logicool高級マウス「MX Master 4」の自腹レビュー!アレが致命的で手放すことに

地に足つけろ。

柳生です。MX Master 4を購入したのでレビューしていきますよ!かねてより様々なところから高い評価を得ている機能性に優れた無線マウス。その実力と、許しがたい欠点をお伝えしていきます。

▼まずは良かった点と注意点をピックアップしておきます。↓

良い点

  • 上品で迫力ある見た目
  • 機能性が非常に豊富。使いこなせれば最強
  • かぶせ持ちなら手に馴染むフィット感
  • 随所のシリコンパネルでグリップ性が高い
  • 静音性が高く通話中でも気になりにくい
  • 振動機能を搭載している
  • 電池持ちも良い。充電端子もType-C

注意点

  • 付属品にケーブルがない
  • 151gと重い
  • 質感は安っぽく、価格に見合わない
  • つかみ持ち、つまみ持ちが厳しい
  • 静音ゆえにボタン、ホイールの触覚が薄い
  • ホイールボタンは静音ではない
  • レシーバーがType-C端子。本体に収納もできない
  • サイドホイールがチープ。誤爆もしやすい
  • ソフトの信頼性が無い。場合によって機能が死んで使えなくなる

MX Master 4の価格とバリエーション

MX Master 4の発売時価格は21,890円となっています。

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初出時価格→21,890円

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MX Master 4の外観と使用感

今回選んだカラーはペールグレー。白のREALFORCE R2と色を合わせたかったって理由で選んだんだけど、これ結構人気らしくそこそこ頻繁に在庫切れ起こってました。実機を見ればなるほど、思った以上の純白さと迫力で納得。

▼外観はこんな感じ。エルゴノミクスという人体設計らしく、形状は普通のマウスよりもだいぶイカついです。存在感は間違いなくバツグン。白色とホイールの銀のアクセントとマッチしてて上品。白に輝く甲冑に身を包んだ騎士のような荘厳さです。↓

▼先代モデルと大きく異なる点としてはこのクリックするボタン部分。透明のプラスチッキーなカバーは半透明の見た目になっています。↓

▼また側面部のサイドボタンも1つ増えているほか、親指、小指が当たる側面もゴムっぽいパネルにはり変わっているのが大きな違い。形状自体は同じでも、随所に強化されている感が出てて良いですね。↓

付属品が最低限。ケーブルがない

▼MX Master 4の付属品は以下の通り。↓

  • Type-Cレシーバー
  • クイックガイド

そう、充電式ながら充電ケーブルがついていません。たしかにスマホにも多く使われている規格だから他のケーブルを転用すればいいんだけど‥実際、充電式マウスでそれってどうなん?という思いは拭えんです。

▼あと、オマケ程度にAdobeの利用権1ヶ月もついてます。クソほど高価で買い切りがなく敷居が高かったんで、ためしに使ってみたかった‥って人にとってはたまらんポイントでしょう。↓

▼しかしAdobeに興味がないのに、後述するソフトでは右上でピコピコとランプでアピってくるし、しかもこれが消せないしでクソウザい。Adobeは後述するクラウド管理の理由で嫌いなんですが、更に加速しそうです。↓

大きくて重たく、高さもあるので「かぶせ持ち」が基本になる

握り心地としてですが、大きくて重たいのが気になったのが第一印象。

▼とくに気になるのがその形状、特に高さ。サイドホイール部分の盛り上がりがもはや突起といえるレベルにあり、ここが人差し指の付け根に刺さる感じが気になりました。↓

この点においては先代モデルのMX Master 3からは若干改善されている(使い比べた)んですが、それまで一般的なマウスを使ってたユーザーからすれば違和感を覚える部分になるかも。

また筆者自身がそうだったんですが、人によって持ち方自体を変える必要も出てきます。

「つまみ持ち」と呼ばれる、指先だけマウスに触れるような持ち方を行ってきた筆者ですが、重たく大きな本機ではこれが厳しい。

▼手のひら全体をかぶせる「かぶせ持ち」が基本になってきます。もともとこれに慣れている人ならばさほど問題にはならないでしょうけど、筆者のように軽いマウスを使ってきたり、つまみ持ちしてきたユーザーにとってはかなりツラいでしょう。↓

大きさと重さはネックに感じましたが、質感自体はそれなりで悪くありません。

質感は悪くないが、2万円超えのマウスとしてはチープ

▼実際触ったときの質感はMaster 3にあった「ちょいザラザラ感」が減っており、なめらかさを感じられます。再生素材を使っているそうですが、粗雑さは一切感じません。↓

