ポータブルゲーミング機「abxylute」発表!安価が魅力のクラウドゲーミング特化型モデル
PCゲームを気軽に遊べるポータブルゲーミング機が日本でも盛り上がりを見せていますが、より気軽にゲームを楽しめるクラウドゲーミングに特化した「abxylute(アブソルートと呼ぶみたいです)」は新しい選択肢となりそうです!
クラウドゲーミング特化のabxylute
abxyluteはShanghai ABXY Techが開発を進めるAndroid搭載のポータブルゲーミング機で、最大の特徴は「クラウドゲーミング」に特化していること。
ガルマックスでレビューを行ったONEXPLAYER mini Pro Ryzen版などのポータブルゲーミング機は、高いゲーム性能を有するCPU/GPUを搭載することでPCゲームのプレイを実現しています。ゲーミングPCをハンドサイズにギュッと小さくしたようなイメージですね。
一方で、クラウドゲーミングはゲームの重い処理をクラウドゲーミングサービス側で行うので、プレイする端末は高性能のCPUやGPUを必要としません。このことから、スマートフォン、タブレットなどで幅広い機器で最新ゲームが楽しめるようになっています!
主なクラウドゲーミングサービスは以下の通り
- GeForce NOW
- XBOX Cloud Gaming
▼実際にGeForce NOWでプレイしている様子を動画に収めていますのでチェックしてみて下さい。↓
このように、クラウドゲーミングサービス自体を利用できる要件を満たしていれば、スマホ、タブレット、PCを問わずに様々なゲームを遊べますが、これらの機器はゲームを快適に遊ぶために設計はされていません。
そこで登場したのが「abxylute」です。
クラウドゲーミングサービスを利用できる要件を満たしながら、ゲームを快適にプレイするためのコントローラーを備えており、携帯ゲーム機のように快適にプレイができるよう設計されています。
▼abxyluteの3Dレンダリングは以下の通り↓
▼スペックを確認してみるとCPUにMT8365、メモリは4GB、容量64GBとエントリースマートフォンのような構成です。↓
Android 12を搭載しているのでAndroid向けのゲームもインストールできそうですが、構成を見る限りAndroid向けのゲームをプレイするための構成ではなく、クラウドゲーミングサービスを利用するための必須要件を満たすような構成ですね。
ちなみにクラウドゲーミングのGeForce NOWをAndroidで利用するための要件と必要な通信速度は以下の通り。
- Android 5.0以降
- メモリ1GB以上
- 720P/60FPS:15Mbps以上
- 1080P/60FPS:25Mbps以上
abxyluteはOSやメモリなどの条件を満たしているだけでなく、1080P/60Hzのディスプレイを備えているので、通信速度の条件さえ満たせばAAA級タイトルも1080P/60FPSでプレイも可能な構成となっています。
高性能なCPU/GPUを搭載するモデルは非常に高価で20万円近い製品も珍しくないですが、abxyluteはクラウドゲーミングに特化することで筐体価格が安価なのが魅力です。
僕も実際にGeForce NOWを体験していますが、パフォーマンスの低いPCでゲームをプレイするよりも、クラウドゲーミングサービスを利用したほうがゲームの快適性が圧倒的に向上したので、クラウドゲーミング特化のポータブルゲーミング機は魅力的な選択肢の一つとなりそうです!
abxyluteは本日よりKickstarterにて登場。お届け予定日は2023年5月となっています!
▼2023/04/16追記:実機レビューを公開しました!↓
▼日本でも公式サイトができました!以下からどうぞ!↓