データ通信用なら「モバイルWi-Fi」と「格安スマホ」どっちがいい?メリットとデメリットをどうぞ
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格安SIMが流行っていますが、メイン端末に格安SIMを挿して利用する以外に、サブ端末として「モバイルWi-Fi」や「デュアルLTEの格安スマホ」を購入して格安SIMを利用する方法があります。
通信用のサブ端末に「モバイルWi-Fi」と「格安スマホ」どっちにしたら良いのかな?という疑問をメリット・デメリットも一緒にどうぞ。
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モバイルWi-Fiは電池持ちと高速通信が魅力。
モバイルWi-Fiは「通信するための機器」です。余計な機能が付いていないので電池持ちも良く、端末に搭載されるバッテリーも大容量ですので、連続通信時間が10時間を超える製品も珍しくありません。
また、最近話題の高速通信技術「キャリアアグリゲーション」に対応している製品もちらほら出てきました。
キャリアアグリゲーションとは、複数の電波を同時に掴んで通信を行う技術で、例えばAのバンドが100Mbps、Bのバンドが50Mbpsの速度の場合、A+B=150Mbpsの高速通信を利用できます。
今だと下り最大300Mbpsまで対応した製品が出ており、特筆すべきはキャリアアグリゲーションに対応した製品であるにも関わらず価格が非常に安いこと。
例えばスマートフォンでキャリアアグリゲーションに対応した製品は6万以上します。が、モバイルWi-Fiの端末ですと2万円前後。端末価格を安く控えながらも、高速通信にきっちり対応しているので「通信するための機器」としては流石。
格安スマホは「保険」的な役割を果たす。
一方、データ通信用に「格安スマホ」を利用してWi-Fiテザリングを利用する場合、通信面よりも、その他の利便性が高い。
例えば、メイン端末が故障した際に「代替機」として利用できますし、スマートフォンとしてWEB閲覧やメール、カメラ等もちろん利用できます。
私は2台持ちですが、モバイルWi-Fiと格安スマホどちらを持つか悩んだ末に「格安スマホ」を選びました。
もちろん第一に「保険」としての役割を果たしてくれること。そうなんです。私のメイン端末もSIMフリースマートフォンで、ドコモやau、ソフトバンク等で購入したものではありません。つまり、メイン端末が故障した際は代替機を自分で用意しなくてはならず、トラブル時も考慮して格安スマホを選んだのです。
モバイルWi-Fiと格安スマホのデメリット。
まずモバイルWi-Fiでは「通信」するだけです。メイン端末が故障した際はメールも電話も出来ません。また、本体はコンパクトですが、非常に大容量のバッテリーを搭載しているので分厚いということでしょうか。重量もそれなりにあります。
一方、格安スマホはバッテリー容量がモバイルWi-Fiに比べ少なく、また、Android等のOSが電池を消費するのでバッテリー持ちが悪いです。おそらくモバイルバッテリーは持ち歩いたほうが良い。
また、キャリアアグリゲーションに対応したSIMフリーのスマートフォンとなると高額です。モバイルWi-Fiと同じ通信環境を揃えるとなると6万円から10万円位の端末となってしまいます。
モバイルWi-Fiも格安スマホも「デュアルSIM」対応が狙い目。
サブ端末でデータ通信用端末を持つのなら、「デュアルSIM」に対応しているかも1つのポイントです。
デュアルSIMとは、端末に2枚のSIMを挿しこんで切り替えて利用できる製品です。特に格安スマホではデュアルSIMかつ日本国内の「LTE/3G」に対応している製品を選びましょう。
例えばFREETELの「雅MIYABI」やUPQの「UPQ Phone A01/A01X」などですね。
モバイルWi-FiではNECの「Aterm MR04LN」がオススメ。
デュアルSIM対応であれば、複数の安い格安SIMを組み合わせて大容量データ通信環境を構築しやすいです。私はLTE/3GのデュアルSIM対応格安スマホに2枚の格安SIMを挿して使ってます。
下記の記事は少し格安スマホ寄りとなりますが、モバイルWi-Fiでもメイン端末+サブ端末の利便性が伝わリますので一読してみてください。
関連:モバイルWi-FiよりLTEデュアルSim搭載の格安スマホが良い理由
データ通信は安い格安SIMで利用するのがトレンド。
2台持ちの魅力はメイン端末が好きな物を利用できること。ドコモ、au、ソフトバンクの端末でも何でもOK。パソコンにゲーム機などWi-Fi接続できる製品であれば全てサブ端末で接続できます。
ドコモやau、ソフトバンクの端末でデータ通信の残容量が月末に苦しくなってデータ通信料を1GB/1,000円で購入するのであれば、サブ端末に安い格安SIMを挿してWi-Fi接続で通信したほうがお徳ですよ。1,000円だと3GBも使えますし。
ご自身の用途に合わせてモバイルWi-Fi、格安スマホを選びましょう。
モバイルWi-Fiまとめ
- 大容量バッテリーで通信時間が長い
- キャリアアグリゲーションに対応した最新の通信環境
- 最新の通信環境を整えつつ低価格
- 本体が分厚い
- メイン端末が故障した際は代替として使えない
格安スマホまとめ
- 価格が安い(デュアルSIMで1.5万円程)
- メイン端末が故障した時も代替機として使える
- スマートフォンなので薄く軽い
- 最新の通信環境(キャリアアグリゲーション)を整えると高額
- バッテリー持ちが悪い
いかがでしたでしょうか。
以前は「データ通信用」としての選択又は「モバイルWi-Fi」と決まっていましたが、2015年度は格安スマホが豊作でサブ端末のデータ通信用に格安スマホを使うという選択又も増えました。
どちらも一長一短ありますので、ご自身の利用環境に合ったものを選んでくださいね!
ちなみに私はキャリアアグリゲーションに対応した製品をメイン端末で利用していますが、キャリアアグリゲーションの高速通信(190Mbps程)でも、サブ端末のノーマル通信(30Mbps程)でも、WEB閲覧や動画、ゲームの通信などで体感差は感じません。
モバイル通信では元々のデータ通信量が少ないので、体感できないんですね。実測値10Mbps以上はほぼ分からないでしょう。
体感するには大容量のデータをダウンロードする場合(映画のローカル保存や数ギガ単位のゲームダウンロード)で速く感じるかと。
しかし、モバイルデータ通信でそんなに大容量なデータ通信を行うと一発通信規制で低速化されるので諸刃の剣ですね(笑)
ですので、キャリアアグリゲーションの高速通信技術は個人的にオーバースペックと感じています。その点も含めてモバイルWi-Fiと格安スマホどちらにするか検討しましょう!