使い方まとめ!
2画面ってどんな使い方が出来るんだろう?どんな利点があるんだろう?実際に使って良かった使い方やイマイチだった使い方を紹介!
電子書籍はを見開きで楽しむにはブラウザーでの閲覧がオススメ。でも、満足度はそれほど高くなかった
僕は漫画が好きでKindle本を購入してスマホで楽しんでいるんだけど、普段はスマホのKindleアプリ使ってるんだよね。
▼で、LG G8X ThinQにKindleアプリを入れてワイドモードにすると・・・見開きではなく”片方のページが左右の画面に分割して表示”されちゃう。こりゃ全然駄目だ。↓
▼Kindleアプリはスマホを横持ちにすると見開きページになるんだけど、こうやって横持ちにすると今度はヒンジの兼ね合いから上下分割状態に(笑)↓
▼で、どうすっかなーっと色々試していたら、Chromeなどブラウザーを利用しての閲覧だと見開きでいけた!↓
但し、少々画面が窮屈で6.4型だと正直見辛い。あと、Kindle本をブラウザーから閲覧すると、ページめくりが上下スワイプになっちゃう。これも気になったところ。
その他、無料で1巻読めます系のどこぞのサービスを色々使ってブラウザーで見ると左右スワイプでページめくりできることも。サービスによって違うみたい。
で、満足度は・・・100点満点中30点くらい。これは購入前から想定済みだったんですけど、これまで使っていたスマホで漫画を読むときは基本片方のページを表示しての閲覧だったんです。で、片方のページ表示でもスマホの画面サイズだと単行本サイズでは無いんで表示が小さいんですよ。なので、頻繁に拡大操作で見辛い部分を大きくして読んでました。
画面が2つになったとて。ですよ。見開きページでもLG G8X ThinQの画面サイズだと僕は小さくて読みにくい。もちろん、このサイズでも問題ないって方はいらっしゃると思うんですが、普段からスマホで書籍を読む時に頻繁に拡大操作を行っている方は2画面になったところで各ページの表示サイズは物理的な画面サイズによる見にくさが残るんで、思っていたよりも快適じゃないって感じるかも。
一方で文字だけの小説ならかなり快適。
漫画を見開きで楽しめる!って思っている方は少々残念な結果なんだけど、実機ではこんな感じなので素直にKindleアプリで片面ページで読もうかと思います(´・ω・`)漫画読むならやっぱり画面が分割されているLG G8X ThinQじゃなくてGalaxy Foldのほうが圧倒的に満足度が高かったかな〜。
写真撮影時に撮影写真をすぐに確認できる。これまでのスマホでは難しかったロー・ハイアングル撮影もOK
▼写真撮影好きの方はLG G8X ThinQの2画面構成は凄く魅力的に感じるかも。パシャっと撮影したあとにサムネイルボタンを押すと即座にもう片方のディスプレイに撮影した写真が表示され、その後は撮影すると即座にサブディスプレイで撮影した写真を確認できちゃう。僕も撮影好きだから凄く便利に感じた。↓
▼また、自由に回転するヒンジのおかげでローアングル、ハイアングルの撮影もOK。コレはメチャクチャ良いよ。今までのスマホでは難しかった画角でも撮影を楽しめちゃう。↓
ゲームパッドは相性良ければ快適。全てのゲームで快適とは言えない
LG G8X ThinQは2画面を活用してゲーム機のようなコントローラーでゲーム操作が可能。
▼ゲームパッドは予め用意されたもの以外にオリジナルコントローラーの作成も可能。↓
オリジナルコントローラーのボタンリンクはゲーム画面に表示されているリンクアイコンをゲームのアイコンに重ねるだけでOK。
僕はPUBG Mobile、COD:MobileのFPS系でオリジナルコントローラーを作って操作したんだけど、どちらのゲームでも反応はした。
反応したって言葉を使ったんだけど、残念ながら実用性はそれほど高くなかったんですよね。
なんかね、操作がフリーズするの。
特に左スティックで移動中に右スティックで視点移動するような複数入力を行っていると、ボタンの配置関係もあるかもしれんけど、操作が効かなくなるんだよね。
で、一旦コントローラーから指を話すとまた治る。一応、使えるんだけどこんな感じの出来栄えっす。あと、マインクラフトはコントローラーを表示するとマインクラフト自体がコントローラー仕様に切り替わり、ゲーム画面にはアイコンが一切表示されなくなる。
デフォルトのコントローラーで操作はできるんだけど、同じボタンを連打しているような挙動(実際には1回しか押していないのに、連続して入力されているような感じ)だったりするんだよね。ザ・不安定。これは普通にゲーム画面に表示されるゲーム側のコントローラーで操作したほうが圧倒的に遊びやすいわ。
一方で、しっかり操作出来るゲームならめっちゃ快適。もともと入っていたアスファルト 9はバッチリコントローラーで遊べてます。というわけで、コントローラー機能は全てのゲームで快適とは言えない結果となったので、色々試して見て下さい。無理にコントローラー使わなくても、もともとスマホゲームはスマホ単体で快適に遊べるようにチューニングされているので、上手く機能したゲームのみで活用しましょう。
位置ゲーを楽しんでいるユーザーさんにとってLG G8X ThinQは神スマホ。2つのゲームを起動出来るので効率的に遊べる
▼LG G8X ThinQは2つの画面で2つのゲームを起動できるので、位置情報を用いて遊ぶ「位置ゲー」は相性抜群。↓
2つの位置ゲーを起動してプレイ出来るので効率も抜群っす。あと、2つのゲームを同時にプレイ出来るので、片方のゲームではレイドモンスターの出現待ち、もう片方で他のゲームを遊ぶってこともできちゃう。
これまで2台スマートフォンを用意しないと実現が難しかったこともLG G8X ThinQならできちゃう。これはゲーム好きにはめっちゃ魅力的に感じる部分だと思う!
