ガルマックスの猶木(ナオキ)です。【楽しく面白く的確に】をコンセプトにデジタル製品の様々な話題を書いて生きています。スマホやPCガジェットが大好きでスペック表とにらめっこするのが趣味です。製品発表会のお誘いや執筆依頼などお問い合わせ下さい。

Windows10アップグレードのリスク。Windows10対応ドライバーの提供に注意。

Windows10

今年一番のイベント【Windows10無償アップグレード】が2015年7月29日に予定されており、いよいよ一ヶ月を切りました。

無償でアップグレードという言葉が先行していますが、アップグレードに伴うリスクや危険性について皆さんは御存知でしょうか?

今回はソフトウェアのドライバーについて解説します。

ドライバーとは。

周辺機器を購入した際に【ドライバーディスク】が付属していますよね。

ドライバーとはハードウェアを制御する為の大切なソフトウェアですが、製品本来の性能を発揮するためには製品専用ドライバーが必要。

例えば代表的な周辺機器のマウス。サイドにボタンがついてるものって最近多いですよね。これなんか沢山のボタンが付いています。

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このマウスをパソコンに挿すと、何も設定しなくてもマウスとして使用できます。

これは、Windowsが周辺機器の汎用ドライバーを探して、マウスとして最低限の機能を自動で適応してくれてるから。

しかし汎用ドライバーは【汎用】なので、メーカーが独自で実装したサイドボタン等は制御するように作られていません。本当に最低限マウスとして使えるといった具合。

メーカー独自で実装したサイドボタン等を使用するには、メーカーが提供している【製品専用ドライバー】が必要。

周辺機器に付属しているドライバーディスクがまさしく製品専用ドライバーなのです。

この専用ドライバーをパソコンに導入することにより、マウスのサイドボタンに機能割り振り等の設定が出来るようになります。

製品本来のパフォーマンスを発揮するには製品専用のドライバーが必要ということです。

製品専用ドライバーの提供がなければどうなるの?

前項目でも少し触れましたが、ドライバーには大きく分けて2種類。

【汎用ドライバー】と【製品専用ドライバー】

周辺機器などは、ひと通り汎用ドライバーが揃っており沢山の汎用ドライバーが有ります。

代表的なものでマウス・キーボード等のパソコン操作に関するものは汎用ドライバーが提供されています。

汎用ドライバーでとりあえずデバイスを認識しなければ、デスクトップパソコンにマウス・キーボード接続しても操作が何も出来ません。それは困ります。

Windows10にアップグレードしたからといって、操作が出来ないって事はありません。

しかし、製品専用のドライバーがなければ各デバイス最低限の機能しか使えません。

そこで気になるのがWindows10向けに製品専用ドライバーの提供がされるか?という事。

ドライバーがWindows7対応の製品をWindows10で製品の最大限のパフォーマンスを発揮するには、製品のWindows10対応の製品専用ドライバーが必要。ということになります。

もしかしたら互換性があり、Windows10でWindows7対応のドライバーを使用して、製品本来のパフォーマンスを発揮できるかもしれませんが、不確定なので大丈夫とは言えません。

製品専用ドライバーの提供はメーカー任せ。

最新OSに対応した製品専用ドライバーが必ずメーカーからリリースされるとは限りません。

ドライバーの提供はメーカーの判断により提供されるか否かが決まります。

周辺機器・自作パソコン用の汎用規格パーツ等は使用するOSが不確定ですので比較的最新OSへの専用ドライバーがリリースされます。

問題なのはパソコン本体のドライバー。詳しくは次の項目で。

パソコン本体のドライバーが提供されない事が一番のリスク。

周辺機器以外に製品専用ドライバーが必要な物といえばパソコン内部パーツ。

周辺機器等は最悪Windows10対応の製品を買い換えれば良いのですが、パソコン内部パーツの専用ドライバーが提供されない場合、ユーザー側ではどうすることも出来ません。

一体型パソコンやノートパソコンの場合、内部パーツはメーカーの独自規格パーツも少なくなく、最悪パソコン買い替えを余儀なくされる可能性があります。

例えパソコンとして最低限機能したとしても、製品専用ドライバーの提供がなければ【メーカー独自機能が使用できなくなる】事が想定されます。

メーカー独自機能とはキーボードのショートカットや他の自社製品と接続する為の端子などです。機能てんこ盛りの国内メーカー製パソコンは特に製品専用ドライバーが重要です。

この問題を解決するにはメーカーのサポートが必要不可欠。

メーカーのWindows10アップグレードのサポート体制は部分的。

これはNECが表明しているWindows10アップグレードのサポート体制です。

NECパソコンのWindows 10 へのアップグレードの動作確認対象製品は、以下のとおりです

  • 2013年5月以降発表のLaVie(LAVIE)、LaVie Tab W(LAVIE Tab W)、VALUESTAR。
    ただし以下の機種は、Windows 10 アップグレードの動作確認の対象外製品となります。
    PC-TW710M1S、PC-TW710M2S、PC-TW508BAS
    ※ご利用に関して注意事項、制限事項が発生する場合があります。詳細につきましては後日掲載します。
  • 2013年4月以前に発表したLaVie、VALUESTARは、Windows 10アップグレードの動作確認の対象外製品となります。

引用:NEC-Windows10サポートのご案内

2013年4月以前に発表した一部製品はWindows10の動作確認対象外です。

Windows7が販売されたのが2009年10月22日。

Windows8が販売されたのが2012年10月26日。

Windows8.1が販売されたのが2013年10月18日。

つまりWindows7とWindows8を搭載した大多数の製品はサポート対象外となります。

Windows10アップグレード対象はWindows7/8/8.1なのでアップグレードは可能。

ここが最大の落とし穴。

Windows10へのアップグレードは完全に自己責任となります。

Windows10アップグレード前には必ずメーカーへ確認。

メーカーへ所有しているパソコンがWindows10アップデートのサポート対象機か確認しましょう。

サポート対象外の場合、所有しているパソコン本体の製品専用ドライバーのリリースは極めて低いと予想出来ます。

また、周辺機器に関してもWindows10に対応するか確認しましょう。

特に企業などで使用している古いプリンターやスキャナー等の周辺機器は必ず確認しましょう。業務に支障が生じる場合があります。

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