LG style3(L-41A)のレビュー!MNPなら高コスパ。旧世代ハイエンドSoC搭載で動作もサクサク
世代が古くてもハイエンド。お手頃価格で購入できるドコモの4Gスマートフォン「LG style3(L-41A)」は一体どんなスマホなのだろうか。実機を手に入れたのでレビューをお届けします!
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LG style3は低価格でハイパフォーマンス&高機能なスマホ
LG Style 3を触ってみたらこんな感じのスマホでした。
- 世代の古いパーツを使ったコストダウンモデル
- 旧世代となるSnapdragon 845を搭載。ハイエンド帯なので今でも不自由なく使える
- 有機EL、FeliCa対応、防水防塵、耐衝撃など仕様も充実している
- HDMIケーブルによる外部映像出力やPCモード対応などハイエンド機能も搭載している
- 気にいった:十分以上のパフォーマンスと機能性を持ちながら低価格で手に入ること
- 気になった:ソフトウェアの不具合が何点かあった。修正はアプデに期待
キャリアモデルは「割引」でかなり旨味が変わり、LG Style 3もまた割引価格まで考えると大きく評価が変わるのがポイント。定価は執筆時点で41,976円なんだけど、この価格は機種変更と新規契約の価格。で、MNPなら端末購入割引が発動して一括25,476円。
41,976円組なら、まぁ多少は旨味あるかな?って感じなんだけど、MNPの25,476円組であれば相当魅力的なスマホなのでオススメしたい。
↓ガルマックスジャッジ↓
おすすめ度 | ★★★★☆ 4 |
性能 | ★★★★☆ 4 |
カメラ | ★★★☆☆ 3 |
ソフトウェア | ★★☆☆☆ 2点 |
対応バンド | -:キャリアモデルなので未評価 |
ディスプレイ | ★★★★☆ 4 |
サウンド | ★★★☆☆ 3 |
バッテリー | ★★★☆☆ 3 |
LG style3の詳細スペックや特徴
製品情報 | |
---|---|
端末名 | LG style3 |
型番/別名 | L-41A |
発売年 | 2020年6月25日 |
発売地域 | 日本:ドコモ |
メーカー・ブランド | LG |
備考 | 日本語対応 Googleサービス対応 |
対応バンド・周波数・ネットワーク | |
3G | W-CDMA:1 / 5 / 6 / 19 |
4G LTE | FDD LTE:1 / 3 / 5 / 12 / 19 / 21 TD-LTE:39 |
5G NR | 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
SIMサイズ・スロット | デュアルスロット(Nano SIM+MicroSD) |
ネットワーク関連備考 | ドコモSIMロックあり |
本体仕様 | |
ディスプレイ | 6.1インチ/有機EL/画面占有率非公表 |
解像度 | 3,120×1,440(WQHD+) 画面比率 19.5 : 9 |
画素密度 | 563ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
サイズ | 高さ:約152mm 横幅:約72mm 厚さ:約8.7mm |
重さ | 約160g |
本体色 | ブラック系/ホワイト系 |
システム仕様 | |
OS | Android 10 |
CPU(SoC) | Qualcomm Snapdragon 845 |
AnTuTuベンチマーク | 総合スコア約291,177点 |
メモリ/保存容量 | |
組み合わせ | メモリ4GB+容量64GB |
ストレージカード | MicroSD対応(最大1TB) 独立スロットあり |
カメラ | |
背面カメラ | デュアルカメラ ①48.2MP(メイン、f/1.8) ②5MP(超広角、f/2.2) AI:対応 ナイトモード:対応 手ぶれ補正:対応 センサーサイズ:メイン1/2.0、超広角1/5.0 PXサイズ:非公表 |
インカメラ | 台形ノッチ式インカメラ 8.1MP(メイン、f/1.9) ビューティーAI:対応 手ぶれ補正:対応 センサーサイズ:1/4.0 PXサイズ:非公表 |
機能仕様 | |
GPS | GPS搭載(詳細センサー非公表) |
生体認証・ロック解除 | 指紋認証:対応 顔認証:非公表 |
センサー | 加速度センサ、近接センサ、ジャイロ、コンパス |
防水/防塵・タフネス等級 | IP68 |
イヤホンジャック | あり(本体下部) |
NFC | 対応(FeliCa/おサイフケータイにも対応) |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 3,500mAh |
充電 | 有線充電:急速充電対応(W数非公表) ワイヤレス充電:非対応 逆充電:非対応 |
ポート | USB Type-C |
スペック表のソース | |
参照元 |
付属品をチェック。充電器やケーブルは別売り
付属品はほぼ無し。充電器や充電ケーブルも付属していないので今使っている充電器を使い回すかドコモで純正品を購入しよう。
付属品が少ないのでアクセサリー購入まで含めたら結構コストかかってくるんだけど、ディスプレイを保護するフィルムは購入するならフィルムタイプが選べるPDA工房性がオススメ!僕は9H非光沢が好み!是非検討してみて下さい!
