TCL TAB MAX 10.4のレビュー!実機を使って気にいった・気になったポイントと評価まとめ!
TCL TAB MAX 10.4をZBANXさんに提供頂いたので実機を使って気にいった・気になったポイントをレビューでお届けします!
メリット・良かった点
- 汚れの目立たないボディー
- ゲーム以外は快適に動く
- キレイなディスプレイ
- 音質がそこそこ良い
- ストレージ容量が多い
デメリット・注意点
- ゲーム性能が低くスワイプ遅延がある
- アマプラビデオなど高画質で再生できない
- 子供向け設定アプリが設定完了できない
- カメラは光量で画質が左右されやすい
目次をクリックすると各項目へ移動します
- TCL TAB MAX 10.4の発売時期と価格!
- TCL TAB MAX 10.4の詳細スペック!
- TCL TAB MAX 10.4の付属品・同梱物をチェック!
- TCL TAB MAX 10.4のデザイン・外観をチェック!
- TCL TAB MAX 10.4の性能・パフォーマンス
- TCL TAB MAX 10.4の機能や仕様
- TCL TAB MAX 10.4のディスプレイ・画面のレビュー
- TCL TAB MAX 10.4のサウンド・スピーカーのレビュー
- TCL TAB MAX 10.4のカメラ・写真のレビュー
- TCL TAB MAX 10.4の電池・バッテリー持ちのレビュー
- TCL TAB MAX 10.4のメリット・デメリットと評価まとめ
- TCL TAB MAX 10.4の割引情報・購入先まとめ
TCL TAB MAX 10.4の発売時期と価格!
TCLは日本であまり知名度が高くないメーカーなんですが、海外ではトップクラスのテレビメーカーです。
そんなTCLですが、スマートフォンやタブレットを積極的に投入してます。ウリはだいたいディスプレイの美しさ。そんなTCLにミドルレンジの新型タブレット「TCL TAB MAX 10.4」が仲間入りです。保存容量がモリモリなんで写真や動画をバンバン入れて活用できそう。
発売日は2022年2月で価格は約2.9万円。購入先や割引情報(あれば)は記事下部に記載しているのでチェックしてみて下さい!
TCL TAB MAX 10.4の詳細スペック!
TCL TAB MAX 10.4の付属品・同梱物をチェック!
- 充電器(海外プラグ)
- 充電ケーブル(USB-C)
- クイックガイド
- SIMピン
海外発売のタブレットなんで付属品も海外仕様。充電器はプラグが日本のコンセントに挿すことが出来ない形状です。出力も18Wクラスと特筆するほどではないので、家に充電器が転がってるならそれ使ってもOK。
保護フィルムらしきシートが画面に貼り付けれれてましたが、剥がしたら画面むき出しでした。これは輸送時の傷防止シートで保護フィルムは付属してません。レビュー終わったらPDA工房さんに作ってもらおうかと思うんで、製品が出来たらここで追記しますね。
▼2022/03/04追記:PDA工房さんにTCL TAB MAX 10.4の専用フィルムを作っていただきました。様々なフィルムタイプから選べるので端末と一緒に購入しておきましょう!↓
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
TCL TAB MAX 10.4のデザイン・外観をチェック!
TCL TAB MAX 10.4のデザインなんですが、背面は細かいエッチングデザインで指紋が付着しづらく汚れが目立ちにくいのがGoodでした。タブレットって大きいんで掃除が面倒ですからね。(目立たないだけで汚れは付いてるから掃除は必要ですけどね!)
▼ディスプレイはベゼルがしっかりあるタイプ。タブレットはベゼルあったほうが持ちやすいんで個人的にはマイナスポイントじゃ有りません。まあ野暮ったいけど実用性重視。↓
▼背面は先述したとおり、細かい溝のあるデザインを採用しているので指紋跡が全然目立ちません。↓
▼カメラはシングルでコンパクトにまとまってます。画質はあとで紹介しますね。↓
▼スピーカーグリルは左右に4つあるように見えるんですが、左右の2つはスピーカーとしては機能してません。鳴るのは2つでステレオです。↓
▼電源ボタンは横もちした時に左側面、ボリュームボタンは上部になる配置。縦でも横でもわりと操作しやすくてGood。↓
TCL TAB MAX 10.4の性能・パフォーマンス
TCL TAB MAX 10.4はSoCにSnapdragon 665を採用。2019年に発表されたSoCなので結構古め。なので性能も2022年現在ではそれほど高いわけでは無いです。
最近はこの価格帯だとUNISOC T618などを搭載する製品が多くなってきたんですが、それと比較するとややCPU・GPU性能が劣る感じ。だけど実機ではTCL TAB MAX 10.4が体感でサクサク動いてます。最適化の違いとかあるのかな?
