驚愕の性能。M1 Ultraと見られるGeekbenchスコアが公開
先日発表されたばかりのMac Studioですが、上位モデルに搭載されるM1 Ultraのベンチマークが早速出ているようです。
Mac Studioのものと見られるGeekbenchスコアが公開
3月9日に発表されたばかりの新しいデスクトップMacであるMac Studioですが、やはり気になるのは新プロセッサであるM1 Ultraの性能。
以前にガルマックスでも取り上げましたが、Mac Studioの公式サイトにある比較表ではCore i9-12900Kと同等の性能を省電力で引き出すとありました。
今までのM1シリーズの前例を見るに、M1 Ultraの謳い文句も誇大広告ではない(多少の誇張はあるかもしれませんが)とは思うものの、やはり実際の性能が気になるところ。
Mac Studioは3月18日発売のため、執筆時点では実機はまだ発売されていないのですが、Geekbench BrowserでMac Studioと見られる機種でのスコア結果が投稿されているようです。
▼Mac Studioのものと見られているベンチマーク結果はこちら。スコアはシングルコアが1793、マルチコアが24055。コードネームではMac13,2と呼ばれるようで、メモリは最大の128GB搭載している模様です。↓
上記の結果は、執筆時点でシングルコアスコアトップのM1 Max搭載MacBook Pro(16-inch, 2021)が叩き出した1747を46ポイント上回っています。
また、マルチコアでは同じく執筆時点でスコアトップの28コアXeon W搭載Mac Pro(Late 2019)が叩き出している19952を4103ポイントも上回っており、M1 Ultraの性能の高さが窺えます。
ちなみに、上記のスコアはシングルコアではCore i9-11900KF(1748)を上回り、マルチコアではRyzen Threadripper 3970X(22333)を上回るほどです。凄いですね〜。
グラフィック性能を計測できるOpen CLスコアもGeekbench Browserで公開されています。
▼それによると、M1 Ultraのスコアは83153を記録。このスコアはモバイル向け外部GPUであるGeForce RTX 2070 Super with Max-Q Designのスコア(81296)を上回っています。↓
▼Apple製OSでサポートするAPIであるMetalでの測定結果はこちら。スコアは103162です。↓
▼Geekbench Browserでの比較結果はこちら。M1 Ultraに近い性能のものとしては、以前にMac ProのMPXモジュール(GPUカード)として用意されていたAMD Radeon Pro Vega II Duo(101121)が挙げられます。↓
M1 MaxのMetalスコアは64260ポイントでしたので、M1 Ultraはそこから約1.6倍も性能が向上していることが分かります。内蔵グラフィックのみならず外部グラフィックとしても破格の性能ですね!
CPU、GPU共にハイエンドに相応しい性能
上記で公開されていたベンチマークスコアはまだMac Studio自体が正式にリリースされていないため、参考程度のものにはなるのは注意が必要です。
ただ、参考程度とはいえ、処理性能はハイエンドCPUであるCore i9-11900KFやRyzen Threadripper 3970Xを上回っているとのことで、M1 Ultraは文句なしのハイエンドと言えるでしょう。
特にグラフィック性能は外部グラフィックのRTX 2070 Super with Max-Q Design以上だったりと内蔵グラフィックスでは破格の性能を有しているのは見逃せません。
M1 Ultra搭載Mac Studioは499,800円からとかなり高額ですが、価格に見合った性能は有してそうですね!