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
LG style3の外観。美しいけどブラックは指紋が目立ちまくる
LG Style 3は光沢ある背面パネルと搭載。今回はブラックをチョイスしたんだけど指紋の付着はかなり目立ちます。なので、ケースなしで利用する方はホワイトが良いかも。目立たないだけで汚れ方は変わらないのでクリーニングは必要だけどね!
LG style3の性能ってどんな感じ?
LG Style 3は処理性能を左右するパーツに旧世代のハイエンドSoC「Snapdragon 845」を搭載。2020年6月時点でも十分なパフォーマンスを持っていて日常使いからゲームまで快適に利用できるパフォーマンス。まだまだ現役でイケます。
特にゲームでは旧世代でもハイエンド。現行世代でハイエンドに次ぐパフォーマンスを誇るミドルレンジ最上位帯よりも快適に遊べるゲームが多いのでゲームも結構遊ぶよって方にもおすすめ。
ベンチマークで性能をチェック!
端末の性能を数値化するベンチマークで性能をチェックしてみましょう。
以下はLG style3の実機で測定したAnTuTu(Ver8)のスコア。総合スコアは291,177点、GPUスコアは105,575点と非常に高いスコアをマーク。
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/28更新]
以下はLG Style 3のストレージ速度!読み込み速度は719.3MB/sとそこそこ速い!結構安いからパーツケチっているかなと思ったらそうでもなさそうね。
PUBGモバイルのスムーズ+極限はいける?
PUBGモバイルではクオリティを「HDR」まで設定でき、その時のフレーム設定は「ウルトラ」が最高設定となります。クオリティを「スムーズ」に設定した時のフレーム設定は「極限」まで可能。
LG style3の機能・仕様の検証結果
ガルマックスが力を入れている、実機レビューでしか分からない検証項目です!
通知ランプ | ☓ |
指紋認証 | ○:背面。速度・精度は申し分なし |
顔認証 | ☓ |
アプリクローン | ○:LINEなどメッセンジャー系のみ対応 |
PCモード | ○ |
外部映像出力 | ○:HDMIケーブル接続で出力できる |
戻るボタン入れ替え | ○:デフォルトは左 |
ジェスチャー操作 | ○:初期設定がジェスチャーになってる |
クイックランチャー | ☓ |
DRMコンテンツ | ○:FHDまで対応/HDRなし |
ゲームモード | ○:パフォーマンスバランスを調整可能 |
冷却システム | -:情報なし |
MicroSD 内部ストレージ化 |
☓:MicroSDは外部ストレージとして利用できる |
2回線同時待ち受け | ☓:シングルSIMモデル |
ノッチ隠し | ○:設定項目はあるが、上手く機能していない |
高リフレッシュレート | ☓ |
表示モード | ダークモード、ブルーライトカットモード、ナイトモード |
画質調整 | 「画面の色調整」から柔軟に設定可能 |
逆充電 | ☓ |
スピーカー | シングル/下部 |
イヤホンジャック | 搭載/下部 |
音響 | イコライザー、DTS:X 3D Surround |
Photoshop Camera | ☓ |
備考 | サウンドに合わせて振動する(ボリュームに連動して強弱される) ラジオは優先イヤホンのケーブルがアンテナ代わりで75〜108まで対応 |
ノッチを隠すモードが設定画面しか反映されない
まず一つ目はノッチを隠すモード。何故か設定画面しか反映されません。
色々試してみた結果、標準ホームの「docomo LIVE UX」との相性が悪いらしく、このホームを使ったら設定画面のみ反映。ホーム画面を「ホーム」または「ホーム/アプリ一覧」にするとホーム画面と設定画面のみ反映。
ま、どちらの設定もアプリを使うと上部のノッチ隠しが無効になっちゃいますのでご留意を。アプデでの改善に期待しているポイントです。
サウンドに連動するバイブレーションがオフにできない(ただ響いているだけ?)