それではベンチマークをチェックしてみましょう。
TCL TAB MAX 10.4の実機ベンチマーク結果
▼参考にAnTuTu 9では総合スコアが224,479点、GPUスコアが45,317点。↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
▼Geekbench 5、PCMark for Android、3DMarkは以下の通り。↓
▼ストレージ速度は読み込みが514.6MB/s、書き込みが205MB/s。この価格帯だったら平均的な速度ですね。↓
WEB閲覧や動画視聴、読書は快適
性能的にはベンチマーク結果からミドルレンジってことで、ガルマックスではタブレットとして利用するなら必要最低限って感じの性能なわけですが、以下のようなライトな使い方であれば先述通り案外サクサクと動いてくれてます。
- 基本動作:快適
- WEB閲覧:快適
- SNS閲覧:快適
- 動画視聴:快適
- 文字入力:快適
- 動画視聴:快適
- 読書:快適
ゲームはちょっと厳しい。特にFPS
WEBページの閲覧や動画視聴などライトな使い方ならそこそこ快適なんですが、ゲームは苦手。そもそものゲーム性能が低いのでグラフィック設定をいじっても快適レベルで動かな場合も。過度な期待は禁物です。
▼PUBGモバイルでは快適設定がスムーズ+高まで。↓
▼新しいPUBG: NEW STATEでは快適にプレイできそうな設定にはできるけど、実際にはフレームレートが出ないんで快適とは言い難い感じ。↓
ゲーム自体は動くんですけどプレイしていて気になったのがスワイプの遅延。普段使いではそこまで気にならなかったんですが、PUBGで細かなエイム操作をする時に数mmの遊びがあり反応しません。これはFPSでは致命的。
なのでゲーム用のタブレットを探しているならTCL TAB MAX 10.4はおすすめしません。ゲーム用としてならやっぱりXiaomi Pad 5とかになるかな。
TCL TAB MAX 10.4の機能や仕様
通知ランプ | ○:USB-Cポートの横 |
指紋認証 | ✕ |
顔認証 | ○ |
ツインアプリ (デュアルアプリ) |
✕:SNS(Twitterで確認) ✕:メッセンジャー(LINEで確認) ✕:ゲーム(PUBGで確認) |
PCモード | ✕ |
戻るボタン入れ替え | ○:デフォルトは左 |
ジェスチャー操作 | ○ |
クイックランチャー | ✕ |
ゲームモード | ○:パフォーマンスが上がるタイプではない |
冷却システム | ✕ |
MicroSD 内部ストレージ化 |
✕:外部ストレージのみ使える |
備考 | – |
▼TCL TAB MAX 10.4は海外発売のタブレットだけど日本語にはしっかり対応してます。そのまま日本で発売しても不思議ではないくらいちゃんと日本語。↓
1点注意すべき点は、技適を取得していないことです。日本で利用する場合は自己責任となるのでその点はご留意を。ガルマックスでは検証にあたり届け出をしてます。
アプリをまるごと隠せるプライバシーモードが便利
TCL TAB MAX 10.4は画面下部から2本指でスワイプアップして一定時間指を留めると「プライバシーアプリ」機能が起動。これ、指定したアプリはホーム画面やドロワーから一切確認できなくなるので触られたくないアプリなんかを格納しておくと便利。
▼フォトアプリとかゲームアプリとか、誰かに触られたくないアプリはプライバシーアプリとして登録しておくと安心です。↓
指紋認証は無し。顔認証は優秀。
ロック解除で利用できる生体認証は顔認証のみ。残念ながら指紋認証には対応していないんですが、顔認証はなかなか反応良いので困ってません。が、マスク着用時はロック解除できないです。ちゃんと機能してますね。
▼顔認証では認証後にスワイプするか即ホーム画面を表示するか選べます。筆者はスワイプが面倒なんでこのタイプは速攻ホーム画面に移動する設定一択。↓
子供向け設定のアプリが完了できない
TCL TAB MAX 10.4は子供向けを謳っているようで、アプリにはTCL Kidsが入っていて日本語にも対応しているんですが、何度試しても以下の項目で反応せずプロファイル追加できません。
▼ここで操作不能に。色々とその他の設定を変更してみましたが、やっぱりここで積み。うーん、設定が間違ってるのかな?とりあえず使えませんでした。↓
