OPPO Find X8の本音レビュー。鬼性能。サイズもカメラも丁度良い手放したくないハイエンド

OPPOが久しぶりにFindシリーズを日本に投入!その名もOPPO Find X8!僕の手元にも貸すからレビュー書いてねと実機が届いたので、実際に使ってどうなのか所感をまとめていきます。

ちなみにお値段は139,800円のハイエンド端末です。

レビュー前に書いた紹介記事では、「うーん、どうなんだろう?FeliCaもないしなぁ」って思ってたんですがレビューが終わる頃には、「これ返したくないなぁ」って思うくらい気に入ってしまいました。

なんていうか・・・ハイエンド帯を好む僕の中ではどれもこれも丁度良いんですよねぇ。というわけで気になっていた人は参考がてらにレビューを読んでみて下さい!

この製品を使った所感

  • 筐体の質感がiPhone 15 Proっぽい
  • 軽量で持ちやすくてサイズも扱いやすい
  • カメラあまり出っ張ってない
  • カメラの汚れを拭きやすい
  • 持ち心地がとっても良い
  • 動作がキビキビ・ゲームもサックサク
  • ディスプレイがとっても見やすい
  • 5つの画角を切り替えられるカメラが使いやすい
  • テレマクロに対応してほしかった
  • バッテリー持ちは凄く良かった
  • バッテリーの充電制限は選択肢が少ない

スペック・ベンチマーク、検証結果

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丁度いいサイズで質感の良いボディー!

OPPO Find X8の質感・・・なんだかiPhone 15 Proっぽい!

▼質感はiPhone 15 Proに負けず劣らず。↓

▼サイドフレームはやや丸みを帯びていて触り心地もよく似てますねぇ。テカテカしていないヘアライン加工で質感もチタニウムっぽい感じ。好き!↓

そう言えばベゼルを薄くする努力をしたと発表会の時に言ってたけれど、確かに薄い!

▼ベゼルが細いほどハイエンド。見よこの薄さを!↓

ディスプレイサイズは6.6型なんですがベゼルが超細いので、サイズよりもコンパクトに感じます。持った時の収まりも良いですねぇ。

▼あと望遠カメラにW型プリズムレンズを採用しているからなのか、カメラの厚みも薄い!↓

ちなみにカメラはiPhone 16と違って個々で出っ張ってないのでクロスでサッと拭きやすいのもGood。iPhone 16はカメラがそれぞれ出っ張ってるのでホコリがめっちゃ溜まるんですよね。そういったストレスも無し。

こんな感じで触った感じは、「うんうん、これがハイエンドだよな」という質感と仕上がり。

▼ちなみにアラートスライダーも健在!このスイッチもボタン類もカッチリした質感で、お金掛かってるなぁという印象です。↓

▼重量は実測で195g。6.6型だとこんなもんかな?とも思ったんですが、これ、バッテリー容量が5,500mAhを超えてるんですよ。それを加味すると相当スリムに仕上げてきたなって感じですねぇ。↓

デザインは僕にぴったりなお上品な佇まいで最高。サイズも重量も凄くバランスが良いので手放したくない…。

Dimensity 9400が鬼性能

OPPO Find X8は現行世代の最強クラスSoC「Dimensity 9400」を搭載。日本だとたぶん初。いろいろと噂を聞いているけど良い石らしい!

日常使いは当然快適。ゲームにも相当強いので、「MediaTekはゲーム性能が低い」とはもう言えませんねぇ。まあスナドラ系よりも最適化が遅そうってイメージは変わらないけれど。

▼ちなみにホーム画面操作とWEBサイト閲覧、動画視聴、SNSの動きはこんな感じ。↓

実際に操作した感覚としては、ミドルハイと比べてヌルサク感はやっぱり別次元。このクラスになるとSoCだけじゃなくメモリもストレージも超速いので、体感としてのヌルサク感は違いますねぇ。普段の操作もめちゃくちゃ快適。

重量級ゲームもサクサク動く

Dimensity 9400はゲーム性能もめっちゃ高い!

