Lenovo IdeaPad Duet Chromebookのレビュー!クロームブック欲しいならコレ!な定番モデル
大手PCメーカーであるLenovoはWindows PCやAndroidタブレットだけでなく、ChromeOSを搭載したPCであるChromebookも発売していますが、そのラインナップの中で唯一の2in1PCであるIdeaPad Duet Chromebookを入手したのでレビューしていきます。
なお、今回レビューするのは一般流通版ですが、Amazon専売の64GBモデルとの違いはストレージ容量だけですのでAmazon専売モデルの購入を検討している方も参考にしてください!
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IdeaPad Duet Chromebookの良かった点と注意点
Lenovoが発売しているChromebookラインナップで唯一の2in1スタイルモデル。執筆時点ではミドルレンジのHelio P60Tを搭載しており、処理能力も必要十分である。
良かった点
- 思った以上に軽快に動作する
- ノートPCスタイル以外にもタブレットとしても使えて便利
- 価格もChromebookの中では安価
注意点
- 背面カバーやキーボードカバーなどをフル装備するとかなりの重量級になる
- キーボードがベタ置きで角度がつけられない
IdeaPad Duet Chromebookの詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。
製品情報 | |
---|---|
端末名 | IdeaPad Duet Chromebook |
型番/別名 | ZA6F0019JP / ZA6F0038JP |
発売年 | 2020年6月 |
発売地域 | 日本:Wi-Fi |
メーカー・ブランド | Lenovo |
対応バンド・周波数・ネットワーク | |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
本体仕様 | |
ディスプレイ | サイズ:10.1インチ 材質:液晶 形状:ノッチなし |
解像度 | 解像度:1,920x1,200(FHD) |
画素密度 | 224ppi/ドットの粗さが気になるかも |
サイズ | 高さ:159.8mm 横幅:239.8mm 厚さ:7.35mm |
重さ | 約450g |
本体色 | ブラック/ブルー系(ツートンカラー) |
システム仕様 | |
OS | Chrome OS |
CPU(SoC) | MediaTek Helio P60T |
AnTuTuベンチマーク | 総合スコア約150,000点 |
メモリ/保存容量 | |
組み合わせ | メモリ4GB+容量64GB メモリ4GB+容量128GB |
ストレージカード | 非対応 |
カメラ | |
背面カメラ | シングルカメラ ①8MP(メイン) その他詳細非公表 |
インカメラ | ベゼル内蔵式インカメラ 画素数:2MP(メイン) その他詳細非公表 |
機能仕様 | |
生体認証・ロック解除 | 指紋認証:非対応 顔認証:非対応 |
センサー | 加速度センサ、光センサ、ジャイロ |
防水/防塵・タフネス等級 | 非対応 |
イヤホンジャック | なし |
NFC | 非対応 |
その他機能 | スピーカータイプ:デュアルスピーカー |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 非公表 |
充電 | 有線充電:対応(規格非公表) ワイヤレス充電:非対応 逆充電:非公表 |
ポート | USB Type-C |
スペック表のソース | |
参照元 |
IdeaPad Duet Chromebookの外観
▼IdeaPad Duet Chromebookのデザインで目を引くのは背面のツートンデザイン。水色のカラーとガンメタの組み合わせは目を引くこと間違いなしです!↓
水色部分もただのベタ塗りではなくファブリック的なパターンになっているので、安っぽさは感じません。むしろオシャレに感じました。
▼背面のLenovoロゴもメタリック調で良いアクセントになっています。カッコいい!↓
▼上部側面にはスピーカーが配置。↓
▼下部側面にはキーボードを接続するための端子が配置。↓
▼右側面に音量調整ボタンと電源ボタン、USB-C端子が配置。USB-C端子の横には充電インジケーターがあるので、充電中でも充電状況がバッチリ分かります。写真のような赤ランプの状態は「充電が必要」になっています。充電完了状態だと緑色になるので分かりやすいですね。↓
▼左側面には何も配置されていません。ここから見るとカメラの出っ張りがよく分かります。↓
付属品・同梱物:最初からキーボードカバー付き!
- 充電器(日本のコンセント対応)
- 充電ケーブル(USB Type-C)
- キーボードカバー
- 背面ケース
- 説明書
▼付属品は本体以外にACアダプター、USB-Cケーブル、キーボードカバー、背面カバー、マニュアル類と結構充実しています。特にキーボードカバーが最初からついてくるのはありがたい限り。
今の時代ではほぼ必需品となっている液晶保護フィルム。Chrome OS自体もタッチ操作に最適化されているので、保護フィルムの必要性はかなり高いと言っても過言ではないでしょう。
IdeaPad Duet Chromebookには保護フィルムは同梱されていませんので、画面保護を考えている方は保護フィルムは別途購入の必要があります。
ガルマックスではお馴染みになっているPDA工房さんでも高品質なフィルムが多数用意されているので併せて検討してみてはどうでしょうか!
