ドコモが実質0円とキャッシュバックを廃止。auとソフトバンクはいつから?
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割引の見直しで大手キャリア三社が総務省と会談していましたが、先陣を切ってドコモが「実質0円とキャッシュバック」を廃止。その内容は私達の望むべき形なのでしょうか。
3/17追記:ソフトバンクが2年縛り自動更新なしプラン料金を発表。これにauも追随。ドコモも仲良く後追いするでしょう。このプラン、注意が必要です。
4/4追記:大手キャリアでは実質0円廃止、月々の割引きサポート減額で旨味はないですが、代理店などではまだキャッシュバック0円や一括0円やってます。大手キャリアで購入するよりも遥かにおトクですので、検討してみましょう。
【関連】iPhoneSEやiPhone6s、XperiaZ5等の最新機種はキャッシュバック。旧機種は一括0円多々あり。見逃さないようにしましょう。来店不要です
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ドコモ、実質0円とキャッシュバックの廃止をを通達。
NTTドコモはキャッシュバックを行う販売方法を廃止する方針を固め、およそ2400に上る全国の販売代理店への監督や指導を通じて徹底させることになりました。
引用:NHKニュース-ドコモ 他社から乗り換えのキャッシュバック廃止へ
この記事の執筆時点で、すでに各店舗へは通達済みですのでドコモに乗り換えた場合はキャッシュバックや商品券などはもらえません。
ドコモユーザー必見:ドコモ公式の「キャッシュゲットモール」のキャッシュバックが凄い
auとソフトバンクはいつから実質0円とキャッシュバック廃止になるのか?
1/20追記:ドコモの機種代金負担額アップに伴い実質0円を廃止することに伴い、auとソフトバンクも追随することを決定したと日本経済新聞が報じています。3社が2月から実質0円の廃止を足並み揃えて実施する可能性が濃厚。
auとソフトバンクでも検討しているということですが、おそらく早い段階で実質0円とキャッシュバックが廃止になります。
執筆時点ではauとソフトバンクから正式なアナウンスが無いので、iPhone6sやXperiaZ5などの人気機種を購入予定の方で、MNPを検討している方は早めに動くほうが無難。いつ実質0円やキャッシュバックが終了するか分かりません。
思っていたより早く動き出したので、僅かな差で数万支払うはめになります。利用できるものは利用できるうちに活用しましょう。
1/11追記:TwitterなどのSNSで大手キャリアのショップが軒並1/12にキャッシュバック終了と報じています。
1月12日迄のキャンペーン!!! 最後の高額キャッシュバック? これが本当に最後かもしれません!! ド派手にいくので要チェックです! #iPhone#Android#docomo #au #MNP#一括0円#渋谷#世田谷#駒沢 https://t.co/6uWnNISTdb
— ソフトバンク駒沢大学駅前 (@sb_komazawa) 2016, 1月 11
これが皆さんが望んだ形でしょうか。
既存ユーザーや新規契約者はMNPの特典(実質0円やキャッシュバック)がなく、「ずっと使い続けているのに、MNPユーザーばかり優遇するなんておかしい。」と不公平感が高まりましたね。
しかし、その後に続く言葉は「私達にも実質0円やキャッシュバックの特典が欲しい」だったはず。
今回の実質0円やキャッシュバックの廃止は皆さんの「望んだ形」でしたか?
もっとストレートに伝えると、既存ユーザーは今後も端末代金の負担が下がることはありません。実質0円やキャッシュバックの可能性は砕け散ったということですね。MNPユーザーも実質0円もキャッシュバックも無くなり、端末負担額もグッとアップ。
もちろん実質0円やキャッシュバックに使われていたお金は「利用料金の見直し」に充てられ利用料金が安くなるそうですが、今は具体的な事は分かりません。本当に安くなるのでしょうか。
1/8追記:ソフトバンクがライトユーザー向けにデータ通信1GBの小容量プランを発表。
関連:ソフトバンクの5千円以下新プラン詳細発表で落胆。もっと良い選択股がある
1/29追記:ドコモが値下げ案を発表。
トータルコストで考えなければいけない。
今まで実質0円で端末を購入していた方は確実に値上げです。以前「携帯料金見直しで「実質0円」廃止。公平にするということは喜ぶ者、そうでない者がいるということ」という記事を執筆しましたが、MNPユーザーは今後確実にトータルコストが上がります。また、既存ユーザーも選ぶ端末により、負担額が現状より上がる可能性が濃厚。
奨励金の上限を設けるので、端末代金割引は限度が出てくる。
実質0円にキャッシュバックまで販売奨励金で賄っていましたが、今後は上限が設けられます。キャッシュバックは廃止、実質0円も廃止、そして販売奨励金の上限ありで、端末代金の割引もグッと少なくなる。
機種変更や新規での端末価格で据え置きなら良いほうで、今後は選ぶ機種により更に負担額は増えます。なんせ販売奨励金の上限があるので、上限を超えれば超えるほど負担額は上がりますよ。
今後、iPhoneやXperiaなどの10万円クラスの端末は今よりも負担が増えると考えていたほうが無難です。利用料金が毎月1,000円安くなったとしても2年で24,000円ですので、端末代金の負担が24,000円以上高くなると、目先の利用料金は安くなっていますがトータルコストは変わりません。
大手キャリアお得意のマジックですよ。既存ユーザーも端末の負担額により残念な結果になる可能性は無きにしも非ず。
次は利用料金の値下げ。注視しましょう。
今回の発表はすべての利用者に対してMNPユーザーと同じ特典を与えるのではなく、特典そのものを廃止する方向で進んでしまいました。「そうじゃない」と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、次は実質0円やキャッシュバックで利用していた資金を還元する「利用料金の値下げ」です。
各キャリアの動きを注視しましょう。
12/17追記:値下げ案の具体的な方向性が明るみとなりました。
関連:携帯利用料金の値下げ案は「限定的」で平等には安くなりません
利用料金や端末代金を安く済ませたいのであれば、格安SIMや格安スマホもトータルコストをグッと下げる有効な手段です。格安SIMの記事は以下でまとめていますので宜しければどうぞ