Pixel 7シリーズで使える写真の「ボケ補正」効果は?実機で試してみた

Googleが2022年10月13日に発売したPixel 7シリーズ。ガルマックスでは最上位モデルのPixel 7 Proを購入たのですが、Pixel 7シリーズでは新たにボケてしまった写真を補正する「ボケ補正」が利用できるようになったので実機で試してみます。

ボケ補正機能の使い方

ボケ補正機能はPixel 7 Proで撮影した写真だけでなく、過去に撮影した写真もボケ補正を行えます。

▼対象の写真をタップして下部の「編集」をタップ。下部のメニュー「ツール」の中に「ボケ補正」が入っています。↓

あとは「ボケ補正」をタップすると自動で補正を行ってくれます。補正が完了すると補正度合いが最高の「100」の状態でプレビューされますが、1単位で補正度合いを調整することも可能です。

ボケ補正の効果

手軽にボケ補正を行える機能ですが、どの程度のボケを補正できるのか試してみます。

▼左が無補正、右がボケ補正100。↓

無補正よりも気持ちボケがなくなった感じです。

これでボケ補正100なのでもう少し補正できないのかなと思い、ボケ補正100を適用した写真を「コピーを保存」を選択して保存して、それを再度「ボケ補正」してみたところ重ねてボケ補正を適用できました。

▼左が無補正。右がボケ補正100×3。↓

かなりボケが軽減されシャープな印象になりました。ただし、重ねがけしすぎると不自然さも出てくるので、ボケ補正の度合いを確認しながら重ねがけしたほうが良さそうです。

▼また、文字などのボケは補正されにくいようで、シャープにはなるものの小さめの文字は文字化けしたような仕上がりになることが多かったです。被写体により得意不得意がありそうですね。↓

その他、SD画質時代のやや滲んでみえるアニメ画像も「もしかしたら綺麗になる?」と思い試してみましたが、これは効果がありませんでした。あくまでピンぼけしたような写真などに効果があるようです。

色々と試した結果、写真でのボケ補正の効果は確かにあるものの、一度の補正では思っていたよりも効果が弱く感じられたので、複数回ボケ補正を重ねがけして効果を強める方法は試す価値ありです。

ただ、ピンぼけした写真を何度も重ねがけすると不自然さと違和感が際立ちます。やりすぎると手元には「ピンぼけしている元写真」と「不自然に仕上がった加工写真」が残り、結局使いみち無いじゃ~んってパターンになることも多かったので、ボケ補正機能は「ダメ元でやってみるか!」くらいの期待値で試してみるのが良さそうです。

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