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
IdeaPad Duet Chromebookの処理性能
実機のベンチマークスコアをチェック!
端末の処理性能を数値化するベンチマークをチェックしてみましょう。
▼その他、Geekbench 5、PCMark、3DMarkでのスコアは以下の通り!↓
▼ストレージ速度は読み込みが233.87MB/s、書き込みが180.98MB/s。eMMCとしては平均的より少し速いくらいの速度となっています。流石にSSDと比べると読み書き共に速度が遅いのですが使っていてあまり気になる場面はありませんでした。↓
IdeaPad Duet Chromebookの機能・仕様の検証結果
通知ランプ | ○ |
指紋認証 | ✕ |
顔認証 | ✕ |
ツインアプリ (デュアルアプリ) |
✕ |
PCモード | ✕ |
戻るボタン入れ替え | ✕ |
ジェスチャー操作 | ○ |
クイックランチャー | ✕ |
ゲームモード | ✕ |
冷却システム | ✕ |
MicroSD 内部ストレージ化 |
-:MicroSD自体非対応 |
Photoshop Camera | ✕ |
PUBGモバイル グラフィック設定 フレームレート設定 |
スムーズ設定時→スムーズ+極限 最高クオリティ&フレーム設定→HDR+ウルトラ |
スピーカー | ステレオ |
イコライザー | ✕ |
備考 | – |
ソフトウェア・ハードウェアの特徴
自動更新ポリシーは2028年6月!
Chrome OSを安心して使い続けるために重要なのは自動更新ポリシー。新機能の追加のみならず、Androidでいうところのセキュリティアップデートに相当するアップデートも提供されるので、Chromebook選びではかなり重要な要素になっています。
ちなみにGoogleのページにも自動更新ポリシーについて記載されており、同ページ内にて各機種の自動更新の有効期限が記載されているんですが、機種名は海外が基準なので日本で販売されている名前と違うことが多々あったりします。
IdeaPad Duet Chromebookは2020年発売の機種でChromebookとしても割と新しめなので、執筆段階では自動更新の有効期限も2020年以降に発売されたモデルでは発売から8年とかなり長く取られています。
Lenovoの機種一覧でもIdeaPad Duet Chromebookという名前は無いので、あくまでも推測になりますが「Chromebook Duet」が調べた中で一番近いと思われます。
▼リストに記載されているChromebook Duetの自動更新の有効期限が2028年6月となっており、日本での発売日からも換算するとその期限は合っていると見て間違いないと思います。↓
引用:自動更新ポリシー
去年のモデルではありますが、まだ7年はセキュリティのリスクも少なく利用できるのは長く使うって面では嬉しいポイントですね!
Chromeの拡張機能がそのまま使える!
Chrome OSの利点はChromeの拡張機能がそのまま使える点。
Android版などのモバイル版ChromeだとPCページの表示には対応していますが、モバイル向けにチューニングされているからか拡張機能は使えなくなっており、あくまでもウェブブラウジング用に留まっています。
しかし、Chrome OSを搭載したIdeaPad Duet ChromebookはPC版と同様のフル機能のChromeが使えるので拡張機能もしっかり使えます。同期も自動で行われているので使い慣れた機能をすぐに使い始めることもできますよ!
Androidアプリも動作するが完璧ではない
Chrome OSの利点として定番となっているのがPlayストアからAndroidアプリが導入可能な点。コレは近年では知名度が上がっているChrome OSとはいえどまだまだ少ない専用アプリを補う上でありがたいポイントになっています。
ただし、一つ注意したいのはChrome OS上でAndroidアプリが動作するのはあくまでもエミュレートであり、Androidアプリの全てが完璧に動作するわけではない点。
▼以下はキーボードを使用していない際での縦表示はこんな感じ。普通のAndroidタブレットと同じような表示ですね。↓
▼キーボードを接続した際の表示はこんな感じ。黒枠が目立つ印象を受けます。↓
▼筆者がいつも遊んでいるゲームである「ドールズフロントライン」は動作こそモッサリなものの、表示がおかしい部分も無くしっかりと遊べました。↓
IdeaPad Duet Chromebookは2in1のChromebookなんですが、キーボードの接続状況によりUIの表示が変わるみたいなのでAndroidアプリを使うならキーボードは無しで使う方が快適に使えるかもしれないですね。
キーボードやカバーは付属品としては十分
▼付属のキーボードカバーのキー配列はこんな感じ。配列自体がWindows PCとほぼ同じ上、きちんとかな配列になっているので英語(米国)配列に馴染みが無い方でも安心して使えるはずです。↓
ただし、エンターキー付近は詰め込み感があり少し窮屈ではありますが、IdeaPad Duet Chromebookが10.1インチサイズのタブレットだということを考えると仕方無し。
使い勝手の面で一番気になるのは打ち心地ですが、キーボードカバーにしては打鍵感もあり良好。オマケ程度のチャチなものではなく、しっかりと使えるキーボードになっています。
ただし、Surfaceのタイプカバーのようにキートップの傾斜をつけることは出来ずベタ置きのみのスタイルとなっているので、傾斜がついている方が好みな方は注意が必要かも。個人的にはSurfaceのタイプカバーのように傾斜をつけられるようにして欲しかったですね。
▼キーボードカバーにもLenovoロゴが配置されています。カッコいい。↓
▼背面のカバーはマグネットで吸着する方式。しかも無段階の角度調整スタンドも内蔵しているので、自由な角度で使うことが出来ちゃいます。無段階調整って自分が好きな角度で調整して使えるので個人的に好みなんですよね。↓
▼標準状態では出っ張っているリアカメラもきちんと保護できるので、基本的には付けっぱなしで問題無いと思います。↓
▼ただし、背面カバーとキーボードカバーを装着すると結構な厚みになり、重量もかなり重くなるので持ち運びメインで使いたい方は注意です!↓
ディスプレイ:高画質だがDRMコンテンツはSD再生!