保存容量が多いので写真や動画をバンバン入れられる
TCL TAB MAX 10.4は同等価格のモデルなどと比較すると保存容量(ストレージ)がモリモリで256GBも搭載してます。だいたいこのクラスでは128GBくらいが一般的なんで2倍ですね。
筆者はタブレットで写真や動画を撮影することはないし、このクラスならゲームは多分しないんで、有り余る保存容量はローカルで保存したデータを移動して使ってます。
後述しますが、バッテリー持ちがめちゃくちゃ良いんで、長時間移動(特に電波環境の悪い飛行機とか)は動画を詰め込んでおけば暇つぶしに映画とか見まくれます。
ナビ用としては向いてない
TCL TAB MAX 10.4はスマホみたいに単体で通信できないWi-Fi端末なので、位置情報時に基地局を利用するA-GPSが使えません。
▼一応、GPSには対応してるんですが、うーん、精度はイマイチで自分の居る場所がピンポイントで表示されません。こんな感じなのでナビ用としてはおすすめできないかな。↓
TCL TAB MAX 10.4のディスプレイ・画面のレビュー
画面 | 10.4型/2,000×1,200/液晶 |
DRMコンテンツ | Widevine:L3 Amazonプライムビデオ:SD画質で再生を確認 Netflix:検証時点でアプリ非対応 |
高リフレッシュレート | ✕ |
外部映像出力 | ワイヤレス出力:○ HDMIポートへの出力:✕ ディスプレイポートへの出力:✕ |
画質は良いけど輝度の自動変更が敏感すぎ
TCL TAB MAX 10.4はさすがテレビメーカーと言うだけあり、ディスプレイがとってもキレイ。NXTVISIONから細かく画質調整もできるので好みの画質にも近づけやすいですね。
▼ホーム画面の壁紙がすでにキレイ。液晶とは思えないほどメリハリある画質でビックリ。↓
画質には満足してるんですが、しばらく使っていて気になったのが自動輝度調整。これが敏感すぎるんです。室内の光量があまり変わらない環境でも、例えばパソコンディスプレイの僅かな明るさを検知して暗くなったり明るくなったり。
他のタブレットではここまで敏感に反応することもなかったので気になったポイントでした。まあ、輝度をしっかり調整してるってことはバッテリー持ちにも少なからず影響してくるとは思いますが・・・ちょっとウザいです。
WidevineがL3なのが残念すぎる
YouTubeとかなら問題ないんですが、NetflixとかAmazonプライムビデオとかいわゆる著作権コンテンツを再生する場合は、Widevineのレベルで再生できる解像度が変わってきます。
▼WidevineがL1ならHDや高画質再生ができるけど、TCL TAB MAX 10.4は残念ながらWidevine L3で高画質再生ができません。↓
画面の小さなスマホならまだ良いんですが、10インチを超えるディスプレイでL3は粗さが結構気になっちゃいます。
筆者的にはタブレットで動画を見る機会が多いのでWidevine L1対応にしてほしかったところ。魅力半減とまでは行かないけど、そこそこ残念だったポイントです。
ちなみにNetflixアプリを入れようとしたらアプリ自体が対応してませんでした。そのうち対応するかも知れませんが、試用期間中はNetflixアプリは対応していなかったのでご留意を。
YouTubeや読書はとても快適。目に優しい表示モードもGood
ディスプレイはメリハリがありとても綺麗なので動画は高画質で再生できるYouTube向きですね。
▼YouTubeではWidevineがL3でも高画質再生できるんでキレイな映像を楽しめます。NXTVISIONで画質処理オン、ビデオ&ゲーム拡張オン、カラーモードは「鮮やか」の設定がおすすめ。↓
▼サイズも10インチクラス。キンドルアプリを使って漫画を読んでたんですが、見開きも見やすく、以下は「読書モード」をオンにしていて紙に近い表示となり目も疲れづらく読書にピッタリでした。↓
▼雑誌サイズの読み物も10インチクラスともなれば拡大せずに快適に読めてます。以下はNXTVISIONでブルーライトをカットする「アイコンフォート」をオンにしてます。↓
TCL TAB MAX 10.4のサウンド・スピーカーのレビュー
スピーカー | ステレオ |
イコライザー | ✕ |
