SonyのXperiaと聞けば「高級スマホでしょ?」というイメージが強い俺だが、実は3万円台の安価なエントリーモデルもリリースしている。その名も「Xperia Ace III」である!端末を借りれたのでレビューしていくぞ!
で、気になるのはやっぱり「どの程度使えるか」だろう。エントリーだしな!そのあたりを中心に見ていこうではないか!
Xperia Ace IIIのスペック、ベンチマーク、検証結果まとめ!
▼タップするとビョーンと展開します。↓
スペック表を表示
製品情報 |
端末名 |
Ace III |
発売年 |
2022年6月 |
発売地域 |
日本:ドコモ au ワイモバイル |
メーカー・ブランド |
SONY |
対応バンド・周波数・ネットワーク |
3G |
▼ドコモ版↓
W-CDMA:1
▼au版↓
W-CDMA:1 / 5
▼ワイモバイル版↓
W-CDMA:1 / 4 / 8 |
4G LTE |
▼ドコモ版↓
FDD LTE:1 / 3 / 19
▼au版↓
FDD LTE:1 / 3 / 12 / 18
TD-LTE:41
▼ワイモバイル版↓
FDD LTE:1 / 3 / 8 / 12
TD-LTE:41 |
5G NR |
▼ドコモ版↓
Sub6:n78 / n79
▼au版↓
Sub6:n3 / n28 / n77 / n78
▼ワイモバイル版↓
Sub6:n3 / n28 / n77 |
Wi-Fi |
802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth |
バージョン:5.1
コーデック:非公表 |
SIMサイズ・スロット |
シングルスロット(Nano SIM) |
ネットワーク関連備考 |
eSIM対応 |
本体仕様 |
ディスプレイ |
サイズ:5.5インチ
材質:液晶
画面占有率:非公表
形状:ノッチ(水滴)
最大リフレッシュレート:非公表
最大タッチサンプリングレート:非公表 |
解像度 |
解像度:1,496×720(HD+)
画面比率:21:10 |
画素密度 |
302ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
サイズ |
高さ:140mm
横幅:69mm
厚さ:8.9mm |
重さ |
162g |
本体色 |
ブラック(ドコモ・ワイモバイル)、グレー(ドコモ・au)、ブルー(au・ワイモバイル)、ブリックオレンジ(ドコモ・ワイモバイル) |
システム仕様 |
OS |
Android 12 |
CPU(SoC) |
Qualcomm Snapdragon 480 |
AnTuTuベンチマーク |
総合スコア:約280,000
GPUスコア:約70,000
(AnTuTu v9参考値)
|
メモリ/保存容量 |
組み合わせ |
メモリ4GB+容量64GB |
ストレージカード |
MicroSDカード対応(最大1TB) |
カメラ |
背面カメラ |
シングルカメラ
①1,300万画素(メイン)
手ぶれ補正:非公表
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:非公表 |
インカメラ |
水滴ノッチ式インカメラ
画素数:500万画素(メイン)
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:非公表 |
機能仕様 |
GPS |
GPS対応(詳細規格は非公表) |
生体認証・ロック解除 |
指紋認証:対応
顔認証:非公表 |
センサー |
赤外線センサー:非公表
加速度センサー:非公表
近接センサー:非公表
ジャイロセンサー:非公表
電子コンパス:非公表
光センサー:非公表 |
防水/防塵・タフネス等級 |
防水/防塵:IP68
耐衝撃:非公表 |
イヤホンジャック |
あり |
NFC |
NFC:対応
FeliCa/おサイフケータイ:対応 |
バッテリー |
バッテリー容量 |
4,500mAh |
充電 |
有線充電:対応(規格非公表)
ワイヤレス充電:非対応
逆充電:非公表 |
ポート |
USB Type-C |
スペック表のソース |
参照元 |
【公式サイト】Xperia Ace III – xperia.sony.jp
【ドコモ】Xperia Ace III(SO-53C) – docomo Online Shop
【ワイモバイル】Xperia Ace III(A203SO) – ワイモバイルオンラインストア
【au】Xperia Ace III(SOG08) – au Online Shop
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Xperia Ace IIIのスペック・対応バンドまとめ
ベンチマーク結果を表示
Xperia Ace IIIのSoCはSnapdragon 480です。レビュー機はメモリ4GB、ストレージ64GBです。
▼Xperia Ace IIIの実機AnTuTu(Ver9)スコアは総合が294,020点、GPUが66,410点。↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
▼Geekbench 5のスコアは以下の通り。↓
▼PCMark for Androidのスコアは以下の通り。↓
▼3DMarkのスコアは以下の通り。↓
▼ストレージ速度は読み込みが526.6MB/s、書き込みが458MB/s。↓
各種検証結果を表示
▼機能↓
通知ランプ |
○ |
指紋認証 |
○:ちょっと遅いけど普通に使える |
顔認証 |
✕ |
アプリクローン |
✕ |
システムクローン |
✕ |
クイックランチャー |
✕ |
備考 |
– |
▼ディスプレイ↓
DRMコンテンツ |
Widevine:L3
Amazonプライムビデオ:SD画質で再生を確認
Netflix:SD画質で再生を確認 |
高リフレッシュレート |
✕ |
▼サウンド・スピーカー↓
スピーカー |
シングルスピーカー |
イコライザー |
✕ |
Bluetoothコーデック |
SBC:○
AAC:○
LDAC:○
apt-X:✕
apt-X HD:✕
apt-X Adaptive:✕
※実際にBT機器を接続して接続を確認しています。
※接続を保証するものではありません。 |
▼カメラ↓
構成・画素数 |
1,300万画素 |
撮影モード |
写真、動画、ポートレートセルフィー、Google Lenz、パノラマ |
ズーム |
ピンチ操作で最大5倍まで対応 |
シャッター音の消音 |
✕ |
マニュアルの設定幅 |
− |
動画解像度 |
FHD/HD |
手ブレ補正 |
設定項目見当たらず |
▼バッテリー↓
バッテリー容量 |
4,500mAh |
充電W数 |
5V2A(10W)での充電を確認 |
ワイヤレス充電 |
✕ |
あれ?エントリーなのに意外と動く!
