レビュー:背面画面を備えるタフネススマホ「CUBOT KINGKONG X」を入手しました

CUBOTから背面にディスプレイを搭載するタフネススマホ「KINGKONG X」が登場!発売前にサンプル機を貰ったので実際に使ってどうなのかレビューでまとめておきます。

KINGKONG Xの評価

良かった点

  • 雑に扱える屈強ボディー
  • 動作がヌルヌルでサクサク
  • 日本で使える技適取得済み
  • 対応バンドが充実している
  • めっちゃバッテリー持ちが良い

注意点

  • 背面画面の使い所があまりない
  • カメラの画質が悪い
  • ところどころ英語

スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧

スペック表を表示
対応バンド早見表を表示
ベンチマーク結果を表示
各種検証結果を表示

大迫力の屈強ボディー!重量は390g

KINGKONG Xはいわゆる”タフネス”モデルと呼ばれるスマートフォン!防水防塵はもちろん、衝撃から身を守るために本体に屈強なプロテクターを搭載してます。

見よ!この屈強なボディーを!KINGKONG Xは背面の大部分にもメタル素材が使われていて、ゴツさが際立ってます。↓

タフネスモデルは本体が屈強なだけでなく、超大容量バッテリーを搭載することで電池持ちもタフ。

沢山の電池を詰め込んでいるので重量も約390gと超ヘビー級でございます。一般的なスマホが200g前後なので約2台分の重量ってことになります。

このサイズと重量だと普段使い用というよりも、ホビー用のサブ機として持つのが良いかも。

そこそこパワフルなDimensity 7050を搭載!

KINGKONG Xに搭載されているSoCはメディアテックのミドルレンジSoC「Dimensity 7050」。

性能を数値化するAnTuTuベンチマークスコアは総合スコアが580,449点、GPUスコアが110,171点!ミドルとしては非常に高い性能を持っています。Snapdragon 6 Gen 1と良い勝負って感じですねぇ。

KINGKONG Xは120Hzの高リフレッシュレートに対応しているおかげもあって、WEBサイト閲覧、動画視聴、SNSなど一般的な使い方はヌルサクで非常に快適です!

原神は中画質で30FPSプレイが出来た

検証内容は以下の通り!

  • 画質は「中」設定
  • フレームレートは60設定
  • 元素爆発×4の高負荷時の下限FPSを測定

なおKINGKONG Xの原神デフォルト設定は「最低」でした!それでは画質を「中」、フレームレートを60に設定してテストします。結果はいかに!

原神で画質「中」にて高負荷時に下限30FPS以上でるモデルは、これまでの検証結果から他のゲームも”楽しめるレベル”で動作するゲーム性能を持っています!ゲームもしっかり楽しみたいという人はこのラインを超える製品をオススメします!

▼高負荷時の下限FPSは31FPSでした。↓

これまでミドルレンジSoCでは同様の検証で30FPSを下回ることが多かったんですが、KINGKONG Xではギリだけど上回っていました!!!

原神の画質「中」は、ハイエンドSoCのデフォルト画質に設定されることが多い設定です。この画質で高負荷時に下限30FPSを上回っているので原神は楽しめるレベルで遊べそう!

実際にフィールドで狩りながら遊んでいましたが、普通に遊べるレベルですね。これまでミドルSoCだと画質をかなり妥協しなくちゃいけなかったので、結構インパクトある結果でした。

背面にディスプレイを搭載している

最近のタフネススマホはメーカー問わず背面にディスプレイを搭載することがトレンドになっています。KINGKONG Xもその波に乗った感じですね。

▼ディスプレイは丸型ではなく四角型なので表示欠けがなく見やすいのが利点!↓

背面ディスプレイでは以下がデフォルトで使えるようになってました。

  • 日時の確認
  • 通知の確認
  • カレンダー
  • カメラ
  • 音楽プレイヤーの操作

文字盤の変更は設定から行えます。現時点では6種類から選べるようになっていました。また文字盤は写真を選んでオリジナルの文字盤を作れます。

ただ、折り畳みではない形状のスマホで背面ディスプレイってそんなに使わんですねぇ。強いて利点を言えば高画素なリアカメラで自撮りしやすいくらいでしょうか。

実用性はさておき個性を出しやすいってのも利点っちゃ利点ですね。触った限り、文字盤のダウンロードは現状で出来なかったので、このあたりが充実すると印象は変わってくるかも。