▼原神でいつもの検証。動画の前半は画質「中」、後半は画質「最高」で測定してます。どっちも高負荷時の下限フレームレートは56!素晴らしい!ちなみにデフォ画質は「高」でした。↓

画質「中」で下限フレームレートが30以上出ていれば基本的にどんなゲームでも楽しめるレベルで遊べる水準なんですが、流石ハイエンドSoC。画質を良くしても滑らかさを維持できてます。恐るべしDimensity 9400。

それにしてもDimensity 9400クラスになると原神も最高設定でかなり快適に動くなぁ。まあ電池持ちや発熱を考えると画質「中」〜「高」くらいが良い塩梅だとは思うけれど。

そうそう、ゲームは快適に動きますが、スタンダードスマホなのでゲーム機能はオーソドックスです。ゲームプレイを有利にする機能などを求めるならゲーミングスマホが良いかも。

ちなみに高負荷時はそこそこ熱くなります。でもハイエンドSoCの中では穏やかな感じ。

▼例えばAnTuTuを3回連続で走らせると熱は結構出るし当然スコアも下がります。でも3回目の結果でも200万点は軽く超えているから相当なハイパフォーマンスを維持できているとも言えますねぇ。↓

レビューは12月に行っているので良い結果になりやすいですが、総合的にはハイエンドSoCの中では発熱は穏やかって評価。夏にどうなるか分からんけれど。

5つの倍率が使いやすいカメラが気に入った!

OPPO Find X8は5,000万画素の広角カメラ、5,000万画素の超広角カメラ、5,000万画素の望遠カメラを搭載。動作もサクサクです。

▼0.6倍、1倍、2倍、3倍、6倍にワンタップで切り替えられるのも◎。このパパッと切り替えられる5つの倍率が日常使いで実に使いやすいです。

ただ、カメラに全振りのカメラフォンではないですね。可変絞りやテレマクロ、流行りの専用シャッターボタンなどは無いし、写真を撮影するために出かけるような撮影好きの人は機能的にちょっと物足りないかも。

特にテレマクロ機能(望遠カメラで近づいて撮影できる機能)に非対応なのは撮影好きの人には痛そうですねぇ。

まあ僕みたいに日常生活の中で撮りたい時にパッと出してパシャっと撮るようなスナップ撮影が中心だったらOPPO Find X8のカメラは気に入って貰えそう。

とりあえず普段と同じように何も考えずに色々撮ってきたので見てみて!被写体にカメラを向けてシャッターを切っただけのリアルガチ写真です。(画角などはウォーターマーク見てね)

▼まずはニャンニャン撮影ですね。室内だと安いスマホはブレが大きくなるけど、そんなことは一切なし。ビシッとニャンニャンを撮れる!↓

▼黒猫チャレンジ。黒猫はカメラ品質が悪いと黒つぶれしちゃうんですがご覧の通り。たぶん僕より良いもの食べてるから毛艶もめっちゃ良いです。↓

▼愛犬家のみなさん心配しないで下さい。ワンワンも綺麗に撮れますよ!↓

動物撮影は動きが予測できなくて連射することも多かったんですが、さすがハイエンド。遅延もなくシャッターボタンを押せば押すだけ撮ってくれます。素晴らしい。これなら子供も綺麗に撮れそう。

続いては飯撮り。日本食の代表といえばやはり寿司。ということで超有名寿司店に行ってきました。

▼とにかく見て下さい。カルビの油のテカリ!エビフライのカラッと感!!たこ焼きのソースの質感!!!プリンの水々しさ!!!!素晴らしい。↓

飯撮りも室内撮影が多いと思うんですが綺麗に撮れて大満足。

ちなみに飯撮りで全体を綺麗に写したいのになんだか奥のほうがボケちゃうんだよなーって人は2倍で撮影してみて!無駄なボケ味が軽減されて全体的にシャッキリ撮れます。

次は暗所撮影。カメラにとって過酷な光の少ない暗所撮影ではノイズが乗りやすいんですが、OPPO Find X8は暗所撮影も綺麗ですねぇ。

▼薄暗い場所もネオン系もバッチリ。カメラを向けてシャッターを切るだけで感心するほどキレイな写真が撮れるって、やっぱりハイエンド帯だなーって感じです。↓

ここまで掲載してきた写真はズーム倍率をあまり気にせず感覚的にちょっと遠いなと思ったらズームして・・・という感じで撮ってきたんですが、どの写真も画質が凄い良いんですよ。ちなみにここに掲載しているのは縮小加工しているんで、実際のスマホ画面では2割増くらいで綺麗です。