ステレオスピーカーは「横もち」に特化している
スピーカーはグリルの配置的にクアッドスピーカーかと思っていたら、2発のステレオスピーカーです。
▼横もちした時に左右の上側が音の出るスピーカー。↓
縦持ちしたときと横もちしたときでLRスピーカーの配置が変わるのかな?と気になったので試したんですが、どうやら横もち状態に最適化されているようです。
▼こうやって持つとちゃんとLRを分けて適切なスピーカーから音がでます。まあ、YouTubeくらいなら横でも縦でもあまり気にならないけど。ベストな位置はこれなんで覚えとこう。↓
肝心の音質なんですが、そこそこ良いです。音量を上げても割れづらいし音量自体もなかなかの大音量が出ます。YouTubeなどを視聴するぶんには大きな不満は感じないサウンドクオリティーでした。
TCL TAB MAX 10.4のカメラ・写真のレビュー
TCL TAB MAX 10.4は1,300万画素のアウトカメラと800万画素のインカメラを搭載。撮影してみたんですが、しっかり光量のある場所でないと画質が結構悪くなっちゃうので撮影するなら明るい場所がおすすめ。
▼照明ガンガンならこれくらいは撮れます。↓
▼インカメラも照明があれば使えるレベル。↓
ただ、ガルマックスで掲載している写真は一般家庭の照明下よりかなり明るい環境で撮影しているんで期待は禁物です。カメラはオマケ程度と思っといて下さい。たぶん皆さんが思っているほどそんなにカメラ品質は良くないです。
TCL TAB MAX 10.4の電池・バッテリー持ちのレビュー
バッテリー容量 | 8,000mAh |
ワイヤレス充電 | ✕ |
壊れてるのか?って思うほど電池が減らない
もしかしたらバッテリー表示がバグってる?と思うほど電池持ちが良いです。
開封した時に38%の電池残量だったんですが、AnTuTu、Geekbench 5、3DMark、PC for Androidのインストールとベンチマーク、あと、設定を色々見ていたりしていたんですが、いま電池残量が36%です。
もしかしたらバッテリー表示がおかしいかな?と思いながら使っていたんですが、PUBG: NEW STATEを一試合したら28%に。あ、割と減った!でも、ゲーム以外だとやっぱりバッテリー残量がほとんど減らない。
ディスプレイの項目で輝度調整が敏感に変わるって話をしていたんだけど、もしかしたらしっかりと節電できているのもバッテリー持ちに繋がっているのかも?
10インチクラスで8,000mAhは大容量な部類ではあるんで、現時点ではバッテリー持ちは「とても良い」と評価しておきます。
充電中はデイリーボードが使える
TCL TAB MAX 10.4は充電中に日常で役立つ情報を表示したりデジタルフォトフレームみたいに使えるデイリーボード機能が使えました。
▼充電ケーブルを挿すと画面の端っこにタブが出てくるので引っ張ると・・・↓
▼デイリーボード画面に。天気やニュース、設定すると写真なんかも表示できます。Googleアシスタントを使っての操作もOK。結構便利なんで充電中はずっとデイリーボード表示にしてます。↓
TCL TAB MAX 10.4のメリット・デメリットと評価まとめ
しばらく触ってきましたが、Netflix(執筆時点ではアプリ非対応)やAmazonプライムビデオを中心に動画を視聴している方はWidevine L3なので画質が悪くてガッカリするかも。あとGPU性能が低いのでゲーム機としても選ぶのもダメです。
この価格帯であれば保存容量が多いので、動画をたくさん入れてオフラインで視聴する、みたいな感じなら割と使えそうです。性能も高くはないですけどゲーム以外ならUNISOC T618以上に(体感では)快適に動いていたんで・・・
- WEBページを見る
- 雑誌サイズの読み物が多い
- 動画はYouTubeが中心
- 映画などはデータを入れて視聴することが多い
こんな使い方であれば満足度も高くなるタブレットです。
ディスプレイ自体は流石と言ったところで凄く綺麗で大満足。2.9万円だとやや割高に感じたので2.5万円前後くらいが検討できる価格帯かなと思います。用途が合いそうなら候補に入れてみて下さい!
TCL TAB MAX 10.4の割引情報・購入先まとめ
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