カメラの画質はもう少し頑張ってほしかった

KINGKONG Xは1億画素のメインカメラ、300万画素のマクロカメラを搭載しています。背面には3つのカメラが備わっていますが、1つに関しては詳細不明。恐らく補助用なので構成としては広角+マクロです。

画質は結構期待していたんですが画質は安価なスマホのそれ。うーん、もう少しカメラは頑張ってほしかったかな。

▼これは1倍。空が白飛びしちゃいました。↓

▼これは2倍。なんだか全体的に白っぽくなりました。↓

▼これは10倍。このレベルになると実用性はないですね。↓

▼マクロカメラはノイジーですがAF対応なのでピントは合わせやすかったです。でも画質はこんなもんです。↓

▼動画はこんな感じ。手ぶれ補正がないので結構ブレちゃいます。定点向け。↓

全体的にカメラクオリティーは低いのでカメラ画質を求める人には向いていません。

僕はカメラマニアではないので日常的に使えたらOKなんですけど、そんな僕でもKINGKONG Xのカメラはちょっと厳しいかな、という感じでした。次期モデルではカメラ画質にも力を入れてほしいです!

バッテリー持ちが凄い

KINGKONG Xは10,200mAhの超大容量バッテリーを搭載。一般的なスマホが5,000mAh前後なので、約2倍ほどの搭載量です。

▼上にも貼り付けてますがバッテリー持ちはこんな感じ。これ、100%→20%の時間なので、ギリまで使えば30時間以上は確実に動き続けます。↓

省電力性能を高くして電池持ちを良くするというタイプではなく、物理的に沢山の電池を搭載している力技。なので、使わなければ電池が持つのではなくて、普通に使って長時間電池が持ちます。

バイク等のナビ用に良いかも

実は趣味でバイクを購入しようと思ってるんですが、KINGKONG Xはナビ用にピッタリかも。

パフォーマンスも高いのでナビ操作もサクサク。ナビ用途といっても目的地入力やら周辺検索やらで色々と操作することも多いので、サクサク動くって大切ですからね。

防水防塵は最高等級なので道路の砂埃もへっちゃら。耐衝撃仕様なのでホルダー脱着時に落としても耐えられそう。バッテリーも超大容量なので長時間ナビを使い続けても持ちこたえそうだし。

あと、KINGKONG Xは技適もちゃんと有るんですよ。なので日本でも普通に使えます。また対応バンドが充実しているのもGood。ちゃっかり5Gも対応してます。

なのでバイク等のナビ用としては有能なモデルだよなって思いました。めちゃくちゃ分厚くて重いのでホルダー選びには苦労しそうですが笑

KINGKONG Xのレビューまとめ

KINGKONG Xはミドル帯のモデルなので多くは求められないですが、屈強で頑丈なボディーや長時間駆動する大容量バッテリーを搭載するなどタフネスモデルに求められる要素はしっかりクリア。

それに加えDimensity 7050と120Hz駆動によるヌルサクな操作感も備えているので、タフネスモデルとしては操作性もすごく良いです。実用性はさておき背面のディスプレイを搭載することで流行りにも乗っかっています。

ミドルのタフネススマホなので用途は限られそうですが、日本で安心して使える技適も取得しているし対応バンドも結構充実しているので、用途が合えば検討しても良いかなという感じですね!

KINGKONG Xは7月22日16時から初売りセールを開始!価格は182.99ドル〜となっています!先着150名はスマートウォッチ「CUBOT X1」をプレゼントとのことです!

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