悪くはないんだけど、2万円という高級さに見合うか?と言われると怪しいのも事実。ボタン部分含めてプラスチッキーなので、2万もするマウスとしてはチープさは否めません。

▼初代とニ代目のあの「トガったスタイリッシュさ」はどこへやら(懐古厨)。↓

静音性は抜群。ただし操作時の気持ちいい感触はなくなった

先代MX Master 3は静音ではなかったのですが、後に出た3Sで静音化。本機は無印の時点ですでに静音設計になっています。

なのでクリック時のカチカチ音、ホイールスクロールのカラカラとした音もなく、通話中から静寂な場所での使用も存分に行えるのがメリット。

ただ、静音性は触覚という点において仇になります。

カチカチした感触がなくなっているので、クリックしてもその感触が薄いんですね。ホイールはもっと感触が薄味で、コロコロと転がしてもその段階がとてもわかりにくいのがネック。コロコロってかグミグミしてます。グミを転がしているみたいな感じ。

この点は人による部分なので「静粛性を重視しているから気にしない!」なんて人は無視してください。逆にカチカチした感触が欲しい!という人にとっては要注意すぎる部分です。

ヘビーなゲーム用途には向かない

MX Master 4、ポーリングレートゲーミングマウスほど高くないため、高リフレッシュレートモニターだとポインタの残像感はやはり否めません。

加えて先に書いた静音性によるカチカチ感の無さも相まってゲームには向きません。本機は重たい、大きい、つかみ持ちができないの三重苦。FPSには到底使えないです。ライトなカジュアルゲームなら許容範囲にギリ収まるぐらい。

ショートカットボタンが豊富でそれにホットキーを当てることはできるメリットはあれど、それなら最初からその手のボタンたっぷりゲーミングマウスを買ったほうが吉ですね。

MX Master 4のスペックと機能

本機はサイドボタン2つ、スクロールホイール、サイドホイール、触覚センサーパネルといった、通常のスマホにはない様々な要素を備えるのが大きな魅力。

スペックとしてはこんな感じ。

  • 重さ:151g(実測値)。重量級。
  • DPI:最大8000dpi。一般的なマウスよりは高く、ゲーミングマウスより低い
  • 通信方式:無線レシーバー(Type-C)、Bluetooth
  • 端子:Type-C
  • バッテリー:650mAh(公称値70日)

上述したように重たいという欠点こそありますが、スペック自体は文句無し。1ヶ月ほど使いましたが、電池持ちも無充電で1ヶ月は余裕で持つし、Type-C端子で充電できるんでスマホ用充電器やパソコン通信ケーブルの転用が効くのもGood。

加えて本機、先代モデルに比べて

  • 振動機能
  • 手前に移動したサムホイール(サイドホイール)
  • Actions Ring機能
  • サイドボタン+1

という新たなる点も魅力となっています。

レシーバーがType-C端子のみ

本機の落とし穴からご紹介。MX Master 4はレシーバーが付属していますが、そのレシーバーはType-C端子となります。

▼こういう形。なので早い話、Type-C端子のないパソコンだと変換する手段が別に必要になってしまいます。筆者のパソコンはギリついてた。↓

一応レシーバーが使えなくてもBluetoothでつなぐという手がありますが、Bluetooth非対応のパソコンだと文字通り詰みます(ちなみに筆者が最近買ったパソコンもそう)

そうなる場合はBluetoothレシーバーを買うか、Type-C端子のある拡張端子を買わないと本機を使えません。直接有線でつないでの操作もできませんでした。

たしかに最近はType-C端子を搭載するパソコンこそ増えてはいますが、それでもType-C端子のみというのはキツい。

▼別売りでUSB-A端子のBoltレシーバー(黄緑のロゴがあるやつ)を用意すれば使うことはできるので、Bluetoothでの通信性能に不安を感じるのならコイツを買うのもアリ。ってかそれしか選択肢がない。↓

▼あとLogicoolのマウスによってはレシーバーを内蔵できるモデルもあるんだけど、本機はそのレシーバーの収納口が無いです。持ち運ぶときも紛失のリスクを懸念するのはマイナス(写真はM750)。↓

まぁ本体のType-C端子に刺すということは可能なんですが、それなりに硬く取り外しにくい上、反動で吹っ飛んでなくすリスクは出てくるので注意。

なお、Type-C端子と聞いて気付いた方もいると思いますが、スマホ、タブレットに繋げば普通に使うことができます。まぁ充電する兼ね合いでBluetoothに繋いだほうが最終的にラクなんですが、一時的にマウス使いたいなんてときにはアリ‥かもしれん。

