ワイモバイルのSIM単体契約を解説。利点や欠点もまとめて紹介

少し前に公開したワイモバイルの利用料金解説記事が思ってたよりも大きな反響が合ったので、今回は「SIM単体契約」についてもう少し掘り下げて解説します。

ワイモバイルのSIM単体契約ってなに?

大手キャリアで契約する場合、スマートフォンと回線がセットのスタイルが一般的。もちろん、ワイモバイルでも大手キャリアと同様にスマートフォンとセットで申込みも出来るのですが、ワイモバイルは「SIMだけ」で契約することも出来ます。で、実際に僕は約6年前にワイモバイルのSIM単体契約を行い、現在も利用中です。

このSIM単体契約はスマートフォンの購入を伴わないので、家電量販店で販売している格安スマホ(といっても最近はハイエンドスマートフォンも多くなりましたから、価格帯は色々あります。)などを自由に使うことができます。ワイモバイルで扱っていないスマートフォンを自由に利用できるのはガジェット好きには嬉しいポイントですね。こんな感じでより柔軟性の高い端末選びが出来るのもSIM単体契約の魅力です。

ワイモバイルのSIM単体契約|メリット・デメリットまとめ

割引恩恵は変わらない。SIM単体契約だけのキャンペーンもある

まず、ワイモバイルの割引特典(データ容量が増量されたり、新規割引だったり)はSIM単体契約でも適用されます。なので、スマホが余っている方は不要なスマホを購入することなくスマホ同時購入と同じプラン割引を受けながら低コストで回線を利用することが出来ます。

また、SIM単体契約だけのキャンペーンも結構頻繁に開催されています。お得なキャンペーンを活用することで自前で用意するスマホ代金も実質的に安く購入することが可能です。

iPhoneでもAndroidでも使える

SIMなんてiPhoneでもAndroidでも使えるなんて当たり前じゃん!どっちかしか使えなかったら困るじゃん!って思った方、ちょっとまってください。

ワイモバイルは

  • AndroidスマホとセットのSIM→AndroidでもiPhoneでも使える
  • SIM単体契約のSIM→AndroidでもiPhoneでも使える
  • iPhoneとセットのSIM→iPhoneしか使えずAndroidでは使えない

こんな感じの謎縛りがあるんです。

僕もガルマックスを運営していてワイモバイルのユーザーさんから「Androidで使えない」と問い合わせが有るんですが、全て「iPhoneとセットで手に入れたSIM」を使ってました。これはワイモバイルをよく知っている方にとっては当たり前のようなことなのですが、知識を入れていなければ分からないのは当然です。なので、この記事を読んで知識を入れておきましょう。

SIM単体契約で発行されるSIMはiPhoneでもAndroidでも自由に使うことが出来るのでスマホも選び放題です。

IMEI制限は今のところ一度も発生したことがない

これも一つ前の項目と通ずる部分が有るのですが、SIM単体契約のSIMでIMEI制限にて使えなくなった。ということは一度も有りませんでした。

IMEI制限はスマホとSIMを紐付けするもので、例えばソフトバンクだとSIMフリースマートフォンを利用する場合に機種変更を行いソフトバンク側に「このSIMは○○という機種で使ってますよ」と登録しないと、いきなりIMEI制限で使えなくなった。という事例があります。

ワイモバイルでもIMEI制限が発生したという話を聞くんですが、僕自身は国内・国外の数百機種のスマホで使って一度もIMEI制限されたことは無いので、SIM単体契約ではIMEI制限は無いはず。(というか、そもそも機種購入を伴わない契約なので、IMEI制限なんてやりようがないよね)

このIMEI制限が発生しないというのは他にも利点がありまして、海外で利用するためのスマートフォンも自由に使えるということです。ソフトバンクなどではIMEI制限が発生するので利用する機種への機種変更手続きが必要なのですが、その際に海外製のスマートフォンだと技適の有無まで確認をし、技適のない製品は機種変更手続きが基本出来ません。

海外で利用するためのスマートフォンを用意してもIMEI制限で使えないのは困る。じゃあ、キチンと手続きしようとしても技適未取得で登録出来ない。結局困る。

ワイモバイルのSIM単体契約はIMEI制限がないので、この辺りも自由に機種を使うことが出来ます。もちろん使えるというだけで、日本では技適のある製品を使いましょう。

ローミングはすぐに使えない。でも、利用料金が高いので僕は基本使ってない

海外で通信を行うローミングですが、SIM単体契約は新規加入時にローミングサービスの加入が出来ません。で、いつ契約できるかと言いますと「4ヵ月目の末日」以降に申し込みが可能となります。なので、すぐにローミングを使いたい!って方は注意が必要です。

ワイモバイルのローミングですが、大手キャリアのような「契約しているデータ通信容量を海外での通信でも使う」というものではなく、「ローミング中は通信使い放題」のようなスタイルです。

▼一応、2段階に分かれているのですが、1段階目の上限容量は25MBとカスみたいな容量なので、基本的に1日2,980円の料金だと思っといたほうが良いかも。

こんな感じでワイモバイルのローミングは使い放題だけど高くて、7日間の渡航だと20,860円も必要です。SIM単体契約はSIMフリースマートフォンを利用できるので、その利点を存分に発揮し、僕は各国の使い放題プリペイドSIMを使ってます。(いま、ハワイでこの記事書いてますが、7日間のデータ通信使い放題で3,000円くらいのSIM使ってます)

いつもの電話番号で通話が出来ないってデメリットは有るんですが、僕はLINEの無料通話で特に問題ないので基本的にローミングは使ってません。

ワイモバイルのSIM単体契約まとめ

ワイモバイルのSIMが届きました

ワイモバイルのSIM単体契約は個人的にオススメしたい契約方法です。確かにスマホとの抱合せも魅力的ではあるのですが、スマートフォンが好きな方は少しでも縛り(iPhoneしか使えないだとか、IMEI制限だとか)が無いほうが扱いやすいはずなので、ガジェット好きの方にはSIM単体契約をオススメします。

特にSIM単体契約では前述通りキャンペーンが定期的に開催されているので、そのようなキャンペーンを狙うのもオススメ。キャッシュバックとかだとそのままスマホ代金に充てることが出来るので、僕は選択自由度の高い端末割引キャンペーンのような捉え方をしてます。

今回のまとめですがワイモバイルのSIM単体契約なら

  • プラン割引もスマホセットと同様に受けられる
  • iPhoneでもAndroidでも自由に使える
  • IMEI制限も発生していないので国内外のスマホ問わず自由に使える
  • キャンペーンが結構美味い

こんな感じです。

一方でローミングが重要な方は少々注意が必要なポイントですね。SIM単体契約はすぐにローミングが使えないという注意点もありますが、ワイモバイル自体のローミングサービスもdocomoやauと比較して割高になりがちなので、海外では現地の回線を使い放題で利用できるプリペイドSIMがオススメです。(Amazonとかで検索するといっぱい出てきます。例えばハワイで使えるSIMを探している場合は”ハワイ 7日 SIM 使い放題”などで検索するとすぐに対象の製品がでてきます。)

というわけで、ワイモバイルのSIM単体契約で使い倒している僕の気に入っているポイントと注意ポイントまとめでした。ワイモバイルを検討されている方の参考になれば幸いです!

▼ワイモバイルの利用料金についての注意点や利点など解説は以下の記事をどうぞ!↓

ワイモバイルの利用料金を解説!利点だけでなく注意点もチェック!

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