Xperia 10/10 Plusってどんなスマホ?新モデルの特徴を紹介

「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」

Xperiaシリーズの最新モデルが発表となり、真っ先に発売となった「Xperia 10」「Xperia 10 Plus」

ミドルレンジ帯で価格もXperia 10が約39,000円、Xperia 10 Plusが約44,000と懐にも優しい価格設定が魅力なんですが、デザインの刷新やデュアルカメラ搭載、21:9の縦長ディスプレイを採用するなど、前シリーズから大きく変わってます。

ベンチマークとか検証が必要な項目は後日レビュー記事で公開するとして、まずは新Xperiaシリーズ「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」を実際に使ってみて特徴を所感たっぷりでお届けします。

本記事公開後に性能や仕様、機能などを中心とした詳しい実機のレビューを公開予定なんで、「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」が気になる方は実機レビュー公開時にTwitterFacebookで通知を飛ばすのでフォロー宜しくお願いします。

扱いやすいミドルレンジ帯の性能。価格も結構安くて魅力的

「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」はミドルレンジ帯のモデルです。

Xperia 10はSnapdragon 630、Xperia 10 PlusはSnapdragon 636を搭載してまして、ランク的にはSnapdragon 600番代のミドルレンジパーツをどちらも採用してます。

ベンチマークスコアとかパーツ名とか難しい話はおいといて「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」の性能があればインターネット見たり、LINEやメールしたり、通話したり、SNSしたり・・・一般的に利用頻度の高い使い方なら問題ない性能です。

めっちゃグラフィックの綺麗なPUBG mobileなど”ハイグレードなゲーム”は快適なプレイが難しいんですが、それ以外の大多数のゲームなら快適レベルで動いてくれるゲーム性能をもってるのも嬉しいポイント。

ミドルレンジ帯なんですごい高性能って訳では無いんですが、日本で同等クラスのSIMフリースマートフォンがバカ売れしている状況をみると、”ミドルレンジくらいの性能が価格的にも性能的にも丁度ど良い”って方が多いのでしょう。なので「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」は多くの方が満足出来る仕上がりとなってます。

僕だって仕事でハイエンドスマートフォンを触りまくっていますが、実際のところスマートフォンでは通話、LINE、Twitterがスマホで利用する9割以上の使い方なんで、ぶっちゃけ「Xperia 10」や「Xperia 10 Plus」くらいの性能があれば事足りるんですよね。これくらいがちょうど良い。

なげーよ!と思っていた21:9ディスプレイが結構使いやすい

Xperia 10とXperia 10 Plusでインパクトのデカイ部分といえば21:9という超縦長ディスプレイの採用。スマートフォンが登場した当初は液晶テレビなんかと同じ16:9の比率を採用してきたわけですが、最近は縦に長い18:9比率のスマートフォンも増えましたね。

んで、ようやく18:9が一般的になってきたと思ったら、新モデルとなるXperiaシリーズは21:9という超縦長ディスプレイを採用したんです。先取りしすぎてコンテンツが全く追いついてないんですが、触っていると超縦長ディスプレイも良いなって感じました。

▼明らかに”長い”と感じる「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」の21:9ディスプレイ↓

「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」は21:9ディスプレイを搭載しており非常に縦に長いディスプレイを備えてます。

21:9という比率ですがシネマサイズとなっており、Netflixなど21:9シネマサイズで視聴が出来るコンテンツは画面いっぱいに映像を堪能できるって訳です。

21:9コンテンツが少なくてハードウェアを活かしきれてないって状況は事実なんですが、大は小を兼ねるように超縦長ディスプレイはそれ以下の比率を採用するコンテンツも楽しめるのは忘れてはいけません。(黒帯入るけど)

なので、従来のコンテンツも今まで通り楽しみながら21:9コンテンツが出た時は真っ先に体験できるって部分が先取りガジェッターの心をくすぐる要素となってます。あと、やっぱり21:9コンテンツ再生時は画面いっぱいに広がる映像が大迫力。仕事忘れて映画に没頭してたら叱られました。恐るべし21:9。

▼21:9コンテンツは現状少ないけど、インターネット見たりするときは表示領域が非常に広いので、WEBページを頻繁に見ている僕としては映像コンテンツ以外でも超縦長ディスプレイの恩恵を感じてます。↓

「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」は表示領域が広いのでWEB閲覧でも快適。

そして、超縦長ディスプレイは”持ちやすさ”にも大きく貢献してます。

▼「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」は大画面を搭載しているんですけど横幅がスリムな形状となるのでメチャクチャ持ちやすい。以下はXperia 10。↓

「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」は横幅が非常にスリムで持ちやすいです。

Xperia 10はサイズの小さいモデルなんですが、画面サイズはなんと6インチ。数値だけみると拒絶反応を起こしそうなんですが、横幅は70mm以下。これ、従来の5インチクラスと同じくらいの横幅なんです。