フルで生かすために「Logi Options+」を使おう

▼前提として、MX Master 4をフルに生かすには「Logi Options+」というソフトが必要。これを使うことで、マウスの挙動だったりボタンの機能性だったりを設定可能。なくても使えるけど、使わんと損です。2万もするし。

パソコンによっては本機のレシーバーをさすだけで「Logi Options+を入手しますか?」という通知も出てきます。親切設計で好印象。

本機はActions Ringが使える

▼新機能となるActions Ringは、割当ボタンを押すとこんな感じで、ポインタの周りにボタンが出てくる機能。どうぶつの森のお気に入り機能や、グラセフの武器ホイールみたいなやつです。↓

このボタンおしっぱでポインタをあわせ、そこでボタンを押すという操作方式。直感的に使えるのですぐ慣れますね。

▼コピーペーストみたいな操作からキーバインドによるショートカット、アプリやフォルダのショートカット起動もお手の物。数が多いぶん設定を煮詰めるのは面倒ながら、素晴らしく便利。むしろ筆者は持て余しました。↓

▼また本機は3台までデバイスを保存、接続できるのですが、Actions Ringからその接続先の指定切り替えも対応するようになっています。ウラ面のボタンを押す手間が省けるのは良い。↓

▼ショートカットでChatGPTなどのAI共の呼び出しにも対応。ぶっちゃけ筆者はこれまで殆どAIを使ってこなかったんですが、本機で身近に呼び出せるのと友人からのAIの勧めもあって若干使う頻度は上がりました。↓

Actions Ringは見た目のカスタマイズも楽しい

▼また見た目や名前のカスタマイズも自在にできるのもGood。アイコンの見た目、色、文字の追加も可能。↓

▼ソフト内からアイコンのインストールも可能で、種類自体は予想以上に多いですねえ。これは結構驚いた。↓

▼オールドでレガシーでクラシックなアイコンまであった。懐かしい。小学校のパソコン室のホコリと古いプラスチックのニオイがよみがえりそうだ。↓

振動機能を新搭載。ただしシーンはやや限定的か

MX Master 4の新要素の1つが振動機能。マウスに振動機能を搭載するってなかなか聞いたことないですよね。筆者もそれが気になって購入したクチなんですが、これはかなり良かったです。

安いスマホに搭載されているような粗く重たく雑把味のある振動ではなく、ミドルハイレベルの良い感じなスマホぐらいの良質な振動の感触。ごく瞬間的な振動でも、その感触をしっかり感じられます。

先のActions Ringでも振動します。ホイールにカーソルをあわせるたびにブブブブと小気味よく振動し、これだけでも楽しい。

▼ただし悲しいことにこの振動が生かされるシーンは少ないです。Actions RingやSmart Antions、デスクトップ切り替えジェスチャーと、2つのモニター間でポインタを切り替える時にしか震えてくれません。↓

もっと振動してくれるシーン、増えてほしかったです。Windowsの通知が来た時とか、右クリックした時とか、特定キーの組み合わせを押した時とか。この点は後にアップデートで増えてくれる可能性に期待か。

ボタン自体の機能の組み換えも対応

▼このモデルに限ったことではないのですが、ボタン自体の役割もバッチリカスタマイズできます。MX Masterシリーズの強み。↓

たとえばホイールを押し込むと通常は中央ボタンとして操作されますが、これを丸ごと置き換えるなんてことも可能。

▼さらに押したまま上下左右方向に動かすことで、それぞれに異なる機能を割り当てられます。筆者の場合は「ホイールをおしっぱで上に動かすことでクリップボード呼び出し」を愛用。これがくっそ便利でありがたすぎる。↓

親指部分にあたるボタンも、デフォではActions Ring呼び出しですがこれをまるごと変更も可能。そういう柔軟性が高いのも、MX Masterシリーズを気に入った理由です。

スクロールホイールとサイドボタンがすげえ便利

▼MX Master 4含めたLogicoolマウスは、すばやくグンッ!とスクロールしたら、そのままホイールを回し続けるという特殊機能があります。MX Masterシリーズだけでなく、他のモデルでも一定数対応していたり。↓

新モデルのスペックページや、広告のせいでクソほど長ったらしい楽天市場の製品ページ、蛇足で冗長で中身スッカスカな記事や、まるでAIに丸投げしたような提灯記事といった長いページにおいて特に重宝しました。

ガーっと下まで飛ばせて、わざわざキーボードのEndキー押さなくても良いのがマジに快適なんですよ。一応他のモデルでも対応してるから目新しさはないけど、これこそLogicoolなりの利点だなと再認識。

