Blackview BL9000の実機レビュー!背面ディスプレイ搭載のハイパフォタフネス!
BlackviewからミドルハイSoCを乗せた背面ディスプレイ搭載の「Blackview BL9000」が登場!メーカーさんに頂いたのでレビューをお届けします…!
なお、発売は2024年1月17日!初売り時の価格は299.99ドル(約4.3万円)のお品です!価格に見合う製品なのか是非レビューをチェックしてみて下さい!
Blackview BL9000はこんなモデルでした!
- 屈強ボディーは見かけ倒しじゃない
- 性能がかなり高い
- ゲームも大多数は快適に遊べる
- ディスプレイが綺麗で滑らか
- でもWidevineはL3止まり
- 背面画面は正直あまり使わない
- ステレオスピーカーの音質はGood
- カメラは結構頑張ってる
- アウトカメラで自撮りしやすい
- 思ってたより電池持ちが悪い
- 技適付きで対応バンドも優秀
▼Blackview BL9000のファーストインプレッション動画も公開!本体の質感などは動画のほうが分かりやすいと思うのでチェックしてみて下さい!(あとチャンネル登録して頂けるとうれしい)↓
▼という訳でBlackview BL9000のレビュースタート!まずは付属品をパパっとチェックしてみましょう!↓
- 保護フィルム(貼付け済み)
- 充電器(120W/海外プラグ)
- 充電ケーブル(USB-C to C)
- SIMトレイ開くヘラ
- クイックガイド
充電器は120Wの神ジューデン仕様なんですが、残念ながら海外プラグ…。という訳で付属の充電器を使いたい人はプラグ変換アタッチメントが必要です…!
目次をクリックすると各項目へ移動します
スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧
タフネスの中では高級感あり!
Blackview BL9000はIP68/69KにMIL-STD-810H準拠とガチタフネスなんですが、タフネスモデルの中では高級感が高い…!
▼背面ディスプレイ周りの金属パーツの質感も良いし、背面パネルはレザー調だし、想像していたタフネスとは一線を画す高級路線デザインとなっています。↓
▼とは言え側面なんかは一般的なスマホとは異なり、太い金属フレームに屈強なプロテクターと「これぞタフネス!」という圧倒的な存在感を放っています。↓
▼もちろん見かけ倒しではなく、先述通り防水防塵も耐久性も一級品!雪の日に凍りそうな水にジャブジャブしてやりました!↓
▼ディスプレイは6.78型と大型で横幅は82.6mm、重量は413gとウルトラヘビー級。鷲掴みしやすいんですが、流石に片手操作は腕が攣りそうです…!↓
それではグルっと見てみましょう!
▼左側面にはSIMピン不要で取り出せるSIMスロット(NanoSIM×2)、カスタマイズ出来る独自キーを搭載!↓
▼右側面には音量ボタンと指紋センサー内蔵の電源ボタンが並びます。↓
▼上部にはスピーカー。↓
▼下部はスピーカーとキャップ付きのUSB-C端子が備わっていました!↓
残念ながらイヤホンジャックは非搭載。USB-C端子は一般的なUSB-C端子でも挿すことが出来ました!(タフネスって外装が分厚いので稀に端子の長いロングタイプじゃないと使えないのもあるんです…!)
性能が高い!一般用途は快適!ゲームも結構遊べる!
Blackview BL9000はDimensity 8020を搭載!かつてのハイエンドであるDimensity 1100のリネーム品としてミドルハイ帯のDimensity 8020となりリリースされた訳ですが、そのパワーは健在です。
▼WEBサイト閲覧、SNS、動画視聴など一般用途での不満は一切なし!サックサクです!↓
ちなみにBlackview BL9000は設定の項目からパフォーマンスモードをオンにすることが可能です!(デフォルトではオフ)
▼パフォーマンスモードってオンでもオフでも性能がそんなに変わらないイメージだったんですが、AnTuTuではガッツリとスコアが向上してました。左がデフォルト、右がハイパフォーマンスモード。↓
バッテリー持ちが早くなるみたいなんですが、ゲームなど負荷の高い使い方をする場合は結構差が出そう…!これからゲームの動作について書いてくんですが、全部ハイパフォーマンスモードにて測定しています!
GPUもパワフル!色んなゲームが楽しめるレベルで遊べる!
Blackview BL9000が搭載するDimensity 8020はハイエンドに次ぐミドルハイなので、ゲーム性能も結構高かったです…!