普段の撮影ってあまり細かいことを気にせず感覚的にズームを使って撮影することも多いので、どの画角で綺麗に仕上がるという点が一番気に入ったところかなぁ。

さて続いてはOPPOご自慢の超望遠を試してみよう。OPPO曰くお月さまも綺麗に撮れるんだとか。

▼明るい時間帯に月が出てたので最大倍率の120倍で撮影してみたんですが・・・うーん、凄すぎ!

▼こっちは夜。はみ出さないようにちょっと倍率は抑えてパシャリ。ちなみに昼も夜も手持ちなんですよこれ。凄いですよねぇ。スマホでこれが撮れるってちょっと衝撃的です。↓

でも撮影後に色々と画像をこねくり回している感はあります。撮影直後はボケボケなんですが、処理が入るとシュッとキレイな写真に仕上がる感じ。このあたりはAIによる調整が入っているんですかね?

まあそうだとしても、撮影の技術なんてまるで無い僕がこんな写真を撮れるなんて・・・素敵!AIが加工してようが撮影した本人が撮影の楽しさを感じながら満足するなら、それはそれで良いよねって思えるほどの楽しさがありますねぇ。

こんな感じでOPPO Find X8はスマホならではの素早い撮影でも簡単に画角を切り替えてサクッと撮影できてしかも綺麗。カメラマニアを除けばほとんどの人が求めるスマホカメラの水準は大きく超えてるはず。

パッと出してパシャっと撮影するような人はかなり相性の良いカメラかと思います!

AIによる反射除去が良い感じ

OPPO Find X8はAI機能も色々搭載しているんですが、カメラでも活用されてます。その一つが反射除去。

▼完璧ではないけど、かなり映り込みが除去されてる!なんなら窓の網目(左上の網目)まで消えてる。↓

これガラス越しに夜景を撮影する時はめっちゃ効果ありそう!使い方も簡単で、撮影後に編集画面からAIエディターに入って反射除去を選ぶだけ。手に入れたらお試しあれ。

撮影距離によって自動でレンズが変わる

OPPO Find X8は広角、超広角、望遠の3つのカメラを備えているんですけど、撮影距離によっては勝手にレンズが変わります。最近のスマホだとよくある挙動ですねぇ。

例えば、広角の1倍で撮影していて被写体に近づくと超広角の1倍に切り替わります。望遠の3倍も周囲の明るさや撮影距離によっては広角カメラの3倍に切り替わってました。

▼選択したカメラで撮影していない時はチューリップマークが出てきます。このアイコンを押せばオフにすることも出来ました。↓

でも設定で常時オフにするような項目は見当たらず。(もしあったら教えて下さい!)

▼なお広角1倍で撮影している時に超広角カメラを使った1倍に切り替わると、1倍特有の背景のボケ味が弱くなります。左が広角1倍、右が超広角カメラに切り替わった1倍。↓

こんな感じで本来だと1倍/3倍のカメラレンズが持つレンズ効果が撮影距離によって変わってしまうので、このあたりの挙動は把握しておくと良いかも。

ポートレートは人物以外撮りづらい

ポートレートはそもそも人物向けなので、まあ仕方ないっちゃ仕方ないんですが、OPPO Find X8のポートレートは万能って感じではないですね。特に背景をぼかして被写体を際立たせるような物撮りはしづらいです。

ポートレートは1倍、2倍、3倍をパパッと切り替えて撮影できるんですが、撮影にはある程度の距離が必要。だから近づけないんですよ。これがテレマクロ対応なら望遠カメラのボケ味を活かしたアップ写真も撮れそうなんですが、うーん、OPPO Find X8は厳しい。

▼なので、こういった一輪の花をアップして背景をぼかすような写真は撮るのが難しいです。(以下はXiaomi 14 Ultraで撮影したやつ)↓

このあたりのクオリティーを求めていくと20万円クラスのカメラフォンになってくるよなぁって感じですね。なので撮影のために出かけるような撮影好きの人はOPPO Find X8のカメラは物足りなく感じるはず。

バッテリー持ちが良い

いつものバッテリー持ち検証(専用機器で決められた輝度に合わせてWi-Fi環境でストリーミング動画を1時間再生)では100%→98%に。この結果はスマホの中では「非常に良い」という結果です!