「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」は主流となっている縦長の18:9よりも縦長な21:9ディスプレイを採用しているので、持ちやすさにも磨きがかかってます。

Xperiaらしいデザインがやっぱり良いよね

Xperiaシリーズって”スクエアでカッチリしたデザイン”を長年採用していたんですが、Xperia XZ2シリーズでデザインを大刷新。Xperiaらしからぬ丸みを帯びたデザインで”ダサい”とか”ランチパックみたい”とか揶揄されてましたよね。

デザイン刷新後にボロカスに言われたのか、「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」では”Xperiaらしいデザイン”に戻ってます。

▼角ばった一枚板のようなカッチリしたデザインに戻りました。僕もこっちのほうが好きです。↓

「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」はカッチリしたXperiaらしいデザインに戻りました。

長年採用されていたサイドフレームへの指紋認証センサー搭載やイヤホンジャックを残すなど「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」はXperiaらしくありながら使い勝手も戻ってます。

あと、質感の高さにもビックリしました。「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」ってミドルレンジモデルなんですけど、電源のボタン周りや細部の品質がメチャクチャ良いです。↓

「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」はミドルレンジモデルながら品質の高い外観が所有満足度も満たしてくれます。

一方で残念だったのがシャッターボタンの廃止。なんで廃止しちゃったのかなーって感じ。

特に「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」は超縦長ディスプレイを搭載しているだけでなく、野暮ったいと言われていたベゼルが薄くなってます。

以前の上下極太ベゼルは”横持ちでも片手でしっかりホールド出来る”ようにベゼルが太くなっていたのですが、もやは「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」では片手での横持ち撮影は不可能。

僕としては21:9ディスプレイを搭載しているんで、4:3や16:9での撮影は横持ち時に画面を左側に寄せてディスプレイの一部を反応しないデッドスペースに割り当て、しっかり片手でホールドした状態でシャッターボタンを切りたかったんです。

▼大画面なら4:3とか16:9での撮影時にディスプレイに余白が出るんで、余白部分をタッチ反応しないようにして横持ち片手ホールド出来るようにしてほしかったところ。残念。↓

「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」はシャッターボタンが廃止となりました。

デュアルカメラ+シーン認識で写真撮影が簡単になった

「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」はカメラ仕様も大きく変わってます。なんだかSONY端末なのにSamsungセンサーを使っているとか聞いたんですが、センサーの調べ方がググってもよく分からんかったんで、カメラセンサー調べられるアプリとか知ってる方が居たら教えて下さい。

▼これまでハイグレードモデル以外はシングルカメラを搭載してきたXperiaシリーズですが、(今更感が凄いけど)「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」はデュアルカメラを搭載してます。↓

「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」はデュアルカメラ搭載。

使ってみて結構変わったなと感じるのがボケ味の撮影。

シングルカメラを搭載していたXperiaでは、シャッターを切った瞬間にピントの合っている写真とボケている写真の2枚を撮影して合成することでボケ味の写真を撮影出来ていたのですが、精度はいまいち。

▼一方、「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」では2つのカメラを搭載しており、より自然な背景ボケ味撮影が簡単に撮影できるようになったのは嬉しいポイントです。以下はサンプル写真。もっと詳しいカメラのお話は後日レビューでお届けします。↓

これまでXperiaシリーズを使い続けて来た方はミドルレンジ帯モデルの「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」でも上位モデルで採用されていたデュアルカメラを利用できるようになったのは1つの利点です。(超今更感が強いけど)

なんで日本で展開しないのかなー。これは売れるはずなのに

ワクワクさせておいて申し訳ないんですが、「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」は今んとこ日本で発売するというアナウンスはありません。

日本でのSIMフリースマートフォンの売れ筋は「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」と同じミドルレンジ帯。大手キャリアのドコモだって(docomo withの力もあるけれど)ミドルレンジ帯のスマートフォンがメチャクチャ売れてます。

確かに39,000円~45,000の「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」って日本市場でも少々価格が高いんですが、それでも日本でSONYは非常に人気の高いブランドなんで、HuaweiやOPPOを選ぶならSONYを選ぶって層が多くいるはずなんです。

ぶっちゃけ、SONYって海外でシェアが落ちまくっているので海外でのシェア獲得は一旦置いといて、心機一転、日本国内を重視して展開してほしいものです。

おサイフ機能付けて5万円以下で日本でリリースしてくれたら僕は即買いなんですけどね。

多分、「Xperia 10」と「Xperia 10 Plus」くらいの性能でおサイフ搭載ならほしいって方は多いんじゃないでしょうか。

今のところ日本国内リリースはアナウンス無しですが、僕の手元にある海外モデルは日本語にも対応してる&ソフトバンクやワイモバイルなどの一部の大手キャリア回線にフル対応しているんで、淡い期待をしつつ日本国内リリースを待ってみたいと思います。

↓ちなみに海外モデルならETORENで販売中で購入可能です。↓

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