iPad(第10世代)用にMagic Keyboard Folioが登場!Apple Pencil(第1世代)も付属品が追加!
iPad(第10世代)はiPad(第9世代)から大幅にデザイン変更された関係から、従来のSmart Keyboardが使えなくなっていますが、その代替としてMagic Keyboard Folioが用意されているのでご紹介いたします。
また、iPad(第10世代)発売により、Apple Pencil(第1世代)にも付属品が追加されているので併せて紹介していきます。
Magic Keyboard Folioの特徴
Magic Keyboard Folioの特徴は以下の通り!
Magic Keyboard Folioのハイライト
- カラーリングはホワイト1色
- 背面用カバーとキーボード部分の2つに分かれている
- 背面カバーはスタンド付き
- ショートカットキーが追加されている
▼Magic Keyboard Folioは背面用カバーとキーボード部分の2つに分かれており、別々にマグネットで取り付けができるのが他のiPad用純正キーボードとは大きく違う点になっています。↓
ちなみにカラーリングは執筆時点でホワイト1色のみの模様。iPad(第10世代)はシルバーとポップな色のみでブラック系の色が設定されていないという事情が関係してそうですね。
▼背面カバーにはスタンドも用意されているので、角度調節も自由自在。スタンド部分とiPad本体に接地する部分は別パーツなので保護の面でも問題無しです。↓
▼また、背面カバー部分が分離しているので、キーボードを接続せずにスタンド代わりとして使うことも可能。今までの純正キーボードはキー部分が外せない関係上、動画視聴などでは設置場所の面積を無駄に持て余す場面もあったため、この点はプラスですね!↓
とまぁ、一見新鮮に見えるかもしれませんが、この方式はLenovo IdeaPad Duet Chromebookなどが先行して採用していたので、そういう意味ではパクリ?と言えなくもないです。セパレートは背面をカバーしつつスタンド機能を搭載する上で合理的な方式ではあるんですけどね。
▼図のようにiPad(第10世代)ではSmart Connectorが背面から側面に移動した関係から、キーボード部分は側面に取り付ける方式を採用しています。↓
側面にSmart Connectorが配置されているのはiPad(第9世代)までのホームボタンありのデザインではお馴染みですが、ベゼルレスデザインでは初。
iPad(第10世代)と同様の方式が他社製タブレットでも主流とはいえ、なんだか新鮮に感じてしまうのは私だけでしょうか?
▼キーボード面はこんな感じ。Magic Keyboardの系列だけあり、キーボード以外にタッチパッドも配置されていますね。↓
Magic Keyboardからの細かい追加点として、Macに搭載されるMagic Keyboardのように数字キーの上にショートカット機能が割り当てられたキーが搭載されたことが挙げられます。
▼参考までに既存のMagic Keyboardはこんな感じ。上位モデルよりも便利になってるじゃん!↓
それにより、前以上にMacライクな使い方がしやすくなったと言えるでしょう。これは他の純正キーボードでも採用して欲しいなぁ!
一つ残念な点は、Surfaceのタイプカバーのようにキーボードに角度が付けられずにベタっと直置きになってしまうこと。
ベゼル幅やマグネットとの兼ね合いもあったのかは定かではありませんし、Lenovoなどの他社製タブレットの純正キーボードも同じような方式ですので、機能面で特段劣っているわけではないですが、せっかく高価な物ですし角度調整くらいはできるようにして欲しかったのが本音です。
Apple Pencil(第1世代)の追加点
Apple Pencil(第1世代)で追加された特徴は以下の通り!
Apple Pencil(第1世代)のハイライト
- Type-C端子用の変換アダプターが付属するようになった
- 変換アダプターは別売りもしている
iPad(第10世代)に対応するApple Pencilは前モデルから引き続き第1世代が該当するのですが、元々Apple Pencil(第1世代)はLightning端子用でType-C端子には対応していません。どうやって解決するのかと思っていたところ…
▼LightningとType-Cを変換するアダプターを用意するという力技で対応。ちなみにアダプターはこんな感じです。↓
▼iPad(第10世代)以降に生産されるApple Pencil(第1世代)にはあらかじめアダプターが同梱されているようです。↓
▼Apple Pencil(第1世代)は持っているけど変換アダプターが欲しい方向けに単品でも取り扱いがされています。1,380円とアダプター1個の値段にしては少々お高め。↓
iPad(第10世代)のアダプターの形状的に直接本体へ接続してApple Pencilを充電することも不可能になったので、便利になったどころかむしろ機能的には退化しているような…
そもそも本体に挿しての充電は緊急時のためという意味合いもあり、端子が折れてしまう可能性も高かったため、ケーブル必須になったのは安全性のためにいいんですが…いいんだけどさ…
恐らく廉価版の位置付けである無印iPadに上位モデル扱いであるApple Pencil(第2世代)を充てがうと費用的にもマーケティング的にもよろしくないという判断からこうなったのかもしれませんが、なんだかなぁな感じがすごいしますね。
変にツメが甘く感じるのは気のせい?
価格はMagic Keyboard Folioが38,800円、Apple Pencil(第1世代)が14,880円。
Magic Keyboard Folioは背面カバーとキーボード部分がセパレートになったりショートカットキーが追加されたりと注目すべき点も色々とありはしますが、正直高価な印象は否めません。
しかもiPad(第10世代)ではSmart Connectorの位置が変更されたことにより、従来からあるSmart Keyboardが使用不可になったので、必然的に純正キーボードが欲しいなら高価なMagic Keyboard Folioを選ばないといけないのが痛い点なんですよね。
せめてiPad(第10世代)でも使用できるSmart Keyboard Folioを出してくれよ!とはマジで思いますけどね。
Apple Pencilの件は…「ドンマイ」としか言えないですね…
ということで、iPad(第10世代)用の純正キーボード、ペン共にツメが甘く、何だかチグハグな印象を受けるなってことで記事を締めたいと思います!解散っ!!