いつもどおりサウンドのチェックをしていたら、ブルブルとサウンドに合わせて震えるんですよ。
これは好みが分かれるところなのですが、オフにできるのか?と設定を見てもそれらしき設定はなし。全然関係無いっぽい「タップ時のバイブ」をオフにしてみたけどやっぱり全然関係なかったらしく、音に合わせていまもブルブル震えてます。
音量を大きくするとフィードバックも強くなり、小さくすると弱くなる。で、この振動具合は響いているって感じではなくバイブが連動しているっぽい感触。ウーン。よく分からん。
もしかしたら僕の見落としで設定からオフにできるかも?オフにする方法知っている方はご連絡下さいませ!
PCモードが使えた!でも、タッチパッドモードが見当たらない!
一部のハイエンドスマホのみ利用できるPCモード。LG Style 3で使えたのは驚いた。こんな感じでHDMI→USB-Cケーブルでディスプレイと接続するだけでPC風の操作ができます。
で、PCモードはスマホで操作ができるようにタッチパッドモードを搭載しているモデルが多く、スマホ画面でマウス操作できるんですが…LG Style 3には設定項目が見当たりません。
文字入力はテキストボックスがアクティブになるとスマホ画面にキーボードが表示されるので良いんですが、別途マウスが必要なのはちょっと面倒くさいですね。この辺りをもう少しチューニングしてくれたら嬉しいのですが。アプデで改善されるのを期待したいポイントです。
有機EL搭載は嬉しい!NetflixもFHDで楽しめる!
LGといえば有機EL。我が家のテレビもLGの有機EL。やっぱりね、映像がめちゃくちゃ綺麗なんですよ。あと、NetflixやAmazonプライムビデオのDRMコンテンツもFHDで楽しめるのはGood。
ちなみにLG Style 3のディスプレイは一般的なスマホよりも高解像度な3120×1440。デフォルト状態では2340×1080のFHDクラスとなってます。
6.1型クラスで3120×1440が必要なのか疑問ではある(画素密度的に見分けがつかない)んですが、購入したら3120×1440も試してみて、よく分からんなら2340×1080にしてやりましょう。高解像度だとバッテリーの減りが早くなっちゃいますからね。
サウンド関連は充実。イコライザーやサラウンド機能も使える
LG Style 3のサウンド関連は結構魅力的。イコライザー機能が搭載されていてイヤホンを使っていない時も使えます。スマホスピーカーでも結構音質変わるので好みの音質に調整してみて下さい。
また、優先のイヤホンやヘッドホンを利用しているときはサラウンド機能のDTS:X 3D Surroundが使えます。
映画などを見る時はイヤホンやヘッドホンを使ってDTS:X 3D Surroundをオンにしてやるとサラウンド効果を楽しめるので是非試してみて欲しい!個人的にはワイドが空間広くて好き!
LG style3のカメラはどんな感じ?
構成 | 48.2MP(メイン)、5MP(超広角) |
AI | AIカメラモードを搭載 |
撮影モード | 写真、動画、AIカメラ、ポートレート、マニュアルカメラ、ナイトビュー、パノラマ、スローモーション、YouTube LIVE、タイムラプス |
ズーム | デジタル。スライダーで最大8倍まで対応 |
シャッター音の消音 | ☓ |
マニュアルの設定幅 | ISO:50〜3200、WB:2400〜7400、SS:20〜1/3200、露出:-2〜+2 |
最大写真解像度 | 8000×6000 |
最大ビデオ解像度 | 4K |
手ブレ補正 | ○ |
昼間に撮影した屋外写真はハイエンドに迫る勢い
お昼に撮影した写真ではハイエンドスマホと比較しても悪く有りません。様々な被写体を撮影したのですが明るい時間帯の撮影だと満足度の高い写真がビシバシ撮影できます。画質に定評あるiPhone 11と比較してみましたので見比べてみて下さい。
AI画質は少し色鮮やかになる程度のソフトタイプ
AIは過度な色合い補正ではなくて見た目に近い感じを残しながら色調や明るさを微調整してくれるタイプ。僕は嫌いじゃないですが皆さんは如何でしょうか?