Xperia Ace IIIはザ・エントリーといった構成。リッチなコンテンツが溢れる2022年、「この性能で大丈夫なのかよ」と思うところもあったが、実際に使ってみたら・・・
あれ?意外に動くやん!
▼WEBブラウジングにTikTok、スマニューやTwitterもちゃんと動く。それも不満ないレベルで。↓
実際の体感はこんな感じである。
- WEBブラウジング:結構表示が早い。スクロールも割とスムーズ
- TikTok:スワイプでの動画送りもスムーズ
- スマニュー:スワイプでのカテゴリー送りもスムーズ
- Twitter:普通に使える。ややカクつくが恐らくアプリ側の問題
- 文字入力:たまに遅延する
最初は「どうせ動作の鈍さに嫌気がさしてすぐに使わなくなるだろう」と予想していたが裏切られた。気がついたら普通に一日中使っていて、特に大きな不満も無い。
もしかしたら俺のスマホの使い方ならエントリークラスでもなんとかなるんじゃ…。
ハイエンドのようなサクサク感がほしいなら話は別だが、「見れたら良い」って感じなら、割と不満なく使えるかもしれんぞこれ!
ちょっと余談になるが、感覚としてはAQUOS Wish2よりも快適度は上に感じた。あっちのほうがSoCのランクは確実に上なんだが…不思議発見!
ただゲームは厳しい、厳しいぞ〜!
とにかく性能が足らん。ムキー!ってなる。それもそのはず、Xperia Ace IIIはエントリースマホ、すなわちゲーム性能もエントリークラスなのである。
▼大好きなAPEXもカックカク。これではチャンピョンはとれまい。無理。↓
まあゲームと言っても最新のゲームから何年も前にリリースされたタイトルもあるから全てのゲームが快適に遊べないって訳では無いが、とにかくゲーム性能が低いので「遊べたらラッキー」くらいに考えとこう。
質感良し!コンパクトで扱いやすい!
安価なエントリースマートフォンって見た目は二の次ってやつも多い。
この価格帯になるとかなりチープな質感の製品も多く、「まあエントリーだしな。しゃーない」と思う部分ではあるが、Xperia Ace IIIは・・・
いいじゃないか、いいじゃないか。
シンプルなデザインと落ち着いたカラー、上質な質感のつや消しボディー。なんか大人のスマホって感じがする。小ぶりなサイズ感もいいじゃないかッ!
▼片手でも扱いやすい。そして軽い。このサイズ感は最の高である。↓
ただ黒色はめちゃくちゃ汚れが目立つ。しかも背面がザラザラしているから汚れを拭き取りづらい。
▼ケース使ったほうがいいなこれ。↓
カメラ「メモ代わりにどうぞ」
Xperiaとえいばカメラ、カメラといえばXperia。
確かに最新ハイエンドのXperia 1 IVをレビューした時はカメラといえばXperiaだな!と思わせてくれたが、エントリーモデルともなると「絞るところは絞る」のは自然な流れ。これはカメラがウリのXperiaでも例外ではない。
ただ…コストを絞りすぎたのか「カメラっすか?メモっぽい使い方ならいけるっす!」くらいになっている。ストレートに言えば画質には期待するな、と言うことである。
▼うん、確かにこのクオリティーならメモ代わりくらいかな。光量が少なくなるとピンぼけも結構する。↓
カメラが得意とする超晴れた晴天下であれば「記念撮影でも使ってくれ!」と言わんばかりのキレイな写真を出してしゃしゃり出てくるが、ちょっと暗くなると「すみません、厳しいです・・・」と恐縮しながらノイジーな写真を出してきやがる…。
このピーキーな感じ・・・エントリーのそれである!という訳で、Xperia Ace IIIのカメラはメモ代わりがベストな使い方であろう。
バッテリー持ちが良い
燃費の悪い使い方をしない(性能的に出来ない)のもあるが、電池持ちはかなりいいと感じた。俺の使い方であれば2日…いや、3日は持つのでは無いかと思う。
よくもまあ、こんな小さな筐体に4,500mAhのバッテリーを詰め込んだものである。素晴らしい。充電はそこそこ時間がかかるが、寝る時に充電しとけば問題なかろう。
子供や親に渡すスマホとしても良さげ
実際に使ってみたが思っていたよりもちゃんと動くし、これだったら連絡ツールとしての役割は十分に果たせそうである。
子供に持たせる用であったり、らくらくフォンは嫌じゃ!とダダをこねる親用にピッタリではないか。
▼俺の親でも使えそうなシンプルな「かんたんホーム」へも簡単に切り替えられる。よきよき。↓
エントリークラスは目を惹くような派手な機能や特徴はないが、その代わりに手を出しやすい価格が魅力。なので用途が合えば是非検討してみてくれ。
Xperia Ace IIIの割引情報・購入先まとめ
■今安い!セールピックアップ■
▼端末価格9,800円!↓
▼新規契約で34,408円、MNP乗り換えで17,908円!↓
▼端末価格33,415円!↓