まずは重量級ゲームの代表格である原神を試してみます!
▼原神でのデフォルト画質設定は「中」でした!↓
▼上の設定からフレームレートのみ60に変更して高負荷をかけてみたんですが、下限フレームレートは43FPSという結果に!↓
原神はグラフィックもウリの一つなので、個人的に画質は「中」設定以上で遊びたいタイトルなんですが、Blackview BL9000は画質「中」設定で高負荷時に30FPSを大きく上回っていたので合格水準!原神も楽しめるレベルで遊べる!凄い!
続いては軽めの3DゲームとしてPUBGモバイルも試してみます!
▼PUBGモバイルでは・・・なんと、スムーズ+極限設定が可能でした!上限60FPSで遊べる!↓
▼スモークを4つ投げて突入を繰り返す高負荷テストでは下限59FPS!↓
PUBGモバイルみたいなFPS・TPSはフレームレートが高いほど有利なので個人的には60FPSで遊びたいジャンルなんですが、Blackview BL9000は上限60FPSでプレイ可能&高負荷時も高FPSを維持できる!これで撃ち負けても端末性能のせいには出来ない…!
ちなみにこれはBlackview BL9000だからという訳ではなく、処理性能を左右するSoCのパワーで決まってくるところなので、Dimensity 8020を搭載する製品は大体この程度の動作が見込めると思ってOK。この程度動けば多くのゲームは楽しめるレベルで遊べるはずです!
120Hz表示で滑らか!背面ディスプレイは使い所がほぼ無い
メインディスプレイは大型の6.78型。有機ELでは無いけれど視野角も広く発色も良い!過去の経験から液晶としてはとっても綺麗な部類と評価しています!
▼ディスプレイは一般的なディスプレイの2倍滑らかな120Hz表示にも対応!スクロール時の残像感も少なくて目が疲れづらいのがGoodです!もちろん、高FPS対応のゲームではより滑らかに遊ぶことも出来ますよ!↓
ちょっと残念だったのがWidevineがL3止まりだったこと。
Widevineは著作権コンテンツ(NetflixやAmazonプライムビデオなど)を再生する時にWidevineの対応するレベルで映像の美しさが決まってくるんですが、残念ながら高画質で再生できるL1ではなくL3なのでSD画質(4K>FHD>HD>SD)での再生となります…。
このクラスだとWidevine L1に対応している製品が多いのでBlackview BL9000の妥協点とも言えそうです。
背面ディスプレイはアウトカメラの自撮り用になった
Blackview BL9000のウリの一つでもある背面ディスプレイは、お気に入りの文字盤で時刻を確認できたり、通知をチェックしたり、アウトカメラで自撮りする際のファインダー代わりになったりと結構色んな機能が使えます!
- 時計の表示(デフォルトはこの表示)
- 通知内容の表示(時計画面から左にスワイプで表示される。通知のある場合は時計画面の9時方向に赤い点が付く)
- 音楽アプリの制御(再生/送り・戻し)
- 健康アプリのデータ表示
- 天気の表示
- コンパス
- アウトカメラのファインダー
ただ、正直言いますと、アウトカメラで自撮りするためのファインダー用途以外は使わなくなってしまいました…。
▼というのも、僕は画面に傷が付くのが嫌なのでディスプレイを上にしてデスクなりに置くんですが、そんな使い方だと背面ってみることがほぼ無いんですよね。通知とかも普通にメイン画面で見えるので不自由もないし…。↓
あと、背面ディスプレイは一定時間が経つと自動で時計画面に戻ってしまうんですよ。例えばコンパスを表示していても一定時間で時計画面に戻り画面は消灯、再度チェックする時は背面画面を点灯してスワイプしてコンパスを表示するといった感じ。
なら、普通にコンパスアプリをメインディスプレイで開いたほうが見やすいし楽だわ…って感じになってしまったんです。
これが折りたたみスマホだと開く手間を省ける・閉じたままでも使えるという便利さが際立つんですが、スタンダードな形状のスマホだと要らないかも…?と思ってしまいました。
▼唯一便利だと思ったのがアウトカメラで自撮りできること!ファインダー代わりになるので、一番キレイなカメラで自撮りできるのがGoodです。↓
こんな感じで僕自身はスタンダードな形状のスマホで背面ディスプレイの利便性はあまり感じませんでしたが、ソフトウェア次第でいくらでも化けると思うので、今後のアップデートに期待したいところです…!
ステレオスピーカーは音質もGood!