IdeaPad Duet Chromebookは解像度が1,920×1,200のFHDディスプレイを搭載。品質も悪くないのでかなり見やすい部類のディスプレイだと感じました。
▼設定のディスプレイ項目で表示サイズの変更も可能。デフォルト表示だと1,080×675がベースになっています。↓
▼最大の拡大・縮小幅ですが、拡大で831×519の130%、縮小で1,920×1,200の56%までサイズが変更できちゃいます。↓
個人的に使いやすいのはデフォルトの1,080×675より±10%程度のサイズ。ディスプレイサイズが10.1インチとChromebookでは小さめなのでデフォルト解像度付近の方が視認性が高いんですよね。
ただし、DRMコンテンツに関してはWidevineがL3ということもあり、SD画質での視聴になってしまうのは少し残念。YouTubeではHD画質での再生はできるので高画質のコンテンツを視聴するならYouTubeで視聴するようにしましょう。
DRMコンテンツ | Widevine:L3 Amazonプライムビデオ:SD画質で再生を確認 Netflix:SD画質で再生を確認 |
高リフレッシュレート | ✕ |
表示モード | 夜間モード |
画質調整 | ✕ |
備考 | – |
IdeaPad Duet Chromebookのカメラをレビュー
構成 | 8MP(メイン) |
AI | 設定項目なし |
撮影モード | ビデオ、写真、スクエア、縦 |
ズーム | ✕ |
シャッター音の消音 | 音量調整から可 |
マニュアルの設定幅 | ✕ |
写真解像度 | 最大8MP |
ビデオ解像度 | 最大1080P |
手ブレ補正 | ✕ |
画質:タブレットとして必要最低限
IdeaPad Duet Chromebookのカメラ画質ですが、一言で言うと「タブレットとして最低限」でした。
Chrome OS自体がPC寄りの立ち位置であり、カメラを用いてパシャパシャ写真を撮影しまくることを想定されていないのもあるためかカメラアプリでのインターフェイスも上記の表のように質素そのものでした。
昼間に撮影した屋外写真:色味は薄め
▼まずは屋外で撮影。色味は薄めなものの、とりあえずは見れるかなって感じでした。↓
ナイトモード・夜景撮影:期待はしない方が良い
▼Chromebookで夜景撮影を行う場面は少ないとは思いますが夜景撮影も行ってみました。カメラ仕様も最低限なので仕方が無いのですが、光もボンヤリしており、全体的な解像感も無い印象を受けました。↓
屋内で撮影した写真:照明有りだとソコソコ見れるレベル
▼屋内にてフィギュアを撮影。照明無しだとノイズが目立ちますが、照明有りだととりあえずは見れるレベルにはなりました。ただ、Chrome OSでは撮影中の設定幅が少ない為に凝った調整はできないのが残念です。↓
IdeaPad Duet Chromebookの実機レビューまとめ
IdeaPad Duet Chromebookは2in1スタイルとノートPCタイプが多いChromebookでは珍しいモデルとなっています。そして2in1スタイルがChrome OSの利点である「サッと取り出して使える」ところとマッチしており、かなり便利に仕上がっています。
性能もHelio P60Tとミドルレンジながらもサクサク動作し、動作に不満を感じる場面は少なかったです。
価格も直販では定価が44,880円とされていますが、実際は3万円台で購入できることが多く、Chromebookとしても安価なのが嬉しいポイントでもあります。
以上より、IdeaPad Duet Chromebookは「初めてのChromebookが欲しいけどどの機種を買えばいいのか分からない」方や、「タブレットとしても使えるChromebookが欲しい」方にオススメです!
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IdeaPad Duet Chromebookの口コミ・評判
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端末名:IdeaPad Duet Chromebook
#ガルマックスユーザレビュー