Blackview Tab 90 WiFiのレビュー!使ってわかった注意点と良いところ!
格安タブレットでもお馴染みの存在となったBlackviewからエントリーモデルのTab 90 WiFiが登場!ガルマックスにもサンプルが届き試す機会を頂いたので早速レビューしていきます!
目次をクリックすると各項目へ移動します
Blackview Tab 90 WiFiの評価
良かった点
- パッと見ではそれなりの質感に見えるデザイン
- エントリー帯のタブレットとしてはマシな性能
注意点
- 筐体はプラスチックメインだが少し重め
- 充電完了までの時間がメチャクチャ遅い
スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧
プラスチックをベースとした格安タブレットとしては十分なデザイン
Blackview Tab 90 WiFiの筐体は格安タブレットらしくプラスチックをベースにデザインされていますが、質感はどうなのか。
後で写真も掲載しますが、背面にはフェイクレザー風のテクスチャが施されているデザインが施されており格安タブレットのデザインとしては安っぽすぎない十分なものなんじゃないかと感じました。
▼ディスプレイ部分はベゼル幅含めイマドキのタブレットとして平凡なスタイル。まぁ特筆すべき点はありませんね。↓
▼背面はこんな感じ。レビュー機のカラーはブラックなので、黒系のツートンカラーになっているのはもちろんですが上部のテクスチャはプラスチックながらも遠目ではフェイクレザーに見えるデザインに仕上がっているのは感心致しました。↓
ただ、高級感があるかと言われると、それは「ノー」と言えます。
というのも、フェイクレザー風テクスチャの詳細部分にそこはかとなくプラスチッキーな雰囲気は感じてしまったからなんですよね。あくまでもパッと見はそれなりに見えるという風に捉えてもらえると幸いです。
▼右側面にはイヤホンジャック、MicroSDスロット、Type-C端子、スピーカーが配置されています。↓
▼左側面は電源ボタンと音量ボタン、スピーカーが配置されています。↓
▼上側にはマイクのみが配置されていました。↓
▼実測の重量は550gと10インチタブレットとしては少し重めの数値でした。実際に持った印象ですが、ちょっと重めかなと感じましたね。↓
▼MicroSDスロットはパッキンなども無いフツーな仕上がりになっています。↓
必要最低限の性能
Blackview Tab 90 WiFiが搭載しているSoCはUnisoc T606ともはや定番と化している感のあるプロセッサが採用されています。立ち位置的にはエントリー〜ミドルくらいで、ゲーム用途には向いていませんがWEBや動画を閲覧するくらいなら使用に耐えうるのがおおよその使用感です。
メモリは4GBと執筆時点では最低限に近い搭載量ですが、ネットブラウジングでは大して使用感は変わりませんでしたね。まぁ、タブを大量に開いた場合なんかは確実にキツいとは思うので油断は禁物ですけど。
▼Unisoc T606がどの程度動くSoCなのか以下の記事で解説してるのでどうぞ!↓
軽めのゲームであれば耐えうるかも
▼PUBGモバイルを試しに遊んでみたところ、遊べなくはないという雰囲気ではありました。ただ、一瞬フリーズするような場面もあったので快適とは言えません。↓
Unisoc T606は今となってはそこまで性能が高いSoCではないので、重量級ゲームなど負荷がかかる作業は苦手です。したがって、ゲームは軽めのものなどの負荷がかかりにくいものがギリギリ遊べるくらいで考えておいた方が賢明でしょう!
標準のアイコンはクソデカい!
Blackview Tab 90 WiFiを使い始めてまず感じたのがアイコンのデカさ。
▼まことか〜?と思った方に向けてスクショをぺたり。ホントにクソデカいんですよね。ちなみに開発者オプションから確認したところ600DPIとのこと。↓
▼開発者オプションで800DPIに設定したところ筆者の良いと感じるくらいの大きさまで縮小できました。↓
本記事では紹介していないものの、デフォルトのアイコンや文字はかなりデカく情報量が少ないのは確かなので、大きさが気になる方は自己責任で弄ると快適になるかもしれません。でもデフォルトのDPIはメモっておこうね!
格安タブレットではそれなりのカメラ
この項目ではBlackview Tab 90 WiFiで撮影した写真を掲載していきます。タブレットはスマホと比べて劣るイメージがありますがどうなのでしょうか…?
▼屋内撮影でも光量を確保できる場面なら鑑賞に耐えうる写真が出力できました。↓
▼光量が極端に足りない場面だとノイズ以前に暗すぎてそもそも見れたものではないです。↓
▼夜間にライトアップされたものを撮影した場合はこちら。ライトアップされている部分は基本的に白飛びしちゃうので、夜景のディティールは基本的に再現出来ないものの、雰囲気は掴めていました。↓
▼インカメラを用いて撮影してみました。色味こそ違うものの、光量が確保できているアウトカメラ並みの写真が出力できたので個人的には上出来かと思っています。↓
バッテリー持ちは平均的。充電時間はかなり遅い
バッテリー持ちはどうなのかってことで以下の条件でテストしてみました。
- 明るさMAXで1時間動画視聴→12%ほど消費していた
ということで、タブレットとしては至って平凡な減り方ではありました。本機はディスプレイの解像度が低いのでバッテリー消費が他のライバルと比べて緩やかなのかなと思っていましたがそうでもなかったですね。
ただし、スリープ時のバッテリー消費は比較的緩やかなので、1日に数時間程度しか使わない方は充電頻度が低く抑えられるかもしれません。
▼ただし、PD対応の65W充電器で5%の状態から100%まで充電してみましたが、充電完了まで約4.5時間と充電速度はかなり遅め。充電は就寝時などまとまった時間が取れる時に行う方がいいかもしれません。↓
ハッキリ言っちゃうとメチャクチャ充電遅いので、基本的に充電は就寝前などに行う方が絶対いいですね。はい。
Blackview Tab 90 WiFiのレビューまとめ!
Blackview Tab 90 WiFiはUnisoc T606を搭載しつつもHDディスプレイを搭載した格安タブレットの一つと言えます。
こういった廉価なタブレットはデザイン一目惚れの一点突破でない限りは安価であればあるほど価値が高まるのが一般的ですが、Blackview Tab 90 WiFiはどうなのか。
超エントリータブレットはAllwinnerのエントリーモデルなどが採用されていますが、本機はそれらよりもワンランク、ツーランクも上のUnisoc T606を搭載しつつも、HD解像度のディスプレイ採用などのコストカットを行い1万円台を実現しています。
最近は為替の影響もあってか安めのAndroidタブレットの販売価格も上昇傾向にあるので、Unisoc T606クラスのSoCを搭載したタブレットが1万円台前半〜半ばで購入できるのは貴重な存在です。
ただし、Blackview Tab 90 WiFiのような所謂「金太郎飴タブレット」は安く買えてナンボなんで、個人的な購入ボーダーは1万円台前半に突入してからが本番。購入を検討している方はできる限り安いタイミングでの購入を絶対にオススメします!