Blackview BL9000はタフネスでは珍しいステレオスピーカーを搭載!しかもハーマンカードンのチューニング仕様!
という訳で音質が気になっていたんですが、タフネスモデルの中ではトップクラスの音質であることは間違いないでしょう。タフネスモデルらしく大音量も鳴らせるし、屋外でもYouTubeなどの動画視聴も快適かと思います!
一方で、有線イヤホンを使っている人やBluetoothイヤホンを使っている人は少し注意が必要です。
まず、イヤホンジャックを搭載していないので、有線系の機器を使う場合はプラグ変換アタッチメントが必要。また、Bluetoothコーデックはapt-X系に非対応だったので、apt-X系のイヤホンを使ってる方は本領発揮出来ません…!
カメラの画質は頑張ってるけど色味が気になる場合も
カメラは5,000万画素のメインカメラと1,300万画素の超広角カメラの2カメラ構成!タフネススマホはナイトビジョンカメラとか変わり種を備える製品も多いけれど、Blackview BL9000はスタンダードな構成となってます。
ファーストインプレッション時のカメラ撮影で画質の良し悪しってある程度分かるんですが、タフネスとしては期待できる画質だったので色々と撮影してきました!タフネスとしてはやっぱり画質頑張ってますね!
タフネススマホのカメラは明るい日中は綺麗に撮れるけれど夜はイマイチってのも多いんですが、Blackview BL9000はナイトモードも超頑張ってる!
Blackview BL9000はタフネスなのに頑張ってるな!と思いながらカフェでオヤツを注文してパシャっと撮ってみたら・・・あれ、なんだか色味が随分と違うぞ…。
▼ちょうど他の機種でも撮影してたんで比較。かなり黄色がキツイ感じになってしまいました。左がBlackview BL9000です。↓
これ、何度か取り直しているんですけど色味が変わることはありませんでした。
あとから撮影した写真を見返してみると、猫の写真とか、若干黄色が強い気が…。いや、気のせいじゃない、ウチの猫様はこんなに黄色くない…!
というわけで、タフネスモデルとしては綺麗に撮れる部類のカメラですが、撮影状況によってはアレ?なんだか色味がおかしいぞ。という写真もチラホラ出てくるので、撮影後は撮った写真をチェックしたほうが良いかも!
充電は早いけど電池持ちが思ってたより悪かった
Blackview BL9000は8,800mAhものバッテリーを搭載!一般的なスマホが5,000mAhくらいなのを考えると、とっても大容量!
大容量なバッテリーを搭載していると充電時間が長くなってしまうんですが、Blackview BL9000は120W充電に対応!日本でもよく見かける神ジューデンと同じ120Wです。という訳で充電は激速…!
一方、いつものバッテリー持ちテスト(輝度75%で1080PのYouTube動画を2時間再)では100%→89%という結果に。結果としては「やや悪い」といったところなんですが、8,800mAhのバッテリーを搭載していることを考えると電池の減り方が異常に早いです。なお、テストはパフォーマンスモードはオフにして計測しています。
確かDimensity 8050のベースとなっているDimensity 1100もバッテリーライフは良くなかったんですよね。大容量バッテリーは搭載していますが、僕のように「思っていたよりも電池が持たないな」と思うかも知れません。
Blackview BL9000まとめ
タフネス系スマホのなかでは高級路線のデザイン、パワフルなSoC、(稀に色がおかしくなるけどちゃんと撮れたら)綺麗で実用的なカメラ、そして背面ディスプレイという個性的なギミック。実によく纏まったタフネスモデルかと思います。
ただ、Blackview BL9000を選ぶか否かは、背面ディスプレイにどれだけ魅力を感じられるかにかかってきそう。
人それぞれスマホの扱い方は異なるので、背面ディスプレイが備わっていることで自身が便利に楽しく使える姿がどんどん思い浮かぶならポチってOKかと思いますよ!あとタフネスでもハイパフォなのが良いって方にもオススメ!ホント、パワフルですからね!
個人的には背面ディスプレイの設定をもっと柔軟にしてほしい!あと、背面ディスプレイの機能を拡張できるような仕組み(バックスクリーンウィジェットをダウンロード出来るとか!)があれば魅力はもっともっと増すかと思うのでメーカーさん、頑張って!
背面ディスプレイのギミック自体はとっても面白いので、今後も新型の登場に期待していますよ!
Blackview BL9000の購入先まとめ
■Blackview BL9000■
初出時価格→299.99ドル
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