▼あともう1つ素晴らしいと感じたのが、新しく増えたサイドボタン。もう1つボタンほしかったと思ってた筆者にとってありがたすぎる神の存在です。戻る進むの操作を置き換えることもできるんだけど、置き換えるとかえって不便だったし。↓

サムホイール(サイドホイール)の感触も位置もダメ

一方で不満なのがサイドホイール。回した時の感触が非常に安っぽく、クリック感が無いどころか、ごく軽い力でもすぐ回ってしまいます。

また位置も悪くなってます。先代モデルから手前側に移動したため、即座に親指付け根で回しやすくなっているのは良いことなんですが、これがかえって誤爆の原因になりがち。

▼とくに指の関節が太いいびつな手の形の筆者は、サイドボタン操作をしようとしたときに回してしまう誤爆がしばしば起きてしまいます(´・ω・`)。↓

ちなみにこのホイ―ルはサイドスクロール(ページを左右にずらす)のがデフォ機能ですが「画面輝度」「音量」「ズーム倍率」の調整にも使えます。筆者は音量に当ててます。少し前までズーム倍率も常用するから充ててたんだけど、誤爆がウザすぎて切りました。

▼やっぱ初代とニ代目のサムホイールの位置が理想。あの頃の良さはどこへやら(ニ回目)。↓

手放そうと思った理由:ソフトの信頼性がない。不安定

ここまではさほど非の打ち所がない、それなりに優秀なマウスでしたが、筆者はこの1点ですべてが崩れました。いわゆるクラウド管理による安定性の欠如です。

というのも、このLogi Options+。ソフトが途中で落ちる、起動しない、機能も使えなくなる‥なんてことがちょくちょく起こりました。

具体的にはActions Ringのホイールが出てこない(出てきてもボタンを押しても反応しない)、マウスに保存した設定が反映されない、ソフト自体の起動すらもしないこともありました。

これ毎日使うし、仕事道具でもあるから、凄まじいストレスを抱えてしまうんですよね。

オレのパソコンの環境がわるいんかな‥思いきや、このMX Master 4は設定記憶のためのオンボードメモリが非搭載。つまり一度設定を保存しても、再度パソコンを立ち上げたときは逐一その設定を読み込まなければならない、記憶喪失症候群です。

さらに、Logi Options+のソフト、なんと完全クラウド上で動かすシステムだったんですね。起動が遅くなったり、読み込みをちょくちょく挟むのもそのせい。

さらに、この不満に拍車をかけたことが起き、1月はじめあたりにLogicoolのサーバーが証明書切れによりダウン、一時的に使用不能になるという事件が発生。

これにより一時的にソフトの機能‥ひいては本機の様々な機能も使えなくなったという声が多数。筆者もその1人。その間は、2万円もする、ただ握りづらく重たいだけのマウスを使わされていました。これを契機に、完全に見切りを付けた形です。

どれだけ出来が良くても、機能性があっても、UIがおしゃれであっても、環境に優しいマウスであっても、ローカルではなくクラウド頼みなのは個人的に信頼できないワケです。当然、このLogi Options+に限った話ではありません。

価格だけは高いクセに、いつ使えなくなったり、接続環境に左右されたり、いつAI判定の誤爆によりアカウントの利用権を理不尽に取り上げられたりするかがわからないようなクラウド管理サービスという形態。ユーザーを家畜として見なすようなド畜生システム。筆者はマジで嫌いです。

MX Master 4のレビューまとめ

モノ自体の出来、およびコンセプトはマジに優秀。ソフトウェアの欠点さえなければ、そしてクラウドの点に目を瞑るのなら、筆者はメインとして数年以上は使ってたでしょう。

このモデル、新規ユーザーはもちろん、先代MX Master 3(3S)を使ってた筆者としては追加された要素も多く、十分買い替えるメリットも意義もバッチリ感じられます。

デメリットを散々書き殴ったものの、様々なレビュアーが絶賛している本機。その高い評価自体は間違いでも虚飾でもありません。魅力と感じたり興味が沸いたら、まずは本機を展示してある家電量販店に行ってみることをオススメします。

タイトルでも書いていますが筆者はこのMX Master 4、レビュー記事出したあとに手放す予定です。オンボード対応でソフトがローカルで動いて、かつ動作の信頼性があれば最高だったんだけど、クラウド頼みでコケた。それは仕事道具として信頼できないということです。

地に足をつけ、泥臭く作業に身をやつす、ローカル至上主義者の懐古厨たる筆者には先進的すぎました。良くも悪くも時代を感じられるマウスです。

■logicool MX Master 4■

初出時価格→21,890円

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