大体のスマホは5,000mAhくらいの容量なんですけど、OPPO Find X8は5,630mAhと容量がかなり多めなので、実際の駆動時間も長い感じですねぇ。それにしてもスタンダードスマホで5,500mAhオーバーのバッテリーを搭載するなんて、すごい時代になったもんですな。

充電制限機能はもっと細かくして欲しい

バッテリーは満充電まで行うと劣化が早まると言われていて、最近はいろんなスマホで「満充電しない充電制限」の機能が搭載されてます。

▼OPPO Find X8も満充電しない充電制限機能を搭載しているんですが・・・80%しか選べないのが惜しい。↓

ちなみにiPhone 16だと80・85・90・95%が選べます。僕はiPhone 16だと80%制限の場合に1日電池が持たなかったので95%にしたんですが、そんな設定ができるのも選択肢が沢山あるから。

OPPO Find X8の80%制限は一応使ってみたんですが、僕の場合だとちょっと電池持ちが心配なレベルだったので結局オフにしちゃいました。なので、もう少し細かく選択できれば良かったかなと。

その他アレコレ

まずディスプレイについては特に大きな感動はなし。屋外でも見やすいし120Hzの高リフレッシュレート対応で滑らかだけれど、このあたりは他のハイエンドでも似たりよったり。

サウンドも決して悪くは無いけれど、iPhoneやROG Phoneのような驚きは無いですね。音が悪いというわけでは無いし、ミドルあたりと比べると随分良い音ですけど、ハイエンド帯としては特筆するほどでも。

あとFeliCa非対応なのは人を選びそう。僕は諸事情でいまFeliCaを使えないから平気な顔してるんですけど、すでにFeliCaの利用が日常生活にガッツリ入り込んでいるなら無視できないところ。無いより合ったほうが良いので数少ない残念ポイントです。

あ、そうそう、AI機能は公式サイトで色々と紹介されていますが、まだ日本語が非対応の機能が多くてあまり試せてません。

カメラ項目で紹介した反射除去以外だと、AI Studioで自身の顔写真を使って色々とAI生成できるのが楽しかった!ちなみにAI Studioは単体アプリでプリインされてます。

▼先鋭ライターの柳生くんと僕の顔を使って遊んでました。左は強そうに加工した柳生くん!良い感じ!カッコいい!で、右はハリー・ポッター風に加工した僕なんだけど、どう見ても中年おっさんのコスプレ。もっとなんかこう、シュッとしてくれよ!↓

OPPO Find X8のレビューまとめ

筐体はスタイリッシュ、性能は最高クラス、カメラもハイエンド。どれをとっても高い次元でまとまってます。

特にカメラは凄く気に入りました。

被写体を選び画角を決めて腰を据えて設定を煮詰めてイメージ通りの写真を撮影するような撮影スタイルならカメラフォンが向いてるけれど、パッと出して目の前を切り抜くスナップ撮影が中心という人はOPPO Find X8のカメラはドンピシャ。めっちゃ使いやすいですよこれ。

特に実用性あるズーム性能が素晴らしかったです。写真を気軽に撮ると言っても、「もう少しアップで撮影したい」と思うことって頻繁にあるので、6倍までなら何も考えずにズームしてシャッターを切っても画質が担保されているのはGoodでした。ホント、日常生活での撮影で使いやすいです。

価格は139,800円。ハイエンドスマホの中では割とお得感はありますねぇ。iPhone 16だとOPPO Find X8と同じ容量512GB版が169,800円なのでコスパ良いわーって感じ。使い比べて性能もカメラも断然OPPO Find X8が上ですし。

FeliCa非搭載という点は考慮する必要があるんですけど、それを差っ引いても魅力的に感じたモデルでした。スマホの新調を考えている人はぜひOPPO Find X8もチェックしてみて下さい!

以上、OPPO Find X8のレビューでした!参考になれば幸い!

OPPO Find X8の購入先まとめ

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