AIカメラで料理も撮影。被写体によってチューニング度合いは変わりますが、赤みが強くなり白の発色も強まってます。ポテトサラダがやや白飛びしてしまったので許容範囲でなければ何度か撮影したほうが良いかも。
超広角はもう少し精細感が欲しかった
超広角撮影は立ち位置変えずに広い範囲を撮影できるのでダイナミックな写真が撮影できる人気のカメラ。実用的には特に問題は無いけれど贅沢を言えばもう少し精細感が欲しかったところ。超広角で撮影することの多い方はチェックしてみて下さい!
ポートレートは人物・物撮り共に苦手
LG style3は背景をボカして被写体を際立たせるポートレート撮影に対応しているんだけど、その仕上がりは人物・物撮りともに苦手。以下はポートレート撮影でも綺麗に撮影できたほうの写真。(綺麗に撮影できてもこの程度のクオリティ)
人物撮影でも物撮りと同じ傾向で肩などが背景と切り分けできずにパリッと被写体をフォーカスすることが難しかったです。
ポートレートで撮影した写真は撮影後にボケ味強度を変更する事ができますがピント位置は調整できませんでした。綺麗に撮影出来る時もありますが失敗率が高めなので撮影時はその場で仕上がりを確認したほうが良さげです。
マクロカメラが付いていないので接写は苦手
LG style3はマクロカメラを搭載していないので接写は苦手。被写体に6〜7cmくらいまで近づくことができるけど、これ以上はピントが合わないので細部をピックアップしたい場合は切り出し加工などが必要です。
ナイトモードを搭載。夜景はメインカメラでの撮影がおすすめ
光量の少ないシーンでの撮影でナイトモードは非常に有効。撮影は数秒を要するので撮影が終わるまではブレないように気をつけよう。iPhone 11(ナイトモード発動状態)の写真と比較するとやや色合いが赤っぽいですが僕は全然許容範囲で綺麗に撮影できてると感じます。皆さんはどうでしょうか?
LG style3はナイトモード利用時もカメラを切り替えることができるんだけど、超広角ではカメラ性能が足りずにノイジーな仕上がりとなってしまった。夜景を撮影する時はメインカメラでの撮影がオススメです。
自撮りはポートレートも撮影できる
自撮りは十分実用的な画質。ポートレート撮影も対応していてややエッジの処理が甘い部分があるけれど許容範囲です。美顔モードを搭載していますが8段階で効果強度を選択できるタイプでカスタマイズ性はやや低いかなという印象です。
LG style3のまとめ
LG Style 3は最新世代ではないハイエンドSoCを搭載することでハイパフォーマンスを低コストで手にすることが出来るモデル。旧世代とはいえハイエンドSoCのリッチな機能やパフォーマンスは健在で、いまでも何不自由なく快適に使えます。
端末価格が執筆時点で41,976円、MNPなら端末購入割引が一括25,476円。
特にMNPでの価格は現行モデルだとミドルレンジの性能帯モデルと同じくらいの価格になるので、それらと比較するとLG Style 3のパフォーマンスは非常に魅力的ではないでしょうか。
レビューを終えてLG Style 3はこんな人にオススメしたいと思いました。
- 動作がサクサクなスマホが欲しい
- MNPでコスパの良い端末が欲しい
- 安くてもゲームが快適に遊べるスマホがほしい
予算5万円以下で出来るだけパフォーマンスの高い快適に使えるスマートフォンをドコモで探している方はチェックして欲しいスマートフォン。是非、検討してみて下さい!
LG style3 L-41Aはアナタにとってアリ?ナシ?
【レビュー記事】https://t.co/BqZhhDqNK4
LG style3 L-41Aへのコメントはこのツイートでどうぞ!— GARUMAX (@GaruJpn) July 10, 2020
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