生配信は放送を確認しながら行える
最近はスマートフォンのゲーム画面を生配信してる方も多いんですが、LG G8X ThinQなら下部のメイン画面でゲーム、上部のサブ画面に配信している映像(例えばYouTube LIVEなど)を表示してプレイ可能。コメントなども上部の視聴用で確認できるので、何時でも何処でもLG G8X ThinQならゲームLIVEが実現できちゃいます。
検索・比較がパソコン使うくらい捗る
これまでのスマートフォンもブラウザーのタブ機能で複数のページを開くことは出来たけどマルチウィンドウ機能を使うと1画面の領域が狭くなるので使い勝手はイマイチ。
▼一方で、LG G8X ThinQは2つのディスプレイでChromeを立ち上げることが可能。例えば、スマートフォンで通常モデルと上位モデルが存在する場合、スペック表を並べて違いを確認したりすることもできちゃう。あと、右の画面でコピったテキストをサブ画面側で貼り付けることも出来るので調べ物が捗る捗る。↓
これが思っていたよりも快適。
しばらく使ってるんだけど快適すぎて今では2画面をフルに使って調べ物するスタイルに変化してました。つまり、1画面で操作するよりも圧倒的に快適なんで自然と「楽なほう」を僕自身が選んで使ってたわけです。
買い物する時も最安値かな?ともう片方のディスプレイでChromeを立ち上げて価格.comで調べる、ネットショップAで扱っている製品はネットショップBでも扱っているか調べる、そんな検索・比較を行う際にLG G8X ThinQの2画面はものすごく捗る。
映画や動画を観ている時に「視聴しながら他のことが出来る」ってのも魅力的に感じた部分
スマートフォンで映画や動画を楽しんでいる方は大勢いらっしゃるかと思うんですけど、動画や映画を視聴している時って視聴以外にスマホを使えないんですよね。例えばLINEでメッセージが届いたときなど、内容を確認するだけでもアプリを切り替えなければならないっす。
▼LG G8X ThinQは2画面なので「視聴しながら他のことが出来る」ってのが凄く便利に感じたポイント。視聴しながらLINEメッセージを確認する、視聴しながらメールをチェックする、視聴しながら番組で気になったものを調べる。そんなことが2画面なら面倒くさいこと抜きで即出来ちゃう。これは動画や映画好きの方は凄く便利に感じるはず。↓
LG G8X ThinQまとめ|結論から言えばソフバンスマホなら一番オススメしたいスマホ
色々とデュアルディスプレイについてシビアに見てきましたが、まず言いたいのが2画面構成は”任意”であるということ。一昔前に登場した2画面スマホは2画面ワンユニット型だったので扱いにくいと感じても使い続けるしかなかったんです。
LG G8X ThinQは2画面がウリなんだけど「メインスマホのみでも使える」ってのが凄く良かったポイント。鳴り物入りは失敗すると・・・って思うと手が出しにくいですからね。その点、LG G8X ThinQは普通のスマホとしても使えるので安心感が高い。
2画面での利用は「膨らみすぎた期待」から期待はずれ的な部分もあったんだけれど、それらを自ら試行錯誤して色々試している時間はマジ最高に楽しかった。是非、この楽しさは皆さんにも体験していただきたい。そして、このLG G8X ThinQが約5.5万円で手に入るってのもホントすごい。
2画面スマートフォンはこれまでいくつかリリースされてきましたが、LG G8X ThinQは決して鳴り物入りなモデルではなく、洗練された素晴らしいコンセプトのスマートフォンだと感じます。
他のスマートフォンは2画面ユニットは付いてませんが、LG G8X ThinQなら付いてる。体験できる。しかも、同じレベルの性能を持つ他のスマートフォンよりも圧倒的に安い価格で。
これはガジェット好きだけでなく多くのユーザーにオススメしたいですね。2画面を使ってみて気に入らなければ単体で使えるし、単体だけでみてもコスパが非常に良いです。
LG G8X ThinQが気になっている方の参考になれば幸いです!以上、ガルマックスレビューでした!